2013年5月23日木曜日

ロシアの生物実験衛星ビオンM1、地球に帰還するも生物の大半が死亡

 動物保護団体から抗議が来そうな話ですが、宇宙旅行は本当に必要であれば、このような実験を重ねていかないと、実用化は不可能でしょう。
 しかし、宇宙旅行は本当に必要でしょうか。人類はどこまで環境を破壊していくつもりでしょうか。

ロシアの生物実験衛星ビオンM1、地球に帰還するも生物の大半が死亡
sorae.jp 5月22日(水)22時53分配信
 ロシアの生物実験衛星ビオンM1が19日、ちょうど1ヶ月間の宇宙滞在を終え、ロシアのオレンブルク地域に着陸した。

 ビオンM1は先月19日に打ち上げられた衛星で、ネズミや魚などの生物を搭載しており、無重量や強い放射線といった過酷な宇宙環境に晒し、生物にどのような影響が出るかを調べることを目的としていた。

 しかし搭載されていた8匹のスナネズミと40匹の魚(ティラピアの一種)はすべて死亡、また45匹のハツカネズミは16匹しか生き残らなかった。15匹のヤモリと20匹のカタツムリ、その他微生物は生き残ったが、死亡率は5%ほどと予測されており、それを遥かに上回ってしまう結果となった。

 スナネズミの死亡は装置の故障によって酸素や食料、光や換気が提供されなかったために起き、また魚の死亡も水槽の故障によるものであるとされている。

 このような結果になったにもかかわらず、実験を主導するロシア生物医学問題研究所(IMBP)は「長年に渡って、有人飛行を含む、宇宙における生物実験の実績があるので、研究目的は達成できる。ミッションは成功と言える」としている。

 ロシアは2016年までにあと2回のビオンMの打ち上げを予定しており、今回発生した問題は、2号機で改良されることになろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130522-00010001-sorae_jp-sctch

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