2015年12月21日月曜日

「ライカM-P(Typ 240)」と35mmレンズのセット、特製プロテクターが付属

 もはや、苦笑いしかできません。

 確かにすばらしくいいものに違いありませんが、とても普通の人が手を出せるものではありません。

 いつになったら、それを使って写真を撮ってみる機会があるでしょうか?

 ライカカメラジャパンは、レンジファインダー式デジタルカメラ「ライカM-P(Typ 240)」と、コンパクトなレンズ「ライカ ズマリット M f2.4/35mm ASPH.」、アルティザン&アーティストの特製プロテクターをセットにした特別限定の「ライカM-P(Typ 240) ズマリット 35mmセット」を12月26日に発売する。税込価格は123万9840円。

 「ライカM-P」は、フルサイズCMOSセンサを搭載し、「ライカM」レンズとの組み合わせによって圧倒的な高画質を実現した。コンパクトながら長年の使用に耐える信頼性など、「ライカMシステム」の伝統を受け継ぎつつ、プロの使用に耐えうるよう耐久性を向上し、液晶モニタのカバーガラスには耐久性の高いサファイアガラスを採用する。また、ミニマルで控えめなデザインで、ライカの赤いロゴマークを省き、トップカバー上部に「Leica」のトラディショナル・ロゴを刻印した。

 「ライカ ズマリット M f2.4/35mm ASPH.」は、35mmの「ライカM」レンズの中ではもっとも軽量かつコンパクトで、「ズマリット M」レンズの中では唯一非球面レンズを採用する。さらに、高屈折率の異常部分分散ガラスによるレンズを採用し、通常のレンズでは不可能な色収差の補正と描写力の向上を実現した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00000002-bcn-prod

2015年12月16日水曜日

キヤノン、極小ミニチュア・カメラを発売(ただしUSBメモリとして)

 コレクターにはたまらないだろうが、そうではない人はこのニュースを見たら絶句するでしょう。

 ミニチュアで、USBメモリ以外の機能がないのに、2万近くするのは、どう考えても安くない買い物ですね。

 それでも、キャノンファンにとっては安いコレクションでしょうか。


 キヤノンは12月16日、設計図をもとに再現したカメラ型ミニチュアUSBメモリ「MUSB EOS 5Ds EF24-105mm f/4L IS USM 8GB」と「MUSB EF70-200mm f/2.8L IS II USM 8GB」を発売した。合計1000個の限定販売で、価格は1万778円(税込)。

 設計図をもとに同社のカメラを精密に再現したミニチュアUSBメモリ。ボディから着脱可能なレンズ部分が、USBコネクタになっている。本物と同様、レンズフードやストラップ、外製箱も付属するが、撮影機能はない。

 MUSB EOS 5Ds EF24-105mm f/4L IS USM 8GBは、60.3(奥行)×72(幅)×45.5(高さ)ミリ、重量36.5グラム。MUSB EF70-200mm f/2.8L IS II USM 8GBは、98(奥行)×35(幅)×42(高さ)ミリ、重量51グラム。

 両製品をセットにした「ミニチュアカメラ5Dsとミニチュアレンズ2本セット」も2万1556円(税込)で発売。オーナーサイト「CANON iMAGE GATEWAY」会員であれば、キヤノンオンラインショップから購入できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151216-00000041-zdn_n-prod

2015年12月14日月曜日

本格的な映像作品にも手が届く超高感度ミラーレス機――ソニー「α7S II」

 大きいサイズのプリントをしない、鳥撮等でトリミングしないなどの使い方をメインにしていない方には、一番理想的な機種でしょう。これで、まず手振れによる失敗はほとんどなくなり、夜景や暗い環境での撮影も思う存分できるようになります。
 その上に、動画づくりも最高な画質で行えます。
 これ以上ない贅沢な製品です!


 α7三兄弟の末っ子「α7S」もmark IIになり、「α7S II」として登場した。初代「α7」は2013年11月、高画素版の「α7R」も同じ日に発表された。翌2014年の6月には画素数を抑えて高感度に振ったα7Sが登場する。そして12月に「α7 II」、翌2015年8月に「α7R II」、10月に「α7S II」と一気に6兄弟に増えたのだ。もう、見た目も似てるので、これは「おそ松さん」かと思ってしまうレベル。ボディのデザインが共通化されているとはいえ、このハイエンドクラスのフルサイズ機をこれだけ立て続けに出すとは恐るべしである。

 α7S IIは他のmark IIシリーズ同様、ボディ内手ブレ補正の追加が行われたほか、動画機能が大幅に強化された。α7Sは4K動画対応とはいえ外付けのユニットが必要だったが、α7S IIは単体での撮影が可能になった。そのあたりを念頭に置きつつ、あれこれいじってみたのである。

●高感度もすごいがダイナミックレンジもいい

 α7Sといえば超高感度ミラーレス、という側面からはじめないとどうしようもないだろうということで、そこから。α7S IIのセンサーは35ミリフルサイズで約1220万画素。α7Sと同じで、ISO感度は100から最高で102400。さらに拡張感度設定を行うと最高でISO409600にまで上げられる。

 フルサイズで1200万画素なのはα7Sだけなのだ。他社を見てみると、ニコンは「D4S」や「Df」で約1600万画素、キヤノンは「EOS-1D X」で約1800万画素とハイエンド機、特にD4SやEOS-1D Xのようにスポーツ系に強いモデルで画素数を抑えてきてるのはその用途を考えると分かるのだが、α7Sはそういう系列のカメラじゃない。

 そこが面白い。センサーサイズに比べて画素数が少ないということは、高感度に強いだけじゃなく、理屈でいえばダイナミックレンジも広くなるわけで、より階調の豊かな写真が期待できるのだ。確かにハイライト部の飛び方が滑らかで不自然さがない。これはいい。こんな太陽が入るシーンでも階調がきれいに出てる。

 右上に黒い汚れがあるのは撮影時にセンサーの汚れに気付かなかった当方のミスなので気にしないよう。暗所ではどうかというと、これでISO20000。

 夜の街でポートレート。さすがにディテールはややつぶれてざらつきはあるが十分使えるレベル。

 α7Sからの進化点としてはα7 II系共通の5軸手ブレ補正がある。α7S系は高感度に強く、ISOオート時も比較的シャッタースピードを維持しつつ感度を上げていくので、ボディ内手ブレ補正の必要性は他のシリーズに比べて高くはないけれども、ISO感度をコントロールしたり、夜間に絞って手持ちで撮ったりと、撮り方に自由度が増すのは確か。手ブレ補正非搭載の単焦点レンズや、Aマウントのレンズ、さらにマウントアダプターを介した他社のレンズやオールドレンズでも手ブレ補正が効くのはすばらしい。特にAマウントのレンズ資産を持っている人に朗報だろう。

 またISOオートは低速限界をSlowerからFasterまで5段階で選べる。1段階遅くするとシャッタースピードの低速限界が1段遅くなる感じで、ざっと使ってみた感じ、レンズ内やボディ内手ブレ補正を考慮すると、1段分遅くしてもいいくらいだ。

●グリップ部が変更され、α7 IIよりも使いやすくなった

 ボディデザインはα7 II系デザインを踏襲。前モデルとはグリップ回りの構成が変わって、グリップしやすくシャッターも押しやすくなっているのが特徴だ。

 このマウント径でフルサイズセンサーを入れてなおかつボディ内手ブレ補正も実現しているというのがすごい。グリップ部のデザインがα7 IIから変更され、より使いやすくなった(何度か、前ダイヤルを回そうとして電源を切っちゃって焦ったけど)

 ファインダーは約235万ドットのEVFで、ファインダー倍率が約0.71から約0.78へと上がり、圧倒的に大きく見やすくなった。

 背面モニターは上下に動くチルト式で3.0型、約123万ドット。相変わらずタッチパネルは非搭載。

 個人的にはタッチパネルは測距点を感覚的に指定できて便利なのだが、どうなんだろう。タッチパネルがないのなら十字キーをダイレクトフォーカスポイント移動に割り当てられるなど、AF測拠点をさっと動かせる機能は欲しいところだ。

 フォーカスポイントを動かすにはまずフォーカスエリアモードにして前後のダイヤル(これは慣れれば便利)か十字キーを使うという2ステップが必要になる。これはちょっと不満。

 操作系はさすがハイエンド機。前後に電子ダイヤル、上面に露出補正ダイヤルがあり、さらに背面のホイールとC1~C4のカスタムボタンと中央ボタンには任意機能を割り当てられる。背面のホイールはデフォルトでは未設定だが不用意に回してしまいやすい場所だからだろう。

 AF関連だけでフォーカスセット、フォーカスモード、フォーカスエリア、顔検出、瞳AFとフォーカス系の機能が多くあるのでうまく割り当てたい。

 カメラ内でアプリを実行できる「PlayMemories Camera Apps」、オートフレーミング、DROやHDR、さまざまなシーンセレクションなどは他のαシリーズと同様だ。美肌機能もしっかり搭載している。

 あとでどのモードだか分からなくなるといけないので、メモと一緒に。思い切り逆光のシチュエーションで美肌をめいっぱいかけてみた

●本格的な動画撮影機能にも注目したい

 α7S IIが他のハイエンド機と異なるのは動画への比重かと思う。ほとんどのレンズ交換式カメラが動画に力を入れているが、多くても7:3とか6:4でスチルに重きを置いている。でもα7S IIはそれが5:5くらいになっていて、どちらでも同じくらいいけますという感じだ。

 動画については4K動画もフルHD動画も画素加算のない全画素読み出しに対応しており、クオリティを重視。Super 35mm相当のフォーマット(APS-C相当サイズの16:9のフォーマット)へも対応。記録方式はXAVC Sがメインと考えていいだろう。

 フルHDで120fpsのハイスピード撮影も可能だ。何より、ピクチャープロファイルやタイムコード、動画向けのガンマなど、映像作品を撮るための仕様が埋め込まれている。実際に映像作品用のカメラとしてどうなのかは、わたしの守備範囲を越えているので専門家の言を待ちたいところだけど、動画カメラとしてのクオリティはおそろしく高いと思う。

 ただ、動画撮影ボタンがかなり横についているのはちょっと押しづらい。他のボタンに動画機能を割り当てることができるので、手持ちで撮るときは、中央ボタンなど押しやすいところに割り当てるのがよいかと思う。

 もちろんスチルカメラとしてもこのクオリティは捨てがたい。高感度もいいが、大きな画素ピッチならではのダイナミックレンジの広さがたまらんのだ。このゆとりある滑らかな階調は魅力的である。操作系に好みは分かれるかもしれないが、映像も写真もやりたい人、高い解像感より階調の豊かさや暗所での撮影性能に心引かれる人によさげ。

 まあちょっと手を出しづらい価格にはなっているけれども、スタンダードなフルサイズミラーレス機が欲しいなら価格的にも手を出しやすいα7 II、特に高画素が欲しいとか高感度が欲しいとか4K動画を撮りたいとかそういう目的があるならα7R IIやα7S IIと選択肢が広がってるのがいい。

2015年12月11日金曜日

エプソン、快適操作を実現した書画カメラ「ELPDC21」

 カメラはカメラですが、いわゆる業務・事務用です。カメラ兼プロジェクターですね。
 紙を大分省略できそうで、仕事の効率化と省エネ化は実現できるはずです。


 セイコーエプソン(碓井稔社長)は、12月9日、ビジネスプロジェクター対応オプションの新製品として、1/2.7型CMOSセンサ搭載、フルハイビジョン(1080p解像度)出力に対応した書画カメラ(実物投映機)「ELPDC21」を、16年2月18日に発売すると発表した。

 ELPDC21は、電源オンですぐに起動でき、使いやすいリモコン・操作パネルの採用により、従来機(ELPDC20)以上の快適操作を実現した書画カメラ。1/2.7型の高感度CMOSセンサを搭載することで、ノイズの少ない、明るく鮮明な画像を実現する。最大A3サイズまで撮像が可能なほか、可動式アームや光学12倍、デジタル10倍ズームにより、詳細な図版や地図などの資料もくっきりと鮮明に拡大することができる。また、フルハイビジョン出力に対応し、ケーブル1本でプロジェクターのほかデジタルテレビなどさまざまな機器に映像を出力することができる。

 SDメモリカード(別売り)に撮影した静止画や動画を保存することも可能。さらに、付属ソフトウェア「Easy Interactive Tools Ver4.0」を使うことで、書画カメラの映像への文字や図形の書き込み、保存など、より高度な活用が可能となる。

 このほか、折りたたみが可能な「アーム機構」や、持ち運びに便利な「専用ソフトキャリングケース」、明るい「LED照明」搭載、常設に配慮した「セキュリティ対応」など、細部にわたり使いやすさにもこだわっている。

 税別価格はオープンで、予想市場価格は7万円後半。同社では、新製品を含めた書画カメラで今後1年間に約1万台の販売を見込んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151210-00000004-bcn-prod

2015年12月7日月曜日

「FUJIFILM X-T10」のレンズ選び 標準単焦点レンズ編

 こうまとめられると、改めて富士フィルムレンズのすごさを再認識させられます。

 フルサイズではなくAPS-Cセンサーの最大な魅力は画質と軽量のよいバランスです。マイクロフォーサードはさらに軽量化を図れるはずです。しかし、例えば一番宣伝に力入れているOM-D E-M5は重さが約425gです。これは、XT-10の約381g(付属バッテリー、メモリーカード含む)よりも重いことです。両者の有効が総数は同じですので、レンズの性能さえよければ、当然XT-10は圧倒的に有利です。

 それで、FUJIFILMレンズのラインアップの充実さは勝負の分かれ目にあります。富士フィルムはこの点に置いても値を抜けていません。全くと言ってい良いほどプロの要望にも応えられるほど素晴らしいレンズを用意してくれています。

 後は、いつものことで、予算との相談だけです。


 軽量コンパクトで美しい写真を撮ることができる富士フイルムの「FUJIFILM X-T10」。上位機種X-T1のほとんどの機能を受け継ぎ、毎日持って歩ける気軽さにも関わらず、写りは同等という素晴らしいミラーレス一眼だ。上級者から初心者まで写真にドップリと浸かれる魅力的なカメラになっている。

 さて、前回は単焦点広角レンズ群を取り上げたが、第2回目となる今回は、標準レンズ群を撮り比べてみた。画角の比較は本項の最後をご覧頂くとして、早速「XF23mmF1.4 R」「XF27mmF2.8」「XF35mmF1.4 R」の3本をインプレッションしたい。なお最新のレンズ「XF35mmF2 R WR」については交換レンズ百景で取り上げているのでそちらも参照いただきたい。

 XF23mmF1.4 R、XF27mmF2.8、XF35mmF1.4 RはX-T10に装着すると、それぞれ34.5mm、40.5mm、52.5mmという焦点距離となる。イメージ的には準広角~標準レンズと思ってもらえばいいだろう。この辺りのレンジは、広角レンズと違って遠近感が誇張されず、人の見た目に近い自然な写りを楽しむことができる。街中のスナップやポートレート、風景まで、撮り手の意志とアイデアで自在に被写体を選べる画角だ。

 XF23mmF1.4 R、XF35mmF1.4 Rの2本は開放F値も明るので暗所での撮影や豊かなボケを堪能できる。パンケーキレンズのようなXF27mmF2.8は常用レンズとして使ってもいいだろう。いずれもX-T10に装着したときのバランスはよい。新しいXF35mmF2 R WRはさらにマッチングがいいので、東京ミッドタウンにあるショールームなどで実際に手にとってチェックしてみてほしい。当日返却なら無料で借りられるサービスもある。

●XF23mmF1.4 R

 公園にぽつんと設置されている井戸のポンプにグッと寄って撮影。金属のザラザラとした質感がしっかりと写しとられている。美しいボケがこのレンズの特長だ。

 夕刻の多摩川河川敷。風になびくススキの穂を絞り開放で捉えた。黄金色に輝く穂先が高速電子シャッターでビシッと撮影できた。この時間帯での開放値付近での撮影は至福である。キレイなボケ味と発色が楽しめるからだ。

 引いてワイド感を、寄ってテレ感を出せるのがこのレンズの魅力だ。色のりもよく、夕陽を浴びるコンパクトカーをイメージ通りに撮ることができた。

●XF27mmF2.8

 モデルとの自然な距離感をとれるこのレンズはなかなか面白い。故意に太陽をフレーム内に入れて盛大にフレアを発生させて楽しんでみた。それでもモデルの瞳付近の描写がいい。

 約40ミリとなる画角は非常に使いやすく、自然な写りが楽しめる。このレンズは軽量コンパクトでX-T10にピッタリとマッチしハンドリングも抜群だ。「モノクロ」のフィルムシミュレーションで大木の根をシューティング。表面のディテールが豊かである。

 このレンズはややワイドな標準レンズとなるが、ポートレートから風景、テーブルフォトなど被写体を選ばない。富士フイルムらしい発色と描写が楽しめるパンケーキレンズとなっている。軽量コンパクトなX-T10に常時装着をオススメしたい。

●XF35mmF1.4 R

 このレンズの重厚で濃厚な写りが好きだ。ハイライトからシャドウへの連続感、品のある発色など、一度はX-T10に装着してシャッターを切ってみてほしいものだ。

 装着時約50ミリという焦点距離はオールマイティーに使える長さだ。初めての単焦点レンズとしてX-T10に迎え入れるのもいいだろう。F1.4と明るく、レンズ本体の仕上げも美しく、写りもとてもいいものだから。街中でのシーンを印象的に捉えられるだろう。

 絞り開放でのボケ味もたまらない。やや柔らかめの描写となるが、それがポートレートには向いている。やや絞ってやればたちまちシャープさが増し、切れ味鋭い描写となる。F2の新しいモデルもいいが、この感じも捨てがたい。じっくり撮り比べてX-T10に迎え入れてほしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151204-00000020-it_camera-prod

トイカメラ「Holga」がデジカメに、独特の写真の風合いは継承

  価格設定はあまり欲張ら過ぎないところはありがたいです。
 様々なリタッチソフトでは似たような効果を得られるが、やはりオリジナルはベストでしょう。


 inter-waveは、トイカメラの代表的な存在として知られる「Holga(ホルガ)」をデジタル化した、レンズ交換式のデジタルカメラ「Holga Digital」を2016年1月に発売する。税別価格は9800円。

 「Holga」のレトロなスタイルや、独特の風合いの写真はそのままに、本体にホットシューを備え、SDカードに対応した。アスペクト比は4:3と1:1を選択可能で、絞りはF2.8かF8.0を選ぶだけなので、誰でも簡単に使える。また、無線LANに対応しており、撮った写真をその場でSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などにアップロードできる。

 このほか、これまでの「Holga」純正の交換レンズやフラッシュも使える。電源は単4形乾電池×2本。サイズは幅56×高さ73×奥行き92mmで、重さは約100g。カラーは、ホワイト、ピンク、ミックス、ブラックの4色。

 「Holga」はレトロな作りと味のある描写が人気の、香港のカメラブランドで、単純な凹凸レンズの組み合わせによって背景のケラレ、ぼけ、光漏れ、ゆがみなど独特の風合いが生じる写真が、プロ、アマチュアを問わず幅広く支持される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151203-00000007-bcn-prod

2015年12月1日火曜日

高速連写や4K動画が堪能できるRXの高倍率ズームモデル――ソニー「RX10 II」

 価格.comでは、2015年12月1日現在137,144で、価格も「高」が付きます。
 4Kなども確かに魅力的ですね。

 ソニーが誇る1型センサー搭載ハイエンドコンパクトのラインアップ中でも、Cyber-shot 「RX10(DSC-RX10)」は、明るく高倍率のズームレンズを持つのが特徴のモデルだ。コンパクトさがウリの「RX100(DSC-RX100)」の上位モデルに当たる。ファインダー部が少し膨らんだなで肩のフォルム、内蔵EVF、24-200ミリでF2.8という明るくて高倍率なズームレンズなどがポイントである一方、EVF内蔵ミラーレス一眼と変わらない重量感の大型コンデジとなっている。

 大型コンデジという言い方は変だな。一眼スタイルのレンズ一体型カメラ、という方が似合ってる。何しろ24~200ミリ相当で全域F2.8という大口径で優れたT*コーティングのレンズを持つのである。望遠だけならパナソニックの「LUMIX DMC-FZ1000」やキヤノンの「PowerShot G3 X」の方が上だが、200ミリ相当でF2.8となると他にはないアドバンテージだ。

 中央部が少し盛り上がり、太くてしっかり握ることができるグリップを持つため、大きいけれどもその分しっかり構えて撮れるのがよい。そんなRX10の後継機……ではなく上位モデルが登場した。「RX10 II」(DSC-RX10M2)である。見た目はほとんど変わらないが中身が大きく進化した。

 「Exmor RS」と名付けられた新開発のイメージセンサーは、メモリを一体化した積層型CMOSセンサー。その特徴は「速さ」。センサーが速くなると、どんないいことがあるか。実用的な電子シャッターや高速連写や4K動画やハイスピード動画(スーパースローモーション)が実現するのである。

●新型センサーの電子シャッターは素晴らしい

 RX10 IIのセンサーは1型で約2000万画素。初代機と同じだ。特に高感度に強くなったわけでもなく、最高ISO感度も12800だ。ただ、読み出しが速い。静止画の場合、読み出しの速さは電子シャッターに効いてくる。CMOSセンサーを電子シャッターで使うと、どうしても高速で動く被写体で「ローリングシャッターゆがみ」が発生するのだ。

 例えば、某社の電子シャッターを利用可能なデジタル一眼を使い、電子シャッターで列車を撮ってみたらこうなった。

 このカメラに限らず、CMOSセンサーで電子シャッターを使うカメラは大抵(一部、ゆがみが少ないミラーレス機もあるが)、こうなる。RX10 IIも、新たにシャッター方式を選ぶことで電子シャッターが可能になったので同じ電車を撮ってみよう。

 これで撮影したのがこちら。片方が急行で片方が各停ということはなく、同じ電車である。

 このくらい違う。予想以上に違って驚いたほど。被写体がもっと速かったりもっと近かったりするとゆがみは発生するので万能ではないが、これはすばらしい。ソニーはアンチディストーションシャッターと名付けてる。電子シャッターはメカ的な動きが不要なので、シャッタースピードや連写速度を上げられるメリットがある。

 メカシャッター時は絞り開放時のシャッタースピードの上限が1/1600秒だが(F8以上なら1/3200秒)、電子シャッターだと最高1/32000秒まで速度を上げられる。1/32000秒ともなるとそうそう使うもんじゃないが、1/8000秒くらいならよく使うし、晴天下で絞り開放で撮りたいときもNDフィルタをオンにしなくてすむ。

 連写速度も速度優先連写にすると最高秒14コマまでいける。このクオリティで撮れるなら、通常はシャッター方式をオートにしておけばいいだろう。

●最も強化されたのは動画機能。

 今回、新しいセンサーを最も生かしているのは動画だ。4K動画とHFR(ハイフレームレート。要するにハイスピード動画。再生時はスーパースローモーション)が可能になった。

 4K動画のフォーマットは「XAVC S」となる。なお4K動画時はSDXCカード必須。4K動画で100Mbpsの高ビットレートで記録したいときはUHC-I(U3)規格のカードじゃないとはねられる。ちょっとハードルは高いが、まあ、あらたに64GバイトクラスのSDXCカードを買えばOKな感じだ。

 4K動画は最長29分まで記録可能だ。

 フルHD動画なら、動画を撮りながら静止画を撮れる(デュアル記録ができる)わけだが、その際、1700万画素(要するに16:9時のフル画素)で静止画を記録できる。これは素晴らしい。また電子式手ブレ補正を加えた5軸補正で手ブレを軽減してくれる。

 続いてスーパースローモーション。撮影モードダイヤルにあるHFRはハイフレームレートの略。HFRモードにすると使える。

 RX10 IIが素晴らしいのは(RX100 IVも同じだが)、フルHDサイズでのスローモーションを撮影できること。ほとんどのカメラはハイフレームレート時はサイズが小さくなるため、他の素材と一緒には使えない。iPhoneなど一部のスマホが720pでのスローモーションをサポートしている程度だ。

 RX10 IIは240fps時はほぼフルHD、480fpsや960fps時は実サイズは小さくなるが、補完してフルHDサイズで記録してくれる。画質は劣化するがどのスピードで撮ってもフルHDサイズの絵を作ってくれるのは素晴らしい。


 それぞれ同じ位置から、フレームレートを変えながら撮影し、60pで再生するスローモーション動画。エンドトリガーを使って撮影。画角や画質、動きの遅さの違いを見てほしい。これはいろいろ撮って遊びたくなる。

 また画質優先と撮影時間優先があるが、クオリティを求めるなら画質優先がよいだろう。実サイズと書き出しサイズの違いはこの表を。

 HFR時はちょっと特殊な操作系になるのでそれだけは注意。まずフォーカスを合わせて、センターキーを押す。それでスタンバイ状態になるので、タイミングを合わせて動画ボタンを押せば撮影される。撮影時間は決まっているので(画質優先時は2秒)、タイミングが重要だ。

 録画タイミングには「スタートトリガー」と「エンドトリガー」の2種類が用意されている。「エンドトリガー」にすれば、ボタンを押すとその直前の動画を記録してくれるので、決定的瞬間を狙いたいのなら、エンドシャッターにしておくとよい。

 なお、スタンバイ時は常にバッファに高速で画像を記録しているので、スタンバイのままにしておくとバッテリーをかなり消費するので注意したい。細かなクセや制限はあるが、フルHDでハイスピード動画を撮れるのは実に素晴らしい。

●ハイエンドカメラとして魅力的なボディと操作性

 最後にカメラ自体の話。カメラとしては実にしっかり作られていて安心して使える。さすがハイエンド機、というのが印象だ。ボディが大きい分、グリップはしっかりしていて構えやすいし、操作系も(個人的にはタッチパネルがないのが不満だが)よい。EVFは前モデルより画素数が上がった235万ピクセル相当の有機ELを採用。ハイコントラストで見やすくなった。

 モニターは上下にチルトするタイプ。屋外だとちょっと見づらくなるが、そのときは屋外晴天モードに切り替えるとぐっと明るくなる。

 ズーミングはシャッターボタン回りのズームレバーか、鏡胴のリングで行う。リングはMF時はフォーカスリングとなる。レンズは24-200ミリ相当で望遠にするとレンズがぐぐっとせり出てくる。

 絞りは全域で開放がF2.8と優秀。鏡胴付け根の絞りリングでコントロールする。絞りリングのクリック感はオンオフできる。動画撮影時にクリック音を入れないで絞り値を変えたいときにクリックをオフにするとよい。

 露出補正は専用のダイヤルで行い、シャッタースピードは背面にあるダイヤルを親指で回す。

 カスタマイズは豊富だ。面白いのは動画ボタンを他のキーに割り当てられること。自分が押しやすいキーを録画ボタンにできる。

 AFはAF-S、AF-C、MFに加えてDMFも使える。

 通常、鏡胴のリングはズームに割り当てられているが、MF時はこれがフォーカスリングとなる。自動拡大機能もあり、MFは使いやすい。バッテリーはmicroUSBによるUSB充電が可能。これは素晴らしい。またバッテリーの持ちもCIPA規格で400枚相当とよくなっている。ただ、4K動画やHFS動画を多用すると消耗するので注意したい。でも通電しながらの撮影も可能なので、モバイルバッテリーとMicro USBケーブル(ただし充電専用ケーブル。通信用ケーブルだとUSB接続モードになってしまう)があればなんとかなる。これは注目すべき点だ。

 見た目はRX10と変わらないが、RX10 IIの方がずっと魅力的になった。AFが速くなって快適になったとかそういう全体のブラッシュアップもあるけれども、やはり「RX10 IIじゃないと撮れない絵がある」ことだと思う。電子シャッターでもゆがみが少ない絵で高速シャッターが可能になったとか、高速連写が可能になったのはこういう望遠系のカメラでは実に魅力だし、RX10 IIのような高倍率でじっくり構えてじっくり撮るカメラだからこそ、4K動画もHFR動画も三脚をもってこういう絵をこう撮ってみようという気になる。価格は少々高いが、動画作品を撮りたい人やこの電子シャッターに魅力を感じたなら、すごく魅力的なカメラだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151201-00000039-it_camera-prod

2015年11月25日水曜日

カシオ、アウトドアレコーダー「EX-FR100」の発表会、体験会も実施

 久々のカメラ関連のニュースです。

 なんとか商戦の間だろうか、近頃全くと言っていいカメラの新製品の動きはありませんでした。

 EX-FR100から気になる商品ではあるが、問題は画質です。

 使い勝手は良くても撮れた写真の画質が携帯以下だと、あまり魅力は感じられません。

 今回のニュースにもセンサーのサイズについて言及していません。

 一つだけ魅力を感じたのは「インテリジェントインターバル」です。確かにアクション中心だから、失敗は多いもので、なるべく避けたいです。

 カシオ計算機は、アウトドアレコーダー「EX-FR100」の発表会を東京・昭島のモリパーク アウトドアビレッジで11月19日に開催した。会場では担当者による製品説明やアクティビティを通しての体験会を実施した。

 執行役員 QV事業部の中山 仁 部長は「スマートフォン(スマホ)の普及により、デジカメ市場は急速に縮小している。しかし、スマホのおかげで身近なものを撮る機会は増え、映像、写真の関心は増している。新しいものを提供すれば、新しい市場が開けると考えている。アウトドアレコーダーはカメラとしてではなく、新しいコミュニケーションツールとして開発した」と説明した。

 今回発表した「EX-FR100」は、2014年9月に発売した「EX-FR10」の上位モデル。「カメラ部」と液晶画面付きの「コントローラー部」を分離できるのが最大の特徴。タフネス設計によりシーンを選ばず撮影することもできる。「EX-FR10」からレンズ、撮像素子、画像処理エンジン、液晶モニタなどを一新した。

 超広角16mmレンズを採用したことで、躍動感溢れるシーンも、人物や風景をバランスよく撮影できる。アクションカメラでは魚眼レンズを採用することが多いが、QV戦略部 企画室 仁井田 隆室長は「動画だけではなく静止画として残した時に違和感がないよう」に超広角レンズにこだわったという。

 同社のデジタルカメラで採用している高速撮影技術と高速画像処理技術を融合させた「EXILIM エンジン HS ver.3」を搭載し、高画質で快適な撮影ができる。インターバル撮影機能には、新たにハイスピード技術とセンシング技術、画像解析技術を駆使したインテリジェントインターバルを追加。高速連写した画像の中からブレや傾きを判別して一枚を自動的に選ぶことにより、アクティビティの最中でも撮影を意識せずに、失敗の少ない画像を残すことができる。

 このほか、一日の感動体験を凝縮した臨場感あふれるダイジェストムービーを作成できる「ハイライトムービー」を搭載。撮影時のさまざまな情報を活用することで、人物や記念撮影、アクティビティを楽しんでいるその場の風景なども織り交ぜながら作成する。

 撮像素子は有効1200万画素のCMOSセンサで、最大4000×3000ドットの静止画、フルHD(1920×1080ドット)30fpsの動画を撮影できる。Bluetooth Smartによりスマホへ画像を転送したり、スマホからカメラを操作したりできる。

 落下強度1.7m(合体時は1.3m)の耐衝撃性能、-5℃の耐低温仕様、IPX8/IPX6相当の防水性能、IP6X相当の防じん性能を備える。コントローラー部は、水滴対応タッチパネル付き3.0型カラー液晶を搭載する。本体サイズはカメラ部が直径60.9×奥行き33.3mm、重さ約76g。コントローラー部が幅59.2×高さ86.7×奥行き19.4mm、重さ約214g。カラーはイエロー、ホワイト、ブラックの3色。発売日は12月11日で、価格はオープン。税込みの実勢価格は6万円前後の見込み。なお、「EX-FR10」は併売する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151125-00000005-bcn-prod

2015年11月13日金曜日

カシオ、外国人観光客向けの日本限定デジカメ、「EX-ZR60」がベース

 どうも奇妙な話ですが、「訪日外国人向けの日本限定販売モデル」とはどういうことだろうか?

 内容を見ると、別に日本人でも、外国人でもメニューの言語設定以外あまり関係ないような気がします。

 それとも、起動画面に和服姿の「可愛い」女性の写真が表示されたりするか?

 価格設定は特別に安いわけでもないようです。450㎜相当は確かに超が付くほどの望遠だけど。

BCN 11月13日(金)15時20分配信
 カシオ計算機は、コンパクトデジタルカメラ「EXILIM」の新製品として、訪日外国人向けの日本限定販売モデル「EX-ZR62」を11月19日に発売する。価格はオープンで、税込の実勢価格は3万5000円前後の見込み。

 ベースモデルは、コンパクトな本体にチルト液晶やメイクアップ機能を備えた「EX-ZR60」で、14言語に対応するとともに、チルト液晶や本体前面のシャッターによって、自分撮りやみんな撮りを簡単に楽しめる。

 このほか、カメラに向かって手を振ると、その動きを感知してシャッターが動作する「モーションシャッター」機能や、スマートフォンと常時接続して撮影した画像を自動でスマートフォンに送信する「エクシリム オートトランスファー」、撮った写真を組み合わせて1枚にまとめたコラージュ画像を簡単に作成する機能などを搭載する。

 有効画素数は1610万画素で、焦点距離4.5~45.0mm(35mmフィルム換算で25~250mm相当)の光学10倍ズームレンズを備える。対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、本体に48.9MBの内蔵メモリも搭載する。サイズは幅99.6×高さ59.5×奥行き25.0mmで、重さは約202g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151113-00000002-bcn-prod

2015年11月6日金曜日

ソニーが43万円のコンパクトデジカメ「RX1RII」を発表

もはや遊びの域を超えましたね。

メカのカリスマのライカすら、このように電子玩具の遊びをし始めたので、カメラはただ単に技術の見せ場、実験場になってきました。


ソニーが43万円のコンパクトデジカメ「RX1RII」を発表。4240万画素のフルサイズセンサーと可変式ローパスフィルターを搭載
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151106-00010000-ssonline-prod
AF速度を約30%アップ
 ソニーより、サイバーショットの最上位モデルRX1RII(DSC-RX1RM2)が12月中旬に発売される。オープン価格で、想定市場価格は43万円前後。

 本機は2013年に登場したRX1Rの上位機種にあたる。CMOSセンサーには一眼カメラのフラッグシップ機α7RIIと同じ、35mmフルサイズ裏面照射型Exmor Rを搭載。4240万画素の高解像度と、最高ISO102400の高感度性能を備えている。なお、RX1Rは引きつづき販売される。

 レンズはf=35mmの単焦点、開放絞り値F2のツァイス製ゾナーT*を採用し、滑らかなボケ味を生み出す9枚構成の羽根絞りを組み合わせている。手ブレ補正機能は本体サイズの大型化を抑えるために非搭載としている。

 画像処理エンジンはBIONZ Xを採用し、新たに14bitの非圧縮RAW形式の記録に対応した。

ソニーが43万円のコンパクトデジカメ「RX1RII」を発表。4240万画素のフルサイズセンサーと可変式ローパスフィルターを搭載
光学式可変ローパスフィルターの動作イメージ
 RX1RIIの注目すべきポイントは、新開発の光学式可変ローパスフィルターを備えていることだろう。ローパスフィルターは通常固定タイプのパーツで、千鳥模様など規則的なパターンをもつ被写体を写した際にモアレ(干渉稿)や偽色の発生を抑える効果があるが、解像感は若干犠牲になってしまう。そのため、RX1Rのようにローパスフィルターを持たないモデルも存在する。

 しかし本機のそれは、ふたつのローパスフィルター間に液晶層を挟み、そこに加える電圧をコントロールすることで、フィルターの効果を光学的に変えられる点が新しい。これには3種類の設定が用意されており、[1]ローパスフィルターレスと同等の効果が得られる解像度重視のOFF、[2]解像感とモアレ・偽色のバランスを重視した標準、[3]モアレ・偽色の低減を重視した強め、から選択できる。さらに、1回のレリーズで3種類を連続撮影するローパスフィルターブラケットも可能となっている。

 また、RXシリーズ初となるファストハイブリッドAFを装備、399点の測距点を持つ像面位相差AFと、コントラストAFを併用し、高速・高精度のフォーカスを実現しているという。さらに、被写体を追尾し続けるAF-Cモードも追加され、追尾中の連写(秒間5コマ)も可能となった。

 説明会では担当者氏も「数値上はRX1R比で約30%の高速化を達成していますが、気持よくスパッと決まるAFなので体感上はもっと早いと思ってもらえるでしょう。ぜひ実機を触って下さい」と話してくれた。

 そのほか、約122.9万ドット、3.0インチのチルト可動式液晶ディスプレイに加えて、235万ドットのポップアップ式有機ELファインダーを備える。このファインダーは、接眼レンズに用いた4枚をすべてガラス製とすることで、隅々までクリアーで歪みのない視認性を確保したほか、ツァイスT*コーティングにより使用時の外光映り込みを抑えたという。

 動画撮影は最大でフルHD/60pに対応し、50Mbpsのビットレートで記録するXAVC Sフォーマットも採用している。なお、4K撮影は非対応だ。

 そのほか、Wi-Fi/NFC機能や、カメラ側にアプリを追加できるPlayMemories Camera Appsにも対応し、PCやモバイル機器との連携も図られている。

2015年11月5日木曜日

ライカ、Tシステム用新レンズ35mm f1.4と60mm f2.8を16年に発売

 2014年11月5日付けのデジカメWatchの記事である「ライカT(外観・機能編)」によると、「ウル・ライカの誕生から今年で100周年を迎えたライカカメラ社は、次々と新製品を登場させている。その中でも注目なのが、新システムカメラ、ライカTシステムの登場だ。...レンジファインダーのライカMシステム、中判デジタル一眼レフのライカSシステムに続く、3種類目のレンズ交換式デジタルカメラのシステムとなる」。

 それはライカらしくない「タッチ主体の操作」です!

 「アウディデザイングループとの共同による。無駄を徹底的に省いたシンプルな形」で、「アルミニウムの塊からの削り出し。継ぎ目のない、いわゆるユニボディだ」が、ほかはもはやどこにもあるような「コンデジ」になってしまいました。

 それで、さらにそれを強化する形で、今回の製品開発・発表となったようです。

 価格はまだ分からないが、高いことは間違いないでしょう。

独ライカカメラは10月30日、「ライカTカメラシステム」用の交換レンズとして、「ライカ ズミルックスTL f1.4/35mm ASPH.」と「ライカ アポ・マクロ・エルマリートTL f2.8/60mm ASPH.」を2016年に発売すると発表した。また、同日、「ライカTカメラシステム」向けファームウェアVersion 1.410を提供開始した。

 「ライカ ズミルックスTL f1.4/35mm ASPH.」と「ライカ アポ・マクロ・エルマリートTL f2.8/60mm ASPH.」は、優れた描写力で独特のボケ味を活かしつつ、ライカレンズならではの描写を実現する。カラーは、ブラック、シルバーの2色。

 なお、「ライカTカメラシステム」と「ライカSLシステム」は、どちらも共通の「ライカL バヨネットマウント」を採用しているため、今後は「ライカTカメラシステム」用レンズを「ライカTLレンズ」と呼ぶ。

 「ライカTカメラシステム」向けファームウェアVersion 1.410の主な改善点は、AF(オートフォーカス)の速度を向上するとともに、起動時間の短縮、タッチパネルの操作性向上などで、オートフォーカス速度は従来バージョンと比較して約2倍高速化する。また、タッチパネルについては、再生モード時の反応速度を従来バージョンと比較して3倍ほど向上した。ライカストアでは、スタッフがVersion 1.410のインストール手順を説明するほか、「ライカT」の使い方や撮影方法の紹介も行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00000005-bcn-prod

2015年11月4日水曜日

タカラトミー、子ども向けアクションカメラ「プレイショット」 水中撮影も

廉価なりの入門仕様は問題ないが、子供は「活用」のために、無謀な「アクション」をしてしまわないかは気になります。
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 タカラトミーは、子ども向け小型アクションカメラ「プレイショット」を11月12日に発売する。「あそびを記録しよう」をコンセプトに、動画や写真撮影、ストップモーション、ゲーム機能を搭載する。価格は9250円(税別)。

 ワンタッチ操作で、写真や動画を撮影できるウェアラブル型のアクションカメラ。水深2メートルまでの水中でも撮影できる「防水ケース」、自転車のハンドルに取り付ける「自転車用マウント」など付属品を用い、遊びながら躍動感あふれる映像を撮影できる。

 「ムービーモード」では、7種類のアニメーションと6種類のエフェクトを使い、動画に雪を降らせたり、色調を加工できる。写真用の「カメラモード」には、セルフタイマーや連続撮影機能に加え、12種類のフレームと6種類のエフェクトを用意する。

 撮影した映像は「アルバムモード」として本体モニターで確認できるほか、USBケーブルで接続したPCでも閲覧が可能だ。コマ撮りムービーを作れる「ストップモーションモード」、3種類のゲーム機能なども搭載する。本体サイズは57(幅)×57(高さ)×23(奥行き)ミリ。

 写真解像度は30万画素、動画は640×480ピクセル(VGA)まで対応する。内部メモリでも約600枚の写真を保存でき、microSDカードの挿入も可能だ。連続録画時間は約150分。

 同社の調査によると「約70%の小学生が家族のスマートフォン、デジカメなどを使用して自ら動画を撮影している」という。拡大が顕著なアクションカメラ市場をにらみ、安心して遊べる製品を投入する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151030-00000030-zdn_n-prod

2015年11月2日月曜日

INBYTEが4K撮影対応の小型アクションカメラ、ソニー製CMOSセンサを搭載

 防水ケースが付属しているので、本体は防水ではないのは少し残念ではありますが、普通の天候だけでよければ、結構手ごろな商品です。
 たとえば、「GoPro HERO4 Silver Edition Adventure CHDHY-401-JP」は価格.comでは最安値でも43,931円です。
 SONYのFDR-X1000Vも43,578円で似たような価格です。
 パナソニックのHX-A500は同サイトで25,611円と安いが、分離型で、そのワイヤのせいであまり使い勝手はよくなさそうです。

 INBYTEは、4K撮影やフルHDでの60fps撮影に対応した小型のアクションカメラ「ISAW EDGE(アイソウ エッジ)」(ISAW3-EDGE)を11月10日に発売する。価格はオープンで、税込の直販価格は2万9800円。

 1600万画素のソニー製CMOSセンサと、F2.5の明るいレンズを採用。4K/10fpsやフルHD/60fpsでの動画撮影に対応しており、暗所に強いCMOSセンサによって、アウトドアやスポーツ、カーレースなど過酷な撮影環境でも、優れた描写を可能にする。

 ISOや露出、シャープネス、ホワイトバランスといった細かな撮影設定ができる「MyTune機能」を搭載し、タイムラプス動画や静止画の連写機能、映像を上書きしながら撮影し続けるループ撮影など、多彩な撮影機能を備える。

 このほか、撮影の開始/終了や撮影映像の確認といった操作が可能なiOS/Android対応の専用アプリを用意する。また、最大40mまでの水中撮影に対応する防水ケースが付属しており、水中撮影だけでなく、ホコリの多いモータースポーツ撮影でも使える。

 対応メディアは最大64GBまでのSDXC/SDHCカード。バッテリ駆動時間は約100分。サイズは幅59×高さ41×奥行き22mmで、重さは74g。

 さらに、フルHD撮影に対応した入門機「ISAW WING」も同時発売する。税込の直販価格は1万8800円。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151029-00000008-bcn-prod

2015年10月23日金曜日

富士フイルムが軽快な標準画角の短焦点レンズ、1.4倍のテレコンバーターも

 さすが富士フィルムですね。いつもユーザの心をくすぐる製品を出してくれます。

 これだけ高品質なコンバーターレンズがあると、確かに荷物の量を気にするユーザは喜んで使いたいと思います。


 富士フイルムは、ミラーレス一眼カメラ「Xシリーズ」用の交換レンズ「フジノンレンズ XF35mmF2 R WR」と、テレコンバーター「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」を11月19日に発売する。価格はどちらもオープン。

 「フジノンレンズ XF35mmF2 R WR」は、解像感にあふれるシャープな描写と、豊かなボケ味の写真表現が楽しめる、標準画角の短焦点レンズ。

 焦点距離は35mm(35mmフィルム換算で53mm相当)で、非球面レンズ2枚を含む6群9枚構成によって、コンパクトかつ軽量な本体を実現した。

 合焦方式には、軽量なレンズ群を動かしてピントを合わせるインナーフォーカス方式を採用しており、レンズ駆動に静粛性と制御性にすぐれたステッピングモーターを使用することで、高速ながら静かなAF(オートフォーカス)を可能にする。

 外装には、質感と剛性に優れた金属製パーツを全面に採用し、しっとりした金属の感触と、心地よい手応えで操作可能なダイヤルによって、撮影意欲を高める。さらに、鏡筒各部の計8か所にシーリングを施しており、防じん・防滴、マイナス10°Cの耐低温構造を実現し、あらゆるシーンに対応できる。

 軽量・コンパクトな円形フードが付属するほか、別売の穴あきフード「LH-XF35-2」も用意する。また、性能を最大限に発揮するには、カメラ本体に10月29日提供予定のファームウェア・アップデートを適用する必要がある。

 サイズは最大径60.0×長さ45.9mmで、重さは約170g。フィルター径は43mm。カラーは、ブラック、シルバーの2色。税別の実勢価格は4万5000円前後の見込み。

 「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」は、カメラとレンズの間に装着することで、レンズの焦点距離を1.4倍に拡大可能なテレコンバーター。

 3群7枚のレンズ構成によって、高い光学性能を維持でき、最適な画質パラメータを設定することで、焦点距離を拡大しても収差を良好に抑え、すぐれた描写を実現した。

 ミラーレスカメラの特性によって、被写界深度の浅い超望遠領域での撮影でも、高精度かつコンバーター未装着時と変わらぬAFを可能にする。また、各部のシーリングによる防じん・防滴、マイナス10度の耐低温構造を採用しており、「FUJIFILM X-T1」と「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」と組み合わせることで、アウトドアの過酷な環境でも撮影できる。

 なお、性能を十分に発揮するには、カメラ本体および「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」に、10月29日提供予定のファームウェア・アップデートを適用する必要がある。

 サイズは最大径58.0×長さ15.0mmで、重さは約130g。税別の実勢価格は5万5000円前後の見込み。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151022-00000010-bcn-prod

2015年10月22日木曜日

ライカ初のフルサイズミラーレス「ライカSL」 タッチパネル搭載、4K動画撮影も

ボディー単体が92万円というのは驚きです!

専用レンズとして、標準ズームの「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH」を出したのはありがたいが、実売予想価格は62万円というのもまた絶句です!

いくらライカだからといっても、この強気はやはり感心できません。

もはや持つだけのプライドになってきているでしょう。2,3百万もするアップルウォッチのようなものだろうか。それとも高級自動巻き腕時計と同じ世界でしょうか。

性能的にはもはやほかのメーカーの高性能機種とあまり変わらなくなっているでしょう。いや、むしろ機能によっては劣っているはずです。

勿論、ライカレンズという強みがあり、それをそのまま楽しみたい人には不可欠な選択肢にもなるでしょうけど。

あとは、予算次第でしょう

 ライカカメラは10月21日、同社として初の35ミリフルサイズCMOSセンサー搭載ミラーレスデジタル一眼カメラ「ライカSL」を11月末に発売すると発表した。実売予想価格はボディー単体が92万円程度。

 有効2400万画素のCMOSセンサーと独自の画像処理エンジン「LEICA MAESTRO II」、2Gバイトのバッファメモリを搭載。最高11コマ/秒の静止画連写や最高30fpsの4K動画撮影が可能という。

 新開発の電子ビューファインダー「EleResファインダー」(440万ドット)を備えるほか、本体背面には2.95インチのタッチパネル式液晶モニタを搭載。画面タッチで各種メニュー操作を行える。

 ライカLマウントを搭載し、ライカTシステムのレンズを装着できるほか、マウントアダプター経由でライカS/M/Rシステムのレンズも活用できる。専用レンズとして、標準ズームの「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH」(実売予想価格は62万円程度)など3本をラインアップする。

 感度はISO 50~5万。本体サイズは147(幅)×104(高さ)×39(奥行き)ミリ。重さ847グラム(バッテリー込み)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151021-00000048-zdn_n-prod

2015年10月17日土曜日

20mmでF 1.4と明るい世界初の超広角レンズを15万円で、シグマ

 性能は聴くには文句なし最高のできです!

 15万円の価格と、950gの重量も流石大物だからのことですね。

 因みに、「超広角」の定義は、フルサイズセンサーなら、24mm以下の焦点距離のことです。つまり、「フィルム(センサー)」の短い辺の長さより短い」ことです。

 同じ定義では、APS-Cセンサーなら、15mmです。

 シグマは、35mmフルサイズセンサ搭載デジタルカメラ用の交換レンズ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」を11月20日に発売する。対応マウントは、シグマ用、ニコン用、キヤノン用。税別価格は15万円。

 さまざまな超広角レンズや大口径レンズを製造してきた高度な加工技術と大型両面非球面レンズの採用で、焦点距離20mmの35mmフルサイズ用交換レンズとしては世界で初めて開放F値1.4を実現した。

 FLD(“F” Low Dispersion)ガラス×2枚、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス×5枚を使用することで、おもに画面の周辺部で目立つ倍率色収差を徹底的に補正するとともに、レンズ配置を工夫することによって軸上色収差を良好に補正。色にじみの少ない高画質を実現する。また、画面全域で歪みの少ない描写を可能にし、フレアやゴーストの発生を抑えた。

 超広角ながら歪曲収差が目立たず、F 1.4と明るいため、室内や夕景、天候が悪く光量の不足する場所でも撮影しやすいため、建築写真や風景写真などに適する。さらに、開放付近では背景をボカすことも可能で絵づくりの幅が広がる。

 このほか、開放付近で円形のボケを楽しめる9枚羽根の円形絞り、高速かつ静粛なAF(オートフォーカス)を実現するHSM(Hyper Sonic Motor)、AF駆動中でもフォーカスリングを回転するとマニュアルフォーカスに切り換えられる「新フルタイムマニュアル機構」、高い精度と堅牢性を併せ持つ真鍮製バヨネット・マウントを備える。また、有償の「マウント交換サービス」にも対応する。サイズは最大径90.7×長さ129.8mmで、重さは950g。

 別売の「SIGMA USB DOCK」経由でPCと接続すれば、専用ソフト「SIGMA Optimization Pro」を使用して、ファームウェアのアップデートや合焦位置の調整を行うことができる。

 なお、10月16日~11月19日の期間には、「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」の予約者を対象に、別売の金属製のかぶせ式レンズキャップ「LC907-02」をプレゼントするキャンペーンを行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151016-00000019-bcn-prod

2015年10月14日水曜日

キヤノンが新型PowerShot、1型CMOSで超小型軽量の「G9 X」とEVF内蔵の「G5 X」

 個人的にはG9xは一番魅力を感じます。

 価格の設定もRX100シリーズより割安感があります。

 G5Xにも電子ビューファインダーはほしいところですが、コンパクトさを考えると仕方がないでしょう。

 さすがにG9XもソニーのRX100M4ほどではないが、きわどい価格設定になっていますね。9万前後なら、サイズはより大きくなるが、選択肢はぐんと増えるからですね。

 3段分のNDフィルターはF1.8ならの必需機能でしょう。

キヤノンは2015年10月13日、高級コンパクトデジカメの新製品「PowerShot G9 X」と「PowerShot G5 X」を発表した。いずれも1型のCMOSセンサーを搭載しながら小型軽量に仕上げた高画質モデルで、PowerShot G9 Xは1/1.7型CMOS搭載の従来モデル「PowerShot S120」並みの大きさに抑えた。PowerShot G5 Xは、要望の多かった電子ビューファインダーを標準で内蔵した。高画質と上質なデザインを両立したPowerShot Gシリーズのラインアップを充実させ、幅広いユーザーのニーズに応えて高級コンパクトでのシェア拡大を狙う。2機種の詳細は以下の通り。

●1型CMOS搭載ながら圧倒的にコンパクトな「PowerShot G9 X」

 1型CMOSセンサー搭載としては圧倒的に小型軽量の高画質モデル。同じ1型CMOSセンサーを搭載する「PowerShot G7 X」(24~100mm相当、F1.8-2.8)と比べてもボディーはひとまわり小さく、重さは実に100g近く軽くなっている。小型軽量化で装備が簡略化されたのは、レンズのズーム倍率が低くなって明るさが暗くなったのと、液晶モニターのチルト機構や露出補正ダイヤルが省かれたことぐらい。背面の4方向ボタンを省略したことで、多くの操作を画面タッチですることはPowerShot G7 Xとの大きな違いといえる。

 機能や装備を強化した点としては、待望のUSB充電に対応したことが挙げられる。別売のUSBケーブルを利用してパソコンなどのUSB端子と接続すれば、コンセントがない場所でもバッテリーを充電できる(純正のUSBケーブル以外は動作保証外)。急速充電器も省略せず付属しているのは良心的といえ、状況によって充電方法を使い分けられる。機能面では、3段分のNDフィルターを搭載しており、絞りを開けた屋外での撮影でも露出オーバーになりにくくした。星空モードも改良し、より正確にピント合わせができるようになったほか、星の軌跡を撮影する際に途切れないようにした。

 価格はオープンで、予想実売価格は6万円前後。発売は10月22日の予定。

●EVFとバリアングル液晶を搭載した小型モデル「PowerShot G5 X」

 PowerShot G7 Xと同じレンズユニットを搭載しつつ、236万ドットの電子ビューファインダーとバリアングル液晶を搭載した兄弟モデル。最大の特徴といえる電子ビューファインダーは一眼レフと同じく光軸上に設けており、違和感なく構えられる。ファインダーは手の込んだ光学系に仕上げ、周辺部までシャープに確認できるようにした。ファインダーの表示は通常は60fps(1024×768ドット)だが、120fpsの高速表示モードにも切り替えられる(表示は1024×384ドットに粗くなる)。

 操作性では、レンズ周囲のコントローラーリングに加え、新たに前面に電子ダイヤルを搭載した。背面の4方向ボタンの周囲にはコントローラーホイールも搭載しているので、3種類のダイヤルを利用してファインダーをのぞいたままさまざまな設定変更ができる。液晶パネルはタッチ操作に対応しており、ローアングルやハイアングルの撮影時もタッチ操作で撮影できる。

 USB充電への対応やNDフィルターの搭載、星空モードの改良などの特徴はPowerShot G9 Xと同じ。価格はオープンで、予想実売価格は9万2000円前後。発売は11月下旬の予定。

キヤノンがミラーレス一眼「EOS M10」、自分撮り対応のお手軽入門機

 まとめると、自分撮り強化とより広角になった標準レンズ。

 おまけとしては、「フェイスジャケット」です。

 M3からの買い替えはあまり魅力的ではないでしょう。

 キヤノンは2015年10月13日、ミラーレス一眼の新機種「EOS M10」を発表した。「EOS M2」の後継にあたる入門者向けモデルで、柔らかなデザインやカラーバリエーション、自分撮り対応の液晶モニターを備た。別売のジャケットなどを装着すると、着せ替え感覚で見た目を変えられる。キットモデルには、従来よりも小型軽量化を図った新設計の標準ズームレンズが付属し、レンズを装着したままでも持ち運びやすくした。デザインと使いやすさを高め、女性層の獲得を狙う。キットモデルのラインアップと予想実売価格は以下の通り。

 EOS M10は、EOS M2以前のシンプル路線を継承するモデルで、簡単な操作で誰でもきれいに撮れることを訴求する。自分撮り対応のチルト液晶や内蔵ストロボなど装備を充実させつつ、ポジションを3つに絞ったモードダイヤルや1つだけの電子ダイヤルなどはEOS M2を継承する。撮像素子も1800万画素に据え置き、画質や操作性、撮影性能を高めた「EOS M3」とは差異化を図る。逆に、別売のフェイスジャケットやグリップを装着することで、着せ替え感覚でカメラの雰囲気を手軽に変更できるように工夫した。EOS M10の購入者先着2万人には、好みのフェイスジャケットかグリップをプレゼントするキャンペーンを実施する。

●標準ズームレンズは小型軽量化と広角化で使い勝手をアップ

 各社のミラーレス一眼では、使わない時にレンズの全長を短くして携帯性を高める沈胴機構を備えた標準ズームレンズが人気を集めていることを受け、沈胴機構を採用した新しい標準ズームレンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を用意した。従来の「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」と比べて全長は26mm短くなり、外装やレンズマウントにプラスチック部品を採用することで軽量化も図った。35mm判換算の焦点距離は24-72mm相当と、EF-M18-55mm(同28.8-88mm)よりも広角寄りにし、自分撮りで集合写真を撮る際の利便性も高めた。

2015年10月13日火曜日

なんとレンズ16個で一眼レフ並みのクオリティーのデジカメ

 一眼レフ並みのクオリティーのデジカメであることはうれしいが、価格も中級機の一眼レフ並みでは、うれしくはありませんね。

 サイズは小さくなるのは唯一のメリットでしょうけど、中では16個の画像を合成するので、それだけでも画質が落ちるに違いありません。

 それに、個々のレンズの性能はどうかというのも肝心です。

 単純計算すると、10個のレンズが対象物を同時に撮影するので、一つのレンズの解像度は5メガ画素になります。全体のサイズはスマートフォンと同じくらいですので、せいぜい1/2.63型の撮像センサーでしょう。それで、レンズの性能はともかく、撮像センサーの解像力はAPS-Cにも及ばないでしょう。

 35mm-150mmの焦点ですので、各種の収差はあまり期待できないよでしょう。

 カメラのようにレンズ部分が飛び出ないようですが、撮影するときにも飛び出ないでしょうか。つまりインナー(インターナル)フォーカスでしょうか。それだと、「厚めのスマートフォン」という厚さで35mm-150mmの焦点を実現でしょうか。

 しかしよく読むと、「35mm-150mmの焦点距離が異なる16個のレンズとイメージセンサーモジュール」です!

 つまり単焦点のレンズの集まりです。撮影後にイメージの被写界深度を変えられるのはいいですが、個々の被写界深度の画質はその「一眼レフ並み」になるはずもないのではないかと、気になります。

 兎に角疑問だらけで、とても11月6日までは特別価格1299ドルで事前予約をする気にはなりませんね。

シリコンバレーのスタートアップ「ライト」が来年夏に出荷予定
 デジタル一眼に匹敵する写真クオリティーでありながら、スマートフォン並みの手軽さを実現ーー。こんなうたい文句のもと、16個ものカメラモジュールを搭載した、まったく新しい撮影方式のデジタルコンパクトカメラ「L16」の試作機をシリコンバレーのスタートアップ企業、ライト(Light)が発表した。

 通常のカメラのようにレンズ部分が飛び出ておらず、厚めのスマートフォンといった外観。35mm-150mmの焦点距離が異なる16個のレンズとイメージセンサーモジュール、距離測定用の1個の赤外線センサーが組み込まれ、そのうち10個のレンズが対象物を同時に撮影する。

 撮影した画像はそれぞれ13メガピクセルの解像度で記録され、これらをカメラ内蔵のソフトウエアで融合、最大52メガピクセルの一つのイメージを作成する。こうすることでデジタル一眼並みの高精細イメージが得られるとともに、ノイズも低減できるという。

 さまざまな焦点距離の光学レンズで撮影していることから、スタンフォード大発ベンチャーのライトロ(Lytro)のカメラのように、撮影後にイメージの被写界深度(ピント)も自由自在に変えられる。暗い場所での撮影に強いのも特徴としている。

 そのほか、5インチのタッチスクリーンディスプレーを備え、カメラ上での画像の編集や、Wi-Fi通信機能も持つことから、パソコンを使わずに直接、SNSで写真のシェアも行える。販売価格は1699ドル。2016年夏後半の出荷予定。11月6日までは特別価格1299ドルで事前予約を行い、同社のウェブサイト から申し込める。

 ライトは2013年にパロアルトに設立。米クアルコムのポール・ジェイコブスCEO、米半導体製造企業大手グローバルファウンドリーズのサンジャイ・ジャCEOらも出資者に名を連ねるほか、フォックスコン(鴻海精密工業)傘下でモバイル機器の設計・製造サービスを手がけるFIHモバイルと4月に戦略提携し、資本を受け入れている。

 また、中国浙江省に本社のある光学レンズやカメラモジュールメーカーのサニーオプティカル(舜宇光学科技)ともパートナー関係にある。こうした提携をもとに、最終的にはマルチレンズカメラ機能を組み込んだのスマートフォンの実現を目標にしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00010000-newswitch-prod

2015年10月1日木曜日

目指すは「男性も普段使いできるシンプルさ」 富士フイルム、チェキ新機種「instax mini 70」 セルフィー機能も

 デジタルでもいいが、やはり紙ベースの写真の魅力は永遠にあります!
 お金でいえば、しばらくは本物のお金はやはり無くならないのと同じでしょう。
 表示装置や、デバイスの携帯性、バッテリの持続性などなど飛躍的に改善されない限りです。

 富士フイルムは9月30日、インスタントカメラ「チェキ」シリーズの最新モデル「instax mini 70」を10月23日に発売すると発表した。機能性やデザインを見直した「普段使いできるチェキ」で20~30代の男性もターゲットに見据える。オープン価格で、実売予想価格は1万7000円前後。

 被写体と背景の両方を明るく撮影し、暗く写りがちな室内写真も自然に仕上げる「背景きれいフラッシュ」、近年の世界的な自撮りブームに合わせた「セルフィーモード」など、さまざまな撮影シーンに適した機能を搭載する。

 本体はイエロー、ブルー、ホワイトのシンプルなデザイン。同社の種田進イメージング事業部統括マネージャーによると、欧米のユーザー調査結果から「よりシンプルなチェキの需要」に注目。同時に「パーティーや結婚式の2次会でしか使わない」といったイメージを払しょくし、普段から持ち歩けるチェキを目指したという。イベントでは、俳優の東出昌大さんがプライベートショットを公開するなど、日常での使いやすさをアピールした。

 宮崎剛イメージング事業部長は、主力モデル「mini 80」「mini 90」で10~50代女性の支持を集めた一方、20~30代の男性へのリーチが課題だと指摘。今回発売の「mini 70」で、新市場を開拓する狙いだ。

 宮崎事業部長は「同社のプリント需要の原動力」とチェキのポテンシャルを高く評価。昨年度の欧米の売り上げが3倍になったこと、アジア観光客のインバウンド需要増加――など海外の業績も踏まえ、同製品の発売により、今年度の販売目標を460万台から500万台に上方修正する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000092-zdn_n-prod

2015年9月30日水曜日

フォトロン、100万画素で最大6400コマ/秒を実現した小型軽量高速度カメラ

 小型と聞いたら、つい素人でも手軽に使えるものができたがと思ったら、1.5キロという「小型・軽量」だそうです。
 価格はお問い合わせくださいとのことですので、きっとお高いに違いありません。

 フォトロン(布施信夫社長)は、超高感度・小型軽量タイプの高速度カメラ「FASTCAM Mini AXシリーズ」の最新モデルとして、100万画素(1024×1024画素)で最大6400コマ/秒、最高90万コマ/秒の撮影が可能な「FASTCAM Mini AX200」を、9月29日に発売した。

 FASTCAM Mini AX200は、FASTCAM Mini AXシリーズの特徴であるモノクロISO4万(ISO 12232 Ssat Standard)という超高感度性能と1.5kgの小型軽量きょう体を維持しつつ、100万画素(1024×1024画素)で6400コマ/秒、最高90万コマ/秒という高い撮影速度性能を実現した。これにより、燃焼解析分野だけでなく、PIV(Particle Image Velocimetry:粒子画像流速測定法)やDIC(Digital Image Correlation:デジタル画像相関法)といった画像解析分野で最適な高速画像を提供することが可能となった。

 モノクロ12bit、カラー36bitの高精細画像に加え、ISOモノクロ4万/カラー1万6000という超高感度性能をもち、従来では撮影が困難だった微弱光などの撮影が可能になった。エンジン燃焼、流体、各種蛍光塗料などの撮影に最適なシステムとなっている。また、すべての撮影速度、解像度で最短0.26μsecという超高速シャッターでの撮影が可能。燃料噴霧やインクジェットの吐出といった超高速現象でもブレなく撮影ができる。

 速度性能を制限することでさらなる低ノイズ・高画質での撮影を可能とする「高画質モード」を搭載。散乱強度が極めて低い蛍光体の観察など、速度よりも画質が優先される場合には、任意に撮影モードを切り替えることができる。また、6方向100G、10msecの耐衝撃性能に対応しており、航空宇宙分野のフリーフォールでの燃焼実験など、さまざまな用途で活用が可能となっている。

 流体解析分野でのシャインフルーク光学系で主流である「M42レンズマウント」、パルスレーザーとの同期には必須となる「ランダムリセットトリガーモード」、限られた時間内で大量の撮影を繰り返すことができる「録画中保存機能」、エンジンのクランク角信号など周期が不定期な信号と同期撮影が可能な「可変周波数同期機能」、撮影速度を損なわずに広ダイナミックレンジ画像生成が可能な「デュアルスロープシャッター機能」、微小体の撮影時に役立つ「ファン停止機能」、電圧や電流などの計測波形データを同期取得する「波形測定器オプション」など、さまざまな用途、計測に役立つ機能やオプションに対応している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000008-bcn-prod

2015年9月28日月曜日

リコー、F2.8のKマウント用の大口径標準ズームレンズ

 写真撮影には、カメラ本体だけではなく、レンズも命です。
 これはなかなか魅力的な仕様ではあるが、価格もやや「命取り」で、懐へ殺傷力は抜群です。

 リコーイメージングは、35mmフルサイズセンサにも対応したKマウント用の標準ズームレンズ「HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR」を10月16日に発売する。税別価格は21万円。

【写真入りの記事】

 焦点距離は24~70mm(35mmフィルム換算で37~107mm相当)で、焦点距離全域で開放F値2.8を実現した大口径標準ズームレンズ。

 レンズ構成は12群17枚で、特殊低分散(ED)ガラス×3枚、異常低分散ガラス非球面レンズ×1枚、非球面レンズ×3枚を採用し、十分な周辺光量を確保するとともに、諸収差を極限まで補正することで高いMTF(Modulation Transfer Function)を達成し、中心から周辺まで緻密な描写ができる。

 高速で静かなAF(オートフォーカス)を可能にする新型の超音波モーター(SDM)を搭載。本体全体にシーリングを施すことによって、内部に水滴が入りにくい防滴構造を採用する。さらに、独自の「HDコーティング」の採用で、逆光など光線状態の厳しい条件下でもゴーストやフレアーの発生を抑え、コントラストの高いクリアな描写を実現した。

 このほか、点光源撮影時の光芒を抑え、やわらかい円形ボケを表現できる円形絞りを採用する。また、オートフォーカス動作中でもすばやくマニュアルでのピント合わせに切り替えられる「クイックシフト・フォーカス・システム(Quick-shift Focus System)」や、鏡筒部の自重落下を防ぐ「ズームロックレバー」機構を備える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150928-00000003-bcn-prod

2015年9月25日金曜日

リコー、水深14mでフルHD動画撮影できる「WG-40W」。Wi-Fi対応

 仕様的にはオリンパスのTG-4とはいい勝負かもしれませんが、価格は少しだけ安い感じです。

 リコーイメージングは、水深14mでフルHD動画撮影が行なえ、Wi-Fi機能も内蔵するコンパクトデジタルカメラ「WG-40W」を、10月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台後半(税込)。Wi-Fi非搭載の「WG-40」も3万円台半ば(税込)で用意する。

 '14年発売の「WG-30W」、「WG-30」の後継機。防水性能は水深14mに(WG-30W/WG-30は12m)、耐落下衝撃性能は高さ1.6m(同1.5m)に、それぞれ性能が向上。マイナス10度までの耐寒構造を引き続き備え、過酷なアウトドア環境下での使用に耐えるとする。カラーはWG-40Wがホワイト、ブルー、WG-40がブラック、イエロー。

 どちらのモデルも、水中撮影画像データを元に、水中で失われがちな赤系の色の再現やコントラスト補正を行なう水中撮影モード「マーメード」、「マーメードムービー」モードを備える。新たに、絞りとシャッター速度の制御を見直し、水中での手ブレを軽減。また、「マーメード」モード時に1回のシャッターでフラッシュ非発光・発光の2枚を連続撮影するフラッシュモードを備えた。

 WG-40WはWi-Fi機能を内蔵し、スマートフォンと連携可能。スマホを使ったリモート撮影、撮影画像の確認、各種機能設定もできる。撮影した静止画をスマートフォンから閲覧して保存したり、SNSなどにアップロードすることも可能。

 WG-30W/WG-30と同様に、レンズ周囲に近距離用のLED補助光を6灯配置。「デジタル顕微鏡」モードなどで使用でき、「瞬間輝度アップ」機能で高速なシャッタースピードで手ブレや被写体ブレを抑えて撮る時にも利用可能。LEDライトとしても使える。

 動画はMPEG-4 AVC/H.264、1080/30pや720/60pでの撮影が可能。スロー再生動画が撮れる「ハイスピードカメラ」や、インターバル動画撮影機能も備える。なお、ハイスピード撮影時は1,280×720ドットでの記録となる。

 有効約1,600万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学5倍ズームレンズを備え、焦点距離は約28~140mm(35mm判換算)、開放F値はF3.5~F5.5。約7.2倍のデジタルズームを備え、インテリジェントズームにも対応する。手ブレ補正は動画時、静止画時のどちらも電子式。動画撮影時は、専用の電子式手ぶれ軽減機能「Movie SR」を利用する。

 液晶モニタは2.7型/約23万画素でARコートを施している。内蔵メモリは約68MB。SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを備える。WG-40は、無線LAN SDカード「Eyefi」を利用可能。そのほか、USB端子とHDMIマイクロ(TypeD)も装備する。

 外形寸法は約122.5×29.5×61.5mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は、WG-40Wが約174g、WG-40が約172g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150925-00000040-impress-ind

2015年9月24日木曜日

フルサイズならではの立体感と4240万画素による豊かな描写――ソニー 「α7R II」

 画素数が多ければいいというわけでもないという主張はよく分かるが、場合によっては確かに魅力的なものでもあります。

 ソニーのミラーレスフルサイズ一眼カメラ「α7R II」が登場した。約3640万画素を誇った「α7R」の後継となるこのカメラ最大の特長は、約4240万画素というCMOSセンサーを採用したことと、399点像面位相差AFを実現したこと、それと5軸のボディ内手ブレ補正機能を搭載したことだ。外観などはすでに発売済みの「α7 II」とほぼ同じなのでそちらの記事をチェックして頂きたい。

 α7R IIで一番気になるのはやはりその写りであろう。約4240万画素を気軽に撮影できるのか、という点だ。結論から言うとブラブラとこのカメラを片手に、街中とモデルを撮影したが、なかなかの好印象であった。高画素になったので微細な手ブレが目立ってしまうのではないかと心配したのだが、裏面照射型となった約4240万画素CMOSセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正機能のマッチングのおかげで安心してシャッターを切ることができた。高感度特性も向上しているので、暗いシーンでも手ブレの心配が少なく、さまざまなシーンで高画素を味わうことができるカメラだ。

 また世界最多の399点像面位相差AFセンサーによる「ファストハイブリッドAF」もいい。フレーム内に広く測距点があるため、一眼レフと比較して容易にピント合わせが可能だった。フレーム中央部でなくともススッと的確に合焦するのは気持ちいい。またそのスピードと追従性も向上しており、歩いているモデルに正確にピントを合わせ続けながら、秒間約5コマで約4240万画素というサイズで撮影できるのだ。これは嬉しかった。

 α7R IIは、約4240万画素を手ブレとピンぼけの心配少なく、低感度から高感度まで美しく、秒間約5コマというスピードで小気味よく撮影できるフルサイズミラーレス一眼カメラであった。価格はちょっと高めだが、手にしてみるカメラだと感じた。うーん、4K動画も単体で撮影できるようになったし、これはちょっと欲しくなってしまったぞ。

 新しいCMOSセンサーによる約4240万画素の緻密感とローパスレス構造によるシャープさはとても魅力だ。色乗りも自然である。

 約4240万画素ともなると、わずかなピンぼけや手ブレも目立つようになってくるはずだが、α7R IIなら心配無用だ。しっかりとカメラをホールドしてシャッターを切れば、鮮明な写真を記録してくれるだろう。

 今回α7R IIを借りている間、ずっと天気が悪く撮影に難儀したのだが、曇天や雨天でのトーンがなかなか美しいことに気付いた。光量が少ない環境でも、よく効くボディ内5軸手ブレ補正機能のおかげで気持ちよく撮影することができた。

 α7 II同様、大型化されたグリップは持ちやすく、移設されたシャッターボタンが押しやすい。またいくつもファンクションボタンが配されているので、自分好みに機能を割り当てることができるのもいい。チルト式液晶もさまざまなアングルで役立つ。

 高画素化を果たしながら高感度特性も向上している。用途にもよるがISO1600~3200なら問題なく使用できるノイズ感ではないだろうか。それ以下ではほぼ無問題だ。

 単焦点レンズとの組み合わせは至福である。キレのある描写と高画素による連続感のあるボケを味わえるからだ。モデルの肌の描写も透明感があって美しく感じる。

 フレーム内に広くAF測距点があるので、歩きながらの撮影も容易である。フォーカスポイントの設定もクイックにできるので、撮影対象にあわせて臨機応変に対応できる。

 α7R IIの魅力を最大に引き出すには、やはり高性能な単焦点レンズが必須だろう。いいレンズはモデルの柔らかい肌の質感、細かい髪の毛の立体感を写し出してくれる。また上質なボケ味も魅力となるからだ。

 高感度特性も向上したので、F値が明るくない高倍率ズームレンズでも対応できる懐の広さがα7R IIの魅力だ。単焦点レンズ + 高倍率ズームの組み合わせで旅に出るのもよさそうである。

 雰囲気を的確に表現してくれるオートホワイトバランスも好印象だ。曇天の古い街並みに座り込むモデルの、微妙な存在感をうまく引き出してくれた。

 瞳が印象的なモデル、伊藤千晶さんの妖しい雰囲気を撮影。フルサイズならではの立体感と高画素による豊かな描写がα7R IIの魅力だ。いいレンズと組み合わせれば美しい写真を手にすることができるに違いない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000010-it_camera-prod

2015年9月10日木曜日

鳥へ投石、耕作地荒らす…野鳥撮影でマナー違反相次ぐ

 何事でもそうですが、ごく一部の人により、本来「良い」とされていることでも、あたかも「悪い」ことになってしまいます。

 石を投げるのは、あまりにも幼稚なことでしょう。小学生以下のレベルで、非常識です。

 こういうような人は、多分他のことをしても同じように迷惑行為を乱発するでしょう。

 ある意味で病的です。

 デジタルカメラで野鳥を撮影する人が増える中、鳥の生態や環境に影響を与えると心配される事例が全国で相次いでいる。日本野鳥の会は大手カメラメーカーのキヤノンと協力して、撮影マナーを守るよう呼びかけ始めた。

 東京都心から車で2時間ほど。茨城県内に野鳥の撮影スポットとして知られる山がある。7月中旬、望遠レンズを付けたカメラが複数台、1本の木を囲むように設置されていた。

 そばでは中高年の男性が10人ほど、談笑しながら待機していた。「来た!」と誰かが声を上げると、それぞれのカメラに戻り一斉にシャッターを切った。

 レンズを向けていたのはサンコウチョウの巣。目の周りやくちばしが青く、独特の容貌(ようぼう)から人気がある。男性たちはひなに餌を運んでくる瞬間を狙っていた。「カメラ仲間と写真を見せ合う」と一人が話してくれた。近くには撮影目的での立ち入りを禁止する看板が立っていたが、気にするそぶりも見せなかった。

 この山には多くの種類の野鳥が生息する。巣が見つかると口コミやインターネットで情報が広がり、数十人が押し寄せることもあるという。看板は、山を管理する茨城県が4年前に設置した。繁殖時期、巣の近くに大勢の人間が居座ると親鳥が寄りつかなくなる心配があるためだ。サンコウチョウの巣が枝ごと撤去されるという出来事もあった。日本野鳥の会茨城県の池野進会長(65)は「写真を撮影した人が、ほかの人に撮らせまいとしたのではないか」と推測する。

 同会が2012年、全国90支部にアンケートをしたところ、過去5年間で鳥や周辺環境に影響した可能性がある事例が28支部から計65件報告された。「鳥を飛ばせるために投石」「追いかけ回す」といった鳥への行為のほか、「道路に違法駐車」「耕作地を踏み荒らす」など、地域住民から苦情が出たケースもあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150908-00000025-asahi-soci

2015年9月9日水曜日

タムロンが「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」を正式発表

 SIGMAのライバルとしてやっとしかるべきことをしてくれました。
 「最短撮影距離を短縮」はまず差別のポイントでしょう。価格はSIGMと互角です。

 タムロンが、フルサイズ一眼レフ用の2本の単焦点レンズ「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」を正式に発表しました。
・SPシリーズを刷新する、革新的で個性的な2本の単焦点レンズを発売

 タムロンは、 デジタルカメラの進化に即応する卓越した描写性能を実現し、外観デザインや機能性、操作性を全面的に刷新した、新SPシリーズを開発。その第一弾のレンズとして、手ブレ補正機構を搭載した35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ対応の大口径広角レンズ「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と、大口径標準レンズ「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」を発売する。
 各種硝材の採用と最新の光学設計技術で諸収差を極限まで低減して、高い解像力を実現し、質感を精緻に描写。しかも明るいF値で撮影した際のボケ味も美しくなめらか。F/1.8の絞り開放から使える高い光学性能を保有。
 焦点距離35mm、45mmのスタンダードレンズでは他に類を見ないほど最短撮影距離を短縮。フローティングシステムの採用により、近接領域から全撮影領域にわたり高い描写性能を発揮。
低照度下での手持ち撮影の自由度を広げるだけでなく、高画素カメラで目立ちやすい、画質を低下させる細かなブレを抑え、カメラとレンズが持つ高い性能を最大限に引き出す。
 価格はどちらのレンズも90000円(税抜き)。発売日はどちらも9月29日(ニコン用とキヤノン用、ソニー用は順次発売)。

噂が流れていたタムロンの35mm F1.8 VC と45mm F1.8 VCが、早くも正式に発表されました。価格は9万円と、このクラスのレンズとしては結構立派な値段ですが、新SPシリーズの第1弾を飾るレンズということなので、どちらのレンズも光学性能は相当期待できそうですね。
http://digicame-info.com/2015/09/sp-35mm-f18-di-vc-usd-model-f0.html

キヤノン、APS-Hサイズで世界最高の約2億5000万画素のCMOSセンサを開発

 2億5000万というのは、3千6万画素の約7倍です。
 D800やα7Rなどより、ものすごいディテールまで再現できることでもあります。
 いずれ民生用品(つまり普通のカメラ)にも使われるのでしょうか。


 キヤノンは9月7日、35mmフルサイズ以下で世界最高画素数である、約2億5000万画素のAPS-HサイズのCMOSセンサを開発したことを発表した。

 回路の微細化や信号処理技術の進化によって、1秒間に12億5000万画素の信号読み出しを実現することで、毎秒5コマのスピードで超多画素の動画撮影が可能なCMOSセンサ。また、長年培ってきたセンサ技術を応用し、画素の微細化に対応した構造の採用によって、超多画素ながら高感度・低ノイズを実現した。

 新開発のセンサを搭載したカメラで撮影した動画は、フルHD(解像度1920×1080)動画の約125倍、4K(解像度3840×2160)動画の約30倍で、任意の領域をトリミングして大幅に拡大しても解像感が失われない。なお、キヤノンは、同センサ搭載カメラで、約18km先を飛行する飛行機の機体文字の識別に成功した。

 今後は、同センサの技術を特殊監視・防犯機器、超高精細計測機器・産業機器、映像表現分野への応用を検討していく。
http://bcnranking.jp/news/1509/150908_31434.html

2015年9月8日火曜日

リコー、全天球カメラの上位機種、新開発レンズや新型イメージセンサ搭載

  コンセプトしてはいいが、何しろ変形が激しすぎて、イマイチリアル感がないのは、大変使いにくいです。
 話のネタとしてはいいのと、限られた場面(特に円柱面や球面上に分布する景色・被写体)では、素晴らしい作品が生まれるのはポイントですね。

 リコーとリコーイメージングは、撮影者を取り囲む全天球イメージをワンショットで撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー・シータ)」の上位機種として、高精細な静止画や高品質な動画撮影、ライブビュー機能などを備えた「RICOH THETA S」を10月下旬に発売する。価格はオープンで、直販サイトの税込価格は4万2800円。

 「RICOH THETA」の製品コンセプトである小型・軽量さはそのままに、新開発した開放F値2.0の大口径小型二眼屈曲光学系と、大型化したイメージセンサによって、出力画素で約1400万画素相当の高精細全天球画像を実現した。最新の画像処理技術を採用することで、暗所での画質を向上し、長時間撮影(バルブ撮影)との組み合わせによって、夜景でもノイズを抑えた全天球撮影を楽しめる。また、スマートフォンと無線LAN接続して、撮影や各種設定ができる。

 撮影した全天球イメージは、専用サイトのtheta360.comにアップロードすることで、FacebookやTwitter、TumblrなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で共有可能で、GoogleマップやGoogle+、YouTubeの「360°チャンネル」への投稿にも対応する。

 全天球動画撮影機能は、フルHD相当で30fpsの滑らかな撮影を実現しており、最大25分間(合成後)の撮影ができ、専用アプリ「RICOH THETA S」の動画変換ツールによって、スマートフォン/タブレット上でつなぎ目のない全天球動画をつくれる。作成した全天球動画は、静止画と同様に指先でサイズや形、構図を変えられ、theta360.com経由でのSNSにおける共有にも対応する。

 無線LAN経由でスマートフォン/タブレット端末と接続した場合は、静止画撮影時のみライブビュー表示が可能で、各種設定の適用結果を画面で確認しながら撮影できる。なお、表示方法は全天球表示とパノラマ表示から選べる。

 本体には、8GBのメモリを搭載するとともに、高級感とグリップ性能を高めるラバー塗装を施した。また、設定状況がわかるモード表示用LEDや、静止画/動画切り替えボタンを備える。サイズは幅44.0×高さ130.0×奥行き22.9mmで、重さは約125g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000017-bcn-prod

2015年9月3日木曜日

パナソニックが「LUMIX FZ300」、4Kフォト対応でF2.8通しの600mmレンズ搭載

 塗り絵は塗り絵だが、600mmまでF2.8通しというのはやはりかなり魅力的ですね。
 コンパクトさを追求するならば、これがベストでしょう。

 パナソニックは2015年9月2日、1/2.3型の撮像素子を搭載したレンズ一体型の高倍率ズームデジカメ「LUMIX DMC-FZ300」を発表した。2012年8月に発売した「LUMIX DMC-FZ200」の後継モデル。F2.8通しの明るいズームレンズ(光学24倍ズーム、35mm判換算で25-600mm相当)を継承しながら、新たに4K動画撮影機能や一瞬の被写体を簡単に捕らえる「4Kフォト」機能を追加した。本体も防塵防滴構造に改良した。野鳥やスポーツ競技など素早く動く被写体の撮影に向くモデルとして、写真愛好者に売り込む。

 予想実売価格は7万8000円前後で、発売は9月17日の予定。

 4Kフォトは、撮影した4K動画から写真を切り出して保存する機能。4K動画は3840×2160ドットの解像度があり、写真を切り出しても800万画素相当のサイズがある。これを生かし、4K動画撮影を「秒間30コマの超高速連写機能」として利用し、撮影後に切り出したいコマを選び出して写真として保存することで、決定的なシーンを容易に手に入れられる。DMC-FZ300では、シャッターボタンを押す1秒前から記録する「4Kプリ連写」の機能も追加し、ベストショットを得やすくした。

 オートフォーカスは、画面内のすべての被写体の距離情報を瞬時に算出する空間認識AFを新たに搭載。コントラストAFの高速化と合わせ、動きの素早い被写体でも瞬時にピントが合うようにした。

 このクラスの高倍率ズームデジカメは、より大きな1型の撮像素子を搭載した「LUMIX DMC-FZ1000」や「Cyber-shot DSC-RX10M2」(ソニー)、「PowerShot G3 X」(キヤノン)などがあり、1/2.3型のDMC-FZ300は画質で劣る。だが、DMC-FZ300は600mm相当までF2.8通しの明るいズームレンズ、防塵防滴機構、4Kフォト、4K動画機能を備えており、装備や機能はもっとも優れている。さらに、撮影後にピント位置を自由に変えられる「フォーカスセレクト」の機能も後日ファームアップで搭載すると発表しており、機能重視派にとっては見逃せない1台になりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-01066175-nkbp_tren-prod

2015年9月1日火曜日

キヤノン、「EOSシリーズ」向けの大口径広角単焦点レンズ

 スペックと性能はかなり高いものではあるが、価格もそれ以上です!

 画質を追求するには、強気な出資をしないと実現できない時代になってきました。

 キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOSシリーズ」向けの交換レンズとして、大口径広角単焦点レンズ「EF35mm F1.4L II USM」を10月中旬に発売する。税別価格は28万5000円。

 1998年12月に発売した「EF35mm F1.4L USM」の後継機種。青色(短い波長域)の光を大きく屈折させる異常分散特性を備えたBR光学素子を、凹および凸のガラスレンズで挟み合わせた新開発の複合レンズ「BRレンズ」を採用し、特に大口径レンズでの補正が困難だった軸上色収差を大幅に低減し、すぐれた描写性能を実現した。

 研削非球面レンズ×1枚を含む2枚の非球面レンズで諸収差を良好に補正するとともに、UDレンズ×1枚で倍率色収差を良好に補正することで、絞り開放時でも画面の中心部から周辺部まで高画質を可能にする。最前面レンズには、レンズ面に垂直に入射する光から斜めに入射する光まで、広い入射角の光に対して高い反射防止効果を持ち、フレアやゴーストの発生を抑える特殊コーティング「SWC」を施した。

 最短撮影距離を、「EF35mm F1.4L USM」の0.3mから0.28mへと短縮することによって、最大撮影倍率を0.18倍から0.21倍に向上し、広角レンズながら小さな被写体をよりクローズアップし、ボケ味を生かした写真が撮れる。また、9枚羽根の円形絞りを採用することで、背景の点光源をより円形に近い、美しい形状で表現できる。

 本体は、レンズ鏡筒内部のメカ構造を見直し、高耐久性・耐振動衝撃吸収性を実現し、マウント部/スイッチ部/フォーカスリングに防じん・防滴構造を採用するなど、過酷な撮影条件にも耐えられる。さらに、レンズ最前面および最後面にはフッ素コーティングを施しているので、水や油が付着しても乾いた布などで簡単に拭き取れる。サイズは最大径80.4×長さ105.5mmで、重さは約760g。フィルター径は72mm。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150828-00000009-bcn-prod

サンコー、重量14グラムの“メガネ装着型”ウェアラブルカメラ

これは、かなり遊べるグッズになりそうだが、画質は気になります。

サイズは他のウェアラブルビデオカメラよりかなり小さいため、光学系はどうしても質の劣るものをしか使えないと予想しているからです。

 サンコーは8月31日、メガネ装着型の小型ビデオカメラ「メガネni付け撮~る」(型番:MTMACAM3)の取り扱いを発表、同社直販「サンコーレアモノショップ」で販売を開始した。

 既存のメガネのテンプルにゴムバンドで固定できるビデオカメラで、本体重量は約14グラムの超小型軽量設計となっている。またカメラ装着用のメガネフレームも付属する。

 録画メディアはmicroSDカードを使用(最大32Gバイトまで)、1280×720ピクセル/30fpsでの動画撮影を行える(JPG画像撮影/WAV音声録画にも対応)。内蔵バッテリーの連続駆動時間は約70分だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150831-00000078-zdn_pc-prod



2015年8月27日木曜日

品のある美しいボケが楽しめる中望遠――カールツァイス「Batis 1.8/85」

 また懐の寂しさとの相談になるが、なんとも写真愛好家の心をくすぐる逸品です。
 できれば、レンタルでもいいから一度試してみたいものです。

 今回紹介する「Batis 1.8/85」は、以前取り上げたツァイスの「Batis 2/25」の姉妹レンズだ。光学式手ブレ補正機能を搭載した、明るいオートフォーカス中望遠レンズとなっている。

 レンズの外観は、すでに発売されている「Batis 2/25」の流れをくむ。優しさを感じさせる丸みを帯びたそのルックスは、撮影対象に威圧感を与えない印象を受けた。これはポートレート撮影にいいかもしれない。無骨な機材だと萎縮してしまうモデルも中にはいるからだ。

 Batis最大の特長である有機EL採用の距離目盛、マウント部のシーリングに加えて、このBatis 1.8/85は光学式手ブレ補正機能を搭載している。これは嬉しい。ボディ内手ブレ補正機能を採用した「α7 II」や「α7R II」と組み合わせると文字通り鬼に金棒である。低照度下で絞りを開放にし、低感度で手ブレ限界ギリギリまでの撮影を楽しめそうだ。

 レンズ構成は8群11枚のゾナー(Sonnar)タイプ。素直で暖かみがあってクリアな描写はツァイスらしい写り。そして何よりも美しいボケ味が秀逸である。焦点距離こそ違えど、Batis 2/25と同じような、品を感じさせる“Bokeh”が何ともいえない。もちろんこちらは85ミリという中望遠レンズなので、ボケを生かした撮影を大いにエンジョイすることが可能だ。開放からチョイ絞りだと画質はピークを迎えるが、ここはあえて開放でのボケ味を堪能するのもいいだろう。

 このレンズは使っていてなぜか楽しくなる。85ミリの距離感とボケ味のマッチングだろうか。金属のやや鈍い光沢感と背景のブレンド具合が気に入った。

 オートフォーカスは速く正確だ。やや長めの視点に、ピンポイントに決まるフォーカスはストレスのない撮影を実現してくれる。それにしてもボケ味の柔らかさが実にいい。

 つい絞り開放での撮影ばかりになってしまったが、このボケと立体感なら仕方あるまい。ややアンダー目に露出を振ってやると、ハイライトが際立ち、よりクラリティのある写真に仕上がる。

 ソニーのα7 IIとのバランスはとてもいい。レンズを包むようにホールドしてシャッターを切れば、もっと暗い場所での撮影でもボディ、レンズ双方の手ブレ補正機能の恩恵を得られるはずだ。

開放F1.8という標準的な明るさだが、ボディとレンズが備える手ブレ補正機能を使えるメリットは大きい。撮影フィールドをこのレンズは大きく拡大してくれるだろう。

 端正でそつのない描写は、ポートレートからスナップまで広い分野で活躍するはずだ。また防じん防滴仕様なので厳しい環境下でも安心してシャッターを切り続けられそうだ。

 ツァイスに憧れるフルサイズEマウントユーザーなら、一度は自身のボディに装着してこのボケ味をメインとした描写を味わってみるのも悪くない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150827-00000020-it_camera-prod

2015年8月26日水曜日

エントリー一眼でもボディ内5軸手ブレ補正 オリンパス「OM-D E-M10 Mark II」を発表

 手振れ補正は確かにありがたいですが、エントリークラスにしては、高過ぎではないかと素直に思ってしまいます。8万円前後ならば、他に選択肢がどんと増えて、これっといった優位性はとても感じられません。
 何よりも、いくらレンズなどで頑張っても、しょせんマイクロフォーサードのセンサーにすぎず、投資の割に限界ははっきりと見えてしまっています。
 オリンパス資産を持っていないならば、どうしてもFujifilmやSonyのものの方はよほどましな選択肢に見えてしまいます。

 オリンパスが8月25日、ボディー内5軸手ブレ補正を搭載したエントリークラスのミラーレス一眼「OM-D E-M10 Mark II」を発表した。ブラックとシルバーの2色を用意し、9月4日に発売する。価格はオープンプライスだが、実売予想価格はボディ単体が8万円前後、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」が付属するEZレンズキットが9万円台半ば、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZと「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」がセットになったEZダブルズームキットは11万円前後(いずれも税別)。

 ファミリー層をメインターゲットとするOM-D E-M10 Mark IIは、「OM-D E-M10」の後継モデル。撮像素子の有効画素数は1605万画素とE-M10から増えていないが、前述のとおりエントリークラス向けのコンパクトなボディながら、上位モデルゆずりのVCM方式5軸手ブレ補正機構を搭載したのが大きな特徴だ。縦・横2方向の角度ブレ、回転ブレ、水平・垂直方向のシフトブレの5方向のブレが補正でき、手ブレ補正効果はCIPA規格で4段分。

 新たに電子シャッターも利用可能になり、1/16000秒までの高速シャッターも切れる。連写速度は秒間8コマから8.5コマに高速化した。高速なAFも持ち味で、タッチパネルを活用したタッチAFシャッターを利用すれば狙った場所に簡単にピントを合わせてシャッターが切れる。またタッチパネルはファインダー使用時にAFポイントを動かすAFターゲットパッドとしても活用可能。右手の親指でファインダーをのぞきながら直感的にAFポイントを移動できる。

 チルト式の背面モニターは3型(104万ピクセル)。ハイアングルやローアングルでの撮影にも対応しやすい。これはE-M10と同等だが、電子ビューファインダー(EVF)がOM-D E-M5 Mark IIと同じ解像度を持つ236万ピクセルの有機ELになったのもポイント。ファインダー倍率は約1.23倍(35ミリ判換算で0.62倍)。

 動画の撮影時にも5軸手ブレ補正が強力にブレを補正でき、フルHD動画の撮影機能も向上している。フレームレートは30Pのほか、60P、50P、25P、24Pも選択可能だ。

 コンパクトなボディはクラシカルなデザインを継承。14種のアートフィルターや5種のフォトストーリーなど、加工機能も充実している。

 ボディサイズは幅119.5×高さ83.1×奥行き46.7ミリとコンパクトなボディは、リチウムイオンバッテリーとメモリーカードを会わせても重さは約390グラムと軽量。CIPA基準で約320枚の撮影可能コマ数を確保している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150825-00000054-it_camera-prod

2015年8月23日日曜日

iPhone 6 Plusの一部ロットにカメラの不具合、交換プログラムを発表

どの会社でも、品質管理は大変ですね。

とは言っても、当たる人は気持ち悪いとしか言いようはないでしょう。
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AppleはiPhone 6 Plusに搭載されているiSightカメラに不具合があることを発表した。コンポーネントの一部が故障し、撮影した写真がぼやけて見える場合があるという。

 不具合が確認されているのは、2014年9月~2015年1月までに販売された一部のiPhone 6 Plusで、該当モデルは無償でiSightカメラを交換するという。

 自分のiPhone 6 Plusが交換対象かどうかは、同社の専用サイトでシリアル番号を入力することで確認出来る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150822-00000016-impress-sci

2015年8月19日水曜日

ケンコー・トキナー、デュアルモニタを搭載した防水・耐衝撃コンデジ

 どちらかといえば、おもちゃ的な位置づけです。
 手ごろな価格は魅力的でしょう。
 単4乾電池の使用は人によって有難いかもしれません。

 ケンコー・トキナーは、防水性能と耐衝撃性能を備えたコンパクトデジタルカメラ「DSC1480DW」を8月20日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は1万円前後の見込み。

 水深3.0mまでの水中撮影が可能で、高さ1.5mからの落下テストをクリアした耐衝撃性能によって、うっかり落としたりぶつけたりしても安心なコンパクトデジタルカメラ。

 焦点距離8.5mm(35mmフィルム換算で42mm相当)のレンズ、有効画素数約1400万画素のCMOSセンサを搭載し、本体背面だけでなく、前面にも液晶モニタを備えているので、画面を見ながら簡単に自分撮りができる。

 対応メディアは最大32GBまでのmicroSDHC/microSDカード。電源は単4形アルカリ乾電池×2本。サイズは幅99×高さ63×奥行き28mmで、重さは約150g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150818-00000010-bcn-prod

2015年8月15日土曜日

月額380円のプリントし放題サービス「NifMo プリント」開始

送料は120円かかるが、それにしても格安としか言えないような価格設定です。
後は、プリントサイズや、形(フォトブックできるかどうかとか)等の多様性はどうかにもよります。
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ニフティは8月13日、MVNOサービス「NifMo」のオプションサービスとして、撮影した写真をスワイプするだけで簡単に注文できる写真プリントサービス「NifMo プリント」を提供開始した。

 NifMo プリントは、専用アプリで写真を撮影後、プレビュー画像を上方向にスワイプ(もしくは注文ボタンをタップ)するだけで注文できる写真プリントサービスだ。月額380円(税別)で何枚でもプリント注文ができるが、同一写真2枚以上の焼き増し注文時は1枚あたり10円の追加料金が発生する。送料は1パック(100枚まで)120円で、注文した1カ月分の写真が自宅に届けられる。

 なお、専用アプリの対応OSはAndroid 4.0以上だが、2015年秋にはiOS版も提供予定となっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150814-00000016-zdn_m-prod

2015年8月13日木曜日

上質な溶けていくようなボケを見せるDistagon――カールツァイス「Batis 2/25」

これはまたまたソニーフアンにたまらない一品ですね。
ソニーα7シリーズにふさわしいものでもあります。
予算があれば即買いし、αの最大な魅力を引き出しにとりかかるでしょう。
ーーーー
 カールツァイスから、ソニーのフルサイズEマウント向けAFレンズが登場した。焦点距離はツァイスファンならニヤリとしそうな25ミリ。その新しいレンズの名は「Batis」だ。

 独特でツルンとしたレンズデザインは、一目でツァイスのミラーレス一眼用レンズと分かるそれである。やや控え目だがしっかりと自己の存在を主張する意匠は、レンズ単体だけでなくソニー「α7 II」に装着してのトータルでのルックスも素晴らしいものにしてくれた。どことなく品があってたたずまいを美しく感じることができる。

 さて、このレンズの目新しいところは距離目盛窓だろうか。一般的な距離目盛と違い、Batisでは有機ELを採用しているのだ。これにより暗い場所での視認性も高まるし、被写界深度の表示も可能になっている。これはちょっと面白い。またマウント部にシーリングもされており、防じん防滴仕様となっているところも見逃せない。

 Batis 2/25をα7 IIにつけ、ブラブラと撮り歩いたが、その重量バランスとホールド感がとてもよく、小気味よく撮影ができた。オートフォーカスもまずまずのスピードと正確さがあり、なによりもサイズ的に自分の手にピッタリだったからだろう。

 写りもツァイスらしくとてもいい。特殊低分散レンズと非球面レンズを採用したDistagon 8群10枚構成で、画面中央はもちろん隅々まで安定した描写である。どことなくしっとりとした色再現なのだが、きめの細かい被写体の立体感や、上質な溶けていくようなボケなどがとても気に入った。開放値がF2と明るいので、ドキュメンタリーから風景、そしてスナップなど幅広い撮影ジャンルで活躍するレンズだと思う。

 三浦半島の先端から太平洋を臨む。台風接近でパワーのある波が打ち寄せてきていたが、その色合いと溶け込んだ泡沫が美しく描写されている。実に頼もしい写りだ。

 秋葉原の路上で出会ったネコ。その瞳にフォーカスしてシャッターを切った。やや薄曇りの日であったが、その光の感じ、ネコの毛のディテールが思った通りにキャプチャーできた。AFも正確で高速だ。

 開放値がF2と明るいので、このレンズは暗所でも活躍するレンズになるだろう。有機ELを採用した距離目盛窓は闇夜でのMF撮影時に役立つに違いない。

 このレンズは近景から遠景まで穏やかでそつのない写りを見せてくれる。構えた時の手触りもよく、シャッターを切るのが楽しくなる仕上げだ。

 ボケ味も美しい。博物館の手すりを絞り開放で撮ったものだが、スーッと自然に拡散されていく上質なボケと、落ち着きのある色合いがツァイスらしく感じる。

 被写体から細部を写しとる性能も素晴らしい。経年変化でもはや何が書かれていたか判別が難しい看板だが、Batisが読み取った痕跡を辿れば何か分かるかもしれない。

 人影少ない風情のある街。その空気感と色をうまくこのレンズで撮ることができた。25ミリという焦点距離は街中スナップでなかなかいい長さである。

 被写体の自然で特長的な「風合い」を上質にうまく撮れるレンズ、という印象だ。あなたのソニーにも一本いかがだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150812-00000039-it_camera-prod

2015年8月11日火曜日

タムロンから高倍率ズームレンズ、キヤノン用とニコン用を同時発売

 入門編のズームレンズではあるが、しいて言えば簡易防滴構造は最大な魅力でしょうか。
 手振れ補正機構付きで3万6千円は大変手ごろなものです。

 最大撮影倍率1:4 (f=200mm時:最短撮影距離0.5m)です。

 タムロンは、APS-Cサイズ相当のデジタル一眼レフカメラ専用高倍率ズームレンズ「18-200mm F/3.5-6.3 DiIIVC (Model B018)」のキヤノン用とニコン用を8月20日に発売する。税別価格は3万6000円。

 ベストセラーレンズ「AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR DiIILD Aspherical [IF] MACRO(Model A14)」の後継機種で、使いやすい焦点距離18~200mm(35mmフィルム換算で28~310mm相当)をカバーし、家族の記録写真、ポートレート、風景、動物、料理など、さまざまな撮影に1本で対応できる高倍率ズームレンズ。

 手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」の搭載によって、手ブレを起こしやすい望遠側での撮影や、室内/夜景など低照度の撮影条件でも効果的に手ブレの発生を抑える。また、DCモーターのAFユニットを新規設計することで、AFスピードと静音性を大幅に向上した。なお、高倍率で手ブレ補正機構を備えつつ、同クラス世界最軽量を実現する。

 レンズ構成は14群16枚で、LD(Low Dispersion:異常低分散)レンズの採用によって色収差を効果的に抑制するなど、最新の光学設計によって描写性能を向上した。また、7枚羽根の円形絞りを採用することで、点光源のボケの自然な円形での描写を可能にする。

 このほか、簡易防滴構造や、携帯時の自重落下を防ぐズームロック機構を採用した。最大径は75.0mmで、長さはキヤノン用が96.6mm、ニコン用が94.1mm。重さは400g。フィルター径は62mm。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150807-00000005-bcn-prod

2015年8月7日金曜日

スマホの“自撮り”画質を比較調査――最も評価を得たのは「Galaxy S6 edge」

 自撮り好きな人には重要な評価ポイントでしょうし、普通のデジタルカメラでは、いくらWiFi機能を駆使して、自動アップしたり、同期したりしても、スマホで直接操作できるのに比べると、やはり劣ってしまいます。ましてほとんどのユーザはスマホでしか写真撮影しないので、スマホの自撮り性能はその人気度にも影響が出るのでしょう。

 MMD研究所は、8月6日に「スマートフォンインカメラの画質比較調査」の結果を発表した。調査対象はスマートフォンカメラを利用している15歳~39歳の男女5492人で、調査期間は7月31日~8月4日。

 本調査は「スマートフォンカメラの利用動向調査」に続く第2弾にあたり、端末の中でも利用率の高い「iPhone 6」「Xperia Z4」「AQUOS ZETA」「Galaxy S6 edge」「ARROWS NX」の5機種を使用。インカメラで撮影した自撮り画像をブラインドテストし、最もキレイだと思った画像を選んで順位を決定した。

 撮影は朝・昼・夜のそれぞれ屋内・屋外というシチュエーションで計6回実施。朝の屋内ではXperia Z4が3440票(62.6%)で1位、朝の屋外ではGalaxy S6 edgeが2560票(46.6%)が1位となった。昼は屋内、屋外ともにGalaxy S6 edgeが1位で、同様に利用動向調査で不満の多かった夜の屋内・屋外でもGalaxy S6 edgeが高い評価を集めた。

 各シチュエーションでの平均値を算出したところ、1位はGalaxy S6 edgeで平均2987票、2位はXperia Z4で平均1456票、3位はiPhone6で平均493票、4位はAQUOS ZETAで平均385票、5位はARROWS NXが平均171票という結果が出た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150806-00000112-zdn_m-prod

2015年8月6日木曜日

撮影した写真をスマホに自動転送するEXILIM 「EX-ZR3000」「EX-ZR60」を発売

 遊び心十分の製品ではありますが、3万台から5万円の価格となると、他にも似たような選択しが一杯出てきてきます。買うにはかなり迷う製品でもあります。

 カシオ計算機が7月22日、デジタルカメラEXILIMシリーズの最新モデルとして、「EX-ZR3000」を7月31日から、「EX-ZR60」を8月28日から販売すると発表した。価格はオープンプライス。EX-ZR3000の実売予想価格は5万2000円(税別)、EX-ZR60の実売予想価格は3万2000円(税別)。

 EX-ZR3000とEX-ZR60は、どちらもBluetooth Smart(Bluetooth Low Energy)とWi-Fiを活用することで、撮影した写真を自動でスマートフォンに転送できる機能「エクシリム オートトランスファー」に対応を備えたコンパクトデジカメ。光学ズームレンズを生かしたデジカメならではの写真でも、簡単にスマートフォンからSNSに投稿したり、メールで送ったりできる。また自動転送はしないまでも、カメラの電源をオフにしたままスマートフォンからカメラを起動し、カメラ内の写真を閲覧・コピーすることも可能なので、カメラとスマートフォンを毎回Wi-Fiで接続しなくても簡単に写真データのやり取りができる。

・EX-ZR3000

 EX-ZR3000の撮像素子は1/1.7型裏面照射型CMOS。有効画素数は1210万画素で、光学12倍(35ミリ判換算で25~450ミリ相当)のズームレンズを備える。5軸の手ブレ補正も備え、暗い場所や逆光などでもきれいに写真が撮れるという。画像処理エンジンにはEXILIMエンジンHS Ver.3を搭載しており、新開発のセンサーと合わせて高度な補正が可能だ。

 背面の液晶モニターはチルト式で、180度上に上げれば自分撮りにも対応可能。肌のなめらかさや肌の色も変えられるメイクアップモードも備えた。ZRシリーズならではの、フロントシャッターボタンも健在だ。

 外形寸法は幅108.3×高さ61.5×奥行き36.7ミリ(突起部除く奥行き28.0ミリ)、重さは約248グラム(バッテリー、メモリーカードを含む)。ボディカラーはホワイトとブラックを用意する。

・EX-ZR60

 EX-ZR60は、コンパクトなボディと背面全体が180度上まで回転するユニークな形状が特徴のデジカメ。1/2.3型で有効約1610万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、35ミリ判換算で25~250ミリ相当の光学10倍ズームレンズを搭載する。光学式の手ブレ補正も備えた。少し厚手の手帳のようなデザインが特徴だ。

 高速なAFは上位モデル譲りで、カメラに向かって手を振ると、その動きを感知してタイマーが作動するモーションシャッターなども搭載する。メイクアップモードなどのエフェクトも楽しめる。

 ボディカラーはホワイト、ピンク、グリーンの3色。外形寸法は幅99.6×高さ59.5×奥行き25.0ミリ、重さは約202グラム(バッテリー、メモリーカードを含む)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150723-00000085-it_camera-prod

豊かな描写を見せる中望遠レンズ――富士フイルム「XF90mm F2 R LM WR」

 大変素晴らしいレンズではありますが、富士フィルムカメラの持ち主以外にはちょっと縁のない話です。
 そのためにも、富士フィルムのFUJIFILM X-T1を買いたくなるかもしれません。
 問題はどこからその予算を絞り出すことです!
 23万円さえあれば済む話でもあります……

 富士フイルムから防じん防滴耐低温構造の明るい単焦点レンズ「XF90mm F2 R LM WR」が登場した。35ミリ判換算で137ミリ相当となるこのレンズは、開放から実にシャープなキレ味を持っていた。

 このレンズは「WR」の名が示すように「防じん防滴耐低温構造」を採用。鏡筒各部7カ所に施されたシーリングによって、厳しい条件下での撮影が可能になっている。今回使用した「FUJIFILM X-T1」との組み合わせで、アウトドアスポーツや風景など、風雨や埃、気温の影響を大きく受けるシーンでも安心して撮影できる仕様が嬉しい。レンズの造りも非常にしっかりとしており、各リングの動きもとてもスムーズだ。

 写りも開放からとてもシャープで素晴らしい。レンズ構成は8群11枚(EDレンズ3枚含む)となり、新開発の「クアッド・リニアモーター」によるオートフォーカスも高速で正確だ。このレンズは最短60センチまで寄れるのだが、その近景から遠景までストレスなくピントが合い、美しい描写を見せてくれた。137ミリ相当という長さはポートレートはもちろん、静物から風景などあらゆるジャンルで重宝するだろう。このレンズのような豊かな描写を見せるレンズは特にだ。

 手前の木々をぼかしつつ、石造りの塔を撮影した。137ミリ相当とあって前ボケがとても美しい。また塔のヒビ割れなどディテールも非常によく写し取れている。

 もちろん後ボケも美しい。被写体と背景との距離をとれば、上品なボケ味を楽しむことができる。

 ポートレートでこのレンズは本領を発揮する。瞳から肌、ネックレスまで富士フイルムらしい安定した写りを見せてくれた。しっとりした色合いも同社ならではである。

 エッジの立ったシャープな写りは風景写真でも絶大な効果だ。台風が接近中の灯台を絞って撮ったが、そのタイルの質感からダイナミックに舞う飛沫まで、リアルにキャプチャーできた。こういう波しぶきが飛び交う場面でも「WR」レンズなら安心である。

 開放での描写はとてもいい。レースの細かい目のディテール、左の束ねられたカーテンのやや重たそうな感触まで伝わってくるようだ。色再現も見た目に忠実で好感が持てる。

 夏といえば氷だが、そののぼりを爽快感あふれんばかりに撮ることができた。生地の立体感はもとより、色のりがとてもよく印象的な写真となった。

 このレンズは60センチまで寄れるのも特長だ。テーブルフォトや商品撮影でも活躍することだろう。開放でソロバンに寄ったが品のあるボケと色合いがいい感じとなった。

 スキップをするモデルを空ヌケで。新しくなったAFシステムのおかげで、X-T1との組み合わせでいい瞬間を撮ることができた。F2と明るいレンズなので、薄暗い環境でのスポーツ撮影でも使えそうだ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150724-00000082-it_camera-prod

光学8倍の「IXY 160」、薄型・軽量でレンズシフト式手ブレ補正を搭載

 性能的には特筆できるところはないですが、安価で、軽量で、焦点距離幅はそこそこ広いと言ったところでしょうか。
 スマフォンに不満があり、予算はあまりなくて、、荷物をあまり増やしたくない人には最適でしょう。

 キヤノンは、コンパクトデジタルカメラの新製品として、光学8倍ズームレンズ、レンズシフト式手ブレ補正機構(IS)を備えた「IXY 160」を7月31日に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの税別価格は1万1800円。

 薄型・軽量で持ち歩きしやすいポケットサイズの本体に、焦点距離が35mmフィルム換算で28~224mm相当の光学8倍ズームを搭載。約16倍までのデジタルズーム領域でも、高い解像感を維持する「プログレッシブファインズーム」機能も備える。

 撮像素子は、有効画素数約2000万画素のCCDセンサを採用し、独自の映像エンジン「DIGIC 4+」と組み合わせることで、ノイズを抑えた鮮明な写真の撮影を可能にする。

 手ブレ補正には、細かい手ブレまで高精度に補正するレンズシフト式手ブレ補正機構(IS)を搭載し、ズーム撮影時でも手ブレを抑えられる。さらに、撮影状況に応じて最適な手ブレ補正に切り替える「マルチシーンIS」を備えており、被写体に対するズーム位置や撮影距離をカメラが分析して、6種類の手ブレ補正モードから最適な補正を自動選択する。

 撮影機能としては、被写体に人物が含まれるかどうかや、光の加減など、撮影時のシーンを32種類に分類して、最適な設定と画像処理を行う全自動撮影機能「こだわりオート」を搭載しているので、どんなシーンでも簡単に撮影できる。また、「こだわりオート」と「マルチシーンIS」の組み合わせによって、最大78種類の撮影パターンを自動判別することで、最適な設定での撮影を可能にする。

 このほか、一定時間操作をしない場合に、液晶画面の明るさを落としてバッテリ消費を抑える「エコモード」を備えており、「エコモード」非設定時と比較して撮影できる枚数を約30%向上した。さらに、本体には「エコモード」を簡単に設定可能な「ECOボタン」を搭載する。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅95.2×高さ54.3×奥行き22.1mmで、重さは約128g。カラーは、レッド、シルバーの2色。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00000004-bcn-prod

ISO400万相当の超高感度カメラ、キヤノンから、0.0005lux以下で撮影可能

 ほしくても手軽に買えない製品ではありますが、その存在を知るだけでも夢が広がります。

 キヤノンは12月上旬、同社初の超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」を発売する。税別価格は300万円。

 フルHD動画撮影専用の35mmフルサイズCMOSセンサを改良して搭載。最上位機種「EOS-1D X」などで使用するCMOSセンサと比較して、面積が7.5倍以上の大きな画素と画素部の読み出し回路に独自技術を備えた。有効画素数約226万画素の35mmフルサイズCMOSセンサによって、超高感度と低ノイズを両立している。

 最低被写体照度は0.0005lux以下で、一般的な低照度環境での撮影に用いられる赤外線投光をすることなく、ノイズの少ないカラーのフルHD動画を撮影できる。映像制作機器「CINEMA EOS SYSTEM」も採用している広ダイナミックレンジの「Canon Log」や「Wide DR」を使って、低照度から高照度まで幅広い照度環境で高画質動画撮影を可能にした。

 レンズマウントには、EFマウント(シネマロックタイプ)を採用し、キヤノンEFレンズの豊富なラインアップから、用途や撮影シーンに応じて最適なレンズを選択できる。

 インターフェースは、外部レコーダーやモニタなど、さまざまな周辺機器へケーブル1本で映像出力が可能な3G/HD-SDI出力やHDMI出力、別売のリモートコントローラー「RC-V100」に対応したRS-422用丸型8ピンのリモート端子、直径2.5mmのステレオミニジャック、外部マイクを接続できる直径3.5mmのステレオミニジャックを搭載する。

 サイズは幅102×高さ116×奥行き113mmで、重さは約1.1kg。

スマートフォンが顕微鏡に早変わり――「60倍マイクロスコープ」

 珍しい存在でもないが、1000円という手軽な価格は魅力的ですね。

 ドスパラは8月3日、同社直販ショップ“上海問屋”で「最大60倍率・LED&UVライト付き スマホ対応マイクロスコープ」(DN-13155)を発売した。価格は999円(税込、送料別)。

 本製品は、スマートフォンなどのカメラレンズ部分にクリップで装着することで、最大60倍率で対象を観察、撮影できるマイクロスコープだ。昆虫や植物の自由研究や、肌の健康チェックといった幅広い用途に活用できる。

 本体に搭載するLEDライトを点灯することで、薄暗いところでも映像を確認できる。つまみを回転させることで、UVライトに切り替えることもできる。

 本体サイズは約6.7(幅)×6.2(奥行き)×2.2(高さ)ミリ。重量は約21グラム(電池除く)。別売りのLR1130×3で駆動。レンズケース、英語マニュアルが付属する。

ニコン、新交換レンズ3本、24-70mm f/2.8、24mm f/1.8、200-500mm f/5.6

 どれもこれも魅力的な性能を持つものです。
 古いモデルを持っているユーザには悩ましい人時でもあります。
 予算が関係なければいい話でもありますが。

 ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマット対応の交換レンズ新製品3本を発表した。標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」を8月27日に、大口径広角短焦点レンズ「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」と超望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」を9月17日に発売する。

 「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」は、「NIKKOR」レンズとしては初めてED非球面レンズを採用した。色にじみを効果的に低減するED(特殊低分散)ガラスを使用、片面または両面に球面でない曲面を持たせた。EDガラスによって色収差を除去し、非球面の採用によって球面収差やディストーション(歪曲収差)、コマ収差によるコマフレアを除去するなど、各収差を良好に補正して、すぐれた描写を実現する。さらに、非球面レンズ、EDレンズ、高屈折率レンズ、ナノクリスタルコートを採用することで、ゴーストや諸収差を抑え、画像周辺部までシャープに描写できる。

 従来機種「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」と比較して、より自然でやわらかいボケ味が楽しめるほか、4段分の手ブレ補正効果を備えたVR機構を搭載した。サイズは最大径88.0×長さ154.5mmで、重さは約1070g。税別価格は28万7500円。

 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」は、小型・軽量で持ち運びしやすく、さまざまな撮影シーンで自然なボケ味を活かした広角撮影を可能にする。ナノクリスタルコート、非球面レンズ、EDレンズによってゴーストや収差などを抑えた高い光学性能を実現した。最短撮影距離は23cmで、クローズアップ撮影にも対応する。サイズは最大径77.5×長さ83.0mmで、重さは約355g。税別価格は9万2500円。

 「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」は、EDレンズを採用し、色収差を抑えた高い光学性能を実現する。「NORMALモード」での撮影時に、「NIKKOR」レンズ最高クラスの4.5段分の手ブレ補正効果を発揮するVR機構を備える。また、動きの激しい被写体の撮影に有効な「SPORTモード」や、高速連続撮影時の安定した露出制御を可能にする電磁絞り機構も搭載する。サイズは最大径108.0×長さ267.5mmで、重さは約2300g。税別価格は17万5000円。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150805-00000011-bcn-prod

2015年7月7日火曜日

“Wi-Fiが付いただけ”と思ったら大違い――リコーイメージング「GR II」

 GRファンにとっての待望の後継機種です。
 価格.comでは、「最安価格(税込):¥89,910」となっているので、買うにはかなり迷うものでもあります。

 リコーイメージングから「GR II」が出た。前モデルのGRが2013年春発売なので、ちょうど2年。長いようだがGR的には通常進行だ。

 2005年の初代「GR Digital」発売以来、約2年ごとに新製品というペースが守られている。なかなかすごいことである。

 すごいといえば、GRの変わらなさ、というかブレなさ。

 そもそも28ミリ単焦点レンズを持つハイエンドのコンパクトカメラとして「GR1」が登場したのが1996年。2005年になって28ミリ相当のレンズを持つハイエンド機「GR Digital」がGR1シリーズを受け継ぐデザインコンセプトを持って登場。以来、基本デザインやコンセプトを変えることなく2015年まで来たのである。

 手元に初代GR Digitalがあるので並べてみたが、10年の歳月やセンサーの大型化を経てなおこのそっくりっぷり。

 この変わらなさは特筆に値する。

 逆に言えば、APS-Cサイズという大型センサーを持ちながらこのコンパクトさ。同じサイズのセンサーを持つ富士フイルムの「X100T」やシグマの「dp1 Quattro」に比べると圧倒的に小さい。小さくて薄いのに撮りやすくて写りもいい、というのがGRの一番の良さだ。薄いけど安定したグリップというこの絶妙な形状がずっと受け継がれているのである。

 では前モデルのGRから2年経てどう進化したのか。

●GRとGR II

 GR(2013年発売)とGR II(2015年発売)を並べて見たのがこちら。ち、違いがわからねー。

 正面から見ると少し違いが分かる。

 アクセサリーシューのあたりがほんのちょっと盛り上がってる。見た目の違いは(厳密に言えばまだあるけど)、おおむねここ。

 ハードウエア的には「Wi-FiとNFCが搭載された」。それだけといって過言ではない感じ。

 センサーはAPS-Cサイズの1600万画素。最近、このサイズのセンサーは2400万画素が主流になっているが、そこは変えてこなかった。 レンズは28mm相当でF2.8。伝統のスペックだ。

 写りはGRと同じ……であるが、オートホワイトバランスに大きな修正が加えられているという。どう違うのか。

 肌色、曇天下、室内、夜とAWBによる差がでやすいシチュエーションで比べてみた。

 色だけを見ればいいので分かりやすいよう縮小した画像で上下に並べてある。ホワイトバランスは「マルチパターンAUTO」。

 曇天下では青みが強くでがちなのだけど、それを抑えてるし、室内でもホワイトバランスを強くあわせすぎず、雰囲気を残してる。

 夜のお祭りの提灯を写したカットを見るとロコツ。当然提灯は色温度が低くて赤みが強い照明を中に入れてる。素直にそれを直しにいくとGRのようになる。

 いやはやけっこうな違いですな。予想以上に違った。

 個人的には、昔からGRは青空や緑を撮るときは極めていい色を出すけど、室内や曇天下にはあまり向かないというイメージがあったのだけれども、それも考え直す必要がありそうである。

 ついでに、高感度時の絵はどうなったかなと思ってISO3200で比べてみた。同じカットの照明が当たっている箇所と日陰になってる箇所の2カ所でチェック。

 まったく同じセッティングで撮ったつもりなのだけど(そのはず)、ホワイトバランスも微妙に違うし、暗部の処理もGR IIの方がいい。かなりいい。

 もし、GRとGR IIの差は「Wi-Fiだけ」と思ってる人がいたら、ちょっと考え直した方がよいかも。

 というわけで、基本スペックはGRもGR IIも同じで、ISO感度はISO100から最高25600まで、シャッタースピードも1/4000秒から、撮影最短距離もマクロモード時にレンズ前10センチと同じなのだが、写りは微妙に違っているのであった。

 ついでに細かい違いがちょこちょことある。

 GRよりGR IIの方が操作系のカスタマイズの幅が広いとか、GRは35ミリ相当のクロップモードを持ってたけどGR IIは35ミリに加えてさらに47ミリ相当と画角を狭くした設定もできる。

 側面のボタンを押すだけでかけられるデジタルエフェクトに「雅」や「かすか」、HDR調など新しいフィルタが加わった。「雅」はペンタックスユーザーにはお馴染みのもの。「かすか」はペンタックスの「ほのか」に似ている。

●GR IIはWi-Fiは搭載したけど、基本はスナップカメラ

 そしてGR IIが新しく搭載したWi-Fi。

 側面のエフェクトボタンを長押しするとWi-Fiがオンになり、他の機器からリモート操作が可能になる。

 ユニークなのは、専用のアプリではなく、Webアプリ「GR Remote」から操作すること。アプリをダウンロードしてこなくてもいいし、機種やOSの制限もない。

 PCだろうがスマホだろうが、専用のサイトからWebアプリを呼び出し(ブックマークしておけばすぐ呼べる)、Wi-FiでGR IIにつなぐだけでOK。

 Webアプリなので機種を問わずに使えるのが面白い(ただし、全OS、全ブラウザで試したわけではない)。

●クオリティと携帯性のバランスが最高なスナップカメラ

 さてGRとGR IIの違いを見てきたわけだが、最後に、GRをよく知らない人にちょろっと概要を。

 GRはAPS-Cサイズセンサー+広角単焦点レンズのハイエンドコンデジ。小さくて薄いけれどもグリップ感はよくて構えやすいし、グリップに電子ダイヤルを持っていて操作もしやすい。

 ハイエンド機だけあって操作系や絵作りのカスタマイズも豊富で、自分好みの操作、自分好みの絵を作ることができる。

 ペンタックスゆずりのTAvモード(絞りとシャッタースピードを設定するとISO感度が自動で設定される。マニュアル露出+ISOオート的な感じ)、シャッターを一気に押し込むとあらかじめ設定した距離で瞬時に撮ってくれる「フルプレススナップ」機能、さらにAF機能切り替えレバーとAFロックボタンなどスナップシューティングに向いた機能も搭載。撮りたいときにさっと撮れる。NDフィルター内蔵、インターバル合成、ワイコンで21mm相当の広角撮影にも対応など幅広く使える。

 要するに、プログラムオートや絞り優先でさっとスナップを撮るのにも使えるし、じっくりセッティングをして凝った撮影をするのにも使えるし、それでいて日常的に持ち歩けるし、APS-Cサイズセンサーならではの高画質を楽しめるという秀逸なカメラだ。

 となると、GRかGR IIかとなるんだが、ホワイトバランスをマニュアルでセットしたりRAWで撮るのならGRでいいと思うし、屋内屋外問わずJPEGでスナップを撮りたいのならGR IIがいいかと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150707-00000020-it_camera-prod

GoPro、HERO4の約半分サイズの防水カメラ「HERO4 Session」発売へ

サイズは小さく、重量も軽くなったが、価格だけは高いままなのはちょっといただけませんね。

GoProだけな人にはそれでもいいでしょう。

 ウェアラブルカメラと付属アクセサリのメーカー、米GoProは7月6日(現地時間)、「HERO4」よりも“50%小さく、40%軽い”と謳う新型カメラ「HERO4 Session」を発表した。米国では12日に発売する。希望小売価格はHERO4(Silver)と同じ5万2000円。

 カメラ本体のサイズはWebサイトに表示されていないので分からないが、右図のように女性の頭上にセットしても負担にならないサイズだ。重さは74グラム。HERO4(Silver)のハウジングなしの重さは84グラムだ。

 既存のマウントやアクセサリーに取り付けられる。また、本体が水深10メートルまで利用可能な防水仕様になっており、HERO4のようなハウジングなしで水中撮影できる。

 液晶ディスプレイなどはなく、操作は上部のシャッターボタンで行う。1回プッシュで動画撮影、1回長押しでタイムラプス撮影が始まり、2回めのプッシュで撮影が終了する。別売のリモコン「Smart Remote」あるいはGoProアプリ(Wi-FiあるいはBluetoothで接続)を使えば、他のHERO4カメラとほとんど同じモードを使えるという。

 最高で1080p60の動画、800万画素の写真を撮影できる。4K、2.7Kには対応しない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150707-00000038-zdn_m-prod

2015年7月6日月曜日

ニコンから5倍標準ズームレンズ、小型・軽量でDXフォーマットに対応

  マイクロフォーサードを考えるより、このレンズとセットで考えた方はよほど得するでしょう。

 ニコンイメージングジャパンは、ニコンDXフォーマット対応の光学5倍標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」を7月16日に発売する。税別価格は12万5000円。

 焦点距離16~80mm(35mmフィルム換算で24~120mm相当)で、広角端の開放絞り値F2.8を実現した。ニコンDXフォーマット対応レンズとしては初めて、ナノクリスタルコートを採用するとともに、非球面レンズとEDレンズによって、ゴーストや色収差を抑えた高い光学性能を実現する。

 さらに、ニコンDXフォーマット対応レンズでは初の、高速連続撮影時に安定した露出制御が可能な電磁絞り機構と、撥水・撥由性にすぐれ、汚れが付着しにくく、付着しても拭き取りやすいフッ素コートもあわせて採用した。

 このほか、手ブレを抑えるVR機構では、「NORMAL」モード撮影時に4.0段の手ブレを補正できる。サイズは最大径80.0×長さ85.5mmで、重さは約480g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000009-bcn-prod

開放値F4の超望遠レンズ、500mmと600mm、ニコンFXフォーマット対応

通称「ロクヨン」のレンズです。

確かに大分軽量化されましたが、軽量化されたのは重量どまりです。値段はまだまだ簡単に手を出せる範囲ではありません。

 ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマット対応で開放絞り値がF4の超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」と「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」を7月16日に発売する。

 蛍石レンズ2枚を採用し、大幅な軽量化を実現した超望遠レンズ。鏡筒にはマグネシウム合金製部品を採用することで、軽量化と堅牢性を実現した。光学面では、蛍石レンズとEDレンズによって色収差を効果的に補正するとともに、ナノクリスタルコートの採用によってゴーストやフレアを抑え、高い光学性能を実現する。

 手ブレを効果的に軽減するVR機構は、「NORMAL」モード撮影時で手ブレ補正効果4.0段分を実現しており、スポーツなど動きの激しい被写体の撮影に適した「SPORT」モードも備える。また、カメラの電源をオンにした直後のVR性能を向上し、電源オン後すぐにシャッターを切ってもブレを抑えた映像が得られる。さらに、高速連続撮影時には、高いAF(オートフォーカス)追従性と電磁絞り機構によって、安定した露出制御を実現する。

 このほか、レンズ前面の保護レンズには、汚れが付着しにくく、付着した場合でも簡単に拭き取れるフッ素コートを施すとともに、本体には縦横の構図変更をスムーズに行うことができる、ベアリングを用いた三脚座リングを搭載した。

 「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」は、焦点距離が500mmで、EDレンズ×3枚、蛍石レンズ×2枚を含む12群16枚構成。サイズは最大径140×長さ387mmで、重さは約3090g。税別価格は120万円。

 「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」は、焦点距離が600mmで、EDレンズ×4枚、蛍石レンズ×2枚を含む12群16枚構成。サイズは最大径166×長さ432mmで、重さは約3810g。税別価格は147万5000円。

2015年6月30日火曜日

その強烈な独創性を楽しめるか――東芝「Allegretto M70」

いつまた世間を驚かせるものを発表するのでしょうか?

 東芝というメーカーはとても真面目なのだと思う。今後伸びそうな分野があると、必ず製品を投入する。まるでそれが義務であるかのような生真面目さだ。例えば音楽プレーヤーがはやると、東芝は「gigabeat」というブランドで製品を大々的に展開していた。

 ただ、問題は長続きがしないことだ。ふと気付くと「撤退」ではないのだが、新製品が出ない状態が続いて、なんとなくその分野からはいなくなっている。

 デジカメもそうだった。95年のカシオ「QV-10」が一般向けのデジカメの始まりだとすると、その後96年にオリンパスが参入し、キヤノン、富士フイルム、ニコンが次々とデジカメを発表した。しかし、あまり話題にはならないが、97年、東芝も地味にデジカメを発売していたのだ。

 スマートメディアというメモリーカードを作っていたから、デジカメを作るのはその販売促進の意味もあったのだろう。だから東芝のデジカメはどうも力が入っていない、片手間な感じの製品が多かった。

 ところが、2000年の春モデルで東芝はとんでもない力作を世に送り出す。この時代は1/1.8型CCDで300万画素クラスがコンパクトデジカメのフラッグシップで、東芝もそれに乗ったのだ。レンズは、その半年後にキヤノンから発売される「PowerShot G1」の明るいズームレンズ(35~105ミリ、F2~2.5)を先取りする形で採用していた。

 雑誌時代の「PC USER」でも販売促進用の小冊子を作った覚えがあるから、かなりの広告予算を使って売り出したのだろう。なにしろ定価が10万円もするハイクラスのデジカメだ。

●いつまでも残る「?」

 発売当時、僕は「300万画素デジカメ特集」という記事でこの機種を撮影したが、「違和感」が強く記憶に残っている。とても微妙な部分なのだが、写真とかカメラとか、そういう脈々と続いてきたものに対する理解が、ほんの少し足りなかったのかなあというのが素直な気持ちだ。

 これだけ作り込まれたデジカメに、なぜ違和感を感じてしまうのか。それは写真というものに対する愛情の差だと思うのだ。ある製品を世に送り出すメーカーは、ユーザーと同等か、それ以上の愛情を製品に対して持っていなければならないのではないか、と僕は思っている。

 まず気になったのはAllegrettoというネーミングだ。趣味で写真を撮っている人たちはアレグレットと言われても「?」と思うしかない。カメラを想起しないのだ。この頃の東芝は、ノートPCの「libretto(リブレット)」とか、デスクトップPCの「BREZZA(ブレッザ)」とか、なぜかイタリアンなネーミングで統一されていた(Allegrettoはイタリア後で「軽快に、快速に」の意味)。

 「いやそうじゃなくて、こんないいカメラにアレグレットでいいんですか」と誰かが言えなかったのか。例えば東芝の「T」をとって「T-1」とかだったらカメラマニアは納得しただろうに。ものすごく手の込んだエンブレムがなぜか悲しい。

 もう1つの「?」は、多分これからも出てこないだろう「アルミダイキャストのボディ」だ。アルミダイキャストは古くから一眼レフのボディの素材として使われてきたが、それは軽量と高剛性を買われてカメラの骨組みとして採用されていた鋳物の金属だ。アルミはむしろチープな印象を与えるので、非常に扱いが難しい素材なのである。

 それをあえて表面に露出させる意味がどうにも分からない。たぶん「アルミダイキャストボディ」とカタログに書きたかっただけなのではないかと勘繰りたくなる。

●それでも色あせない不思議な魅力

 ではなぜ僕はAllegretto M70を手に入れて、こうしてニヤニヤしながら写真を撮影しているのか。欠点はたくさんある。けれど憎めないこのクラシックデジカメにやられてしまったのだ。

 写真機材の世界は、もともと閉鎖的だった。光学機器、つまりレンズとカメラを作る技術は何か特別なものとして捉えられていた。そこに家電メーカーが参入するのはかなりハードルが高かった。

 ところが写真がデジタルになった瞬間、家電メーカーが色めき立った。「あ、自分たちもカメラ作れるな」と。ソニーがデジタルビデオカメラの経験を生かして派手に製品を投入したが、東芝も負けてはいなかった。それがこのAllegretto M70なのだ。

 Allegretto M70の魅力は、徹底したオリジナリティだ。ネーミングも、アルミダイキャストボディも、けなすのは簡単だが他にない個性だ。この時代に皆が採用したソニーのCCDだが、Allegretto M70だけはシャープの1/1.8型CCDを搭載している。この素子は発色がとてもやさしい。この色はたぶん他のメーカーでは出せない、とても日本人的な色だ。

 僕はずっとカメラマンとして生きてきたから、カメラメーカーの主張で洗脳されていたのかもしれない。もっと家電メーカーからのアプローチも聞くべきだったのかもしれない。写真はできあがったものがすべてだから、その過程の機材などはどうでもいいことなのだ。

 Allegretto M70の撮って出しのJPEG画像はなかなか心地よい絵だ(ときどき失敗するが)。広角側より近接撮影のほうが画質がよいようだ。

 好きになったものは仕方がない、これからも多分ときどき取り出して、アルミの質感を愛(め)でながら撮影をするのだろうと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150629-00000011-it_camera-prod

ソニーがデジカメ新製品、4240万画素+4K動画のフルサイズ一眼など3機種

ファイト!ソニー。。。

魅力的な仕様で新しいカメラをどんどん進化させるのは大変喜ばしいことです。

特に価格もアップルみたいにバカ高いではないところは評価すべきです。

 ソニーは2015年6月26日、ミラーレス一眼や高級コンパクトデジカメの新製品を3機種発表した。いずれも既存モデルのマイナーチェンジモデルながら、新設計の撮像素子を搭載して撮影性能を高めたほか、新たに4K動画やスローモーション動画の撮影にも対応した。新製品の特徴や予想実売価格、発売日は以下の通り。

●フルサイズミラーレス一眼「α7R II」(ILCE-7RM2)

 2013年11月に発売したフルサイズのミラーレス一眼「α7R」(ILCE-7R)の後継モデル。2014年11月発売の「α7 II」(ILCE-7M2)で評価の高い新デザインのボディーや5軸手ぶれ補正機構を盛り込みつつ、撮像素子を有効4240万画素の高画素タイプ(ローパスフィルターレス)に置き換えた高精細モデル。撮像素子は、高速データ読み出しが可能な高性能タイプで、4K動画やスローモーション動画の撮影にも新たに対応。像面位相差AFにも対応し、オートフォーカス性能も高めた。

●高級コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX100M4」

 小型軽量ボディーに1型の撮像素子と明るいズームレンズを搭載した高級コンパクトで、2014年5月発売の「Cyber-shot DSC-RX100M3」の改良版モデル。新開発の積層型CMOSセンサー(有効2010万画素)を採用したのがポイント。データの読み出し速度を大幅に向上させ、1/32000秒の高速電子シャッターに対応。データの読み出しが早くなったことで、電子シャッター特有の像のゆがみ(ローリングシャッター現象)が大幅に抑えられ、動きのある被写体も忠実に撮れるようにした。4K動画やスローモーション動画にも対応するが、発熱などの問題もあって4K動画は記録時間が約5分にとどまる。

 内蔵の電子ビューファインダーは、235万ドットの高精細タイプに置き換えるとともに、コーティングを追加して見やすさを向上した。レンズなどの基本装備はRX100M3と同じ。従来のRX100シリーズは、初代モデルを含め併売する。

●高倍率ズームの高級コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX10M2」

 35mm判換算で24~200mm相当の高倍率ズームレンズと1型のCMOSセンサーを搭載する高画質モデル。RX100M4と同じく積層型CMOSセンサー(有効2010万画素)に置き換えたのが特徴で、1/32000秒の高速電子シャッターへの対応やゆがみの少ない撮影などの改良を図った。RX100M4と異なり、4K動画は約29分の長時間録画に対応する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150626-01065355-nkbp_tren-prod

2015年6月26日金曜日

「OM-D E-M5 Mark II Limited Edition Kit」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」などの発売日が決定

 ある意味で、OM-Dなんかは、iPhoneなどと同じで、大した使用ではないが、熱烈なファンが付いているお蔭で、よく売れるものです。

 いくらLimitedとかプレミアムといっても、所詮マイクロフォーサードだからです。APS-Cやフルサイズのカメラに匹敵する何かウソを言っても、その通りにはならないです。

 それに、お高いレンズを付けるのは、もったいなすぎます。

 予算があり、値段を気にしなくて、コンパクトだけを究極的に追求したい人なら、買ってもいいでしょうけど。

 オリンパスイメージングが6月16日、「OM-D E-M5 Mark II Limited Edition Kit」の発売日を発表した。6月26日から販売を開始する。最新のPROレンズやアクセサリーの発売日も6月26日に予定されている。

 OM-D E-M5 Mark II Limited Edition Kitは、全世界で7000セット限定で販売するOM-D E-M5 Mark IIの特別モデル。ボディにフイルムの一眼レフカメラ「OM-3Ti」をイメージしたチタニウムカラーを採用し、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II(ブラック)をキットレンズとして組み合わせた。プレミアム本革ストラップ、プレミアム本革カードケースも付属する。限定7000台であることを証明するシリアル番号と、OMシリーズの開発者である米谷美久氏のメッセージを記したオーナーズカードもセットになったファン垂ぜんの一品だ。価格はオープンプライスだが、実売価格は18万円前後になる。

 このほか、開発発表されていた超広角ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」や大口径魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」、防水レンズポートPRO-EP02などの関連製品も6月26日に販売を開始する(8mm F1.8 Fisheyeは受注販売)。

 また、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの発売に合わせて、防水プロテクター「PT-EP13」「PT-EP12」「PT-EP10」の防水レンズポートを「PPO-EP02」タイプのポートに交換するサービスも6月26日から開始する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000086-it_camera-prod

ソニーがE20mm F2.8とE16mm F2.8用のコンバージョンレンズ2種を発表

 変形はひどいが気軽に魚眼写真を楽しめる品物です。

 ソニーは6月16日、Eマウント用のコンバージョンレンズ2種を発表した。フィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」とウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」で、発売は7月10日。価格はそれぞれ1万6000円と1万8000円(ともに税別)。対応レンズはEマウントのAPS-C用レンズ「SEL20F28」と「SEL16F28」で、ワンタッチで装着可能なバヨネット式を採用する。

 なお、E16mm F2.8用のウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU1」とフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF1」の外装はシルバーだったが、本モデルではブラックとなった。

 「VCL-ECU2」は、超広角レンズのような遠近感のある写真を撮影できるウルトラワイドコンバーターで、レンズは3群3枚で構成される。焦点距離は、35ミリ換算時で18ミリ相当(SEL16F28装着時)、24ミリ相当(SEL20F28装着時)になる。

 外形寸法は66×44ミリ、重量は約125グラムで、レンズフロントキャップとリヤキャップ、キャリングケースが付属する。

 一方の「VCL-ECF2」はフィッシュアイコンバーターで、SEL16F28装着時の画角は180度(35ミリ換算で15ミリ相当)、SEL20F28装着時は133度(35ミリ換算で20ミリ相当)になる。レンズ構成は4群4枚だ。

 外形寸法は66×44ミリ、重量は約150グラムで、レンズフロントキャップとリヤキャップ、キャリングケースが付属する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000084-it_camera-prod

2015年6月25日木曜日

シグマ、世界初のF2通し広角ズームレンズ「24-35mm F2 DG HSM」を発表

 これはまた写真愛好家を悩ます逸品ですね。

 幸い最近50㎜ F1.4のArtだけを買うことにしただけでしたので、まだ予算との相談になることだけで済みます。

 迷っていた35mmのArtを先に買ったら、とても悔しいことになりますね。まあ、予算が関係ない人にはない山見ですけど。

 シグマが6月19日、35ミリフルサイズセンサー搭載カメラ向けの交換レンズ「24-35mm F2 DG HSM」を発表した。同社のArtラインの高性能単焦点レンズに迫る明るさと解像力を持つ大口径ズームレンズで、ズーム全域でF2を実現した世界初の製品だ。本機もArtラインの製品としてラインアップされる。発売日、価格は未定。シグマ用、キヤノン用、ニコン用の3種を発売予定だ。

 「24mm F2」「28mm F2」「35mm F2」という高性能単焦点レンズをまとめて1本に集約したような高い機能性と利便性が特徴。最短撮影距離28センチ、最大倍率は1:4.4で、近接撮影や絞り開放付近でのボケを生かしたポートレート、絞り込んでのパンフォーカス的な風景写真などを、レンズを交換することなく楽しめる。絞りは9枚羽の円形絞り。

 レンズ構成は13群18枚。大口径非球面レンズ、FLDガラス1枚、SLDガラス7枚(SLD非球面レンズ2枚含む)などをおごり、収差や湾曲を補正して高い光学性能を実現している。

 インナーフォーカス・インナーズームを採用しており、ピント合わせやズーミングをしても全長が変化しない。動画撮影にも使い勝手がいい仕様だという。最大径87.6ミリ、長さは122.7ミリ、重さは940グラム。

 「マウント交換サービス」に対応しており、購入後、別のマウントに仕様変更することも可能。「SIGMA USB DOCK」にも対応するので、レンズファームウェアのアップデートや合焦位置の調整なども行える。独自開発のMTF測定器「A1」で、全数検査をしてから出荷するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150622-00000007-it_camera-prod

キヤノン、大型センサと高倍率ズームを搭載したプレミアムコンパクトデジカメ

コンパクトさを求める人には大変魅力的だが、価格もそれなりに張るので、性能とコンパクトのどちらを選ぶかはかなり迷わせるものです。

 キヤノンは、大型センサと高倍率ズームレンズを備えたプレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G3 X」を6月25日に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの税別価格は10万6800円。

 35mmフィルム換算で24~600mm相当、F2.8~5.6の大口径光学25倍ズームレンズを搭載し、幅広い撮影領域に対応する。各収差を良好に補正するHi-UD(Hi-index Ultra Low Dispersion)レンズ1枚、UDレンズ2枚、非球面レンズ4枚を含む18枚構成で、ズーム全域での色収差を抑制する。また、凸レンズと凹レンズの組み合わせを3回用いた新6群ズームレンズ方式で全長を短縮し、約50倍のデジタルズーム領域でも高解像感を維持する「プログレッシブファインズーム」、スピーディーかつ静粛なズームが可能な「マイクロUSM II」を備える。

 撮像素子には、1.0型で有効画素数約2020万画素の高感度CMOSセンサを採用するとともに、独自の映像エンジン「DIGIC 6」との連携によって高感度でもディテールを鮮明に表現できる「HS SYSTEM」を搭載し、最高ISO12800に対応する。さらに、露出目標値と高輝度側のコントラスト特性を、同社の従来のコンパクトカメラとは変更し、「EOSシリーズ」に近い階調特性を実現した。

 本体は、ラバー素材の採用や、操作部材および外装カバーの合わせ部などのシーリング部材の組み合わせを強化によって、雨滴やホコリに強い防塵・防滴性能を備える。背面の液晶モニタは、上方向に約180°、下方向に約45°のチルト式で、多様なアングルでの撮影を可能にする。また、タッチパネル対応で、それぞれの撮影シーンに適した撮影スタイルを選べる。

 操作系は、電子ダイヤル、露出補正ダイヤル、スムーズリングなど、「EOSシリーズ」と同等のユーザーインターフェースを搭載し、「EOS」ユーザーでも違和感なく操作できる。さらに、別売の約236万ドットの高精細液晶を採用した視野率約100%の外付け電子ビューファインダー「EVF-DC1」にも対応する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150622-00000005-bcn-prod

 動画撮影機能では、フルHD撮影時のフレームレートを23.98fps/29.97fps/39.94fpsから選択することができ、撮影時に5種類のグリッドラインをライブビュー上に表示する「アスペクトマーカー」機能や、絞り/シャッタースピード/ISO感度などを手動で変更できる「マニュアル動画」モード、新たに「走り撮り」や「後ろ歩き撮り」などでの大きく速い揺れにも対応した5軸手ブレ補正などを備える。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅123.3×高さ76.5×奥行き105.3mmで、重さは約733g。

 このほか、本体と「EVF-DC1」をセットにした「PowerShot G3 X EVF KIT」を5000台限定で発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの税別価格は10万9800円。また、「SETでGET!キャッシュバックキャンペーン」の対象機種なので、フォト&ムービーストレージ「Connect Station CS100」とのセット購入によって7000円のキャッシュバックを受けられる。

2015年6月5日金曜日

「4Kフォト」モード搭載でより手軽に――ミラーレス一眼「LUMIX DMC-G7」を発表

シャッターチャンスを見逃さないための最高な逸品でしょう。
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パナソニックは6月5日、4Kサイズの映像を連写として撮影し、撮影後にベストショットを選び出せる撮影スタイル、「4K PHOTO」を活用するのに便利な機能を備えたミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-G7」を発表した。6月25日に発売予定で、価格はオープンプライス。実売予想価格はボディのみが8万4000円前後(税別)、「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」が付属するレンズキットが12万円前後(税別)。ボディカラーはブラックのみ。

 4K PHOTOとは、パナソニックが推進する、4K動画の任意のポイントから静止画を切り出せる便利な機能。30コマ/秒で撮影した4K映像を、写真の連写ととらえ、映像のように撮りながらも、シャッターチャンスの静止画を後から選んで保存できる。スポーツシーンでの決定的瞬間、劇的な自然現象など、難度の高い一瞬を写真で残せるのがポイントだ。

 DMC-G7では、「4K連写」「4K連写(S/S)」「4Kプリ連写」という3つの4Kフォトモードが用途に合わせて選べる。

 4K連写は、シャッターボタンを押している間連写を続けるG7だけに用意されたモードで、シャッター音は撮影中に連続で鳴る。スポーツや乗り物など、動きの速い被写体をとらえたいときに役立つ。連続記録時間は29分59秒。4K連写(S/S)はシャッターボタンを押すと連写撮影を開始し、もう一度推すと終了するモード。動物や子供など、不意にシャッターチャンスがやってくる被写体を写すのに便利だ。G7だけでなく、GH4やFZ1000、LX100でも利用できる。最後の4Kプリ連写は、ベストなタイミングを選びたいときのモードで、シャッターボタンを押した瞬間の前後約1秒(約60コマ)を連写する。G7とCM1で利用できる。

 ちなみに4Kフォトモードは、天面のドライブモードダイヤルから選択できるので、通常の連写やブラケットなどのモードと同様に簡単に切り替えられる。撮影後に写真を選択する画面は、スライドフォトセレクトで写真を1枚1枚確認しながらタッチ操作で選べるようリニューアルした。4Kフォトだけでなく、4K30p動画や、フルHD60p動画の撮影もサポートする。

 撮像素子は、有効約1600万画素のLive MOSセンサーで、画像処理エンジンとしてヴィーナスエンジンを採用。マイクロフォーサーズ規格に準拠したレンスが利用可能だ。また精度の高い独自のコントラストAF、空間認識AFにより、AF合焦速度は約0.07秒を実現。被写体の動きを予測する機能を加え、追従性能がDMC-G6比で約2倍にに向上した「追尾AF」や、月明かりなどの暗い環境でもピントが合わせられる「ローライトAF」、夜空の星のような微小な光源でもピントを合わせる「星空AF」といった機能も用意する。

 電子ビューファインダー(EVF)は約236万ピクセルの有機ELで、ファインダー倍率は約0.7倍(35mm判換算)、視野率は約100%を確保している。シャッターボタンと右手親指の位置にそれぞれダイヤルを備えた2ダイヤル方式のため、操作性もよい。背面には104万ピクセルの液晶モニターも搭載する。

 外形寸法は124.9×86.2×77.4ミリ、重さは本体のみで約360グラム、キットレンズの14-140mmと本体、バッテリー、メモリーカードを合わせると約675グラム。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150605-00000014-it_camera-prod