2015年10月23日金曜日

富士フイルムが軽快な標準画角の短焦点レンズ、1.4倍のテレコンバーターも

 さすが富士フィルムですね。いつもユーザの心をくすぐる製品を出してくれます。

 これだけ高品質なコンバーターレンズがあると、確かに荷物の量を気にするユーザは喜んで使いたいと思います。


 富士フイルムは、ミラーレス一眼カメラ「Xシリーズ」用の交換レンズ「フジノンレンズ XF35mmF2 R WR」と、テレコンバーター「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」を11月19日に発売する。価格はどちらもオープン。

 「フジノンレンズ XF35mmF2 R WR」は、解像感にあふれるシャープな描写と、豊かなボケ味の写真表現が楽しめる、標準画角の短焦点レンズ。

 焦点距離は35mm(35mmフィルム換算で53mm相当)で、非球面レンズ2枚を含む6群9枚構成によって、コンパクトかつ軽量な本体を実現した。

 合焦方式には、軽量なレンズ群を動かしてピントを合わせるインナーフォーカス方式を採用しており、レンズ駆動に静粛性と制御性にすぐれたステッピングモーターを使用することで、高速ながら静かなAF(オートフォーカス)を可能にする。

 外装には、質感と剛性に優れた金属製パーツを全面に採用し、しっとりした金属の感触と、心地よい手応えで操作可能なダイヤルによって、撮影意欲を高める。さらに、鏡筒各部の計8か所にシーリングを施しており、防じん・防滴、マイナス10°Cの耐低温構造を実現し、あらゆるシーンに対応できる。

 軽量・コンパクトな円形フードが付属するほか、別売の穴あきフード「LH-XF35-2」も用意する。また、性能を最大限に発揮するには、カメラ本体に10月29日提供予定のファームウェア・アップデートを適用する必要がある。

 サイズは最大径60.0×長さ45.9mmで、重さは約170g。フィルター径は43mm。カラーは、ブラック、シルバーの2色。税別の実勢価格は4万5000円前後の見込み。

 「フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR」は、カメラとレンズの間に装着することで、レンズの焦点距離を1.4倍に拡大可能なテレコンバーター。

 3群7枚のレンズ構成によって、高い光学性能を維持でき、最適な画質パラメータを設定することで、焦点距離を拡大しても収差を良好に抑え、すぐれた描写を実現した。

 ミラーレスカメラの特性によって、被写界深度の浅い超望遠領域での撮影でも、高精度かつコンバーター未装着時と変わらぬAFを可能にする。また、各部のシーリングによる防じん・防滴、マイナス10度の耐低温構造を採用しており、「FUJIFILM X-T1」と「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」と組み合わせることで、アウトドアの過酷な環境でも撮影できる。

 なお、性能を十分に発揮するには、カメラ本体および「フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」に、10月29日提供予定のファームウェア・アップデートを適用する必要がある。

 サイズは最大径58.0×長さ15.0mmで、重さは約130g。税別の実勢価格は5万5000円前後の見込み。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151022-00000010-bcn-prod

2015年10月22日木曜日

ライカ初のフルサイズミラーレス「ライカSL」 タッチパネル搭載、4K動画撮影も

ボディー単体が92万円というのは驚きです!

専用レンズとして、標準ズームの「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH」を出したのはありがたいが、実売予想価格は62万円というのもまた絶句です!

いくらライカだからといっても、この強気はやはり感心できません。

もはや持つだけのプライドになってきているでしょう。2,3百万もするアップルウォッチのようなものだろうか。それとも高級自動巻き腕時計と同じ世界でしょうか。

性能的にはもはやほかのメーカーの高性能機種とあまり変わらなくなっているでしょう。いや、むしろ機能によっては劣っているはずです。

勿論、ライカレンズという強みがあり、それをそのまま楽しみたい人には不可欠な選択肢にもなるでしょうけど。

あとは、予算次第でしょう

 ライカカメラは10月21日、同社として初の35ミリフルサイズCMOSセンサー搭載ミラーレスデジタル一眼カメラ「ライカSL」を11月末に発売すると発表した。実売予想価格はボディー単体が92万円程度。

 有効2400万画素のCMOSセンサーと独自の画像処理エンジン「LEICA MAESTRO II」、2Gバイトのバッファメモリを搭載。最高11コマ/秒の静止画連写や最高30fpsの4K動画撮影が可能という。

 新開発の電子ビューファインダー「EleResファインダー」(440万ドット)を備えるほか、本体背面には2.95インチのタッチパネル式液晶モニタを搭載。画面タッチで各種メニュー操作を行える。

 ライカLマウントを搭載し、ライカTシステムのレンズを装着できるほか、マウントアダプター経由でライカS/M/Rシステムのレンズも活用できる。専用レンズとして、標準ズームの「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH」(実売予想価格は62万円程度)など3本をラインアップする。

 感度はISO 50~5万。本体サイズは147(幅)×104(高さ)×39(奥行き)ミリ。重さ847グラム(バッテリー込み)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151021-00000048-zdn_n-prod

2015年10月17日土曜日

20mmでF 1.4と明るい世界初の超広角レンズを15万円で、シグマ

 性能は聴くには文句なし最高のできです!

 15万円の価格と、950gの重量も流石大物だからのことですね。

 因みに、「超広角」の定義は、フルサイズセンサーなら、24mm以下の焦点距離のことです。つまり、「フィルム(センサー)」の短い辺の長さより短い」ことです。

 同じ定義では、APS-Cセンサーなら、15mmです。

 シグマは、35mmフルサイズセンサ搭載デジタルカメラ用の交換レンズ「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」を11月20日に発売する。対応マウントは、シグマ用、ニコン用、キヤノン用。税別価格は15万円。

 さまざまな超広角レンズや大口径レンズを製造してきた高度な加工技術と大型両面非球面レンズの採用で、焦点距離20mmの35mmフルサイズ用交換レンズとしては世界で初めて開放F値1.4を実現した。

 FLD(“F” Low Dispersion)ガラス×2枚、SLD(Special Low Dispersion:特殊低分散)ガラス×5枚を使用することで、おもに画面の周辺部で目立つ倍率色収差を徹底的に補正するとともに、レンズ配置を工夫することによって軸上色収差を良好に補正。色にじみの少ない高画質を実現する。また、画面全域で歪みの少ない描写を可能にし、フレアやゴーストの発生を抑えた。

 超広角ながら歪曲収差が目立たず、F 1.4と明るいため、室内や夕景、天候が悪く光量の不足する場所でも撮影しやすいため、建築写真や風景写真などに適する。さらに、開放付近では背景をボカすことも可能で絵づくりの幅が広がる。

 このほか、開放付近で円形のボケを楽しめる9枚羽根の円形絞り、高速かつ静粛なAF(オートフォーカス)を実現するHSM(Hyper Sonic Motor)、AF駆動中でもフォーカスリングを回転するとマニュアルフォーカスに切り換えられる「新フルタイムマニュアル機構」、高い精度と堅牢性を併せ持つ真鍮製バヨネット・マウントを備える。また、有償の「マウント交換サービス」にも対応する。サイズは最大径90.7×長さ129.8mmで、重さは950g。

 別売の「SIGMA USB DOCK」経由でPCと接続すれば、専用ソフト「SIGMA Optimization Pro」を使用して、ファームウェアのアップデートや合焦位置の調整を行うことができる。

 なお、10月16日~11月19日の期間には、「SIGMA 20mm F1.4 DG HSM|Art」の予約者を対象に、別売の金属製のかぶせ式レンズキャップ「LC907-02」をプレゼントするキャンペーンを行う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151016-00000019-bcn-prod

2015年10月14日水曜日

キヤノンが新型PowerShot、1型CMOSで超小型軽量の「G9 X」とEVF内蔵の「G5 X」

 個人的にはG9xは一番魅力を感じます。

 価格の設定もRX100シリーズより割安感があります。

 G5Xにも電子ビューファインダーはほしいところですが、コンパクトさを考えると仕方がないでしょう。

 さすがにG9XもソニーのRX100M4ほどではないが、きわどい価格設定になっていますね。9万前後なら、サイズはより大きくなるが、選択肢はぐんと増えるからですね。

 3段分のNDフィルターはF1.8ならの必需機能でしょう。

キヤノンは2015年10月13日、高級コンパクトデジカメの新製品「PowerShot G9 X」と「PowerShot G5 X」を発表した。いずれも1型のCMOSセンサーを搭載しながら小型軽量に仕上げた高画質モデルで、PowerShot G9 Xは1/1.7型CMOS搭載の従来モデル「PowerShot S120」並みの大きさに抑えた。PowerShot G5 Xは、要望の多かった電子ビューファインダーを標準で内蔵した。高画質と上質なデザインを両立したPowerShot Gシリーズのラインアップを充実させ、幅広いユーザーのニーズに応えて高級コンパクトでのシェア拡大を狙う。2機種の詳細は以下の通り。

●1型CMOS搭載ながら圧倒的にコンパクトな「PowerShot G9 X」

 1型CMOSセンサー搭載としては圧倒的に小型軽量の高画質モデル。同じ1型CMOSセンサーを搭載する「PowerShot G7 X」(24~100mm相当、F1.8-2.8)と比べてもボディーはひとまわり小さく、重さは実に100g近く軽くなっている。小型軽量化で装備が簡略化されたのは、レンズのズーム倍率が低くなって明るさが暗くなったのと、液晶モニターのチルト機構や露出補正ダイヤルが省かれたことぐらい。背面の4方向ボタンを省略したことで、多くの操作を画面タッチですることはPowerShot G7 Xとの大きな違いといえる。

 機能や装備を強化した点としては、待望のUSB充電に対応したことが挙げられる。別売のUSBケーブルを利用してパソコンなどのUSB端子と接続すれば、コンセントがない場所でもバッテリーを充電できる(純正のUSBケーブル以外は動作保証外)。急速充電器も省略せず付属しているのは良心的といえ、状況によって充電方法を使い分けられる。機能面では、3段分のNDフィルターを搭載しており、絞りを開けた屋外での撮影でも露出オーバーになりにくくした。星空モードも改良し、より正確にピント合わせができるようになったほか、星の軌跡を撮影する際に途切れないようにした。

 価格はオープンで、予想実売価格は6万円前後。発売は10月22日の予定。

●EVFとバリアングル液晶を搭載した小型モデル「PowerShot G5 X」

 PowerShot G7 Xと同じレンズユニットを搭載しつつ、236万ドットの電子ビューファインダーとバリアングル液晶を搭載した兄弟モデル。最大の特徴といえる電子ビューファインダーは一眼レフと同じく光軸上に設けており、違和感なく構えられる。ファインダーは手の込んだ光学系に仕上げ、周辺部までシャープに確認できるようにした。ファインダーの表示は通常は60fps(1024×768ドット)だが、120fpsの高速表示モードにも切り替えられる(表示は1024×384ドットに粗くなる)。

 操作性では、レンズ周囲のコントローラーリングに加え、新たに前面に電子ダイヤルを搭載した。背面の4方向ボタンの周囲にはコントローラーホイールも搭載しているので、3種類のダイヤルを利用してファインダーをのぞいたままさまざまな設定変更ができる。液晶パネルはタッチ操作に対応しており、ローアングルやハイアングルの撮影時もタッチ操作で撮影できる。

 USB充電への対応やNDフィルターの搭載、星空モードの改良などの特徴はPowerShot G9 Xと同じ。価格はオープンで、予想実売価格は9万2000円前後。発売は11月下旬の予定。

キヤノンがミラーレス一眼「EOS M10」、自分撮り対応のお手軽入門機

 まとめると、自分撮り強化とより広角になった標準レンズ。

 おまけとしては、「フェイスジャケット」です。

 M3からの買い替えはあまり魅力的ではないでしょう。

 キヤノンは2015年10月13日、ミラーレス一眼の新機種「EOS M10」を発表した。「EOS M2」の後継にあたる入門者向けモデルで、柔らかなデザインやカラーバリエーション、自分撮り対応の液晶モニターを備た。別売のジャケットなどを装着すると、着せ替え感覚で見た目を変えられる。キットモデルには、従来よりも小型軽量化を図った新設計の標準ズームレンズが付属し、レンズを装着したままでも持ち運びやすくした。デザインと使いやすさを高め、女性層の獲得を狙う。キットモデルのラインアップと予想実売価格は以下の通り。

 EOS M10は、EOS M2以前のシンプル路線を継承するモデルで、簡単な操作で誰でもきれいに撮れることを訴求する。自分撮り対応のチルト液晶や内蔵ストロボなど装備を充実させつつ、ポジションを3つに絞ったモードダイヤルや1つだけの電子ダイヤルなどはEOS M2を継承する。撮像素子も1800万画素に据え置き、画質や操作性、撮影性能を高めた「EOS M3」とは差異化を図る。逆に、別売のフェイスジャケットやグリップを装着することで、着せ替え感覚でカメラの雰囲気を手軽に変更できるように工夫した。EOS M10の購入者先着2万人には、好みのフェイスジャケットかグリップをプレゼントするキャンペーンを実施する。

●標準ズームレンズは小型軽量化と広角化で使い勝手をアップ

 各社のミラーレス一眼では、使わない時にレンズの全長を短くして携帯性を高める沈胴機構を備えた標準ズームレンズが人気を集めていることを受け、沈胴機構を採用した新しい標準ズームレンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」を用意した。従来の「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」と比べて全長は26mm短くなり、外装やレンズマウントにプラスチック部品を採用することで軽量化も図った。35mm判換算の焦点距離は24-72mm相当と、EF-M18-55mm(同28.8-88mm)よりも広角寄りにし、自分撮りで集合写真を撮る際の利便性も高めた。

2015年10月13日火曜日

なんとレンズ16個で一眼レフ並みのクオリティーのデジカメ

 一眼レフ並みのクオリティーのデジカメであることはうれしいが、価格も中級機の一眼レフ並みでは、うれしくはありませんね。

 サイズは小さくなるのは唯一のメリットでしょうけど、中では16個の画像を合成するので、それだけでも画質が落ちるに違いありません。

 それに、個々のレンズの性能はどうかというのも肝心です。

 単純計算すると、10個のレンズが対象物を同時に撮影するので、一つのレンズの解像度は5メガ画素になります。全体のサイズはスマートフォンと同じくらいですので、せいぜい1/2.63型の撮像センサーでしょう。それで、レンズの性能はともかく、撮像センサーの解像力はAPS-Cにも及ばないでしょう。

 35mm-150mmの焦点ですので、各種の収差はあまり期待できないよでしょう。

 カメラのようにレンズ部分が飛び出ないようですが、撮影するときにも飛び出ないでしょうか。つまりインナー(インターナル)フォーカスでしょうか。それだと、「厚めのスマートフォン」という厚さで35mm-150mmの焦点を実現でしょうか。

 しかしよく読むと、「35mm-150mmの焦点距離が異なる16個のレンズとイメージセンサーモジュール」です!

 つまり単焦点のレンズの集まりです。撮影後にイメージの被写界深度を変えられるのはいいですが、個々の被写界深度の画質はその「一眼レフ並み」になるはずもないのではないかと、気になります。

 兎に角疑問だらけで、とても11月6日までは特別価格1299ドルで事前予約をする気にはなりませんね。

シリコンバレーのスタートアップ「ライト」が来年夏に出荷予定
 デジタル一眼に匹敵する写真クオリティーでありながら、スマートフォン並みの手軽さを実現ーー。こんなうたい文句のもと、16個ものカメラモジュールを搭載した、まったく新しい撮影方式のデジタルコンパクトカメラ「L16」の試作機をシリコンバレーのスタートアップ企業、ライト(Light)が発表した。

 通常のカメラのようにレンズ部分が飛び出ておらず、厚めのスマートフォンといった外観。35mm-150mmの焦点距離が異なる16個のレンズとイメージセンサーモジュール、距離測定用の1個の赤外線センサーが組み込まれ、そのうち10個のレンズが対象物を同時に撮影する。

 撮影した画像はそれぞれ13メガピクセルの解像度で記録され、これらをカメラ内蔵のソフトウエアで融合、最大52メガピクセルの一つのイメージを作成する。こうすることでデジタル一眼並みの高精細イメージが得られるとともに、ノイズも低減できるという。

 さまざまな焦点距離の光学レンズで撮影していることから、スタンフォード大発ベンチャーのライトロ(Lytro)のカメラのように、撮影後にイメージの被写界深度(ピント)も自由自在に変えられる。暗い場所での撮影に強いのも特徴としている。

 そのほか、5インチのタッチスクリーンディスプレーを備え、カメラ上での画像の編集や、Wi-Fi通信機能も持つことから、パソコンを使わずに直接、SNSで写真のシェアも行える。販売価格は1699ドル。2016年夏後半の出荷予定。11月6日までは特別価格1299ドルで事前予約を行い、同社のウェブサイト から申し込める。

 ライトは2013年にパロアルトに設立。米クアルコムのポール・ジェイコブスCEO、米半導体製造企業大手グローバルファウンドリーズのサンジャイ・ジャCEOらも出資者に名を連ねるほか、フォックスコン(鴻海精密工業)傘下でモバイル機器の設計・製造サービスを手がけるFIHモバイルと4月に戦略提携し、資本を受け入れている。

 また、中国浙江省に本社のある光学レンズやカメラモジュールメーカーのサニーオプティカル(舜宇光学科技)ともパートナー関係にある。こうした提携をもとに、最終的にはマルチレンズカメラ機能を組み込んだのスマートフォンの実現を目標にしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151011-00010000-newswitch-prod

2015年10月1日木曜日

目指すは「男性も普段使いできるシンプルさ」 富士フイルム、チェキ新機種「instax mini 70」 セルフィー機能も

 デジタルでもいいが、やはり紙ベースの写真の魅力は永遠にあります!
 お金でいえば、しばらくは本物のお金はやはり無くならないのと同じでしょう。
 表示装置や、デバイスの携帯性、バッテリの持続性などなど飛躍的に改善されない限りです。

 富士フイルムは9月30日、インスタントカメラ「チェキ」シリーズの最新モデル「instax mini 70」を10月23日に発売すると発表した。機能性やデザインを見直した「普段使いできるチェキ」で20~30代の男性もターゲットに見据える。オープン価格で、実売予想価格は1万7000円前後。

 被写体と背景の両方を明るく撮影し、暗く写りがちな室内写真も自然に仕上げる「背景きれいフラッシュ」、近年の世界的な自撮りブームに合わせた「セルフィーモード」など、さまざまな撮影シーンに適した機能を搭載する。

 本体はイエロー、ブルー、ホワイトのシンプルなデザイン。同社の種田進イメージング事業部統括マネージャーによると、欧米のユーザー調査結果から「よりシンプルなチェキの需要」に注目。同時に「パーティーや結婚式の2次会でしか使わない」といったイメージを払しょくし、普段から持ち歩けるチェキを目指したという。イベントでは、俳優の東出昌大さんがプライベートショットを公開するなど、日常での使いやすさをアピールした。

 宮崎剛イメージング事業部長は、主力モデル「mini 80」「mini 90」で10~50代女性の支持を集めた一方、20~30代の男性へのリーチが課題だと指摘。今回発売の「mini 70」で、新市場を開拓する狙いだ。

 宮崎事業部長は「同社のプリント需要の原動力」とチェキのポテンシャルを高く評価。昨年度の欧米の売り上げが3倍になったこと、アジア観光客のインバウンド需要増加――など海外の業績も踏まえ、同製品の発売により、今年度の販売目標を460万台から500万台に上方修正する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000092-zdn_n-prod