2015年9月30日水曜日

フォトロン、100万画素で最大6400コマ/秒を実現した小型軽量高速度カメラ

 小型と聞いたら、つい素人でも手軽に使えるものができたがと思ったら、1.5キロという「小型・軽量」だそうです。
 価格はお問い合わせくださいとのことですので、きっとお高いに違いありません。

 フォトロン(布施信夫社長)は、超高感度・小型軽量タイプの高速度カメラ「FASTCAM Mini AXシリーズ」の最新モデルとして、100万画素(1024×1024画素)で最大6400コマ/秒、最高90万コマ/秒の撮影が可能な「FASTCAM Mini AX200」を、9月29日に発売した。

 FASTCAM Mini AX200は、FASTCAM Mini AXシリーズの特徴であるモノクロISO4万(ISO 12232 Ssat Standard)という超高感度性能と1.5kgの小型軽量きょう体を維持しつつ、100万画素(1024×1024画素)で6400コマ/秒、最高90万コマ/秒という高い撮影速度性能を実現した。これにより、燃焼解析分野だけでなく、PIV(Particle Image Velocimetry:粒子画像流速測定法)やDIC(Digital Image Correlation:デジタル画像相関法)といった画像解析分野で最適な高速画像を提供することが可能となった。

 モノクロ12bit、カラー36bitの高精細画像に加え、ISOモノクロ4万/カラー1万6000という超高感度性能をもち、従来では撮影が困難だった微弱光などの撮影が可能になった。エンジン燃焼、流体、各種蛍光塗料などの撮影に最適なシステムとなっている。また、すべての撮影速度、解像度で最短0.26μsecという超高速シャッターでの撮影が可能。燃料噴霧やインクジェットの吐出といった超高速現象でもブレなく撮影ができる。

 速度性能を制限することでさらなる低ノイズ・高画質での撮影を可能とする「高画質モード」を搭載。散乱強度が極めて低い蛍光体の観察など、速度よりも画質が優先される場合には、任意に撮影モードを切り替えることができる。また、6方向100G、10msecの耐衝撃性能に対応しており、航空宇宙分野のフリーフォールでの燃焼実験など、さまざまな用途で活用が可能となっている。

 流体解析分野でのシャインフルーク光学系で主流である「M42レンズマウント」、パルスレーザーとの同期には必須となる「ランダムリセットトリガーモード」、限られた時間内で大量の撮影を繰り返すことができる「録画中保存機能」、エンジンのクランク角信号など周期が不定期な信号と同期撮影が可能な「可変周波数同期機能」、撮影速度を損なわずに広ダイナミックレンジ画像生成が可能な「デュアルスロープシャッター機能」、微小体の撮影時に役立つ「ファン停止機能」、電圧や電流などの計測波形データを同期取得する「波形測定器オプション」など、さまざまな用途、計測に役立つ機能やオプションに対応している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00000008-bcn-prod

2015年9月28日月曜日

リコー、F2.8のKマウント用の大口径標準ズームレンズ

 写真撮影には、カメラ本体だけではなく、レンズも命です。
 これはなかなか魅力的な仕様ではあるが、価格もやや「命取り」で、懐へ殺傷力は抜群です。

 リコーイメージングは、35mmフルサイズセンサにも対応したKマウント用の標準ズームレンズ「HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR」を10月16日に発売する。税別価格は21万円。

【写真入りの記事】

 焦点距離は24~70mm(35mmフィルム換算で37~107mm相当)で、焦点距離全域で開放F値2.8を実現した大口径標準ズームレンズ。

 レンズ構成は12群17枚で、特殊低分散(ED)ガラス×3枚、異常低分散ガラス非球面レンズ×1枚、非球面レンズ×3枚を採用し、十分な周辺光量を確保するとともに、諸収差を極限まで補正することで高いMTF(Modulation Transfer Function)を達成し、中心から周辺まで緻密な描写ができる。

 高速で静かなAF(オートフォーカス)を可能にする新型の超音波モーター(SDM)を搭載。本体全体にシーリングを施すことによって、内部に水滴が入りにくい防滴構造を採用する。さらに、独自の「HDコーティング」の採用で、逆光など光線状態の厳しい条件下でもゴーストやフレアーの発生を抑え、コントラストの高いクリアな描写を実現した。

 このほか、点光源撮影時の光芒を抑え、やわらかい円形ボケを表現できる円形絞りを採用する。また、オートフォーカス動作中でもすばやくマニュアルでのピント合わせに切り替えられる「クイックシフト・フォーカス・システム(Quick-shift Focus System)」や、鏡筒部の自重落下を防ぐ「ズームロックレバー」機構を備える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150928-00000003-bcn-prod

2015年9月25日金曜日

リコー、水深14mでフルHD動画撮影できる「WG-40W」。Wi-Fi対応

 仕様的にはオリンパスのTG-4とはいい勝負かもしれませんが、価格は少しだけ安い感じです。

 リコーイメージングは、水深14mでフルHD動画撮影が行なえ、Wi-Fi機能も内蔵するコンパクトデジタルカメラ「WG-40W」を、10月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台後半(税込)。Wi-Fi非搭載の「WG-40」も3万円台半ば(税込)で用意する。

 '14年発売の「WG-30W」、「WG-30」の後継機。防水性能は水深14mに(WG-30W/WG-30は12m)、耐落下衝撃性能は高さ1.6m(同1.5m)に、それぞれ性能が向上。マイナス10度までの耐寒構造を引き続き備え、過酷なアウトドア環境下での使用に耐えるとする。カラーはWG-40Wがホワイト、ブルー、WG-40がブラック、イエロー。

 どちらのモデルも、水中撮影画像データを元に、水中で失われがちな赤系の色の再現やコントラスト補正を行なう水中撮影モード「マーメード」、「マーメードムービー」モードを備える。新たに、絞りとシャッター速度の制御を見直し、水中での手ブレを軽減。また、「マーメード」モード時に1回のシャッターでフラッシュ非発光・発光の2枚を連続撮影するフラッシュモードを備えた。

 WG-40WはWi-Fi機能を内蔵し、スマートフォンと連携可能。スマホを使ったリモート撮影、撮影画像の確認、各種機能設定もできる。撮影した静止画をスマートフォンから閲覧して保存したり、SNSなどにアップロードすることも可能。

 WG-30W/WG-30と同様に、レンズ周囲に近距離用のLED補助光を6灯配置。「デジタル顕微鏡」モードなどで使用でき、「瞬間輝度アップ」機能で高速なシャッタースピードで手ブレや被写体ブレを抑えて撮る時にも利用可能。LEDライトとしても使える。

 動画はMPEG-4 AVC/H.264、1080/30pや720/60pでの撮影が可能。スロー再生動画が撮れる「ハイスピードカメラ」や、インターバル動画撮影機能も備える。なお、ハイスピード撮影時は1,280×720ドットでの記録となる。

 有効約1,600万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。光学5倍ズームレンズを備え、焦点距離は約28~140mm(35mm判換算)、開放F値はF3.5~F5.5。約7.2倍のデジタルズームを備え、インテリジェントズームにも対応する。手ブレ補正は動画時、静止画時のどちらも電子式。動画撮影時は、専用の電子式手ぶれ軽減機能「Movie SR」を利用する。

 液晶モニタは2.7型/約23万画素でARコートを施している。内蔵メモリは約68MB。SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを備える。WG-40は、無線LAN SDカード「Eyefi」を利用可能。そのほか、USB端子とHDMIマイクロ(TypeD)も装備する。

 外形寸法は約122.5×29.5×61.5mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は、WG-40Wが約174g、WG-40が約172g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150925-00000040-impress-ind

2015年9月24日木曜日

フルサイズならではの立体感と4240万画素による豊かな描写――ソニー 「α7R II」

 画素数が多ければいいというわけでもないという主張はよく分かるが、場合によっては確かに魅力的なものでもあります。

 ソニーのミラーレスフルサイズ一眼カメラ「α7R II」が登場した。約3640万画素を誇った「α7R」の後継となるこのカメラ最大の特長は、約4240万画素というCMOSセンサーを採用したことと、399点像面位相差AFを実現したこと、それと5軸のボディ内手ブレ補正機能を搭載したことだ。外観などはすでに発売済みの「α7 II」とほぼ同じなのでそちらの記事をチェックして頂きたい。

 α7R IIで一番気になるのはやはりその写りであろう。約4240万画素を気軽に撮影できるのか、という点だ。結論から言うとブラブラとこのカメラを片手に、街中とモデルを撮影したが、なかなかの好印象であった。高画素になったので微細な手ブレが目立ってしまうのではないかと心配したのだが、裏面照射型となった約4240万画素CMOSセンサーと5軸ボディ内手ブレ補正機能のマッチングのおかげで安心してシャッターを切ることができた。高感度特性も向上しているので、暗いシーンでも手ブレの心配が少なく、さまざまなシーンで高画素を味わうことができるカメラだ。

 また世界最多の399点像面位相差AFセンサーによる「ファストハイブリッドAF」もいい。フレーム内に広く測距点があるため、一眼レフと比較して容易にピント合わせが可能だった。フレーム中央部でなくともススッと的確に合焦するのは気持ちいい。またそのスピードと追従性も向上しており、歩いているモデルに正確にピントを合わせ続けながら、秒間約5コマで約4240万画素というサイズで撮影できるのだ。これは嬉しかった。

 α7R IIは、約4240万画素を手ブレとピンぼけの心配少なく、低感度から高感度まで美しく、秒間約5コマというスピードで小気味よく撮影できるフルサイズミラーレス一眼カメラであった。価格はちょっと高めだが、手にしてみるカメラだと感じた。うーん、4K動画も単体で撮影できるようになったし、これはちょっと欲しくなってしまったぞ。

 新しいCMOSセンサーによる約4240万画素の緻密感とローパスレス構造によるシャープさはとても魅力だ。色乗りも自然である。

 約4240万画素ともなると、わずかなピンぼけや手ブレも目立つようになってくるはずだが、α7R IIなら心配無用だ。しっかりとカメラをホールドしてシャッターを切れば、鮮明な写真を記録してくれるだろう。

 今回α7R IIを借りている間、ずっと天気が悪く撮影に難儀したのだが、曇天や雨天でのトーンがなかなか美しいことに気付いた。光量が少ない環境でも、よく効くボディ内5軸手ブレ補正機能のおかげで気持ちよく撮影することができた。

 α7 II同様、大型化されたグリップは持ちやすく、移設されたシャッターボタンが押しやすい。またいくつもファンクションボタンが配されているので、自分好みに機能を割り当てることができるのもいい。チルト式液晶もさまざまなアングルで役立つ。

 高画素化を果たしながら高感度特性も向上している。用途にもよるがISO1600~3200なら問題なく使用できるノイズ感ではないだろうか。それ以下ではほぼ無問題だ。

 単焦点レンズとの組み合わせは至福である。キレのある描写と高画素による連続感のあるボケを味わえるからだ。モデルの肌の描写も透明感があって美しく感じる。

 フレーム内に広くAF測距点があるので、歩きながらの撮影も容易である。フォーカスポイントの設定もクイックにできるので、撮影対象にあわせて臨機応変に対応できる。

 α7R IIの魅力を最大に引き出すには、やはり高性能な単焦点レンズが必須だろう。いいレンズはモデルの柔らかい肌の質感、細かい髪の毛の立体感を写し出してくれる。また上質なボケ味も魅力となるからだ。

 高感度特性も向上したので、F値が明るくない高倍率ズームレンズでも対応できる懐の広さがα7R IIの魅力だ。単焦点レンズ + 高倍率ズームの組み合わせで旅に出るのもよさそうである。

 雰囲気を的確に表現してくれるオートホワイトバランスも好印象だ。曇天の古い街並みに座り込むモデルの、微妙な存在感をうまく引き出してくれた。

 瞳が印象的なモデル、伊藤千晶さんの妖しい雰囲気を撮影。フルサイズならではの立体感と高画素による豊かな描写がα7R IIの魅力だ。いいレンズと組み合わせれば美しい写真を手にすることができるに違いない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000010-it_camera-prod

2015年9月10日木曜日

鳥へ投石、耕作地荒らす…野鳥撮影でマナー違反相次ぐ

 何事でもそうですが、ごく一部の人により、本来「良い」とされていることでも、あたかも「悪い」ことになってしまいます。

 石を投げるのは、あまりにも幼稚なことでしょう。小学生以下のレベルで、非常識です。

 こういうような人は、多分他のことをしても同じように迷惑行為を乱発するでしょう。

 ある意味で病的です。

 デジタルカメラで野鳥を撮影する人が増える中、鳥の生態や環境に影響を与えると心配される事例が全国で相次いでいる。日本野鳥の会は大手カメラメーカーのキヤノンと協力して、撮影マナーを守るよう呼びかけ始めた。

 東京都心から車で2時間ほど。茨城県内に野鳥の撮影スポットとして知られる山がある。7月中旬、望遠レンズを付けたカメラが複数台、1本の木を囲むように設置されていた。

 そばでは中高年の男性が10人ほど、談笑しながら待機していた。「来た!」と誰かが声を上げると、それぞれのカメラに戻り一斉にシャッターを切った。

 レンズを向けていたのはサンコウチョウの巣。目の周りやくちばしが青く、独特の容貌(ようぼう)から人気がある。男性たちはひなに餌を運んでくる瞬間を狙っていた。「カメラ仲間と写真を見せ合う」と一人が話してくれた。近くには撮影目的での立ち入りを禁止する看板が立っていたが、気にするそぶりも見せなかった。

 この山には多くの種類の野鳥が生息する。巣が見つかると口コミやインターネットで情報が広がり、数十人が押し寄せることもあるという。看板は、山を管理する茨城県が4年前に設置した。繁殖時期、巣の近くに大勢の人間が居座ると親鳥が寄りつかなくなる心配があるためだ。サンコウチョウの巣が枝ごと撤去されるという出来事もあった。日本野鳥の会茨城県の池野進会長(65)は「写真を撮影した人が、ほかの人に撮らせまいとしたのではないか」と推測する。

 同会が2012年、全国90支部にアンケートをしたところ、過去5年間で鳥や周辺環境に影響した可能性がある事例が28支部から計65件報告された。「鳥を飛ばせるために投石」「追いかけ回す」といった鳥への行為のほか、「道路に違法駐車」「耕作地を踏み荒らす」など、地域住民から苦情が出たケースもあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150908-00000025-asahi-soci

2015年9月9日水曜日

タムロンが「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」を正式発表

 SIGMAのライバルとしてやっとしかるべきことをしてくれました。
 「最短撮影距離を短縮」はまず差別のポイントでしょう。価格はSIGMと互角です。

 タムロンが、フルサイズ一眼レフ用の2本の単焦点レンズ「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」を正式に発表しました。
・SPシリーズを刷新する、革新的で個性的な2本の単焦点レンズを発売

 タムロンは、 デジタルカメラの進化に即応する卓越した描写性能を実現し、外観デザインや機能性、操作性を全面的に刷新した、新SPシリーズを開発。その第一弾のレンズとして、手ブレ補正機構を搭載した35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラ対応の大口径広角レンズ「SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)」と、大口径標準レンズ「SP 45mm F/1.8 Di VC USD (Model F013)」を発売する。
 各種硝材の採用と最新の光学設計技術で諸収差を極限まで低減して、高い解像力を実現し、質感を精緻に描写。しかも明るいF値で撮影した際のボケ味も美しくなめらか。F/1.8の絞り開放から使える高い光学性能を保有。
 焦点距離35mm、45mmのスタンダードレンズでは他に類を見ないほど最短撮影距離を短縮。フローティングシステムの採用により、近接領域から全撮影領域にわたり高い描写性能を発揮。
低照度下での手持ち撮影の自由度を広げるだけでなく、高画素カメラで目立ちやすい、画質を低下させる細かなブレを抑え、カメラとレンズが持つ高い性能を最大限に引き出す。
 価格はどちらのレンズも90000円(税抜き)。発売日はどちらも9月29日(ニコン用とキヤノン用、ソニー用は順次発売)。

噂が流れていたタムロンの35mm F1.8 VC と45mm F1.8 VCが、早くも正式に発表されました。価格は9万円と、このクラスのレンズとしては結構立派な値段ですが、新SPシリーズの第1弾を飾るレンズということなので、どちらのレンズも光学性能は相当期待できそうですね。
http://digicame-info.com/2015/09/sp-35mm-f18-di-vc-usd-model-f0.html

キヤノン、APS-Hサイズで世界最高の約2億5000万画素のCMOSセンサを開発

 2億5000万というのは、3千6万画素の約7倍です。
 D800やα7Rなどより、ものすごいディテールまで再現できることでもあります。
 いずれ民生用品(つまり普通のカメラ)にも使われるのでしょうか。


 キヤノンは9月7日、35mmフルサイズ以下で世界最高画素数である、約2億5000万画素のAPS-HサイズのCMOSセンサを開発したことを発表した。

 回路の微細化や信号処理技術の進化によって、1秒間に12億5000万画素の信号読み出しを実現することで、毎秒5コマのスピードで超多画素の動画撮影が可能なCMOSセンサ。また、長年培ってきたセンサ技術を応用し、画素の微細化に対応した構造の採用によって、超多画素ながら高感度・低ノイズを実現した。

 新開発のセンサを搭載したカメラで撮影した動画は、フルHD(解像度1920×1080)動画の約125倍、4K(解像度3840×2160)動画の約30倍で、任意の領域をトリミングして大幅に拡大しても解像感が失われない。なお、キヤノンは、同センサ搭載カメラで、約18km先を飛行する飛行機の機体文字の識別に成功した。

 今後は、同センサの技術を特殊監視・防犯機器、超高精細計測機器・産業機器、映像表現分野への応用を検討していく。
http://bcnranking.jp/news/1509/150908_31434.html

2015年9月8日火曜日

リコー、全天球カメラの上位機種、新開発レンズや新型イメージセンサ搭載

  コンセプトしてはいいが、何しろ変形が激しすぎて、イマイチリアル感がないのは、大変使いにくいです。
 話のネタとしてはいいのと、限られた場面(特に円柱面や球面上に分布する景色・被写体)では、素晴らしい作品が生まれるのはポイントですね。

 リコーとリコーイメージングは、撮影者を取り囲む全天球イメージをワンショットで撮影できる画像インプットデバイス「RICOH THETA(リコー・シータ)」の上位機種として、高精細な静止画や高品質な動画撮影、ライブビュー機能などを備えた「RICOH THETA S」を10月下旬に発売する。価格はオープンで、直販サイトの税込価格は4万2800円。

 「RICOH THETA」の製品コンセプトである小型・軽量さはそのままに、新開発した開放F値2.0の大口径小型二眼屈曲光学系と、大型化したイメージセンサによって、出力画素で約1400万画素相当の高精細全天球画像を実現した。最新の画像処理技術を採用することで、暗所での画質を向上し、長時間撮影(バルブ撮影)との組み合わせによって、夜景でもノイズを抑えた全天球撮影を楽しめる。また、スマートフォンと無線LAN接続して、撮影や各種設定ができる。

 撮影した全天球イメージは、専用サイトのtheta360.comにアップロードすることで、FacebookやTwitter、TumblrなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で共有可能で、GoogleマップやGoogle+、YouTubeの「360°チャンネル」への投稿にも対応する。

 全天球動画撮影機能は、フルHD相当で30fpsの滑らかな撮影を実現しており、最大25分間(合成後)の撮影ができ、専用アプリ「RICOH THETA S」の動画変換ツールによって、スマートフォン/タブレット上でつなぎ目のない全天球動画をつくれる。作成した全天球動画は、静止画と同様に指先でサイズや形、構図を変えられ、theta360.com経由でのSNSにおける共有にも対応する。

 無線LAN経由でスマートフォン/タブレット端末と接続した場合は、静止画撮影時のみライブビュー表示が可能で、各種設定の適用結果を画面で確認しながら撮影できる。なお、表示方法は全天球表示とパノラマ表示から選べる。

 本体には、8GBのメモリを搭載するとともに、高級感とグリップ性能を高めるラバー塗装を施した。また、設定状況がわかるモード表示用LEDや、静止画/動画切り替えボタンを備える。サイズは幅44.0×高さ130.0×奥行き22.9mmで、重さは約125g。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150907-00000017-bcn-prod

2015年9月3日木曜日

パナソニックが「LUMIX FZ300」、4Kフォト対応でF2.8通しの600mmレンズ搭載

 塗り絵は塗り絵だが、600mmまでF2.8通しというのはやはりかなり魅力的ですね。
 コンパクトさを追求するならば、これがベストでしょう。

 パナソニックは2015年9月2日、1/2.3型の撮像素子を搭載したレンズ一体型の高倍率ズームデジカメ「LUMIX DMC-FZ300」を発表した。2012年8月に発売した「LUMIX DMC-FZ200」の後継モデル。F2.8通しの明るいズームレンズ(光学24倍ズーム、35mm判換算で25-600mm相当)を継承しながら、新たに4K動画撮影機能や一瞬の被写体を簡単に捕らえる「4Kフォト」機能を追加した。本体も防塵防滴構造に改良した。野鳥やスポーツ競技など素早く動く被写体の撮影に向くモデルとして、写真愛好者に売り込む。

 予想実売価格は7万8000円前後で、発売は9月17日の予定。

 4Kフォトは、撮影した4K動画から写真を切り出して保存する機能。4K動画は3840×2160ドットの解像度があり、写真を切り出しても800万画素相当のサイズがある。これを生かし、4K動画撮影を「秒間30コマの超高速連写機能」として利用し、撮影後に切り出したいコマを選び出して写真として保存することで、決定的なシーンを容易に手に入れられる。DMC-FZ300では、シャッターボタンを押す1秒前から記録する「4Kプリ連写」の機能も追加し、ベストショットを得やすくした。

 オートフォーカスは、画面内のすべての被写体の距離情報を瞬時に算出する空間認識AFを新たに搭載。コントラストAFの高速化と合わせ、動きの素早い被写体でも瞬時にピントが合うようにした。

 このクラスの高倍率ズームデジカメは、より大きな1型の撮像素子を搭載した「LUMIX DMC-FZ1000」や「Cyber-shot DSC-RX10M2」(ソニー)、「PowerShot G3 X」(キヤノン)などがあり、1/2.3型のDMC-FZ300は画質で劣る。だが、DMC-FZ300は600mm相当までF2.8通しの明るいズームレンズ、防塵防滴機構、4Kフォト、4K動画機能を備えており、装備や機能はもっとも優れている。さらに、撮影後にピント位置を自由に変えられる「フォーカスセレクト」の機能も後日ファームアップで搭載すると発表しており、機能重視派にとっては見逃せない1台になりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150902-01066175-nkbp_tren-prod

2015年9月1日火曜日

キヤノン、「EOSシリーズ」向けの大口径広角単焦点レンズ

 スペックと性能はかなり高いものではあるが、価格もそれ以上です!

 画質を追求するには、強気な出資をしないと実現できない時代になってきました。

 キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOSシリーズ」向けの交換レンズとして、大口径広角単焦点レンズ「EF35mm F1.4L II USM」を10月中旬に発売する。税別価格は28万5000円。

 1998年12月に発売した「EF35mm F1.4L USM」の後継機種。青色(短い波長域)の光を大きく屈折させる異常分散特性を備えたBR光学素子を、凹および凸のガラスレンズで挟み合わせた新開発の複合レンズ「BRレンズ」を採用し、特に大口径レンズでの補正が困難だった軸上色収差を大幅に低減し、すぐれた描写性能を実現した。

 研削非球面レンズ×1枚を含む2枚の非球面レンズで諸収差を良好に補正するとともに、UDレンズ×1枚で倍率色収差を良好に補正することで、絞り開放時でも画面の中心部から周辺部まで高画質を可能にする。最前面レンズには、レンズ面に垂直に入射する光から斜めに入射する光まで、広い入射角の光に対して高い反射防止効果を持ち、フレアやゴーストの発生を抑える特殊コーティング「SWC」を施した。

 最短撮影距離を、「EF35mm F1.4L USM」の0.3mから0.28mへと短縮することによって、最大撮影倍率を0.18倍から0.21倍に向上し、広角レンズながら小さな被写体をよりクローズアップし、ボケ味を生かした写真が撮れる。また、9枚羽根の円形絞りを採用することで、背景の点光源をより円形に近い、美しい形状で表現できる。

 本体は、レンズ鏡筒内部のメカ構造を見直し、高耐久性・耐振動衝撃吸収性を実現し、マウント部/スイッチ部/フォーカスリングに防じん・防滴構造を採用するなど、過酷な撮影条件にも耐えられる。さらに、レンズ最前面および最後面にはフッ素コーティングを施しているので、水や油が付着しても乾いた布などで簡単に拭き取れる。サイズは最大径80.4×長さ105.5mmで、重さは約760g。フィルター径は72mm。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150828-00000009-bcn-prod

サンコー、重量14グラムの“メガネ装着型”ウェアラブルカメラ

これは、かなり遊べるグッズになりそうだが、画質は気になります。

サイズは他のウェアラブルビデオカメラよりかなり小さいため、光学系はどうしても質の劣るものをしか使えないと予想しているからです。

 サンコーは8月31日、メガネ装着型の小型ビデオカメラ「メガネni付け撮~る」(型番:MTMACAM3)の取り扱いを発表、同社直販「サンコーレアモノショップ」で販売を開始した。

 既存のメガネのテンプルにゴムバンドで固定できるビデオカメラで、本体重量は約14グラムの超小型軽量設計となっている。またカメラ装着用のメガネフレームも付属する。

 録画メディアはmicroSDカードを使用(最大32Gバイトまで)、1280×720ピクセル/30fpsでの動画撮影を行える(JPG画像撮影/WAV音声録画にも対応)。内蔵バッテリーの連続駆動時間は約70分だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150831-00000078-zdn_pc-prod