2014年11月28日金曜日

後からピント位置が変えられるカメラ「LYTRO ILLUM」

一言を言うならば、まだ高過ぎで、コスパは最悪ですね。

とはいえ、3D画像の生成には面白そうです。

しかし、本当の3Dでしょうか?
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後からピント位置が変えられるカメラ「LYTRO ILLUM」12月12日発売
ITmedia デジカメプラス 11月28日 15時28分配信
後からピント位置が変えられるカメラ「LYTRO ILLUM」12月12日発売
LYTRO ILLUM
 加賀ハイテックが11月28日、Light Field技術を採用し、写真を撮った後でピント位置や被写界深度が変えられるカメラ「LYTRO ILLUM」を12月12日に発売すると発表した。11月28日からLytroのWebサイト内にあるショッピングページとLYTRO ILLUM取扱店で先行予約を受け付ける。価格は19万8000円(税別)。

【他の画像】

 LYTRO ILLUMは、レンズに入った光の強さだけでなく方向を記録する機能を持ったユニークなカメラ。これにより、写真を撮影した後で任意の距離にピント合わせ(リフォーカス)ができるほか、被写界深度を変えたりもできる。撮った写真はカメラ内もしくはPC用の専用ソフトを使って静止画や3D画像などに変換できる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000068-it_camera-prod

スティック型でWindows 8.1搭載の超小型PC

いわゆるPCはついここまで小型化したかと感心させられます。
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スティック型でWindows 8.1搭載の超小型PC、マウスコンピューターが発売
ITmedia ニュース 11月28日 21時1分配信
スティック型でWindows 8.1搭載の超小型PC、マウスコンピューターが発売
m-Stick
 マウスコンピューターは、Windows 8.1を搭載するスティック型PC「m-Stick MS-NH1」を12月5日発売する。テレビやPC用ディスプレイのHDMI端子に接続すればWindowsマシンとして利用できる。同社Webサイト価格は1万9800円(税込)。

【その他の画像】

 タブレットや2 in 1プラットフォーム向け技術を活用して小型化。Windows 8.1 with Bing(32ビット版)と4コアAtom Z3735F/1.33GHz、2GバイトDDR 3メモリ、32Gバイトストレージを内蔵し、またフルサイズのUSB 2.0ポート×1とmicroSDカードリーダー(SDHC/SDXC対応)を備える。

 ネット接続は無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、キーボードとマウスなどBluetooth接続(4.0/4.0LE)で利用する。ただし初回セットアップ時にUSB接続のキーボードとマウスが必要としている。

 サイズは100(幅)×38(奥行き)×9.8(高さ)ミリ(端子部含まず)、重さ約44グラム。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141128-00000115-zdn_n-prod

ソーシャルゲーム時代の“チート”行為は深刻なユーザー離れをもたらすか?

結局人間の貪欲と虚栄心の表れでしょう。
人間って、本当に賢そうでバカな生き物です。
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ソーシャルゲーム時代の“チート”行為は深刻なユーザー離れをもたらすか?
ITmedia Mobile 11月27日 21時7分配信
ソーシャルゲーム時代の“チート”行為は深刻なユーザー離れをもたらすか?
これまでゲームをしてこなかった人も、スマートフォンでゲームをする時代になりました
 ゲーマーの皆さんは、「アイテムの無限増殖」や「膨大な経験値を一発で獲得する」などの“裏技”を1度は目にしたり、自分で試したことがあるでしょう。これらは隠しコマンドとしてあらかじめ用意されていたり、ゲームプログラムの穴(バグ)を突くことで出現することもあります。

人気アプリ向けには簡単にチートができるツールが流通しています

 私が小学生のころに大流行したポケットモンスター(ポケモン)には、特定のコマンドを入力してから戦闘に勝つと、一気にモンスターのレベルが100になる裏技がありました。この裏技が横行してゲームバランスが激しく崩れたのを覚えています(フリーザーがからてチョップを使えるようになるなど、本来ならあり得ない挙動をします)。

 そうした製作者の意図しない状態でプレイし続けることは、ゲームのルールや世界観を崩してしまうため、あまり好ましくないこととされています。中でもゲームを有利に進めるためだけに行われている不正行為を、一般的に“チート行為”と呼びます。

 インターネットが普及し、不特定多数のプレイヤーと遊ぶオンラインゲームが登場すると、チートの被害はやや深刻になります。同時にログインしているほかのプレイヤーはゲームバランスが崩れるのでゲームを楽しめませんし、キャラクターのステータスを不正に強化するなどして、そのキャラクターのアカウントを売ってお金もうけをしようとする人も出てくるからです。

 チート問題はPC向けのオンラインゲームで深刻化していますが、これがスマートフォンゲームにも波及しつつあります。ブラウザ上で動作するオンラインゲームであれば、サーバー側のセキュリティ、すなわち第三者によるネットワークアクセスに注意していればよかったのですが、ネイティブアプリと言われるスマホゲームの場合は、端末にあるクライアントアプリのプログラムファイルをユーザー自身が改変できるので、ゲーム事業者側で対策を打つのが難しいというのが現状です。

 現に、Googleで「チート」と入力すると、大手スマホゲームアプリのタイトルがサジェストされるほど、スマホゲームにおけるチート行為が横行しています。これにより、どんな問題が起きるのでしょうか。

 まず、アイテムの無限増殖や、レアモンスターの入手、ステータス強化といったチート行為により、一般ユーザーとの差が生まれ、本来の楽しさが失われます。また事業者にとっては、ガチャや有料アイテムなどの課金で得られるはずだった収益が得られなくなります。

 さらに深刻なのは、チートをするユーザーが増えることに不満を感じた普通のユーザーが、そのゲームを離れてしまうことです。App StoreやPlayストアのレビューを見ると、チートをするユーザーに対して不満をもらすユーザーの声によってアプリの評価が著しく下がっています。

 現在、人気タイトル向けには特別な知識がなくても簡単にチートをできるチートツールが出回っていて、若年層が罪の意識なくチートをすることが問題になっています。かといってゲーム事業者もこれといった有効策もなく、チート行為の取り締まりはできていません。対応できても、事業者が目視してチートをしたユーザーのアカウントを凍結させるくらいです。

 6月にはPC向けFPSのオンラインゲーム「サドンアタック」でチートツールを開発・使用した青年たちが神奈川県警に摘発されましたが、スマホゲームにおける処罰の事例はまだありません。

 では有効策はなにもないのでしょうか。第三者が行うチート対策支援としては、サイファーテックが12月から「ゲームアプリ チート対策コンサルティングサービス」をゲーム事業者向けに提供します。アプリ開発の全工程を監修するというもので、セキュリティガイドラインの策定から、開発時におけるセキュリティ設計のレビュー、開発後の専門技術者による実証的なセキュリティ評価などが主な内容です。ゲーム事業者の中には、まだチートの問題をそこまで深刻に考えていなかったり、そもそもリソース的に対策を講ずることができなかったりするところがあるため、このようなサービスを提供するに至ったとのことです。

 これまでインターネットの世界では、音楽や動画、電子書籍などの不正ダウンロードなどが問題になってきましたが、スマホゲームでも不正行為に対する取り締まりの問題が顕在化してきました。今後、各事業者がどのような動きを見せていくのかに注目が集まります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141127-00000096-zdn_m-prod

2014年11月25日火曜日

Microsoft Azureが10時間を超える障害

クラウドと称されている、つまりただのオンラインサービスの最大の弊害です。

対策何かは、ただの気休めです。

再発しない保証はどこにもないです。

それでも利用したい気持ちもは全く理解できません。
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Microsoft Azureが10時間を超える障害。原因はストレージの性能改善のバグと運用のミスとの報告
2014年11月25日

マイクロソフトのクラウドサービス「Microsoft Azure」は、11月19日水曜日の午前10時前(日本時間)から午後8時45分の10時間を超える長時間、ストレージや仮想マシンなど多くのサービスでサービスの中断や性能低下などの障害を引き起こしていました。
その原因について、Microsoft Azureのブログのエントリ「Update on Azure Storage Service Interruption」(日本語訳「Azure Storage サービスのサービス中断について - Microsoft Azure Japan Team Blog (ブログ)」で報告されています。

Update on Azure Storage Service Interruption | Microsoft Azure Blog
この障害で影響があったのは、Azure Storage、StorSimple、Azure Backup、SQL Import/Exportなどストレージ関連のサービス、仮想マシン、管理ポータル、Webサイト、仮想ネットワークなどの主要サービス、Azure Search、Azure Cache、Service Bus、Event Hubs、Machine Learning、HDInsight、Automation、Stream Analytics、Azure Active Directoryなど、非常に広範囲に渡るものでした。
さらに、Visual Studio Online、Xbox Live、MSN.comなどMicrosoft Azure上で提供されるサービスにも影響があったとの報道もあります。
影響があったリージョンは米国6カ所、欧州2カ所、アジア2カ所、そして東日本、西日本の各リージョン。
さらに、Microsoft Azureの管理ポータル、サービスダッシュボードにも影響があったため、迅速な情報提供に支障があったことも報告されています。日本語訳から一部引用します。
Azureのインフラストラクチャの問題により、サービス ダッシュボードを通したタイムリーな情報提供にも影響がありました。対応策として、ツイッターやソーシャルメディアのフォーラムを活用しました。また、管理ポータル経由でも影響を受けたお客様に対して可能な限り情報提供を行いました。しかし、サービス ダッシュボードへの影響の結果、障害発生から約3時間にわたりタイムリーな情報更新ができませんでした。
原因はストレージの性能改善ソフトのバグとミスによる一斉デプロイ
今回の障害の根本的な原因は、Microsoft Azureのストレージ性能を改善するソフトウェアにバグがあったためです。数週間にわたるテストでは大幅な性能向上を見たものの、バグを発見することはできなかったとのこと。
テスト期間後にストレージサービス全体にデプロイをしたところ、Azure Tableフロントエンドでは問題なかったものの、Azure Blobフロントエンドでバグが発覚。BLOBフロントエンドと呼ばれる部分が無限ループに陥ります。その結果、最終的にストレージBLOBフロントエンドが停止。関連サービスがその停止に巻き込まれました。
またこのときにオペレーションの間違いも重なります。一部のリージョンから少しずつ更新作業を行うという標準的な手続きではなく、短時間でほとんどのリージョンにわたって更新が実施されました。広範囲のリージョンで障害が発生した原因はこのオペレーションミスに起因します。
バグが発覚し障害の発生が検知されたあとで、すぐにソフトウェアのロールバックが行われ変更自体は元に戻りましたが、無限ループの実行を止めるには再起動が必要でした。障害からの復旧に長時間かかったのはこれが原因だとされています。
今後の対策
マイクロソフトは今回の障害を踏まえ、以下の対策をとるとしています。以下、引用します。
弊社は、同様なインシデントの再発防止のため、Microsoft Azure プラットフォームと我々の運用プロセスの改善を行います。今回講じる対策の一部を記載します。
運用環境への変更の際、少しずつ分けて展開するという標準の手続きを常に実施することをデプロイツールで強制します。
復旧時間を最小化するために、復旧方法を改善します。
CPU 使用量を削減する改善に含まれていた BLOB フロントエンドにある無限ループの不具合を修正します。
サービスダッシュボードのインフラストラクチャと手続きを改善します。

http://www.publickey1.jp/blog/14/microsoft_azure10.html

2014年11月24日月曜日

世界の赤ちゃんカメラ映像を無断で公開、ロシアのサイト

それでもIOT(Internet of Things)を進んで利用したいと思うでしょうか。

ハッカーや悪者にとっては、「どうぞうどんどん楽しんでください。いたずらしてください」と誘っているようなものです。

世界の赤ちゃんカメラ映像を無断で公開、ロシアのサイト
TBS系(JNN) 11月21日(金)11時32分配信
 一般の家庭にある赤ちゃんカメラなどの映像に無断でアクセスし、数クリックで閲覧できるようにしていたロシアのウェブサイトが世界に衝撃を与えています。イギリス政府はロシア当局に対し、サイトの閉鎖を求めています。

 店のなかを映した防犯カメラ。大学の廊下を映した映像。さらに、一般の家庭に設置された赤ちゃんカメラの映像まで。これらの映像はすべて生の映像。ロシアのウェブサイトが無断で公開しているものです。

 ウェブサイトのトップページには、日本国内でも870台のカメラが無断で閲覧されていると表示されていました。さらに、アメリカでは4000台以上、イギリスでも500台など、被害は世界中に広がっています。

 いずれのカメラもインターネット経由で見ることができるうえに、デフォルトのパスワードが使われていたため、こうした被害にあったものとみられています。

 こうしたなか、イギリス政府は20日、ロシアの当局に対し、サイトの閉鎖を要請するなど対応に動き出しました。しかし、サイトの運営者は、セキュリティーの脆弱性を示すためにやったことで違法性はないなどと主張していて、サイトの閉鎖に応じるかは不透明です。(21日06:40)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20141121-00000020-jnn-int

2014年11月12日水曜日

HTC、自社スマートフォンの標準カメラアプリを「HTCカメラ」としてGoogle Playストアで公開

公開って、HTC電話のユーザとしか関係のない話です。

試しにシャープの電話でダウンロードしようと思ったが、

「お使いの端末はこのバージョンに対応しておりません。」

って冷たく言われました。

HTC は 11 月 12 日、自社の Android スマートフォンの標準カメラアプリを「HTC カメラ」として Google Play ストアにリリースしました。標準カメラアプリはこれまでプリインストールされていたので、アップデートされるにしてもファームウェアと同時にしか行われませんでしたが、Google Play ストアにリリースされたことで、アプリ単体でもアップデート可能になりました。Google Play ストアのリリース版は v6.65.837374 です。変更内容については、「HTC Eye Experience(有効な機能は、デバイス ハードウェアおよびソフトウェアにより異なります)」としか記載されていません。HTC カメラは今のところ HTC One (M8)にしかインストールできません。おそらく HTC EYE Experience に対応した機種にしかインストールできないのでしょう。「HTC カメラ」(Google Play ストア)
http://getnews.jp/archives/699008

“ありのままの”音が聴ける――「メタルハウジング ヘッドホン

さっそく試してみました。

音は確かに言われた通り、正直に鳴らしてくれるものです。

但し、自分にはややきつすぎて、長時間使用すると、耳が若干痛くなります。

サイズの調整がないので、是非実物を試してから買うべき。

それでも、メタルハウジングって格好いいですね。寒い時の屋外使用にはもってこいです。

 ドスパラは、同社直販ショップ“上海問屋”で「メタルハウジング ヘッドホン」(DN-11515)を発売した。価格は3999円(税込、送料別)。
  本製品は、モニターライクなありのままの音を楽しめるオーバーヘッド型のヘッドフォンだ。「低音と高音がバランスよく聞こえる」という。接続端子はL型の3.5ミリステレオミニプラグで、絡みにくいフラットケーブルを採用した。ドライバーユニットは直径40ミリ、インピーダンスは32オーム、感度は95dB。ケーブル長は1.3メートル、重量は約328グラム。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-00000075-zdn_pc-prod

キヤノン、描写性能と最短撮影距離を改善した望遠ズーム「EF100-400mm」

これって、高過ぎると思うが、自分だけだろうか。
Lレンズとは言い、F値で見ると、4.5-5.6というのは30万円の価値があると思えない。

  キヤノンは2014年11月11日、デジタル一眼レフカメラ「EOS」シリーズ用の望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を発表した。4倍のズーム比を持ちながら描写性能を重視した高画質モデル。従来モデルと比べて操作性や描写性能、最短撮影距離を向上させた。希望小売価格は30万円で、予想実勢価格は27万円前後。発売は2014年12月下旬の予定。

【詳細画像または表】

 フィルム全盛の1998年に発売された従来モデル「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」と比べ、ズームを従来の直進式から回転式に変更したのがポイント。わずかな画角調整をしやすくした。ズームのトルク負荷を調節するリングも備え、リングを回すのに必要な力を変えられるように改良。手ぶれ補正の効果を4段分相当に高めたほか(従来は約1.5段分相当)、シャッターボタンの半押し時には手ぶれ補正を行わない新しい補正モードも追加した。

 高性能レンズの搭載などで光学設計を一新したほか、空気の球を含んだ膜を形成する新コーティング「ASC」を施すことで、画質で定評のある望遠ズームレンズ「EF70-200mm F2.8 IS II USM」と同等以上の描写性能に仕上げたという。最短撮影距離も約0.98mと従来の半分程度に抑え、小さな被写体もより大きく撮れるようにした。エクステンダー「EF1.4×III」「EF2×III」の装着にも対応する。

 アクセサリーも改良が加えられた。付属のフードは、開閉式の窓を搭載した新タイプが付属し、PLフィルターの装着時もフードを外すことなくフィルターを回せるようにした。付属の三脚座は、台座部分が外せるように改良し、レンズを装着したままカメラを三脚から外せるようにした。

 レンズの重量は1640g(三脚座込み)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-01061243-nkbp_tren-prod

2014年11月9日日曜日

高倍率ズームコンパクトカメラ戦線に最終兵器登場! - 超ド級の光学65倍ズームを備えるキヤノン「PowerShot SX60 HS」

これは、なんといっても最高倍率時の被写体の捉えやすさでしょう。

 ●サイズとフォルム、ホールド感が"写欲"を駆り立てる
各メーカーから出そろった感のある高倍率ズームコンパクトカメラ。光学30倍~50倍前後の機種がひしめく中、頭ひとつ抜け出た65倍ズーム(!)を搭載して登場したのが、キヤノンの「PowerShot SX60 HS」だ。今回は、その驚異の超高倍率ズームを中心にレビューをお届けする。なお、この原稿執筆時点(11月上旬)での店頭実勢価格は53,000円前後だ(筆者調べ)。

【もっとほかの写真をみる】

今年、小中学校の運動会撮影の現場で個人的に感じたのは、一眼レフの復権と高倍率ズームコンパクトの増加だった。運動会という特殊な事情があるとはいえ、比較的大きめのセンサーを搭載した高級機がもてはやされるコンパクト市場において、伝統の1/2.3型センサーの利点を生かした高倍率ズーム機が存在感を示してきたのは興味深い。

コンパクト機とは書いたが、PowerShot SX60 HSはいわゆる"ネオ一眼"というやつで、レンズが固定式になった一眼レフのような形状をしている。約92.2万ドットの電子式ビューファインダー(EVF)を持ち、大きく、ホールド性を重視したグリップを装備。ちなみに、このグリップは新設計で、同社の一眼レフを含む全商品を検証して導き出した形状とのことだ。

●焦点距離21~1,365mm相当を一台でカバー
最大の特徴である光学65倍ズームレンズの焦点距離は、35mm判換算で21~1,365mm相当。デジタルズーム領域でプログレッシブファインズームを使用すれば、なんと130倍(2,730mm相当)までの領域をカバーする。なお、レンズ構成は11群15枚で、UDレンズを3枚採用している。F値はF3.4~6.5。

センサーは、約1,680万画素(有効1,610万画素)の1/2.3型裏面照射式高感度CMOSセンサー。レンズ径を小さくできるうえ、被写界深度の深さからピントも合いやすく、高倍率ズーム搭載コンパクトに小型センサーは必須なのだ。かつての小型センサーは高感度でのノイズに弱く、受光量が極度に低下する望遠側ではほとんど使い物にならなかったが、PowerShot SX60 HSはこの高感度センサーと5軸手ぶれ補正機構を採用。さらに解像力、ノイズリダクション性能を高めた映像処理エンジン「DIGIC 6」を加えたコンビネーションで、1,365mm相当の望遠端においても実用的な画質を実現している。

液晶モニターは3型のバリアングル。EVFと同等の約92.2万ドットではあるものの、見た目は一眼レフ「EOS 60D」のモニターにかなり近い(EOS 60Dは104万ドット)。可動モニターは、このバリアングル式か、あるいはチルト式かで好みが分かれるところだろう。ただ、カメラを縦位置にしたときでもモニターの角度が変えられるのは、バリアングルだけだ。

●刮目せよ! これが光学65倍の世界だ!
そんなPowerShot SX60 HSの最大の特長といえば、やはり光学65倍ズーム。ひとくちに65倍といっても、もはや想像を超えていてピンと来ない人も多いかもしれない。そこで、こんな画像を用意してみた。遊園地の夜景だ(下の写真を参照)。

35mm判で21mm相当の広角端からズームしていき、65倍の1,365mm相当に達すると、観覧車の中央にある時刻表示の文字が画面に入り切らなくなる。LED文字のドット欠けもはっきりとわかるだろう。さらに超解像処理を併用したプログレッシブファインズームで130倍(2,730mm相当)まで迫ると、もはや文字は約半分しか画面に入らず、なんと、ひとつのドットを構成するLEDの集合までが見えるのだ!(原寸大写真を参照のこと)

ちなみに、広角端の写真の撮影感度はISO 1600。数年前のコンデジをお使いの方なら1/2.3型センサーでISO 1600、しかも夜景撮影なんて無謀なことを……と思われるに違いない。だが、ここまでキレイに写る。さすがにグラデーション部分には多少のノイズが乗るものの、この厳しい撮影条件でこの画質が得られるのは驚きだ。

もう1点、65倍ズームの底力を感じさせる画像を掲載しておこう。手持ちで撮影した月面の写真だ。左が光学60倍ズームの望遠端、右は約2倍のデジタルテレコン機能を使用しているが、ある程度シャッター速度が稼げていることと手ぶれ補正機構の優秀さにより、焦点距離が2,000mm相当(プログレッシブファインズームを使用)を超えていてもまったくぶれず、クレーターがしっかりと写っている。

しかも、撮影は「P」(プログラム)モードで、露出を-1.0補正したのみという手軽さ。もし、一眼でこれに匹敵する写真を撮ろうとするなら、三脚はもちろん、巨大かつ高価なレンズが必須装備となることは想像に難くない。それでもここまで大きく写すのは不可能だろう。たとえ画質の差を差し引いても、PowerShot SX60 HSの圧倒的なコストパフォーマンスには目を見張るものがある。

○望遠撮影時に被写体を見失った……そんなときはコレ!

ただ、高倍率ズーム機には不自由な部分もいくつかある。そのうちのひとつが「望遠撮影時に被写体を見失ってしまう」こと。これは鳥や飛行機、スポーツといった動体の被写体を撮影する際、特にやっかいな問題だ。これを解決するために、PowerShot SX60 HSは「フレーミングアシスト 探索ボタン」を装備している。レンズ側面の2つのボタンのうち、上のボタンがそれだ。

望遠側で撮影中、被写体を見失ってしまったら探索ボタンを押してみよう。すると、一瞬でズームが広角側に戻る。探索ボタンを押している間はずっと広角側になっているので、被写体の行方を探しやすくなるのだ。このとき、先ほどの望遠撮影時に見えていた部分以外が半調表示されるので、自分がどこを見ていたのか、そして被写体がどちらに動いたのかもわかりやすい。

実は、この機能は旧機種のPowerShot SX50 HSにも存在した。だが、PowerShot SX60 HSではこの機能がさらに進化している。まず、探索時のズーム動作の自動設定が可能。探索ボタンを押した後にカメラを大きく振ると、カメラが「ははぁん、さては被写体を見失いましたね? 見つかるまでズームを少々引いて差し上げましょう」と判断するのだ。そしてカメラが静止すると「おや、見つかったようですね。ではズームを望遠に戻しましょう」と判断する。

さらに、探索ボタンを押した後に人物を認識した場合は[顔/上半身/全身/マニュアル/切]から構図を維持するよう設定することもできる。つまり、「了解です。この人物の上半身が常に画面に入るよう、ズーム操作を調整していけばいいのですね」とカメラが考え、動作してくれるのである。これらは精緻な電気的ズームコントロールが可能なレンズ固定式カメラだからこそ、実現可能な機能なのだ。

なお、念のため記しておくが、このカメラが本当にしゃべるわけではないので、悪しからず。

●快適さを担保する足回りと楽しさを拡げる機能が両輪に
フォーカス速度を体感するために電車を撮影してみたが、キヤノンらしく非常に速く、高精度で快適だった。ちなみにカタログ数値ではAFスピードは約0.21秒、撮影タイムラグは約0.23秒(撮影モード:Pモード、AFフレーム:[中央]、コンティニュアスAF:[切]、露光量:LV14)となっている。

連写は約6.4枚/秒(被写体やカードの銘柄などにより多少変動するとのこと)。一眼レフ「EOS 70D」の7コマ/秒に迫るコマ数だ。今回の試写でも、横方向の移動が大きい構図では若干コマ数不足を感じたが、より正面に近い構図では十分な手応えを得ることができた。なお、連写枚数については、LサイズのJPEGでSDカードの容量が続くまで連写可能とのことだ。

○「クリエイティブショット」で思わず面白い写真が撮れる?

今回、使って楽しかった機能のひとつに「クリエイティブショット」がある。これは、ワンショットに付き6枚を連写、オリジナル+カメラが勝手に構図のトリミングやカラーフィルタリングをおこなった5点のバリエーションフォトが自動的に生成される撮影モード。「レトロ」「モノクローム」「スペシャル」「ナチュラル」という4つの効果カテゴリーも選択できるが、あえて撮影効果をカメラまかせにしてしまうのがおすすめ。撮り手の意志が反映できないがゆえに「おぉっ、そう来たか!」的な写真が生まれる面白さとともに、なるほどと勉強になることも少なくない。

クリエイティブショット自体は多くのキヤノン製コンパクトカメラに搭載されており、PowerShot SX60 HSに限った機能ではない。だが、光学65倍ズームだからこその「撮れるものの多さ」や「表現の多様性」とバリエーションフォトの乗算関係が、クリエイティブショットの意外性と楽しさをいっそう大きなものにしてくれるよう感じられるのだ。

○ズーム性能と5軸手ぶれ補正は動画にも有効

最後に、動画についても触れておこう。光学65倍ズームや5軸手ぶれ補正は動画撮影においても強い味方となるはず……と期待したが、実際に撮影してみると、さすがに望遠端での手持ち撮影は厳しいものがある(そりゃそうだ)。とはいえ、サンプル動画をご覧いただくと、カメラが大きく動いた状態から手ぶれ補正が効き、ぶれを上手く抑え込んでいく様子がお分かり頂けると思う。動画中でズームも操作しているので、望遠端と広角端の極端な距離感の差をよりリアルに感じられるだろう。

なお、PowerShot SX60 HSでは、高画質な60PのフルHD撮影と、絞りやISO感度、シャッタースピードを任意で変更できるマニュアル撮影にも対応している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00000027-mycomj-sci

2014年11月5日水曜日

iPhone/iPadでWebページの画像を保存できない、そんなときの裏ワザとは?

裏ワザとしては、かなりハードルの高いものですね。

単体でできないのは、また、これだけしつこく裏ワザを紹介されるのは、やはり、シンプルはベストでないことの証でしょう。

画像などWebページ上に表示される要素は、基本的には自由に抽出可能だ。ファイルという概念に乏しいiOS版Safariにはない機能だが、Mac版Safariには要素を右クリックすると現れるメニュー(コンテキストメニュー)で保存を指示するか、デスクトップ上へドラッグ&ドロップすればファイルとして取り出せる。著作権にふれるような使い方をしないかぎり、特に問題ないWebブラウザの活用方法といえるだろう。

しかし、上述した方法では取り出せない要素がある。確かに画像として表示されているにもかかわらず、右クリックしてもコンテキストメニューに「リンクされたファイルを"ダウンロード"に保存」は現れない。ドラッグ&ドロップもできない、コピーするための範囲選択もできない……それに、PCとスマートフォン/タブレットでは(最適化のため)表示されるコンテンツが異なることもある。

そんなときには「Webインスペクタ」を使うという手がある。操作はかんたん、あらかじめ以下の方法でWebインスペクタを利用できる状態にしておけば、対象のWebページを表示した状態でiPhone/iPadをMacとUSBケーブルで接続すると、MacのSafariからiPhone/iPadのSafariで表示しているWebページのインスペクタを表示できる。iPhone/iPadに表示されたものをMacから取り出すのだから、最適化サイトを巡る問題も生じない。本来はWebページのデザインに用いる機能だが、このような使い方もできるのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141105-00000125-mycomj-sci

ピントも絞りも後から自由に変えられる「LYTRO ILLUM」発表会 - 画素ではなく「レイ」で表すライトフィールドセンサーとは?

画素数は初期の製品より上がったのは素晴らしいことですね。

それでも、気になるのは、従来のデジカメの解像度(シャープを含む)は如何であることです。

●写真を撮るのではない、光線の情報を記録するのだ
11月5日、米Lytroのライトフィールドカメラ「LYTRO ILLUM (ライトロ イルム)」の国内発売概要が代理店である加賀ハイテックから発表された。都内で開催された発表会では、Lytro社による技術解説や実機のタッチ&トライが行われた。

【もっとほかの写真をみる】

LYTRO ILLUMは、撮影後にもフォーカスポイントや絞り値が変更できるユニークなカメラ、いやソフトも含めたカメラシステムだ。米国や欧州ではすでに発売されており、国内でも12月上旬に税別200,000円前後で購入できるようになる。

○リフォーカスがLYTRO ILLUMの面白さ

発表会で示された、そのしくみを紹介する前に、まずはLYTRO ILLUMで撮影された作品に触れて見ていただきたい。

この作品には手前(A)と奥(B)に2匹のイソギンチャクが写っている。手前のイソギンチャクAをクリックしてピントを合わせると、奥のイソギンチャクBがボケる。奥のBにフォーカスポイントを変えると、手前のAがボケる。AをクリックしながらBに向かってドラッグすると、AからBまでピントが合った写真になる。この「リフォーカス」こそが「ライトフィールド (Light Field)」技術の面白さだ。

○光線の情報を記録する技術「ライトフィールド」

Lytro社の副社長 ジェフ・ハンセン氏は発表会で、ライトフィールドカメラをCamera 3.0:第三世代のカメラと位置づけた。アナログカメラからデジタルカメラに移行したように、デジタルカメラからライトフィールドの時代を迎えようとしているというのだ。

一般的なCCDセンサーやCMOSセンサーが光の強弱(明暗)と色を認識してデータ化するのに対し、ライトフィールドではマイクロレンズアレイと呼ばれるセンサーの集合体によって「あらゆる光線の方向を記録する」(ハンセン氏)という。その鍵を握るのは「ライトフィールドセンサー」と、それを解析する「ライトフィールドエンジン」、実際にオペレートするためのアプリケーション「LYTRO DESKTOP」である。

ライトフィールドセンサーのスペックは「画素」ではなく「レイ(光線)」で表現される。LYTRO ILLUMでは、4,000万レイのセンサーを搭載している。当然、写真としての1画素=1レイではなく、LYTRO ILLUMの撮影データは2,450×1,634ドット(約400万画素)となっている。ちなみに、ファイル形式はLight Field RAW(.lfr)だ。

LYTRO ILLUMでは、ライトフィールドエンジン 2.0を動作させるために、高性能なスマートフォンで採用例の多いプロセッサー「Qualcomm Snapdragon 800」と、Android OSを搭載している。

●アプリ上でF1.0~F16まで変換できる
○アプリ上でF1.0~F16まで変換できる

LYTRO ILLUMで撮影したデータを扱うパソコン用のアプリケーションは「LYTRO DESKTOP」。Windows版とMac版が無料で公開されている。「F1.0~F16まで変換できる。その技術があったからこそLYTROに入社した」とはハンセン氏。LYTRO DESKTOPでは、撮影データの絞り値を変えて被写界深度を調整したり、リフォーカス=焦点位置を変更しながらアニメーションを作成することもできる。

ちなみに、LYTRO ILLUMのレンズの絞りはズーム全域でF2.0固定。撮影後にソフト上で調整することが前提なのだろう。よって撮影モードに「A」絞り優先モードは存在しない。その代わり、「I」ISO感度優先オートが用意されているのがユニークだ(ISO80~3200に対応)。

なお、撮影データのリフォーカスを可能とするための動作環境は、Mac OS X 10.9以降、Windows 7/8、8GB以上のメモリ、Core i5以上のCPU、Intel HD Graphics 4600以上/AMD Radeon HD6750以上/NVIDIA GeForce GTS450以上のグラフィックスが推奨されている。

ハンセン氏のプレゼンテーションでは、iPad版のアプリも紹介された。二本の指でピンチする操作などタブレットならではの扱いやすさを取り入れている。なお、リフォーカスを行うには「iPad Airなど新しい機種でなければ厳しい」(加賀ハイテック説明員)とのことだ。Android版も開発中で近日公開する予定となっている。

アプリを通じて、「pictures.lytro.com」や「500px」に作品をシェアすることができる。リフォーカスが可能だからと漫然と写したのではなく、何らかの意図を持って撮影した作品が多く公開されている。また、pictures.lytro.comでは本稿冒頭の「イソギンチャク」作品のようにアクセスした人がリフォーカスを楽しむことも可能だ。

○30~250mmの8倍ズームレンズは日本製

すでにLYTRO ILLUMが発売されている米国や欧州での評判は上々で、供給が追いつかないほどとのこと。ターゲットユーザーは、プロ写真家やプロクリエイター、ハイアマチュア層。ウェディング市場での普及にも期待しているという。国内での年間販売目標は10,000台。CP+2015への出展を予定している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141105-00000147-mycomj-sci