2016年11月15日火曜日

動画のピントも後から合わせられる「レンズレスカメラ技術」

これは、Lytroよりも優れた技術でしょうか?

気になるのは、「画角」なんだろうか、「ズーム」できるのか、(似たようなことで)「画質」・「解像度」はどうでしょうかなどですね。

いずれにしても、早く実用化していただきたいところです。

次の日、朝日新聞デジタルのニュースでは、2年後の実用化を目指していると報じました。


動画のピントも後から合わせられる「レンズレスカメラ技術」、日立が開発
ITmedia ニュース 11/15(火) 14:33配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000060-zdn_n-sci
 日立製作所は11月15日、写真や動画の撮影後に容易にピント調整できるレンズレスカメラ技術を開発したと発表した。レンズ部が不要なためカメラの薄型軽量化につながり、モバイル機器やロボットなどのデザイン性向上も見込めるという。

 通常のカメラは被写体からの光をレンズを通して画像センサーに取り込むため、レンズを配置するスペースが必要となる。新開発のレンズレスカメラは、レンズの代わりに特殊な模様を印刷したフィルムを画像センサーの前に配置。模様を通して取り込んだ光に、画像処理を行うことで撮影画像が得られるという。

 従来もレンズレスカメラの仕組みはあったが、画像処理に膨大な計算が必要という課題があった。新技術では、フィルムに同心円パターンを重ね合わせることによって生じる「モアレ縞」の原理を活用し、計算量を従来の300分の1に削減。実証実験では、標準的なノートPC程度の性能で、毎秒30フレームの動画撮影ができることを確認した。

 画像処理の工夫により、写真や動画の撮影後にピントを合わせられる技術も同時に実現したという。撮影後にピント調整が可能な「ライトフィールドカメラ」はこれまでもあったが、レンズレス化で大幅な薄型軽量化が図れるとしている。


日立、「レンズなしカメラ」開発 2年後の実用化目指す
朝日新聞デジタル 11/15(火) 18:48配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000087-asahi-bus_all

 日立製作所は15日、国内で初めてレンズを使わずに撮影ができる「レンズレスカメラ」の技術を開発したと発表した。特殊なフィルムを画像センサーに貼るだけの構造で、カメラを大幅に小さく、安くつくれるという。工場や公共施設などでの監視カメラ用に開発を続け、2年後の実用化を目指す。

 普通のデジタルカメラは、レンズで外からの光を屈折させてモノや景色の像を結ばせ、画像センサーで読み取る。「レンズレスカメラ」は像を結んでいない光を読み取り、特殊なフィルムが起こす光の干渉の具合を元にパソコンの画像処理で像を再現する。画像処理によって、撮影後でも写真の焦点を自由に変えられるという。

 日立によると、レンズを使わないことで、デジカメやスマートフォンのカメラの光を読み取る部分の厚みを、通常の数十分の一程度にできる。フィルターの価格もレンズより大幅に安く、量産しやすいという。

 「レンズレスカメラ」の開発では米国の大学や企業に先行例があるが、日立とは別の画像処理方法を使う。日立の方式はそれよりも計算が数百倍速いといい、1秒間に約30コマの動画撮影もできるという。(清井聡)

2016年11月11日金曜日

APS-Cのミラーレス一眼「ライカTL」はいかが?

毎度のことですが、仕様の割りに値段が高いのはどうにかならないかと思わせる商品です。

こてこてのライカファンなら躊躇なく購入に走っちゃうかもしれませんが、どうも魅力はいまいちです。

このニュースにも現れるように、しいて言えば、「卓越した画質」はその特徴でしょうか。

金欠がなければいいのに。。。。


[新製品]APS-Cのミラーレス一眼「ライカTL」、新色チタンカラーなど3色
BCN 11/10(木) 16:19配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161110-00000007-bcn-prod
 ライカカメラジャパンは、APS-Cサイズの大型CMOSセンサを搭載し、卓越した画質を実現したレンズ交換式ミラーレス一眼カメラ「ライカTL」を11月に発売する。カラーは、シルバー、ブラック、チタンカラーの3色で、チタンカラーは12月発売予定。税込価格は23万7600円。

 AF-Cモードでのオートフォーカス機能が向上するなど、2014年5月発売の「ライカT」からさらに進化した。有効1650万画素のCMOSセンサを搭載し、レンズマウントは「ライカTバヨネットマウント」を採用。ライカTLレンズ、光学手ぶれ補正機能(OIS)を備えたライカSLレンズに対応するほか、専用のマウントアダプタを使うことでライカMレンズやライカRレンズも使用できる。

 アルミニウムの塊から削り出した質感の高いボディ背面には、タッチ操作対応の3.7インチ液晶モニタを装備。シルバーとブラックのデザインは従来モデルと同じで、新色のチタンカラーはトップカバーとボトムプレートに面取りを施している。

 撮影した写真や動画は、無線LAN経由でスマートフォンやタブレット端末、PCへワイヤレス転送でき、専用アプリ「Leica TL app」を使えばスマートフォンやタブレット端末の画面を見ながらの撮影をはじめ、シャッタスピードや絞り値の設定、セルフタイマー代わりの利用や難しいアングルでの撮影といった、リモート操作にも対応する。「Leica TL app」は、これまでのiOSに加え、Androidでも利用できるようになった。

 対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、従来モデルの2倍の32GBの内蔵メモリを搭載する。サイズは幅134×高さ69×奥行き33mmで、重さは約384g。

 ボディと標準ズームレンズ「ライカバリオ・エルマーTL f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」をセットにした「ライカTL標準ズームセット」を、国内100セット限定で、シルバー/ブラックを11月に、チタンカラーを12月に発売する。税込価格は42万1200円。