映画にしかないような、実に恐ろしい話です。10年も監禁されるのは、被害者たちにとっては、どのような辛い思い出でしたでしょうか。兄弟も絡んでいるようでしたが、これで近所の人間不信、もっと言うと、ニュースを見た人々にとっては、人間不信はますます強まるでしょう。
事件の近くは割とと貧しい人たちは住んでいるそうです。容疑者はスクールバスの運転手だそうです。つまり毎日人々に会っているでしょうし、いろいろな人に知られているはずです。それで、平気に3人も監禁し、10年も過ごせてきたのは、どんな神経を持っているでしょう。
過去不審な音や動きにより何回かの通報もあったが、それでも発覚につながらなかったのは、警察の対応の杜撰さは問われます。結局自力で脱出したことで、事件が解決されたのは、警察のメンツも何もないでしょう。
およそ10年間行方がわからなくなっていた女性3人が、ある男の家で発見され、保護された。警察は、女性たちを監禁していた疑いで、兄弟3人を逮捕した。
電話口から聞こえてくるのは、緊迫した女性の声。
アマンダさんは「警察ですか? 助けてください、わたしはアマンダ・ベリーです」と助けを求めた。
これは、現地メディアが伝えた、ある家から逃げ出した被害者本人が緊急通報した時の音声。
アマンダさんは「わたしはここです。今は自由の身なんです。わたしはアマンダ・ベリー。わたしのことは、10年間報道されています」と通報した。
この電話をしているのは、アマンダ・ベリーさん(26)。
2003年から10年もの間、行方がわからなくなっていた。
事件があったのは、アメリカ・オハイオ州クリーブランドの住宅街。
アマンダさんは、この街に住む52歳の男の家に、10年間監禁されていたとみられている。
さらにこの家には、ほかにも女性2人がいて、駆けつけた警察によって保護された。
この2人も、2002年から2004年の間に行方不明になっていた。
警察は、この家に住む52歳の男を逮捕した。
現地メディアによると、逮捕された男は、スクールバスのドライバーで、ほかにも事件に関与した疑いがあるとして、男の54歳の兄と50歳の弟も逮捕されたという。
10年ぶりとなる、奇跡の救出劇。
この救出劇のきっかけは、近所に住む男性が、アマンダさんの助けを求める声に気づいたことだった。
女性を発見した男性は「女性が、ドアをけりながら叫んでいた。『何が起きているんだ』と聞いたら、『わたしは誘拐されていて、この家に長くいるので、すぐにここを出たい』と言われた」と話した。
男性は、すぐにドアをけ破って、アマンダさんを助け出したという。
その時、アマンダさんの近くには、幼い子どももいたという。
女性を発見した男性は「彼女は、小さい女の子を腕に抱えて出てきた。彼女は『この子は彼の子よ』と言った」と話した。
その後、通報を受けた警察が駆けつけ、家の中にいた女性2人も保護した。
近所の男性は「この10年間ずっと、彼女がどこにいるか、何も把握していなかった」と話した。
近所の女性は「これは奇跡。みんな喜んでいます。ご家族にとっても、うれしいでしょう」と話した。
保護された3人にけがはなく、健康状態も良好だという。
病院関係者は「彼女たちは無事で、われわれは治療が必要かどうか診断している。現時点で、かなりいい状態にある。本当によかった。普通、(このような事件は)こんな終わり方をしないから、とてもうれしい」と話した。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00245520.html
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