2013年5月21日火曜日

アイスクリームを食べてリラックス!?

 明らかに、土用丑の日(ウナギ)やバレンタイン(チョコレート)などと同じように、商品の売り込みを狙った手口です。
 脳機能へ与える影響の実験はたとえ本当にあっても、別にアイスクリームだけしかもたらせないわけでもないものです。同じことを言える食品はほかにいくらでもあるはずです。違いは、それを同じように大々的に宣伝できる資本力があるかどうかだけでしょう。選挙と同じで、宣伝に強い人は基本的に勝つものです。

 森永乳業は5月13日、都内でタレントの真鍋かをりをゲストに迎えて、同社のアイス商品「ピノ」の新しい食べ方を提案した。

 「ピノ」は、ひと口で食べられるチョココーティングアイスとして、1976年から発売されている定番商品。食べやすさを考慮し、アイスの形状を、口をあけたときの形に近い形しているところが特長だ。

 今回同社は、医学博士である古賀良彦氏(杏林大学医学部 精神神経科学教室教授・NPO法人日本ブレインヘルス協会理事長)に協力を依頼し、「アイスクリームが脳機能へ与える影響」について実験を行った。

 その結果、アイスクリームの摂取により、リラッスク効果とすっきり感が得られ、頭の回転が速くなり、イライラ感の解消につながることがわかったという。

 この結果に基づき、森永乳業は、朝起きてアイス(ピノ)を食べてハッピーな気分になってほしいという考えで、「朝アイス」を提案。さらに、朝ピノの効果をWebで伝える特設サイト「朝ピノラボ」も開設した。

 ゲストとして招かれたタレントの真鍋かをりは、同特設サイトの“研究員”として白衣をまとって登場。「今日も朝アイスしました!もともと朝は強いほうなんですけど、朝アイスをするようになって、もっとパワーが出るようになりました」とコメントした。

 会場にはホワイトボードと机が用意され、森永乳業の若手社員3名が真鍋に、朝に関する悩みを打ち明けるコーナーがもうけられた。真鍋は、ピノが先端についた指さし棒を持って若手社員を指名。一人ひとりの悩みに答え、解決法として朝ピノを薦めていた。

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