2013年5月5日日曜日

米CIAがアフガン政権に秘密の資金援助、汚職煽るとの批判

これは良く言えばグレーゾーンになるもので、悪く言えばぐるみの陰謀でしょう。
真相は当事者にしか分からないですが、どの国でもこのようなブラックボックス的な裏取引があり、必ずうまい具合に誤魔化されます。
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CNN.co.jp 5月5日 16時26分配信

(CNN) アフガニスタンのカルザイ大統領は4日、米中央情報局(CIA)が過去10年、アフガンの大統領府に対し公務員らの給料支払いなどに充てるため資金を提供し続けていた事実を明らかにした。

首都カブールでの記者会見で述べた。また、カブールのCIA支部責任者と3日に会い、資金援助への感謝を表明。引き続きの資金提供を求め、承諾を得たと述べた。

CIAによる資金援助の問題は米紙ニューヨーク・タイムズが先月下旬に最初に報道。多額の現金が入った買い物袋などを過去10年以上、毎月のように大統領府に届けていたとしていた。

同紙の報道は、米国や欧州、アフガンの政府当局者の情報に基づくもので、CIAの資金供与は数十万ドルから数百万ドルにわたると指摘。これら資金は非公式の交渉を促進させるため議会議員や軍閥に配られたとも伝えた。大統領府に届いた資金の総額には触れなかった。

カルザイ大統領は会見でこの秘密の資金供与について異例の事柄ではないと主張。受け取った現金は大統領府や国家安全保障担当当局の差配で、公務員給料の他、戦闘の負傷者支援や奨学金支給などに充てていたと説明した。
この資金援助を国庫に入れず、政府支出金として処理していたことに問題はないとし、支出の用途については「米政府の選択だった」とも述べた。

アフガンでは政界などでの根強い汚職体質が問題視されており、タイムズ紙報道などを受け、CIAの資金提供は腐敗根絶の努力に逆行するとの批判も生まれていた。米政府は過去にアフガン政権内にはびこる汚職行為を批判したこともある。

約3年前には、CIAがカルザイ大統領の多数の家族らに資金供与しているとの一部報道があった。当時は、カルザイ氏の主要な政策顧問や多数の閣僚が汚職で捜査対象になる疑惑が表面化していた。

CIAは、資金提供に関する事実確認などを求めたCNNの問い合わせに応じていない。

カルザイ大統領は会見で、大統領府が英国の「対外情報部」(MI6)からも同様に資金援助を受けていたとの情報は否定した。ただ、MI6がアフガンの他の機関に資金を融通していたことは認めたものの、受け取り先は明らかにしなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130505-35031668-cnn-int

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