2013年5月11日土曜日

ハワイのCO2濃度急上昇、初の400ppm超

 温暖化説を否定する人もいます(参考リンク1,2)が、他の諸説と同じように、一般の人はどこまで理解できているかは甚だ怪しいです。「急上昇の原因は、化石燃料の使用など人間の活動とみられる」というのは、今はやりの「とみられる」という無責任な言い方です。何を根拠でそうみられているかも分からないし、仮に説明されても、素人に分かるようなことでもありません。しかも、いわゆる専門家の中でも意見が分かれているのに、素人に判断させるのは無理な相談です。
 確実に言えるのは、メディアにとっては格好のネタで、政治家にとっては、都合のいい切り札で、企業にとってはPRの絶好な道具です。

読売新聞 5月11日(土)11時30分配信
【ワシントン=中島達雄】米海洋大気局(NOAA)は10日、米ハワイ島のマウナロア観測所で50年以上前から計測している二酸化炭素(CO2)濃度が、9日に初めて1日平均で400ppm(1000ppmが0・1%)を超えたと発表した。

 CO2は地球温暖化に影響を及ぼす温室効果ガスの一種で、1958年の観測開始時は315ppmだった。19世紀の産業革命以前の80万年間は、世界平均で180~280ppmの範囲だったと推定されており、この数十年間で急上昇したことになる。

 濃度の上昇幅も大きくなり、1950年代後半は毎年0・7ppmだったのが、最近10年間では毎年2・1ppmになっている。

 NOAAによれば、急上昇の原因は、化石燃料の使用など人間の活動とみられる。NOAAの研究者は「今後の気候変動は、人類がどれだけ化石燃料を使い続けるかに左右される」と警告している



参考リンク
  1. 地球温暖化に対する懐疑論(Wikipedia)
  2. 単純な物理現象が否定される不思議-温暖化懐疑論は非常識派 市民のための環境学ガイド

0 件のコメント:

コメントを投稿