2013年5月24日金曜日

“不腸”にはキウイ 低カロリー、栄養バランス手軽に改善

 別の言い方では、無理なダイエットをしないのと、野菜を適量に食べることでしょう。キウイにこだわる必要は全くないし、そんなのはどこでもあるようなものではなかったので、そもそも人間にはなければ困るようなものはキウイしか入っていないこともありません。

産経新聞 5月24日(金)11時2分配信

転居、就職、進学など環境の変化に伴うストレスや気温差などから、初夏にかけては自律神経のバランスが崩れやすく、腸内の環境も悪化する時期だ。毎日の食事で栄養バランスを気にかけているつもりでも、本来必要な栄養素が不足状態となる「新型栄養失調」の増加も指摘されている。そんななか、キウイフルーツが注目を集めている。(北村豊)

 キウイフルーツ1個(約100グラム)で、バナナ2本分の食物繊維(2・5グラム)と温州ミカン約3個分のビタミンC(69ミリグラム)を摂取できる。ニュージーランド産キウイフルーツの輸入、マーケティングを手掛ける「ゼスプリ インターナショナル ジャパン」(東京都千代田区)によると、ビタミンやミネラル、食物繊維など17の栄養素が、主な果物の可食部100グラムに含まれる割合を表す「栄養素充足率スコア」(米農務省公認)でも、キウイはトップの比率を示した。

 つまり、キウイはカロリー摂取が低い割には、必要な栄養素を取れる高密度の栄養フルーツというわけだ。

 医学博士で管理栄養士の本多京子さんは、「体によい食事を取っているつもりでも、必要な栄養素は不足しがち。メタボが問題視される一方で、あらゆる栄養素が足りない人も少なくない」と、低栄養状態の新型栄養失調が“不腸”を助長する可能性を指摘。その上で「体調を整える栄養素のビタミン、ミネラル、食物繊維の栄養素全てを効率よく摂取できるフルーツがキウイ。栄養バランスを手軽に改善する手立ての一つ」と推奨する。

 低栄養状態が続けば不腸に拍車がかかり、便秘や下痢を招く。食が細くなって食事作りも面倒という高齢者や、野菜も果物も食べず、運動もしていないのに、その自覚すらない若い女性がとくに要注意だという。

 ゼスプリ インターナショナル ジャパンも、キウイの栄養価の高さに着目。おいしいだけでなく、「体によいフルーツ」と日本の消費者に伝えることに主眼を置いている。

 キウイを2週間食べ続けて、おなかの調子の違いを実感してもらう昨秋のキャンペーン「14日間チャレンジ」では、「肌の調子がよくなった」「便秘が治った」の感想が多く寄せられ、ダニエル・マサソン社長は「キウイは体調管理に役立つ優秀なフルーツ。その良さをこれまで伝え切れていなかった」と強調。非加工果物の消費量でキウイが占める割合は1%未満だが、「栄養価の高さを伝えれば可能性は計り知れない」と話す。

 同社はニュージーランドで農家約3千軒と栽培契約を結び、50カ国以上に輸出している。通常のこぶし大サイズの約33個入り(約3・6キロ)を1トレーとして換算すると、今年、日本には約1700万トレーが輸入される見込み。

 グリーンキウイのさわやかさとゴールドキウイの甘みを“いいとこ取り”したという新品種「スイートグリーン」も含まれる。5年以内に日本への輸入を2千万トレーに増やすのが目標。輸入品全般にいえるが、このところの円安が悩みの種だそうだ。

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