確かに、不振や苦戦等のキーワードの記事は少し前に読んだ記憶はあります。
また、「 カメラは、基本的にモデルチェンジのスパンが長く、いわゆる「型落ち」でも、新製品に比べて性能や操作性が著しく劣るということはない。 」にも激しく同意します。
新モデルが出たから古い物は買う価値がなくなることは全くありません。
後、デジカメの売れ行きが良くなるのは、やはり携帯電話やタブレットなどにあるカメラ機能がまだまだ不十分だと思う人が増えているからでしょう。
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2013年、デジタルカメラは「不振」と報じられた。家電量販店の実売データを集計している「BCNランキング」によると、確かにレンズ一体型(コンパクト)の販売台数は、2013年6月以降、前年同月比74.5〜79.8%と、前年を下回る状況が続いている。しかし、レンズ交換型(デジタル一眼)は、1月以降、前年同月比115.3〜168.3%と、伸び続けている。デジタル一眼レフに限ると、前年同月比は継続して130%を超え、むしろ「好調」といっていい。2013年のデジタル一眼カメラ全体の年間販売台数は、11月末の時点ですでに2012年を超えており、過去3年間で最高の水準。ただし、デジタル一眼レフ、小型・軽量のミラーレスとも、売れているのは発売直後の新製品ではなく、発売から日がたち、価格のこなれた旧機種だ。【写真入りの記事】 カメラは、基本的にモデルチェンジのスパンが長く、いわゆる「型落ち」でも、新製品に比べて性能や操作性が著しく劣るということはない。長期間売れ続けるロングセラーは、人気の証だ。2013年11月のデジタル一眼カメラ全体の税別平均単価は約7.3万円で、交換レンズが付属するデジタル一眼レフのレンズキットは約7.7万円、ミラーレス一眼カメラのレンズキットは約5.3万円。デジタル一眼レフの場合、別売のメモリカードやカメラケースなどを含めても、10万円あればひと通り揃うし、ミラーレスならさらに安い。好調の要因の一つは、コンパクトデジタルカメラからのステップアップや、メインのカメラと併用するサブ機として買いやすい手頃な価格にある。今回は、年間ランキングとして、2013年1月1日〜12月23日のデータをもとに、デジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラについて、それぞれトップ20を集計した。なお、集計期間の関係上、すでに販売終了の製品もあるので、ご了承いただきたい。●デジタル一眼レフは2011年発売の「EOS Kiss X5」が2年連続1位 カラーバリエーションやレンズキットなどを合算したデジタル一眼レフカメラのシリーズ別の販売台数1位は、キヤノンの「EOS Kiss X5」、2位と3位にはニコンの「D3200」「D5200」が続いた。メーカー別販売台数シェアは、キヤノン49.2%、ニコン42.5%、リコーイメージング(旧ペンタックスリコーイメージング)5.2%、ソニー3.1%だった。2012年に比べて上位2社のシェアの差が縮小し、カメラ好きのなかでクラシカルなデザインの「Df」が話題になったニコンが盛り返している。 1位の「EOS Kiss X5」は、2011年3月の発売ながら根強い人気を保ち、2年連続で1位に輝いた。2013年4月発売の最新機種「EOS Kiss X7」の2世代前のモデルにあたる。上半期には、2012年6月発売の「EOS Kiss X6i」のほうが多く売れた月もあったが、生産が終了したために、トータルでは「EOS Kiss X5」が上回った。ただ、販売台数シェアは、2012年より10ポイント以上低い14.5%にとどまっている。キヤノンのデジタル一眼カメラのなかでは約4分の1を占め、ダントツのトップだ。 ニコンの「D5200」「D5300」や、キヤノンの「EOS Kiss X6i」「EOS Kiss X7i」は、ローアングルからハイアングル、自分撮りまで、自在なアングルで撮影できるバリアングル液晶モニタを搭載する。便利な反面、同じメーカーの「D3200」と「D5200」、「EOS Kiss X7」と「EOS Kiss X7i」の売れ行きの差をみると、バリアングル液晶は、価格差に見合ったプラスアルファの要素としては、あまり重視されていないようだ。●参入メーカーが増えたミラーレスはオリンパスとソニーの2強時代へ 続いて、レンズ交換型カメラの販売台数の4割前後を占める「ミラーレス一眼カメラ」のランキングをみていこう。カラーバリエーションなどを合算したミラーレス一眼のシリーズ別販売台数1位は、ソニーの2012年11月発売の「NEX-5R」。2位には、キヤノンの「EOS M」がつけ、3位・4位は、オリンパスの「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」が僅差で並んだ。 ミラーレスタイプに限ったメーカー別販売台数シェアは、オリンパス29.1%、ソニー26.4%、パナソニック14.2%、リコーイメージング9.8%、ニコン9.34%、キヤノン9.25%。参入メーカーが増え、当初の「3強」からパナソニックが脱落した結果、2013年9月の発表会で「ミラーレス特化」を打ち出したオリンパスを、ミラーレス(Eマウント)とデジタル一眼レフ(Aマウント)のブランドを「α」に統合したソニーが追う構図となっている。 キヤノンは、「EOS M」発表時、最後発でも「十分追いつける」と宣言したものの、現時点では先行メーカーとの差は大きい。12月20日発売の「EOS M2」の売れ行きに注目したい。2013年は、ミラーレス機としては初の35mmフルサイズセンサー搭載モデル「α7」「α7R」や、レンズ交換式デジタルカメラ初の防水・耐衝撃モデル「Nikon 1 AW1」など、個性的なモデルが登場したが、飛び抜けた人気のヒット機種がなく、全体的に伸び悩んでいる印象を受ける。さらなる拡大のためには、特性を生かして、従来のデジタル一眼レフとコンパクトデジタルカメラとの差異化が不可欠だろう。●好調続くデジタル一眼、台数はデジタルカメラ全体の3割弱、金額では6割 デジタル一眼カメラ全体では、デジタル一眼レフの「EOS Kiss X5」「D3200」「D5200」、ミラーレスの「NEX-5R」、デジタル一眼レフの「D5100」の順だった。上位20位までの内訳は、一眼レフが13機種、ミラーレスが7機種。大型の35mmフルサイズセンサ搭載モデルは、15位に入ったキヤノンのデジタル一眼レフ「EOS 6D」が最上位だった。 ちなみに、2013年1月から11月までの累計で、デジタルカメラ全体の販売台数に占めるレンズ交換型の構成比は26.6%と、3割弱まで上昇している。月次集計では、レンズ交換型は、2013年9月に過去最高の29.6%を記録。販売金額では、2012年9月にレンズ一体型を抜き、今やデジタルカメラ全体の約6割を占める。一体型(コンパクト)とレンズ交換型の比率が変わると、デジタルカメラメーカーの勢力図にも変化が生じそうだ。(BCN・嵯峨野 芙美)*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131227-00000009-bcn-sci
2013年12月28日土曜日
[市況]2013年、売れたデジタル一眼カメラは? 年間販売台数は過去3年間で最大に
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