初めて聞く病気の名前です。でも、恐ろしい病気のようです。
鹿児島県は8日、マダニを介して感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスに県内の成人女性1人が感染し、死亡したと発表した。
厚生労働省によると、国内での感染は10件(うち死亡6件)となった。
県によると、女性は3月下旬に体調不良を訴えて県内の医療機関に入院し、今月に入り死亡した。発熱に加え、血小板や白血球の減少などSFTSが疑われる症状が出ていたため、国立感染症研究所(東京)に血液を送って調べたところ、感染が確認された。女性に渡航歴はなく、国内で感染したとみられるという。
(続報)産経新聞 4月9日(火)7時55分配信
鹿児島県は8日、県内の成人女性が今月初め、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で死亡したと発表した。厚生労働省によると、SFTSの国内で確認された感染は10人目で、死亡は6人目。
(殺人ウイルス防げ! 媒介マダニから咬まれないためには?)
発症すれば致死率10%以上。ワクチンもないマダニ媒介の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ウイルスによる国内での死亡例が確認され、ウイルスが潜在する可能性が高くなり、騒然となっている。春を迎えて屋外に出る機会も増える中、どうやって身を守れば良いのか。専門家に話を聞いた。
【身近なウイルス?】
厚労省は今月13日、SFTSで、新たに2人の死亡を確認したと発表した。患者は愛媛、宮崎両県のいずれも成人男性で、昨年秋に死亡。最近の渡航歴はなかったという。国内では1月、山口県の成人女性1人が昨年秋に死亡していたことが初めて確認された。
SFTSウイルスを保有するマダニに噛まれると、血流に乗ったウイルスが人間の細胞の中に入り増殖する。発熱や倦怠感、食欲低下といった、まるで風邪のような症状から始まり、重症化するとさまざまな臓器が障害されるなどして命を脅かす。国立感染症研究所ウイルス第一部の西條政幸部長が説明する。
「SFTSウイルスは、2011年に中国で確認されましたが、これまで国内で確認されたウイルスは日本固有のものである可能性が高く、以前から身近に存在していたと考えられます。過去に亡くなった方は、原因不明の出血熱と診断されていたと思われます」
2013年4月8日月曜日
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