中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者が相次いでいる問題で、厚生労働省は12日、このウイルスを検出できる検査キットが完成したと発表した。
来週半ばにも、全国の検疫所や地方衛生研究所、計90か所に配備され、検査態勢が整う見通しだ。
H7N9型の感染が疑われる人が出た場合、鼻やのどから粘膜を採取し、この検査キットで感染の有無を調べる。早ければ6時間程度で結果がわかる。
同省によると、中国から10日に届いたウイルス株を用いて、国立感染症研究所が開発した検査キットの精度を確かめる作業を進めていた。
また、ウイルス株を使って、既存の四つの抗インフルエンザウイルス薬(タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ)の効果を調べる実験では、いずれもH7N9型ウイルスの増殖を抑えることができたという。同省は、感染者が出た場合、既存の治療薬が効く可能性があるとしている。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=76053
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