これまでのユーザインターフェイスが余程使いにくいならともかく、この新しい技術では製造工程を複雑にするだけではなく、故障率も向上し、製品価格の低下も期待できません。もっとも重要なのは、温暖化へともかく、どど減ってきている資源をより多く使うようになります。
いいことはアップルのような会社は数十パーセントの暴利を維持できることだけです。
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マルチタッチ以来の新しい入力手段となるか。今週、Bloombergから、アップルが圧力の強さを検知できるセンサーを開発中と報道がありましたが、その情報の出元は匿名の人物で、真偽のほどはわかりませんでした。でも米国特許商標庁が公開した文書から、アップルが圧力を感知するタッチスクリーンに関する特許を取得したことがわかり、噂の信ぴょう性が高まっています。その特許文書はApple Insiderが発見したもので、ユーザーがスクリーンのガラスを押す力の強さによって異なるUI機能を立ち上げるハードウェアについて書かれています。米国特許番号8581870、または「2段階のタッチ感知ボタン」と題されたその文書では、一見するとタッチを感知する物理ボタンについてだけ説明されているように見えます。でも少し読み込んでいくと、その技術をタッチスクリーンとアクチュエーター(作動装置)の組み合わせに応用できることがわかります。上の画像にそのハードウェアの動作が描かれています。タッチ感知ボタンには「複数の押下しきい値」があって、ボタンの押し方が強いか弱いかを複数段階で認識できるそうです。そしてこのボタンが搭載されたデバイス(iPhoneとか)は、ボタンの押され方の強弱に従って、違う動作がができるってわけです。これで何ができるかって、この特許文書にも書かれてるんですが、たとえばバッテリーの節約が可能です。その場合、ボタンにかかる圧力の1段階目のしきい値をごく弱いところに設定して、その値を超えたら(つまりほんのちょっと押されたら)「タッチセンサーを有効にする」ように作っておきます。そうすればタッチ感知システムが常時オンになっている必要がなくなり、スクリーンがちょっと押されたときだけ有効化すればいいので、バッテリー消費を抑えられるというわけです。でも使い道はそれだけじゃありません。たとえば、2段階目のしきい値を超えるとユーザーの指の動きをトラッキングとか、3段階目のしきい値を超えると「アプリを開く」とか「ボリュームを変える」といったシステムコマンドを実行…なんてことができます。あらゆる可能性がありますが、Apple Insiderではこんなアイデアを提案しています。--------------------この特許技術では2段階以上のしきい値を設定可能にしているので、デバイスのいろいろな機能をコントロールできる。たとえば、デバイスをオンにしてメールアプリを見つけて開き、メールを読んで返信してホームスクリーンに戻る、といった一連の操作の流れも、全て微妙な圧力の変化だけでコントロールできるようになるかもしれない。特許文書中には実際のアプリでの使い方は書かれていないが、この発明でできるようになるのはこういうことだ。--------------------ただ、Bloombergの報道内容を裏付ける特許文書があったからって、この技術がすぐ(またはいつか)実用化されてiPhoneで使えるようになるとは限りません。Bloombergでも、この機能は早くても2015年までは世に出てこないと伝えています。それまでの間に事情が変わってくるかもしれないし、実際それほど使えない技術だと判断されるかもしれません。でも画面のあちこちをタッチするんじゃなくて、押し方を微妙に変えるだけでいろんな操作ができるようになれば、今まで以上に素早い操作ができそうです。というか、タッチとかスワイプ、フリックに次いで新たな入力方法が加わる感じになるんでしょうか。いや、既存の入力方法にかけ算されて、たとえば同じスワイプでも、強弱によって反応が変わるって感じかな…。ワクワクしてきました。2015年でももっと早くでも、実用化を期待したいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131115-00010005-giz-prod
2013年11月18日月曜日
アップル、画面を押す力の強弱でデバイスの動作を変える新特許取得
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