2013年11月11日月曜日

「アイソン彗星」太陽に最接近 明るく大きく肉眼でも見える

大自然が人間いに与えてくれた娯楽の一つですね。
人間もそれを有り難く商売の道具に利用したりします。
去年9月初めて発見されたものも同じです。二度目はないとなると、余計美味しいネタになります。
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気温が下がる秋冬は夜空が美しく見える季節。この時期、天文ファンを中心に話題を集めているのが今月下旬、太陽に最接近する「アイソン彗星(すいせい)」だ。予想では肉眼でも見られる大彗星とされ、観察イベントが各地で予定されている。(日野稚子) 

◆「二度目はない」
 「注目を集めていると思った」と話すのは、アイソン彗星チャーターフライトを企画したANAセールス(東京都港区)広報担当者。12月8日の明け方、上空から彗星を見る90分のフライトは100席限定で、費用は2人1組で約10万円と高額。しかし、発売日前日の告知にもかかわらず、発売後15分で完売した。
 毎月第4金曜日に星空観察会などを開催する六本木ヒルズ(同)の屋外展望台(スカイデッキ)は12月6〜8日の午前4時からアイソン彗星観察会を開催。有料の事前申込制(今月15日まで)だが、各日とも300人の定員を上回り、抽選という人気ぶりだ。
 アイソン彗星は昨年9月、発見された。今月29日、太陽の直径(約140万キロ)よりも近い約120万キロ付近まで太陽に最接近し、その後、地球へ近づき、遠ざかっていく。ハレー彗星のような周回型と異なり、「二度目はない」とされる。
 なぜ、アイソン彗星に注目が集まるのか。『彗星の科学−知る・撮る・探る』(恒星社厚生閣)の著者の一人、埼玉県立春日部女子高校の鈴木文二教諭は「彗星は太陽に近づくまで暗くて分からないが、アイソン彗星は遠方でも発見できるくらい明るい。近年、到来が予測された彗星の中でも最も太陽の近くを通り、かなり明るくなるとの予想もされた」。
 彗星の頭の部分は「核」と呼ばれる小天体で、水、一酸化炭素や二酸化炭素などの氷、砂などの塵(ちり)(ダスト)からなる。太陽系の中心部に向かうにつれ、太陽の熱で核の氷が溶け、噴出する気体(ガス)が塵も吹き飛ばす。「白い尾は塵が主成分で太陽光を反射した結果、見えるもの。ガスがイオン化してできた尾は青や赤、まれにオレンジ色に見える。彗星の核の成り立ちや成分によって彗星それぞれに個性がある」(鈴木教諭) ◆太陽は直接見ない アイソン彗星は今月から東から昇るように現れるため、東側の地平線や水平線が見えるような場所が観測には適切だ。望遠鏡より広い視野が確保できる双眼鏡がよく、倍率は10倍程度でいいという。 予想通りに明るさを増せば、今月中旬以降は肉眼でも見られる。太陽最接近後は地球に向かって進行し、12月上〜中旬が観察に最適と予想される。地域や日付により異なるが、この間は日の出前の時間帯に見られる。その際は太陽を直接見ないように注意する。 12月中旬以降は夜明け前のほか、日の入り後の北西から北の空低くでも観測できる。12月末から1月末までは北の空に一晩中現れるが、この頃には暗くなり、双眼鏡などが必要となる。 「どの程度まで明るくなるのかを含め、何が起きるか分からないのが彗星の魅力」(鈴木教諭)。夜明け前の空をじっくり観察してみてはどうだろう。 ■国立天文台などHPで特集 アイソン彗星については、国立天文台(東京都三鷹市)がホームページ(http://www.nao.ac.jp/)で特集している。 「アイソン彗星を見つけようキャンペーン」(日本天文協議会アイソン彗星キャンペーン実行委員会、http://ison.astro−campaign.jp/)では、アイソン彗星の軌道模型や観察用スカイマップが入手でき、各地の天文台や科学館、プラネタリウムなどでのイベント予定も確認できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131111-00000514-san-sctch

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