2013年11月8日金曜日

「金は女性につぎ込んだ」…逮捕の元事務長

 犯罪者への教科書のようなものだろうか。
 不法に入手したお金をどうやって隠すかの教科書でしょう。
 女性につぎ込んだといっても、3年間で24億というのは、生活費の安いタイでは、まず不可能でしょう。
 不可能ではないともいえるが、ビルを買い捲って人にあげるなら一瞬で実現できるでしょうけど。そんなものを女性にあげているかどうかは甚だ疑問です。
 しかし、年金基金の監査システムは一体どうなっているのでしょうか。どうして簡単に24億円近くも引き出せているのでしょうか。

 県建設業厚生年金基金(長野市)の年金の掛け金約23億8700万円が不明になった事件で、タイの入国管理当局が不法滞在容疑で逮捕した基金の元事務長坂本芳信容疑者(55)が、接見した日本の外務省の職員に、横領を認め、「金は女性につぎ込んだ」と説明していることが2日、わかった。坂本容疑者の親類が、読売新聞の取材に対し、明らかにした。

 坂本容疑者は、基金から約6000万円を着服した業務上横領容疑で国際手配されていた。近く日本に強制送還される。

 親類によると、坂本容疑者は1日、バンコクの路上を1人で歩いていたところ、職務質問されて逮捕された。坂本容疑者は、同省の担当者に50歳代のタイ人女性に金をつぎ込んだと説明。坂本容疑者の暮らしぶりが質素で、担当者は「痩せてしまって逃亡前の姿はない」と親類に話した。

 逮捕時の所持金は、日本円で2万円ほどで、逮捕前日の10月31日に、この女性と食事をした後、金を借りていたという。また、タイから電話で日本の知人にも「100万円でも200万円でもいいから」と金を無心したことがあったと担当者に説明しているという。

 同局の発表によると、坂本容疑者は2010年9月10日にタイに入国。滞在期間を過ぎていたとしてバンコクで逮捕された。外務省が11年2月、旅券の返納命令を出したため、坂本容疑者の旅券は失効していた。

 基金はAIJ投資顧問への運用委託で約65億円の損失を出しており、同社元社長の浅川和彦被告(61)ら3人が基金から約65億円をだまし取ったなどとして、詐欺罪などで東京地裁で公判中。基金関係者によると、当時、坂本容疑者は資産運用を1人で担当し、同社への運用委託にも関与していたという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20131102-OYT8T01071.htm

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