携帯電話専門のメーカーには悪いニュースだが、消費者にとっては大変良いものです。
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NTTドコモは6月10日、新しい小型認証デバイス「ポータブルSIM」を世界で初めて(2014年6月9日時点において、公開情報に基づくドコモ調べ)開発したことを発表した。商用化の時期は未定。
ポータブルSIMはSIMカード、Bluetooth、NFCを搭載しており、SIMカードの入っていないスマートフォンやタブレットをかざすだけで回線認証が行われ、電話やインターネットなどが利用可能になる。つまりスマホやタブレットのSIMカードを抜き差しすることなく、1つの電話番号を複数の端末で切り替えて使えるようになる。
自宅ではタブレット、外出時にはスマートフォン……という具合に、シーンに応じて通信する端末を切り替えて使う、といったことが想定される。ドコモによると、今後、スマートフォンやタブレット以外にも、ウェアラブル端末など機能を絞り込んだ通信機器が登場したときに、電話番号を認証する新しい方法としても想定しているという。
ポータブルSIMで認証できるのは1つの電話番号のみで、例えばタブレットAを最初に認証し、次にスマートフォンBで認証すると、タブレットAの画面にはロックがかかり、同じ電話番号は利用できなくなる。
SIMカードの高いセキュリティ領域を利用してIDやパスワードを保存できる機能も搭載しており、ショッピングサイトなどを利用する際に、IDやパスワードが自動で反映される。
ポータブルSIMのサイズは40(幅)×80(高さ)×5.6(厚さ)ミリ、重さは約20グラム。充電はUSBで行う。
ポータブルSIMを利用するには、スマートフォンやタブレットを特別な仕様に対応させる必要があり、現行機種では利用できない。ドコモは今後、ポータブルSIMの小型化や薄型化を図りつつ、商用化を目指す。ウェアラブル端末への搭載も検討しているほか、PCやテレビ、音楽プレーヤー、車などとも連携させ、ID認証や回線認証を活用したサービスの提供も視野に入れている。
ドコモは、ポータブルSIMの新しい利用シーンを検討する取り組みの一環として、7月23日にアイデアを募集するイベント「ポスト・スマートフォンを考えるアイデアソン~ドコモの新技術、ポータブルSIMを使って~」を開催する。詳細はhttp://www.nttdocomo-v.com/event/から確認できる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140610-00000078-zdn_m-prod
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