2014年6月11日水曜日

「FUJIFILM X100S」を50ミリ相当にする純正テレコンバージョンレンズ「TCL-X100」を試す

FUJIFILM愛好家のここらをくすぐる逸品です。
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富士フイルム「FUJIFILM X100S」(およびX100)に対応する純正の1.4倍 テレコンバージョンレンズ「TCL-X100」を試用した。X100Sのレンズは35ミリ換算で35ミリ相当だが、先に発売されているワイドコンバージョンレンズ「WCL-X100」を装着することで28ミリ相当、本テレコンバージョンレンズを装着することで50ミリ相当にすることができる。

【他の画像】

 鏡胴は本体とマッチする金属の仕上げで「WCL-X100」と同様、フロントリングを取り外し、ねじ込むことで装着できる。レンズ径は67ミリ径と元の径よりだいぶ大きくなるので、未装着の状態で利用していたレンズフードやプロテクトフィルターの流用はできない(WCL-X100では一部流用できた)。

 コンバージョンレンズのサイズは70(最大径)×46.5(全長)ミリ/180グラムと、ちょっとした単焦点レンズ並み。X100S装着時にはフロントヘビーになるが、撮影時に左手で鏡胴を支えることができるので、むしろ未装着の状態よりホールド感を好ましく感じる人がいるかもしれない。

 既にワイコン導入時に対応ファームウェアが投入されているが、これはテレコンでも同様。最新バージョンであるファームウェア「1.2」を適用すれば、撮影メニューに「コンバージョンレンズ」の項目が用意され、ここから「ワイド/テレ/OFF」を選択できる。

 本製品を装着している場合、「テレ」を選択すると各種収差を自動補正するほか、OVFのブライトフレームも50ミリ相当の範囲に切り替わる。メニュー項目の「コンバージョンレンズ」はファンクションメニューに割り当てておくと、コンバージョンレンズを付け外す際、素早く設定を変えられて便利だ。

 描写については期待通り、コンバージョンレンズを付けているとは思えない光学性能の高さを味わえる。開放F値もF2と変わらず、AF速度にも変わりはない。X100S/X100の35ミリ相当/F2のレンズは絞り開放でふわっとした描写になるレンズだが、この特徴もそのまま受け継いでいる。まさに焦点距離だけが伸びた感覚で撮影を楽しめる。

 同じく50ミリ相当となる「FUJIFILM X-T1」と「XF35mm F1.4」の組み合わせと、同条件で撮り比べたのが下の4枚。同じメーカーの同シリーズ製品、同じセンサーサイズ、同じ焦点距離、同じ絞り値と条件の類似が多くても、描写に差が出るというのが面白い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140610-00000083-it_camera-prod

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