間違ってはいけないのは、「仕事」と言っても様々なタイプがある事です。
簡単なウエブアクセス、メールの確認、簡単なメールの返信、電子資料でのプレゼなどならば、どちらのデバイスでも十分でしょう。
itunes一本で全ての情報とデーターを管理しているならば、アップル製品でも十分でしょう。
一方、従来の「パソコン」と言われる環境にある豊富なユーザインタフェースに慣れている人なら、どうしてもsurfaceのようなデバイスにみりょくを感じるでしょう。
どちみち、大量にテキストを入力する場合、どうしても外付けのキーボードが必要でしょう。
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米Microsoftの「Surface 2」は変わり種のデバイスだ。タブレットとノートPC双方の要素を兼ね備えている。実際、同社が2012年に投入した旧モデル「Surface RT」(現名称: Surface)を除けば、市場にSurface 2のような製品は他にない。【拡大画像や他の画像】 米Appleの「iPad」やAndroidタブレットは、根本的にはスケールアップしたスマートフォンである。それに対してSurface 2は、タブレットのボディと内部にノートPCのスタイルをユニークに組み合わせたもので、意外とおなじみだが少々物足りないバージョンのWindowsがその上で動くようになっている。 こうしたことから、Surface 2を適切にレビューするのは難しい。WindowsノートPCとも、Surface 2以外の(iPadのような)ARMデバイスとも比較できるからだ。時には、また場合によってはSurface 2が両者より勝るが、Surface 2には目立つ弱点もある。 Surface 2について、あなたはどう思うだろうか。例えば、長距離フライトの際、旅のお供としてiPadの代わりに持っていくだろうか? 出張用のノートPC代替機にするだろうか? ソファーでメールやTwitterをチェックするのに向くだろうか? あるいは、ゴールデンタイムのテレビのセカンドスクリーンとしては? Microsoftなら、全部「はい」と答えるだろう。Microsoftに言わせれば、Surface 2はこれらのどのシーンにも適しており、しかもそれだけではない。Surface 2はユーザーの生産性向上とコンテンツ利用の両方のために作られており、集中して仕事をするときにも、リラックスして楽しむときにもぴったりのマシンだと、Microsoftは考えている。本稿では、われわれの評価を詳しく紹介していこう。●仕上がりとデザイン Surface 2は秀逸なハードウェアだ。実のところ、匹敵しそうなタブレットは他にない。最薄でも最軽量でもないが、競合するメインストリーム製品と比べて最もうまく作られていることは確かだ。 Surface 2は、約275(幅)×173(奥行き)×8.9(厚さ)ミリで、重量は約676グラム。ディスプレーは10.6インチ、解像度1920×1080ピクセル、画素密度208ppiで、5点マルチタッチが可能。こうしたスペックは特に印象的なものではない。新しい「iPad Air」を見ると、重量が469グラム(Wi-Fiモデル)、厚さがわずか7.5ミリで、画素密度は263ppiだ。しかし、落下テストではSurface 2に軍配が上がるだろう。実際、Surface 2はわれわれのチームが、角を保護するフルケースなしで持ち歩く数少ないデバイスの1つである。 それは、ボディがマグネシウム合金製だからだ。マグネシウム合金は質感、耐指紋性、耐久性がアルミニウムやプラスチックを間違いなく上回っている。Surface 2のボディ全体は2つの要素(キックスタンドを含めると3つ)から成り、継ぎ目がほとんどない。●キックスタンド キックスタンドは、Surfaceシリーズの本体一体型の開閉式スタンド。背面の下半分程度が開くようになっており、開くとmicroSDカードスロットが現れる。背面最上部には5Mピクセルのリアカメラに加え、環境光センサーとリアマイクが配置されている。 新デザインにより、キックスタンドは2段階の角度で利用できるようになっている。チルト角を従来の角度に近い24度だけでなく、40度にすることも可能だ。後者の角度は、膝の上で使うことを想定して設定されている。そのおかげでSurface 2は、膝の上に置かれたときに従来のSurfaceよりも安定するようになった。ささいなことに聞こえるかもしれないが、これで使い勝手がかなり良くなっている。実際、この段落は、Surface 2を膝の上に置いてタイプした。●ボタンとポート Surface 2を横に持つと、左側面にはボリュームロッカー、3.5ミリヘッドフォンジャック、片方のスピーカーがある。右側面にはもう片方のスピーカー、Micro HDMIポート、フルサイズUSB 3.0ポート、独自のマグネット式充電ポートがある。 本体上面には電源ボタンがあり、下面にはマグネット式カバー端子(タッチカバーやタイプカバーとの接続用)がある。 また、比較的幅の広い黒いディスプレーベゼルの最下部の中央にはWindowsボタンがあり、最上部の中央には3.5Mピクセルのフロントカメラが配置され、その隣に環境光センサーとフロントマイクがある。 ポートなど外部インタフェースに関しては文句を付けにくい。Surface 2は、フルサイズUSBポートもmicroSDカードスロットも備えているからだ。しかし、独自の電源アダプターしか使えない充電方式はいただけない。きちんと機能するし、高級感があるとしてもだ。充電ポートには電源アダプターのコネクタを上下どちら向きでも接続でき、充電ポートがある右側面が上になるように本体を縦向きにして充電することもできる。だが、microUSB経由でも充電できれば便利であり、充電できる場面が広がることから、はるかに好ましい。 Micro HDMI接続にも不満がある。HDMI端子がないモニターが多いからだ。HDTVとのデュアルスクリーンはうまく機能するし、Microsoftは、従来型のデスクトップディスプレーと接続するためのVGAアダプターを提供している。だがこれは、Surface 2の付属品ではなく、本稿執筆時点で40ドル(日本での定価は3980円)で販売されているオプション製品だ。なお、Surface 2はワイヤレスディスプレーもサポートする。●ディスプレーとスピーカー Surface RT(現名称: Surface)のディスプレーはなかなかのものだったが、Surface RTとその1366×768ピクセルの解像度に不満を持つ人は多かった。Microsoftは、Surface 2で解像度をフルHD(1920×1080ピクセル)に向上させており、それは大いに功を奏している。 全体的に表示が美しくなっており、特にテキストが滑らかに表示されるようになった。色が忠実に再現されており、余計な色味はほとんど帯びない。表示の質感も正確だ。視野角も非常に広く、明るさも申し分ない。ただし、ほとんどのタブレットと同様に、グレア(光の映り込みで画面が見にくくなること)が問題になることもある。Surface 2のディスプレーは、グレアを防げるほど明るくならない。 Microsoftは、Surface 2のガラスディスプレーを「耐久性に優れたディスプレー」と呼んでいる。傷が付きにくいということだろう。それでも、壊れないわけではないため、画面カバーを使うことが常に望ましい。 前述したように、Microsoftはスピーカーを両側面(横にして持った場合)の最上部近くに配置した。下面に配置される場合よりも隠れる可能性が低いため、これは適切である。 スピーカーは前面配置が常にベストだ。ただし現状では、側面から音が出るようになっている。 音質は大したことはない。低音はほとんど、あるいはまったく出ないため、薄っぺらく甲高い音にしかならない。残念ながら、これはApple製以外のほとんどのタブレットに当てはまる(iPadから出る音は一番力強い)。音のボリュームは、Skype通話には十分だが、部屋を音楽で満たすことは望めない。●カメラ Surface 2は、3.5Mピクセルのフロントカメラと5Mピクセルのリアカメラを搭載している。これに対し、iPad Airのカメラはそれぞれ1.2Mピクセル、5Mピクセルとなっている。どちらの場合も、これらのカメラは単体のカメラの代わりにはならない。撮影画質がせいぜい並程度だからだ。しかし、MicrosoftがSkypeを考慮に入れてSurface 2を設計したことは明らかだ。フロントカメラもリアカメラも、Surface 2をキックスタンドで立ててビデオ通話をするのに最適な角度に調整されている。 これらのカメラは光が少ない場所でも立派に機能し、光条件の変化に動的に適応する。もちろん、光が少なければ、画質が粗くなる。だがSurface 2のカメラは、光が著しく暗くなり始めたときに、人間の目よりもはるかに多くのものを捉えることができる。この機能は、Skypeのビデオ通話に特に役立つ。●パフォーマンス Surface 2は、プロセッサにクアッドコアのNvidia Tegra 4(1.7GHz)を搭載する。Tegra 4を搭載した初のタブレットが発売されたのは2013年初夏。であれば、10月に発売されたSurface 2は、かなり長期にわたって使えることになる。Surfaceシリーズの初代モデルの1つであるSurface RTの搭載プロセッサはTegra 3だが、Tegra 3は最初にリリースされたのが2011年後半で、そのパフォーマンスは現在も許容できるものであることからも、Surface 2の製品寿命についてこうした見通しが成り立つ。 予想していた通り、Surface 2はスムーズに動作する。比較的システム要件が高い「Windows RT 8.1」が稼働していることを加味すると、安定性が際立つタブレットだといえる。スタート画面でのマルチタスキングやアプリの切り替えでは、問題や目立った遅延はなかった。だがデスクトップで「Microsoft Office」を実行したところ、処理が少しもたついた。このことから、Microsoft Excelで複雑な作業を行うと、Surface 2に大きな負荷がかかることは容易に想像がつく。 とはいえ、このレビューは全て、Surface 2でMicrosoft Wordを使って書いており、何の問題も不満もない。Surface 2は、ARMタブレットの中で断然最高の最も生産的なOfficeエクスペリエンスを提供すると言ってよい。これは主に、WordやExcel、Microsoft PowerPoint、Microsoft Outlookの強力さのおかげだ。 Surface 2では、電源ボタンを押してコールドブート(電源が完全に切れている状態からの起動)をすると、18〜20秒程度かかる。これは主要なARMタブレットの一部よりも少し遅いが、特に文句はない。ログインとシャットダウンには数秒しかかからない。 Surface 2は2GバイトのRAMを搭載し、ストレージ容量は32Gバイトと64Gバイトの2種類。さらに、SkyDriveを利用できるクーポンも付属する。Windows RTとプリインストールアプリで約14Gバイトを占める。 ちなみにSurface 2は、ベンチマークテスト「3D Mark」の「Ice Storm Extreme」モードで9210のスコアを記録した。このモードでは、デバイスの比較を目的に設計された1080p(信号を間引かない「プログレッシブ表示」による1920×1080ピクセル表示)でのグラフィックステストが行われる。Surface 2のスコアは、「Nexus 7」の最新モデル(6988)、「Exynos 5 Octa」チップセット搭載の韓国Samsung Electronics「GALAXY Note 10.1」(8637)を上回るが、「NVIDIA SHIELD」「Kindle Fire HDX 7」「GALAXY Note3」には及ばない。これら3つのデバイスはこのテストで、スコアを測定できないほど高いパフォーマンスを示した。端的に言うと、Surface 2のベンチマーク結果は、このデバイスの高い体感パフォーマンスを裏付けるものだ。●バッテリー パフォーマンスを一段と際立たせるのが、Surface 2のバッテリー寿命の長さだ。Microsoftは、Surface 2はバッテリー駆動で最大10時間のビデオ再生が可能で、アイドル状態でのバッテリー寿命は7〜15日、充電時間は2〜4時間だと説明している。 今回はメーカーのバッテリースペックが実際に正確かもしれない。参考事例を1つ紹介すると、われわれは木曜の夜から月曜の朝まで、Surface 2を充電せずにそこそこ使うことができ、それでもバッテリーはまだ20%残っていた。その際、ディスプレーの明るさは55%くらいに保ち、日曜の米プロフットボールリーグ(NFL)の試合中、3分ごとにファンタジーフットボール(※)のスコアをチェックした。※ 実在の選手で架空のフットボールチームを作って楽しむゲーム。実際の試合での選手の活躍に応じてスコアを獲得する。 Surface 2は、Wi-Fi経由でNetflixビデオを“8時間30分”にわたってストリーミング再生した。他のプログラムは実行せず、電源プランは「バランス」を選択し、画面の明るさは50%に設定した。公称値の10時間には届かなかったが(ローカルコンテンツを再生し、画面をもっと暗くすれば、10時間は無理な数字ではなさそうだ)、立派な結果だ。●Windows RT 8.1 Windows 8.1で実現された進化は全て、Windows RT 8.1でも見られる。スタートボタンの導入のようなデスクトップの改良がその例だ。ただ、この改良はSurface 2ではあまり役に立たない。ほとんどのユーザーにとって、Windows RT 8.1のデスクトップで行うことはOfficeの作業だけで、他にはせいぜい詳細設定の調整くらいだからだ。とはいえ、ここではあまり声高に愚痴らないようにしよう。 x86版のWindows 8からWindows 8.1へのアップグレードと同様に、Windows RT 8.1は、Windows RTに小さいながらも有意義な多くの改良を施したものであり、それらがSurface 2に反映されている。だが残念ながら、Windows RT 8.1はまだワールドクラスのOSにはなり得ない。その理由は一言で説明できる。対応アプリが乏しいからだ。 Surface Proなど、Windows 8.1搭載のx86タブレットでは、ユーザーはいつでもレガシーアプリに頼れる。だがレガシーアプリはWindows RTでは動作しない。このため、Surface 2ユーザーはWindowsストアからアプリを調達するしかない。ところが、Windowsストアは有力なアプリが少ないだけでなく、小さいユニークなアプリの品ぞろえも多彩ではない。これに対し、Appleの「App Store」や「Google Play」は、小さいユニークなアプリが充実しているおかげで、見て回るのがとても楽しい。・Windows RTタブレット:非対応アプリはデスクトップ仮想化で・レガシーアプリ、Windows 8移行の勘所 確かに、アプリの代わりに利用できるソリューションもたくさんある。例えば、「HBO GO」(米大手CATV局HBOの番組をWebで提供するサービス)は、アプリとしては提供されていないが、「Internet Explorer」でうまく動作する。ブックマークもでき、アプリのようにスタート画面にピン留めすることも可能だ。だが適当なアプリがなく、ユーザーがシンプルなハックに頼ってしのがざるを得ないという状況はよろしくない。大手ITベンダーのプレミアム製品ですらWindows RTに対応していないことは、ユーザーにとって特に問題だ。 もちろん、AndroidもiOSも、真のマルチタスキング(複数のアプリを開いて同時に並列で実行する)に関しては、まだWindows RTに到底太刀打ちできないことは、ここでも指摘した方がよいだろう。この機能についてはSamsungのGALAXY Noteシリーズが追随しているが、Windows RTの方が依然として優れている。Alt+Tabキーという便利なタスク切り替え方法が用意されていることが一役買っている。 また、Windows RTはユーザープロファイルをサポートしている。Androidも搭載デバイスでこの機能が使えるようになり始めているが、Windows RTでは、従来のx86版Windowsで提供されてきたのと同じ本格的なユーザープロファイル機能が利用可能だ。 さらに、Windows RTではフルサイズUSBポートのサポートにより、マウスやキーボード、プリンタ、ゲームパッド、USBイーサネットアダプター、外付けストレージといった多種多様なアクセサリが利用できる。AndroidではUSBアクセサリのサポートは限定的で、一般的にmicroUSBとフルサイズUSBの変換アダプターを併用することになる。iOSではさらに限定的にしかサポートしておらず、30ピン - USBケーブルまたはLightning - USBケーブルが必要になる。 以上をまとめると、Windows RTは、アプリの選択肢が限られることからユーザーに妥協を強いるが、これは、このOSの多くのメリットと比べると、それほど重大な問題ではない。●タイプカバー2とタッチカバー2 Surface 2がもたらす生産性を称賛する言葉には、必ず“ただし書き”がある。それは、その生産性を享受するにはキーボードが必要であり、中でも「タイプカバー2」がベストだ、というものだ。タイプカバー2と「タッチカバー2」は、いずれもSurface 2本体の下面とマグネットで接続し、所定の場所にカチッとはまるようになっている。簡単に取り外せるが、取り付けた状態でこれらのカバーの両側面を持ったり、持ったまま上下逆さまに反転させても、十分しっかりとSurface 2を支えることができる。 これらのカバーを閉じることで、持ち運び中にタッチスクリーンを保護できる。カバーを閉じると画面がオフになり、後でカバーを開くとSurface 2が起動する。また、これらのカバーを取り付けた状態で、タッチスクリーンをタッチして操作するときは、タッチスクリーンの後ろにカバーを折りたたむと、キーとタッチパッドが無効になる。 タイプカバー2とタッチカバー2は、いずれもフルQWERTYキーボードに加え、ファンクションキーや、小さいがきちんと機能するタッチパッドも備え、バックライト付きだ。数分間使わないでいると画面がオフになる。タッチカバー2は少し薄く、安価で、キーの役目を果たす感圧タイルを内蔵する。このタイルは、ユーザーが意識してキーを押したときと、指を置いているだけのときを判別できるとされている。 タイプカバー2は、従来のような打鍵感のあるキーボードを備える。キーは押すと1〜2ミリ沈むようになっている。Microsoftは、タイプカバー2を“サイレントキーボード”と呼んでおり、その操作音は非常に静かだが、キーが押されたときのカチッという音は聞こえる。いずれにしても、素晴らしい小型キーボードであり、われわれがこれまでにテストしてきたAndroidタブレットやiPad用のどのBluetoothキーボードよりも確かに優れている。 本稿執筆時点でタッチカバー2は120ドル(日本での定価は1万1980円)、タイプカバー2は130ドル(同1万2980円)。これらよりも厚みがあり、バックライトがない旧製品は、タッチカバーが80ドル(同9980円)、タイプカバーが90ドル(同1万980円)となっている。タイプカバーは余計にお金を払う価値があるが、タッチカバー2もタイプカバー2も、Surface 2の購入を考えている人にとって大きな出費になる。●弱点に目をつぶれば“ベストデバイス”なSurface 2 iPadやAndroidタブレット、さらにはWindows 8.1マシンのそれぞれと比べて、Surface 2は多くの強みと、1つの明らかな弱点を持っている。 Surface 2は、現時点で入手できるタブレットやそれ以外の主流ハードウェアの中でベストの製品だろう。仕上がりが素晴らしく、タイプカバーやタッチカバーのようなアクセサリがあるというだけの理由で使いたくなるようなデバイスだ。フルサイズUSBポートを備え、制限はあるもののUSBを使った周辺機器をサポートすることも意外なメリットであり、ユーザーはその恩恵を受ける。iPadや一部のAndroidタブレットのユーザーが、USB機器の利用面で妥協を強いられているのとは対照的だ。そしてSurface 2は、バッテリー寿命、パフォーマンス、ディスプレーも優れた水準に達している。 Windows RT 8.1も、よく設計されたOSだ。デスクトップは多少の余計な手間と混乱を発生させるが、それはOutlook、Word、Excel、PowerPointの強力なバージョンを利用するための小さな代償だ。Word、PowerPoint、Excelも大いに役立つだろうが、とりわけ重宝するのがOutlookである。iOSやAndroid、さらにはWindows 8のスタート画面のメールクライアントと比べればなおさらだ。 だがそれでも、Surface 2の制約は見過ごせない。それは主に、Windowsストアアプリが乏しいことに関係する。確かに、HBO GOのように、Windowsストアアプリは提供されていないが、代わりに利用できるソリューションがある場合もある。われわれもシンプルなハックにより、テレビ映像転送ツール「Slingbox」をIEで動作させることに成功した。SlingboxのSurface 2用ブラウザは、Slingboxプラグインをサポートしていないにもかかわらずだ。このように、プレミアムデバイスのユーザーがハックや代替策に頼らざるを得ないのが現状だが、頼らずに済むようになることが求められている。 また、本稿執筆時点で、米GoogleのChromecastはSurface 2をサポートしておらず、この問題への対処策はない。Webブラウザの「Chrome」や「Firefox」のユーザーが、履歴やブックマークをSurface 2に同期したい場合もお手上げだ。Surface 2で使えるWebブラウザはIEしかないからである。 Androidも2011年には似たり寄ったりの状況だった。Appleはまだアプリに関してアドバンテージがあるが、それはAndroidデバイスとiOSデバイスのどちらを買うかの決定を左右するほどのものではなくなっているだろう。事情通の見方では、Microsoftの追い上げにより、アプリの充実度の差が縮まりつつあり、このままいけば、Surface 2をイチオシとして勧めやすくなるという。 しかし、それは先の話だ。Surface 2は今のところ、「このデバイスの生産性は対応アプリの乏しさを補って余りある」と考えるようなユーザー向けの優れたハードウェアだ。長所・優れた仕上がりとデザイン。市場で最高クラス・安定していて高速な上、バッテリー駆動時間が長い・フルサイズUSBポートおよび周辺機器をサポート・強力なWord、Excel、PowerPoint、Outlookを搭載短所・Windows RT 8.1は多くの妥協を強いる・アクセサリのタッチカバーとタイプカバーが別売で高価
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000001-zdn_tt-sci
2014年1月30日木曜日
レビュー: iPadより仕事がさくさく進む? 「Surface 2」はOfficeもUSBも使える
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