ハイレゾを楽しめる人はどれだけいるかは疑問だが、賞味期限切れの商品を再生すると言う意味では、良い考えです。
ネームバリューはやはり不滅なものです。
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クリプトンは5月20日、同社が運営するハイレゾ音源配信サイト「HQM STORE」の「オリジナルスタジオマスターテープ・ハイレゾ音源シリーズ」として、1977年に発売されたチューリップ初のベストアルバム「チューリップ・ガーデン」を配信すると発表した。
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シンコーミュージック・エンタテイメントに眠っていた貴重なオリジナルのアナログマスターテープを最新技術でリマスタリング、192kHz/24bitのハイレゾ音源として復活させるプロジェクトの第2弾。「チューリップ・ガーデン」は、1972年のデビュー曲「魔法の黄色い靴」から12枚目のシングル「ブルー・スカイ」までのA/B面を交互に並べた全24曲のベストアルバムで、今回のハイレゾ配信では12曲を1タイトルとして各3500円(税別)で販売する。
発表会では、当時チューリップのプロデューサーを務めていた新田和長氏(現・株式会社フールオンザヒル社長)が登壇し、ハイレゾ化に対する思いを語った。
「45年以上、さまざまなレコーディングに携わってきたが、オリジナルマスターの音質とCD化された音質の差には常に抵抗を感じてきた。CDでは財津君(財津和夫さん)の声がうすく、かわいそうに感じられたが、ハイレゾ音源では高域も中域も入っていて空気感がある。(レコード制作当時に)ノイマンのカッティングマシン『SX-68』の顕微鏡でのぞきながらラッカー盤に溝を刻んでいた時の興奮を再び覚えた」(新田氏)。
なお、クリプトンによるとチューリップの作品は今後も順次ラインアップに加えていく予定だという。
●最後のPCOCC素材を使ったスピーカーケーブルも登場
あわせて発表されたのは、ハイレゾ再生を想定したスピーカーケーブル「SC-HR1000M/50」と新型オーディオボード「AB-333」。このうちケーブルは、芯線にすでに製造が終了している単結晶銅素材PCOCC-Hの「最後のインゴット」(同社)を使い、アニール処理を施したというもので、低歪(ひずみ)率と高伝導率の安定した電気特性が特徴だ。
また振動を排除するために天然の絹糸を介在に採用した。販売は切り売り中心で、価格は1メートルあたり8000円(税別)。6月下旬に発売する。なお同社直販サイトでは、ケーブル終端にYラグやバナナプラグを取り付けるカスタマイズ販売も行う予定だ。
一方のオーディオボードは、ゴムの木のランバーコアをベースに、表面にモアビ(南洋桜)突板を採用したもの。モアビの色を活かした「モアビ」(M)と黒(B)の2色展開となる。サイズは450(幅)×400(奥行き)×30(高さ)ミリで、重量は4キログラム。価格は2万2000円(税別)で、6月下旬に発売する予定だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140520-00000105-zdn_lp-prod
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