2014年5月23日金曜日

タイ軍クーデター インラック前首相を拘束、デモ強制解散…

クーデターは初めてではないが、常恒軍隊の役割について、疑問と矛盾を感じさせる事件てす。
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【バンコク=岩田智雄、シンガポール=吉村英輝】タイで22日に起きた軍のクーデターで、全権掌握を宣言した「国家平和維持評議会」は同日深夜、評議会議長のプラユット陸軍司令官に首相権限を付与したと発表した。司令官は当面の間、事実上の首相代行となる。評議会は23日、タクシン元首相派の政治家や反政府デモの活動家らに出頭を命令し、バンコクの陸軍施設に同日出頭したインラック前首相を拘束した。

 事実上の戒厳司令部である評議会は、出頭に応じない場合は逮捕して訴追すると警告。現地メディアによると出頭対象者は100人を超え、23日はインラック氏やニワットタムロン首相代行ら約40人が出頭に応じた。

 評議会はまた、出頭対象者を含む155人に、許可なしに出国することを禁じた。タイではクーデターを受け、インラック氏らタクシン一族が国外逃亡するとの臆測が流れていた。

 一方、評議会は23日、軍との22日の会合出席後に拘束していた民主党のアピシット党首らを解放した。反政府デモ隊の「人民民主改革委員会(PDRC)」を率いるステープ元副首相や、タクシン氏を支持する「反独裁民主統一戦線」(UDD、通称・赤シャツ)の一部幹部らは、現在も拘束下にあるもようだ。

 プラユット司令官は、治安を確保しつつ、国際社会の非難やタクシン派からの反発を意識して、早期の民政移管を目指すとみられる。23日には、国民の尊敬を集めるプミポン国王にクーデターを報告するなどして、世論の支持取り付けを図る方針だ。

 軍当局は23日もバンコクなどで、UDDや反タクシン派の活動拠点で強制的にデモを解散させた。地元メディアによると、双方のデモ隊は同日中にバンコクの拠点から全員が退去した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140523-00000590-san-asia

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