2014年5月23日金曜日

『圏外を買う』時代へ デジタル依存から解放される方法とは

なんとも皮肉なことです。
結局人間が何を求めているかは自分自身も分かっていないです。
もともとこれだけハイテックを普及させたのは、人々は本当に求めているのではないです。
産業における激しい競争によって、いらない高機能がどんどう開発されて、消費者に押し付けたのは現状です。
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スマートフォンの普及でFacebookやTwitter、LINEなどのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じたコミュニケーションが急速に拡大している。もはやオンラインでの出来事ではなく、リアルと密接に関わってきており、便利は反面、危険も潜んでいる。5月24日には、ネット上でのつながりへの依存に問題提起する『ディス/コネクト』が公開されるなど、オンラインのコミュニケーションを巡っては、さまざまな議論を巻き起こされている。そんな課題の多いデジタルとの付き合い方について『デジタルデトックスのすすめ』の著者で、ライフハッカー[日本版]編集長の米田智彦氏に話を聞いた。

「ネットでの "つながり"を求める背景には、さみしさ、心のスキなど、人の弱さがある」。米田氏は分析する。そもそも、日本に本格的にオンラインでのコミュニケーションが普及し始めたのは、2004年頃。「僕がmixiに登録したのが2004年。Twitterは2009年。Facebookは2010年。SNSが日本で普及して10年になる」(米田氏)。裏返せば、10年前には、こういった問題は発生していなかったことになる。

スマホの普及拡大によって、これまで『バーチャル』だったオンラインのつながりが、『リアル』と近づき、またITリテラシーの高くない人も使うようになり、問題が浮き彫りになってきている。「つながっている安心感とつながってないときに不安感と表裏一体となってしまった」と米田氏。

こんな話がある。近年、地方から都市圏の大学に進学する際、これまでの自分のイメージを一新させようと努力しても、SNSを通じて過去を調べられ、"大学デビュー"できない、という。合コンなど、男女が新しく出会う場が開催されるときも、事前にSNSでプロフィールを閲覧することが一般的になりつつあるそうだ。もはや、リアルでつながる前に、つながってしまう時代になってきている。

では、どうすれば、"つながり"から解放されるか? 米田氏は「意識的につながらない状況を作り出すことが必要」だという。アメリカには、あえて電波の届かない『圏外のリゾートホテル』があるという。海外の自動車メーカーでは、24時間メール送信を禁止する日などを設ける取り組みもある。こういった取り組みは、少しずつ増えてきており「圏外を買う時代になってくるかもしれない。メールの送信禁止などは日本の企業もそろそろ取り入れるかも」(米田氏)と予想する。

『圏外を嫌う時代』から『圏外を求める時代』へ。オンラインでのつながりが普及して10年。デジタルとの付き合い方は今、過渡期を迎えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-00000018-wordleaf-soci

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