カワウソは何となく可愛くて、賢いイメージはありますが、ライオンみたいに狂暴であることは初めてわかりました。
しかし、「アリゲーターは噛まれたことではなく、乳酸の蓄積によって息絶える」とは、「人道的」というのは、寧ろ「残忍」だというのかわからないが、賢いと言えるでしょうか。
ディズニーのアニメみたいに、主人公は絶対自分の手で敵を死なせないのと同じかもしれません。
格好いい!
ワニを飲み込むヘビをとらえた写真の衝撃から回復する間もなく、今度はフロリダ州に若いアリゲーターを襲うカワウソが登場した。
写真は、フロリダ州のレイクウッドラフ国立野生生物保護区を訪れたジェフ・ウォルシュ(Geoff Walsh)氏が2011年に撮影し、先週になって同保護区のFacebookページに投稿されたもの。
このような戦いが起こる背景について、サウスダコタ州にあるレプタイル・ガーデンズ(Reptile Gardens)とブラックヒルズ・パイソンズ(Black Hills Pythons)の爬虫類専門家テリー・フィリップ(Terry Phillip)氏に話を聞いた。
◆かわいい顔をした哺乳動物がたくましいアリゲーターを殺すなんて、野生生物には驚かされることばかりです。カワウソと爬虫類との対決はよくあることなのでしょうか?
カワウソは食欲旺盛な肉食動物ですし、生息地の大部分でほぼ頂点(最上位捕食者)に位置します。したがって、アリゲーターと生息場所が重複する場合には、かなり頻発しているのではないでしょうか。それにしてもこの写真には感心しました。襲われているアリゲーターは恐らく3~4歳、体長1.5メートルはありますから、小型とは言えません。カワウソはオスであれば13~14キロ程度でしょう。
◆カワウソはアリゲーターの頭の後ろに噛みつくことをどこで覚えたのでしょうか?
これは学習行動です。過去により小さなアリゲーターを襲って噛みついた経験から習得したのでしょう。ワニ類は争う際に頭を左右に振りますから、カワウソはストライクゾーンから外れようとします。アリゲーターの背中に乗って歯を首に食い込ませる、これは賢い戦略です。
◆カワウソはどうやってアリゲーターを殺すのですか?
直接殺すことはしません。アリゲーターの硬い皮膚を噛み切るのは困難ですが、カワウソは体力の面で勝ります。カワウソの体力は長く維持できるのに対し、アリゲーターは手榴弾のように爆発的なエネルギーを持ちますが、長続きしません。そのため、一番の戦術はアリゲーターを消耗させることです。のたうち回らせたり転げ回らせたりすればほんの数分で疲れ果て、筋肉に乳酸が溜まり、機能しなくなります。ここまでくれば酩酊状態と変わりませんから、カワウソは獲物を陸に引き上げます。アリゲーターは噛まれたことではなく、乳酸の蓄積によって息絶えるのです。この方法で殺すにはかなり時間がかかるでしょうね。
◆カワウソは獲物を生きたまま食べるということですか?
そうです。陸に上がったカワウソは鋭い歯で獲物の皮膚をはぎ取り、内蔵や肉といったおいしい部分を食べます。最終的には辺りにかけらが散らばり、つがいの相手や若いカワウソがおこぼれをもらいます。子どものカワウソにとっては良い教育にもなります。
◆カワウソは他にも大きな動物を食べるのですか?
捕らえて押さえつけることのできる動物であれば何でも標的にします。両生動物や魚も確かにたくさん食べますが、相当大きなビーバーやアライグマ、カミツキガメ、ヘビ、小型のアリゲーターを仕留めることもできます。もちろん、アリゲーターがカワウソを食べることもありますから、両方向というわけです!
◆他にアリゲーターを襲う動物はいますか?
孵化したての頃はあらゆる動物に食べられます。大型の魚やカミツキガメ、猛禽類もそうですが、ボブキャットやヒョウ、クロクマにもよく襲われます。成長して大きくなったアリゲーターを仕留められるのは別のアリゲーターだけかと思えば、お腹が十分に空けばカワウソにもできるようですね!
http://news.ameba.jp/20140310-303/
2014年3月10日月曜日
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