言ったもの勝ち。
事実はどうでもいい。結論はいくらでも変えられる。
「このスパイ企業め!中国に帰れ!」と中国通信大手ファーウェイ(華為技術)を追っ払った米国が、実はファーウェイを5年前からスパイしていたことがわかりました。
独シュピーゲルと米NYタイムズがエドワード・スノーデン氏から新たに入手した国家安全保障局(NSA)の機密文書で明らかになったもの。
それによると、NSA内部には「Shotgiant」なる諜報プロジェクトが存在し、2009年1月から深セン市内にあるファーウェイ本社のネットワークにバックドアをつくって、そこからこっそり社内の様子を覗き見ていたようなのです。「米政府・企業のネットワークにバックドアつくるつもりだろゴルァ!」と言ってたのは自分がやってたからだったんですね。
NSAは例えば、任正非(Ren Zhengfei)CEO、会長の孫亞芳(Sun Yafang)女史が出したメールを含む社内のメールのやりとりはもちろんのこと、各種ファーウェイ製品のソースコードにまでアクセスしていました。
同社によると今や世界の3分の1は同社製の産業用ルータ・その他通信機器で繋がっているらしく、NSAとしては同社が海外の政府に販売したネットワーク機器にアクセスし、敵国と同盟国の両方をスパイするのが狙い。NYタイムズはNSA内部文書からこんなくだりを引用しています。
(諜報活動の)ターゲットの多くはファーウェイが作った製品を使ってコミュニケートしている。[...] これらの製品への侵入方法を確認し、こちらが知りたいと思えば世界中のネットワークのどこにでもアクセスできるようにしておきたい。デア・シュピーゲルが引用したのは以下のパート。
現在では良好なアクセスを確保し、膨大なデータが手に入るようになった。膨大過ぎて使い道に困るほどだ。
ファーウェイCEOは昨秋、「米国市場撤退を決めた」とフランスの報道機関に語りましたが…いやはや…。中国外相はさっそく米政府に「どういうことだ」と説明を求めています。
http://www.gizmodo.jp/2014/03/post_14262.html
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