2013年8月16日金曜日

コンピュータを思考でコントロールするヘッドセットMuseのInteraXon社がシリーズAで$6Mを調達

 同社はいくら資金を調達しかより、その「コンピュータを思考でコントロールする」技術は大変興味深いものです。
 脳波についてどこまで解明されているのはまずそもそもの疑問です。
 分かっていても、さわり程度にすぎないでしょう。そうでないと、嘘発見器などはいらなくなるでしょうし、どこそこの残酷な尋問手段もいらないでしょう。

TechCrunch Japan 8月16日(金)10時1分配信
思考で制御するコンピューティングのためのヘッドセットMuseを作っているカナダ、トロントのInteraXonが今日(米国時間8/15)、シリーズAのラウンドで600万ドルを調達したと発表した。Horizon Venturesをはじめ、OMERS Ventures、A-Grade Investments(Ashton Kutcherの投資企業)、ff Venture Capital、Felicis Ventures、Bridge Buildersなどの著名な投資家がこのラウンドに参加した。2007年に創業された同社は、この発表をヴァンクーヴァーで開催されたGROWカンファレンスで行った。

Museヘッドセットは6基のセンサーを搭載して脳波をモニタする。同社はこの製品を、“脳波対応の各種デバイスやアプリケーション、あるいはそのほかの体験”、すなわち広義の脳波産業をリードしていく、と位置づけている。製品のローンチは来年を予定しているが、そのとき同時に開発プラットホームBrain Health Systemを立ち上げる計画だ。当面考えられるアプリケーションは、脳のフィットネス、すなわち脳波をモニタしながら脳のエクササイズをすることによって脳の能力、すなわち脳力を高める、というものだ。同社が構想中のMuseアプリケーションは、ほかにもいろいろある。

これまで同社は、このヘッドセットのデモを随時行っており、クラウドファンディングのIndiegogoで30万ドルを集めた。当時はコンピュータを脳でコントロールする、という考え方を前面に打ち出していた。こういうものの実験的なプロトタイプを作っているところはほかにもあるが、まだどこも完成した消費者製品の発売には至っていない。

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