2013年8月5日月曜日

ジュラシック・パークは科学的にあり得ない。ネックは蚊

映画ってあり得ないことを可能に
してくれるエンターテイメントだから、一々突っ込んでも仕方がなでしょう。
教科書や研究論文じゃあるまいですし。
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NASAはありえる映画ベスト7に選んでいたのに。

映画『ジュラシック・パーク』が科学的には絶対起こり得ない設定であることが、またもや明らかになりました。

ネックはあのちっこい…蚊。

マイケル・クライトンの原作がベースのシリーズでは、琥珀に閉じ込められた中生代(約2億5000万年前から約6500万年前)の蚊から恐竜の血を採取。それを元にDNAを解析して恐竜のクローンを生成し、孤島で全部飼ってたら手に負えなくなって…えらいことになる、という設定になってますが、米海軍の昆虫学者ジョー・コンロン(Joe Conlon)さんがBusiness Insiderに語った話によると、なんとあの映画に出てくる種別の蚊(Toxorhynchites rutilus(PDF))は絶対血を吸わないらしいのです!

しかも、他の種別の蚊を使ってさえいれば話の筋は通っていた、というのだから、なんという惜しいミスキャスティング! そう、赤い血を吸わない蚊はこの忌々しい「Toxorhynchites rutilus」だけなんですね。

ジュラシック・パークをめぐっては他にも「DNAが読み取れるのはいくらがんばっても150万年。8000万年なんて絶対もたない」とか、「有史以前の植物が沢山生えてるけどあのDNAはどう入手したの?」とか言われてきましたが、なるほど。スピルバーグにしてやられました。

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