2014年7月1日火曜日

LINEの不正ログインが増加、原因は? 対処法は?

結局、パスワード地獄です。

ネットワークサービスを信用してはダメです。

大事なことはネットワーク上でしないことです。

大事なデータはネットワーク上に置かないことです。
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●なぜ不正ログインされたのか
LINEアカウントが見知らぬ誰かに利用されている――。そうした報告がここ数日増えているようだ。こうした事態を踏まえて、LINEは不正ログイン被害の事例と不正ログイン被害を受けた場合の対処法について公開した。ここでは、LINE公式ブログの内容をもとに不正ログインの原因、対処法を紹介する。

○不正ログインの原因

不正ログインの原因について、同社によると、第三者は他社サービスのログイン情報を用いてLINEアカウントにログインしているとみられ、LINEからアカウント情報(電話番号・アカウント名・LINE ID・登録メールアドレス・パスワード等)が外部に流出した事実は確認できないとしている。他社サービスのログイン情報とは、メールアドレスとパスワードの組み合わせであり、この組み合わせを使いまわしていると、ターゲットにされる危険性が増す。

不正ログインの形態としては、同社広報部によると、別の携帯端末から行われる場合、PC版LINEから行われる場合があり、メールアドレス・パスワードの組み合わせがもれてしまうと、今回のような被害にあう恐れがあるとのことだ。

そのため、他のインターネットサービスと同一のメールアドレス・パスワードをLINEにも設定している場合には、パスワードの変更をしたほうがいいだろう。

●パスワードの変更はこうする
○パスワードの変更方法

パスワードの変更方法は以下のとおりだ。LINEアプリの「その他」「設定」「アカウント」「メールアドレス変更」の順に開く。次に「パスワード変更」をタップ。最後に「現在のパスワード」を入力し、「新しいパスワード」に新しいパスワードを2回入力して「OK」ボタンを押す。

なお、パスワードを設定するに当たって、同社は以下のポイントを挙げている。

・他のインターネットサービスとは違うものにする
・電話番号、生年月日、名前、同じ文字など、他人が想像しやすいものを避ける
・短いものではなく、英字・数字・記号を混在させる(8文字以上推奨)
・メールアドレスやアカウント名と同じものは避ける
・辞書にある一般的な単語などではなく、意味の不明な文字列にする
・定期的にパスワードを変更する

●どういった事例があるのか
○被害事例

現在、第三者による乗っ取り被害にあった場合には、次のようなトークがよく送られてくるようだ。

1通目「何してますか?忙しいですか?手伝ってもらってもいいですか?」

「どうしたの?」などと返信すると次の2通目が送られてくるという。

2通目「近くのコンビニエンスストアでweb moneyのプリペイドカードを買うのを手伝ってもらえますか?」

2通目に対して返信をすると、具体的な購入指示を送ってくるという。マイナビニュース編集部員が受け取ったトークでは、この2通目が最初に送られ、「忙しいから無理」と返信したところ、「私のために何かしてくれませんか?」と返ってきた。

なお、上記は事例として多いもので、トーク内容を変えて送ってくることが想定される。そのため、不正ログイン被害が多発していることを念頭に置き、普段とは異なるトーク内容が届いた場合は注意が必要だ。同社では、ポイントとして、本人のいつもの口調とは違うメッセージ、長年連絡を取っていない友だちから、挨拶もなしに金銭にまつわる連絡がくる、トークが不自然な日本語などの場合は、身構えたほうがよいとしている。

●被害にあった場合の対処法
○自分が不正ログイン被害を受けた場合

自分のアカウントが被害にあった場合は、2ステップで対処を行うことになる。第一が再ログインの試行だ。スマートフォンでLINEを開き「LINEユーザーログイン」から事前に登録していたメールアドレスとパスワードを入力してログインを試す。ログインができたら、上記の方法でパスワードを変更してほしいとしている。

ログインできない場合は、アカウントの削除依頼を行う。その場合は、「お問い合わせフォーム」のカテゴリで「自分のアカウントが盗まれた」を選択して、詳細を行うことになる。以後、第三者が悪用しないようにアカウントが削除される。新規アカウントの作成して連絡をした場合、スタンプやコインといった購入済みの有料アイテム等を復活させることもできるとしている。

なお、ここまではLINEの話だが、乗っ取り被害にあった場合は、他のウェブサービスのメールアドレスとパスワードの組み合わせが流出している可能性が高い。被害の拡大を防ぐためにも、自分が利用しているウェブサービスについてはもチェックしておいたほうがいいだろう。

○友人が被害を受けた場合

LINE友だちが不正ログイン被害にあっていると判断できた場合は、LINE以外の連絡手段で本人に事実を伝えたい。

なお、自分のLINE友だちが不正ログイン被害にあった場合、不審なトークの送り主と会話をした場合について「トークの内容に誘導されて、実際に行動するようなことがなければ実害が生じることは考えにくい」(LINE広報部)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140701-00000134-mycomj-sci

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