新しい用語の横行しているという記事を出したかと思うと、さらにひどいニュース記事に出くわしました!
DevOpsやら、IoT(モノのインターネット)やら、ソフトウェア定義インフラやら、BYOD(私物端末の業務利用)等は、ただ単にインターネット上に接続されている端末が利用する応用ソフトウエアやデータのことに関連することで、主に開発者や提供者の立場で言っていることにすぎません。
また、それらは、平たく言えば、従来のことと全く変わらないです。少なくともユーザから見ればのこと。
その変わらないことをあたかも新発見・技術であるかのような用語で難しく解析・宣伝されても、詐欺だとしか言いようがありません。人騙しです。
また環境なんかの下らないPR文句に戻るが、大量のデータをいかに効率的に処理するかを論じる前に、いかにデータの量を減らすかを論じるべきです。
メーカーにとっては、データ量が大きければ大きいほど、大歓迎です。なぜかというと、より多くお金を取れるからです。
一方、自分のPCや携帯をちょっと真面目に確認すれば分かるが、過去と比較すれば、確かに容量はどんどん大きくなってきました。同時に、ゴミ(ほとんど触らないものを含め)の量も比例して、あるいは輪をかけて量が増えていることもよく分かります。
同様に、インターネット上には、(恐らく)過半数のデータはただのゴミです。そのごみを含めて一生懸命真面目に処理してもダメです。
検索大手はそのごみをそもそも無視するように裏でやっているはずです。しかし、そのゴミ無視のお蔭で、少数だが重要な情報も「無視」されてしまっているはずです。先日、「改正児童ポルノ禁止法」成立とGoogleによる児童ポルノ規制の関係は?」(魚拓キャッシュ)という記事にも表れています。そちらは、特定なキーワードの入った検索は影響されることです。つまり、本来の検索結果にフィルタをかけた形になります。同様に、ゴミかもというフィルタも存在するはずで、それによって、ユーザーが本当に探しい情報が見落とされてしまう可能性も十分あります。
話を環境問題に戻すが、本当に電力やら、様々な設備の利用効率を考えると、無用なデータを削除することを励行すべきです。みんな一斉真面目にやれば、世の中のゴミデータ・記事は90%以上減るはずです!
そうすると、この記事で言っているわけの分からない、不要なサービス・「技術」はいらなくなり、人騙し的な商売はできなくなります。
クラウドコンピューティングが主流になることを受け、データセンターとクラウドの専門家は、無視できない大きなITトレンドについて警告している。クラウドとデータセンターの専門家が投げかける、CIOが留意すべき4つのメッセージを紹介しよう。
●DevOpsを活用できなければ、クラウドも活用できない
DevOpsとは、企業のアプリ開発チームとシステム運用チームの作業を統合するというITの実践手法だ。ソフトウェア定義インフラ(Software-Defined Infrastructure)の台頭やクラウドによって、開発チームと運用チームの境い目を取り除くことが企業に求められている。
従来型のITプロセスでは、アプリ開発チームがビジネスニーズを理解し、プログラムを作成してきた。完成したプログラムは、その後テストと開発を行うチームに渡され、隔離された状態でアプリのテストが行われる。テストに成功したら、開発チームはプログラムをユーザーに公開するために運用チームに送る。だが、このように縦割り型で作業を進めると、別のチームの制限事項や問題が分からない。結果、不満が生まれ、作業効率が低下する。
米国のコンサルティング会社AvoaでCIO戦略アドバイザーを務めるティム・クローフォード氏は「Datacentres Europe 2014」カンファレンス(DCE 2014)で「CIOはDevOpsを理解して、受け入れなければならない」と語った。
DevOpsアプローチにより、異なるチームでも共同作業が可能になる。効率を高めるために小さなアップデートを頻繁に行える。エラーが少なくなり、ITの質が向上する。「クラウドの時代、ITは価値創造が全てだ」と同氏は語る。「CIOは考え方や行動を変えなくてはならない。クラウドを真に活用するためには、DevOpsを活用する必要がある」
DevOpsは、クラウド時代のITに変革を起こすと専門家は話す。「GitHub」などのツールを使えば、チームはバージョン管理の問題を統合、管理できるようになる。
DevOpsによってITに変革が起きるのは、企業がクラウドをテストやシミュレーションの作業に使うためだ。クラウドは社内ITよりプロビジョニングも速く、迅速で安価だ。開発チームと運用チームがクラウドのプロジェクトで連携すれば、テストのライフサイクルが短縮され、透明性が高まり、稼働中の運用環境に製品を導入しやすくなる。
「DevOpsには2つの要素が融合している。縦割り型のITチームがアプリの一部だけに携わる時代は終わった」とスコットランドに拠点を構えるCloudSoftの創設者ダンカン・ジョンソン・ワット氏は警告する。
●従来型のデータセンターはIoTに対応できない
データセンターとクラウドの専門家はDCE 2014で、IoT(モノのインターネット)に対処するためのデータセンターのキャパシティーについても警告した。
IoTは、IT化されていない製品や遠隔通信を行う製品が、ワイヤレス接続されてコンピュータと通信を行うことを意味する。例えば米Googleの「Google Glass」などのウェアラブルテクノロジーがこれに該当する。また、モバイルデバイスからセントラルヒーティングの制御を行えるようにする、英British Gasのプロジェクト「Hive」もIoTの例に挙げられる。
IoTは続々と実現されようとしている。IoTは未来の技術であり、自社が対処する必要はないと考えているCIOはショックを受けるだろうとクローフォード氏は語る。「IoTがデータに及ぼす影響は絶大だ。従来型のデータセンターやプラットフォーム、アプリケーションはIoTを扱いきれないだろう」
DCE 2014に集まった専門家によれば、IoTでは非常に大量のデータが毎日生み出されるため、従来型のデータ管理ツールでは手に負えなくなる。
同氏は、航空業界で起こっているデータの爆発的増加を例に挙げた。「米国の地域航空会社Southwest Airlinesは、600機を超えるボーイング737を運航している。その機体のエンジンだけでも、5600もの異なるデータポイントから1日当たり256Pバイトのデータを放出する。Southwest AirlinesのCIOになって考えてみてほしい。そのような膨大な量のデータにどう対処すればよいだろう」。だが、同氏はこのデータを予測解析ツールで管理することが重要だとも付け加えた。そうすれば、ビジネスの安全性やカスタマーサービスも向上する。
CIOはITインフラを見直してIoTやビッグデータの問題に対応できるようにすべきだ、と専門家は述べる。
●クラウドがITの主流になり、あらゆるものを変えようとしている
「経済性(価格保証)が非常に魅力的なことから、クラウドはエンタープライズITの主流になった」とCloudSoftのジョンソン・ワット氏は話す。
ITを利用する方法から、働き方、調達方法、コミュニケーション方法、配布や販売の方法まで、クラウドは全てを変えようとしていると専門家は語る。
「まだクラウドを導入していないのなら、今すぐ導入すべきだ」と話すのはルクセンブルクのNPO、EuroCloud Europeの役員を務めるトビアス・ヘルバルト氏だ。「競争に遅れて参加することが戦略的にも経済的にも優れていた試しはない」
同氏は、特にヨーロッパのCIOにクラウド戦略を立てるよう求めている。ヨーロッパはこの競争に大きく後れを取る可能性があるためだ。「アジアでデバイスが生産され、米国からITサービスの革新が始まったら、ヨーロッパはどうなるだろう」
CIOの大半はこのことに関心がないか、クラウドを受け入れるだけの有効な予算やリソースがないかのどちらかだと同氏は言う。「クラウドは一晩で実装できるITツールではない。十分に検討して計画を立てるべき大転換であり、企業は今すぐこのプロセスを始めなくてはならない」
●BYODを自己責任にしない
米Oracleでヨーロッパ地域のセキュリティ担当部長を務めるアラン・ハートウェル氏は、44%ものCIOがBYOD(私物端末の業務利用)戦略を企業として実施していないと言う。
「つまり多くの企業が、生産性向上の可能性を捨て、自社の従業員に時代遅れと思われているのだ」
同氏はセキュリティの問題を挙げ、BYODを受け入れるのに消極的なのは大企業に多いと話す。大企業は、セキュリティの問題に対処するのに旧式のセキュリティツールを使っているためBYOD戦略を正当化できないのだという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140707-00000010-zdn_tt-sci
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