2014年7月7日月曜日

2012年度キュレーションサービス市場は約60億円/ECやビックデータ分析など多方面で活用が進む見込み【矢野経済研究所調査】

最近新しい用語は横行しているようです。
キュレーションサービスは、ヤフーが最初提供していたディレクトリサービスや、現在ヤフー、グーグル、マイクロソフトなど各社のホームにある情報と全く変わらないといつていいです。
専門性を求めれば、それぞれの専門に特化した「 キュレーションサービス」的なものは、もう10年以上存在します。
今さら同じ内容を、あたかも新発見であるかのような、新しい「専門用語」で取り上げるのは、詐欺だとしか言いようはありません。
同様に、ビッグデータも、20年前から知られている「データマイニング」(data mining)そのものです。
ディスク容量や、計算能力が向上したから、ビッグ、つまり大容量と言い換えただけです。
いずれにせよ、ある客観的な規則で、膨大なデータ群から、その規則で評価した点数順で、ユーザーに提供するだけです。
当然、「独断偏見」の塊である上に、ユーザーが意図したデータの抽出漏れや、誤抽出の塊でもあります。
LP方に引っ掛かりにくいのは、正解は判りかねないないので、仮にそれ(漏れや、間違い)によって損害を被っても、提供者を訴えるのは至極難しいでしょう。
というわけで、このような、欠陥だらけの商品を使って、堂々と商売できる訳です。
そういう意味で、証券会社と同じです。ある株は上がるかもしれないと、進めて、逆に下がってしまって、顧客が大損しても、訴えられません。なぜかというと、その危険性は既に告知した(前者はしていなく、隠しているけど)からです。
また、占いと同じで、でもより楽な商売です。人間は欲望深く、ギャンブル好きで、負けたらさらに続けたくなるからです。
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 インターネットの普及により、世の中に出回る情報量が増える一方で、個人が読み取ることができる情報量には限界がきている。このような課題を解決するものの一つとして、キュレーションサービスに注目が集まっている。そのような背景を受けて、矢野経済研究所は国内のキュレーションサービス市場の調査を実施した。

キュレーションサービス:目的や意図を持って情報収集して、そこから不要なものを切り捨てて、人々の関心・興味を新たに喚起する形式で、情報を集約化し他者と共有するサービス。 本調査におけるキュレーションサービス市場は、「NAVER まとめ」「Gunosy」「SmatNews」「NewsPicks」「Antenna」などユーザーを集めて広告・課金収入等で運営する情報系サービスや、「Origami」「HATCH」などECの手数料・物品販売収入で運営するECサービス、キュレーションサービス機能を提供するプラットフォーム構築やキュレーションサービス展開のためのコンサルティングで収入を得るサービス等を対象として算出した。

●2012年度のキュレーションサービス市場は約60億円

 2012年度のキュレーションサービス市場は6,011百万円。今後も、スマートデバイスの普及率に比例して成長を遂げていき、2012年度から2017年度までのキュレーションサービス市場規模は年平均成長率(CAGR)45.7%で推移し、2017年度には39,530百万円(いずれも事業者売上高ベース)にまで拡大すると予測。

●キュレーションサービスの展望

 キュレーションサービスを企業内で事業として行っていくメリットとして、「少ない投資でインターネット上の大きなトラフィック(アクセス数)を稼げる可能性を持っている」点が挙げられる。

 キュレーションサービスを利用し、ある程度の規模のユーザーに、扱うコンテンツや商品への興味・関心をもたせることができれば、その後は当該サービスでPV数やコンバージョン(成約率)を安定的に取りやすくなる。Webマーケティングの重要性が高まってい中、今後はECや小売、メディア、ビックデータ分析など多方面における活用が進んでいくと考える。

【調査概要】
調査期間:2014年4~6月
調査対象:キュレーションサービス提供事業者
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・Eメールによる取材、ならびに文献調査を併用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140707-00000000-sh_mar-sci

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