2014年4月25日金曜日

ついに出たプレミアムコンパクト一眼「ライカT」

ライカファンにとっては複雑な心境でしょう。
個人的には、ライカ伝統的なデザインが好みです。一方、使いやすさも重要視しますので、スマフォン的な機能も捨てがたいです。
後は、ブランド指向か、ファンとしての愛着心、アクセサリー等の諸要因によって決断するでしょう。
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ライカ100周年の記念モデル…ではなく、チャレンジャーとして再スタートを切るための新発明。そう感じます。ライカTがついに公開されました。M8/M8.2以来のAPS-Cサイズのセンサーを使ったレンズ交換式ミラーレスです。旧来のMシリーズや、同じくAPS-Cサイズのセンサーを採用している高級コンデジXシリーズのデザインを踏襲せず、新たな形を模索しています。ぶっちゃけていえば「ライカらしくないデザイン」になっちゃった。でも歴史のあるブランドだからこそ、創造的破壊がもたらす進化が重要なのは周知のとおりですよね。背面にはボタン類がいっさいなし。3.7インチのタッチパネル液晶を採用し、タップ、スワイプ、ピンチしながら設定を詰めていく仕様です。上面にあるコントローラは(マニュアルによれば)クリックホイール×2。アイコン・数字といったインフォメーションが一切ないので、絞り・シャッタースピード・ISO・露出補正などを自由に割り当てられるのでしょう。バッテリーはバッテリーカバーと一体型。いいかわるいかの判断には迷いますが、せっかくのアルミ削り出しユニボディに余計な蝶番やバネ、蓋をつけたくなかったのだと想像できます。USBで充電できますし。iPhoneやiPadでのワイヤレスコントロールも可能です。フルHDの動画も撮れます。純正のMマウントアダプターを使うことでMレンズを絞り優先AEモードなどで使えるとのこと。レンズの味わいにこだわりたい映像作家さんにとっても魅力あり?機能面でいえば、日本のメーカーの製品のほうが上でしょう。お値段も23万7600円とAPS-Cサイズのデジカメとしてはかなりのもの。しかし比較的コンパクトで軽量、それでプレミアムな雰囲気を持つ富士フイルムのX-T1がフィルムカメラ的な操作感を狙ったのに対し、ライカTはスマートフォンが培ったインターフェースを貪欲に取り入れています。決して、万人が求めるカメラではないでしょう。でも、お金を払うことで誰でも味わえる革新性があるのは事実。市場にどう受け止められるのか、じっくりと見てみたい気がします。とまとめつつも、こういうのが欲しい気持ちもなくせないわけですが。人の夢、 人の望み、 人の業は深いです
(GIZMDO)

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