指紋認証技術は別にアップルがはじめて開発したものではないので、今さら騒ぐことではないです。そもそも自分が開発したと言った指紋認証技術はAuthen Techという会社の買収によるものです。ひとつだけ言えるのは所謂名人効果です。
また、指紋認証とは言っても、本当はただのパターン認識で、生物学的に人間の指だという判別は全くしていません。細かい静電容量センサーで電場の変化を検知し、画像化します。その画像から、指紋らしい模様を抽出し、登録してあるものと比較し、一致したと判断すらば、Okを出すし、逆はNGになります。
以上の原理では、シワのような模様さえあり、電気的な特性が指に近ければ、どこでも認証用に使える訳です。
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上のビデオでおわかりのように、iPhone 5sに搭載された指紋センサーは「人間限定」ではないようだ。猫を某所より調達し、そして「ペットの指紋もTouch IDに登録することができるのではないか」という仮説を、実際に試してみたという次第だ。ちなみに、確かに猫の手でもロック解除することができたが、人間の指で行う場合に比べて、エラーになる頻度は高かった。まあそれでも正しい場所に乗せることができれば、きちんと繰り返し解除することができた。実のところ猫にも人間同様、個々に異なる「指紋」のようなものがあるそうなのだ。確かにそれを裏付けるように、ロック解除用に登録した足以外の足ではロックを解除することができなかった。すなわち、「猫にでも解除できる不安定なデバイス」というわけではなく、セキュリティ機能はきちんと機能しているのだ。このビデオを見て、いろいろとセキュリティ関連が気になるという人のために実験をしてみた。すなわちロック解除用に指紋ではなく、掌底部の掌紋を登録してみたりもした。あるいは手首付近をセンサーに押し付けて登録を強行してみたりもした。いずれの場合もきちんと登録でき、iPhoneをアンロックすることができた。但し、登録したのと逆側の手の同じような部分をセンサーに押し付けても、アンロックすることはできなかった。ZDNetは、istouchidhackedyet.comが「偽の指紋によってバイオ認証をかいくぐった人に与える賞金のクラウドファウンディング」を行っているという記事を掲載していた。ここで報告している「猫の手認証」や、「掌底認証」は、そうした類の「ハック」では全くない。iPhone 5sによる「指紋」の定義が、一般よりも少々広めであるということを意味するに過ぎない。自分にもしものことがあったとき、ペットに5sの面倒を見てもらいたいと思うのなら、ぜひとも登録可能な5つのアカウントのうちのひとつに、ペットの「指紋」を登録しておくと良いだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130920-00020312-techcr-sci
2013年9月20日金曜日
もしものときのため、iPhone 5sのTouch IDにペットの「指紋」も登録しておこう
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