2013年3月1日金曜日

2018年にカップルで火星飛行を

 宇宙観光客のチトー氏が構想
2013.2.28 10:30 [宇宙]
 米国人実業家デニス・チトー氏が構想する、火星飛行に使う宇宙船の想像図(AP)

 米国人実業家デニス・チトー氏が構想する、火星飛行に使う宇宙船の想像図(AP)

 2018年に米国人の男女2人を宇宙船に乗せて火星近くの軌道を飛行させる−。01年に史上初の「宇宙観光客」となった米国人実業家デニス・チトー氏(72)が27日、民間主導による有人火星飛行の構想を発表した。

 着陸せずに高度160キロをブーメランのようにかすめ打ち上げから約500日で地球に戻る。実現すれば30年代の有人飛行を目指す米航空宇宙局(NASA)に先駆けることになる。

 ただ、技術開発や数千億円必要とされる資金面の問題から、実現には疑問の声もある。長期間の生活に必要な生命維持装置などの開発はこれからで、本番を模したテスト飛行も行わない予定だという。

 構想では、狭い空間での共同生活に適した米国人男女のカップルを選定して18年1月に打ち上げる。火星には同8月に最接近し、19年5月に地球に帰還する。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130228/scn13022810320000-n1.htm

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