人為的温暖化を裏付け
2013.3.8 11:04
最近10年間の世界の平均気温は、氷河期が終わってから1万年余りで最も高いレベルにあるとする研究結果を、米オレゴン州立大などのチームが米科学誌サイエンスに7日発表した。
特に過去100年ほどの気温上昇幅が大きく、産業革命以降の大気中の二酸化炭素(CO2)の増加傾向と一致した。現在の地球温暖化が人間活動によって引き起こされたことを裏付ける結果で、チームは「このままでは今世紀末にかけてさらに気温が上昇する」と警告している。
チームは世界の73カ所で海底や氷床のサンプルを採取。化石に含まれる同位体元素などを分析し、氷河期が終わった1万1300年前からの気温変動を調べた。
CO2増加以外に急激な変化を説明できる要因は見当たらず、チームは人為的なCO2排出が最近の温暖化を引き起こしたと結論付けた。(共同)
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