2013年10月13日日曜日

「Windows 8.1」にアップグレードするとデバイスの使い勝手はどう変わるのか?

マイクロソフトのソフトはバージョンアップデートする度にユーザーインターフェースもガラリと変わってしまう傾向があります。
それにしてもスタートメニューを完全になくすのは、明らかに無茶すぎたでしょう。
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- マイクロソフトが説明

マイナビニュース 10月13日 9時49分配信写真: マイナビニュース●Windows 8.1で目指すもの日本マイクロソフトは11日、「Windows 8.1」の製品事前説明会を開催し、新機能を発表した。バージョンアップで何が変わるのか、どう使い勝手が改善されたのかを紹介していこう。【もっとほかの写真をみる】発表会に登壇した日本マイクロソフト業務執行役員Windows本部本部長・藤本恭史氏はまず、リリースから11カ月経過した現時点におけるWindows 8の実績、及びWindowsが目指すビジョンについて説明した。藤本氏によれば、「IT機器は今後、明らかにモバイル化が進んでいく。手に持って歩けるIT機器が求められている」といい「ウルトラブックなどが出てきたように、ノートPCやデスクトップもどんどんモバイル化されている」のだという。そうした流れに対応して登場したのが「Windows 8」だった。開発の背景となったのは、「従来のPCやタブレットの定義自体を変えていかないといけないのではないか」という考えだ。それまでのWindowsとはまったく異なる「Modern UI」や、アプリやストアの実装、開発プラットフォームの提供、タッチ操作への対応など、大幅なインターフェースの変更には、モバイル化への対応という狙いがあった。一方でWindows 8はデスクトップ画面を持ち、マウス操作など従来通りのインプットメソッドにも対応している。長年、PCで培われてきた基盤を維持しつつ、モバイル化・スマートデバイス化という新しいニーズにも応えていくことが、Windows 8のビジョンなのだ。リリースから11カ月経ち、Windows 8は全世界で1億以上のライセンスを販売したという。iOSやAndroidに比べて後発となるアプリに関しても、2億5千万以上のダウンロードを記録しており、こうした実績に藤本氏は胸を張る。11カ月間のユーザーの利用データが蓄積され、そこから得られたフィードバックを反映させたのが、今回バージョンアップした「Windows 8.1」となる。「Windows 8.1」は10月18日より提供が開始され、Windows 8ユーザーには無償で提供される。ダウンロードは10月17日20時よりストア経由でアップグレードが可能。パッケージ版は「Windows 8.1通常版」が13,800円となり、「Windows 8.1Pro通常版」が25,800円。また、「Windows 8.1」から「Windows 8.1Pro」にアップグレードできる「Windows 8.1Pro Pack」は12,800円での提供となる。●スタートボタンが復活! SkyDriveとの連携も進むWindows 8.1では、ロック画面の背景にローカルの画像だけでなく、SkyDriveに入っている画像をランダムに切り替えながら読み込めるようになった。会場では実際にSurface Proによるデモが行われたが、画像の切り替えはかなりスムーズでストレスを感じないものだった。また、背景画像という点ではもう一つ、スタート画面とデスクトップの画面の壁紙を共通のものにできるようになったのも大きな変更点だ。これにより、背景画像は変わらないまま、スタート画面とデスクトップを切り替えることができるため、2つの画面の距離感がグッと近づいた印象だ。この他、Windows 8.1では「スタート画面をユーザーが使いやすくカスタムする」という基本思想をさらに高めるための変更が加えられている。たとえばスタート画面ではタイルのサイズが4種類に増え、より小さなタイルサイズもサポートするようになった。また、スタートボタンが復活し、デスクトップとスタート画面がWindows 8ではなくなっていた"伝統"のスタートボタンが、デスクトップ画面の左下に戻ってきた。これを押すことでスタート画面とデスクトップを切り替えることができ、さらに右クリックするとよりテクニカルなメニューを呼び出すことができる。メニューからは「コマンドプロンプト」や「コントロールパネル」などにアクセスできる他、「シャットダウン」や「サインアウト」も行える。起動後の画面をスタート画面ではなく、デスクトップに設定できるようになったことや、スタート画面への移動時にアプリビューを自動的に表示できるようになったのも嬉しい変更点だ。発表会での説明によると、これは「デスクトップしか使わないユーザーがいる」ことや、「XPから移行するユーザーが戸惑わない」ことを重視した結果の変更だという。これらの変更により「Windows 7と似た動作が再現可能」だといい、旧OSからの移行ユーザーに配慮したアップグレードであることが伺えた。●Windows 8.1のさらなる特徴3つ・マルチタスキングSurface Proなどの使い勝手を大きく変えそうなのが、マルチタスキングの実装だ。通常、タブレット端末では一つの画面に表示できるアプリは一つだけだが、Windows 8.1では2つ、または3つのアプリを並べて表示することができる。たとえばメールを開いてリンクをタッチすると、メールアプリを半分に縮小し、隣にブラウザを起動してそちらでページを開いたりできるというわけだ。3つの画面の境界は自由に変更することも可能。また、ブラウザ内で飲食店などのページから電話番号をタッチすると、スカイプを利用して電話をかけることもできる。・ビルトインアプリが充実ビルトインアプリもユーザーからのフィードバックを受けて様々な改良が施されている。たとえばSkyDriveにはオフラインでも写真の閲覧ができるモードが搭載され、新しくなったフォトアプリでは簡単な写真編集ができるようになった。「フード&レシピ」アプリにはハンズフリーモードが搭載され、カメラの前で手を動かすとページがめくれるため、料理中に手が濡れた状態でレシピを参照するのに便利になる。この他、サードパーティ製のアプリも充実しているという。さらに、細かいことだが、Windows 8.1ではアプリストアのデザインが変更され、アプリのタイルが大きくなって見やすくなっている。・ブラウザがIE11にWindows 8.1ではブラウザがIE10からIE11へとバージョンアップしている。あまり大きな変化はないが、IE9から始まったウェブ表示準拠の流れを受け継いだ堅実な進化という印象だ。インターフェース面では、タブが下の段に出るようになり、ライブタイル機能がウェブサイトにも対応した。ライブタイルとは、アプリが起動していない状態でも、スタート画面でタイルの中が自動更新される機能。Windows 8.1では、ウェブサイトをタイルとしてスタート画面に追加した場合、ウェブサイト側で対応していればライブタイルとして表示できるのだ。また、広告バナーが鬱陶しいという場合は、ウェブページの記事だけをシンプルに表示するモードも追加されている。こちらはインターネットオプションから背景色を変更することができる。●「スマート検索」で検索精度が大幅に向上Windows 8では「検索チャーム」を利用した検索が行えるが、アプリとウェブ、SkyDrive内はそれぞれ別に検索する必要があった。これは、「Bingスマート検索」と呼ばれる検索技術が、主にアプリ内の検索を対象にしていたためであった。SkyDrive内やウェブ検索では、まったく別のインターフェースが用いられていたのだ。Windows 8.1では「検索チャーム」からシームレスにアプリ、ウェブ、SkyDriveなどを検索できるようになり、時間のロスが大幅に削減された。たとえば検索フォームに「こ」と入力すると、「コマンドプロンプト」など「こ」を含む検索候補が一覧になって出現する。上側にはアプリなどが表示され、ラインで区切られた下側には同じワードによるウェブ検索の結果も表示される。いちいち、どの中身を検索しようかと考えなくても、デバイス全体を一つの検索でカバーできるようになったというわけだ。実はBingチームはこれまで、Bing.comのサイトでのみ検索を提供していたが、Windows 8.1以降はBingをプラットフォーム化してMS製品に統合していこうという方向性を打ち出しているのだ。Windows 8.1でスマート検索が使えるようになったのは、その第一歩といえる。スマート検索のキーワードには、もう一つ「ビジュアル」がある。どういうものかというと、検索結果に対して単なる候補一覧ではなく、「美しいヒーローアンサー」で表示するというものだ。「ヒーローアンサー」とは、俳優や歴史上の有名人物などの固有名詞を認識し、個々の特徴に合わせた検索結果を返す仕組み。たとえば友人の名前で検索した場合、自動的にPeopleアプリに合わせた特別なインターフェースで表示するといった具合だ。ウェブ検索の場合も同じで、たとえば「渡辺謙」で検索した場合、彼が俳優であることを理解して、特別な検索ページを表示する。このとき、その人物のテーマカラーがあれば、その色を基調としたデザインとなる。つまり、検索ワードを単なる文字列としてではなく、意味を理解して検索結果を返しているというわけだ。現在、この「ヒーローアンサー」が対象としているのは、映画や俳優、著名人、都市、レストラン、ホテルなどの固有名詞だという。以上が、Windows 8.1での大きな変更点となる。全体的に「ユーザーからのフィードバックにかなり忠実に応えてきた」という印象を受けるアップグレードといえるだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131013-00000003-mycomj-sci

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