2013年2月25日月曜日

Mozilla、「Firefox OS」のパートナーを拡大

Mozillaは2月24日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催のMobile World Congress(MWC) 2013の基調講演で、HTML5ベースのオープンモバイルプラットフォーム「Firefox OS」搭載端末についての発表を行った。

 Mozillaは昨年7月にFirefox OSの構想を発表し、最初の端末が2013年初頭にブラジルのTelefonicaから発売されるとしていた。今年の1月に開発者向け端末を発表しているが、製品版はまだ発売されていない。

 今回の発表で、同OS搭載端末メーカーとして、中国のTCL Communication TechnologyとZTEに加え、中国のHuaweiと韓国LG Electronicsが参加することが明らかになった。

 また、世界17社の通信キャリアとの提携も発表した。日本ではKDDIが、1〜2年以内に発売するとしている。中国ではChina Unicom(中国聯通)が、米国ではソフトバンクが買収を発表しているSrpintが提携した。

 Firefox OSは、MozillaのオープンモバイルOS「Boot to Gecko(B2G)」をベースにしており、完全にオープンソース化される。オープンなプラットフォームを提供することで、従来の携帯電話と同程度の価格でスマートフォンを市場に投入でき、また、HTML5ベースでWeb標準に準拠していることから、対応アプリの開発を促進できるとしている。

 Mozillaはまた、Firefox OS専用のアプリストア「Firefox Marketplace」のプレビュー版も公開した。既にTwitterやWikipediaなどの公式アプリが公開されている。Facebookの公式アプリも間もなく公開されるという。

 同社は、Firefox OSのWindows、Mac、Linux向けシミュレーターと、利用手順を説明する動画を公開している。

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