国内携帯電話3位のソフトバンクが、米携帯電話3位のスプリント・ネクステルを買収する方向で交渉していることが11日、分かった。関係者によると、流動的としながらも、株式公開買い付け(TOB)によりスプリントの発行済み株式の3分の2超の取得を目指しており、買収総額は1兆数千億円に上る見通しだ。
実現すれば、契約数は9000万件規模となり、世界有数の携帯電話事業グループが誕生する。ソフトバンクは国境を越えた巨額買収により、米国市場へ本格参入し、世界展開の足がかりにする狙いとみられる。
スプリントは米携帯電話市場で、AT&T、ベライゾン・ワイヤレスに次ぐ3位で、契約数は2011年12月末で5500万件。ただ、契約数が1億件規模の上位2社とは格差が広がりつつあり、07年から5期連続で最終赤字が続いている。
ソフトバンクは国内4位のイー・アクセスを来年2月中に完全子会社化し、2位のKDDIと事業規模で並ぶ見込み。スプリント買収により、NTTドコモの6000万件をしのぐ世界規模の携帯グループに躍り出る。
スプリントは米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」を販売するほか、高速データ通信サービス「LTE」も推進しており、機器調達などで相乗効果が見込める。
ソフトバンクの携帯事業は、嘗て世界的な規模のボーダーフォンから買収したものです。そのボーダーフォンの悲劇を繰り返際ことを祈りましょう。
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