2015年6月30日火曜日
その強烈な独創性を楽しめるか――東芝「Allegretto M70」
東芝というメーカーはとても真面目なのだと思う。今後伸びそうな分野があると、必ず製品を投入する。まるでそれが義務であるかのような生真面目さだ。例えば音楽プレーヤーがはやると、東芝は「gigabeat」というブランドで製品を大々的に展開していた。
ただ、問題は長続きがしないことだ。ふと気付くと「撤退」ではないのだが、新製品が出ない状態が続いて、なんとなくその分野からはいなくなっている。
デジカメもそうだった。95年のカシオ「QV-10」が一般向けのデジカメの始まりだとすると、その後96年にオリンパスが参入し、キヤノン、富士フイルム、ニコンが次々とデジカメを発表した。しかし、あまり話題にはならないが、97年、東芝も地味にデジカメを発売していたのだ。
スマートメディアというメモリーカードを作っていたから、デジカメを作るのはその販売促進の意味もあったのだろう。だから東芝のデジカメはどうも力が入っていない、片手間な感じの製品が多かった。
ところが、2000年の春モデルで東芝はとんでもない力作を世に送り出す。この時代は1/1.8型CCDで300万画素クラスがコンパクトデジカメのフラッグシップで、東芝もそれに乗ったのだ。レンズは、その半年後にキヤノンから発売される「PowerShot G1」の明るいズームレンズ(35~105ミリ、F2~2.5)を先取りする形で採用していた。
雑誌時代の「PC USER」でも販売促進用の小冊子を作った覚えがあるから、かなりの広告予算を使って売り出したのだろう。なにしろ定価が10万円もするハイクラスのデジカメだ。
●いつまでも残る「?」
発売当時、僕は「300万画素デジカメ特集」という記事でこの機種を撮影したが、「違和感」が強く記憶に残っている。とても微妙な部分なのだが、写真とかカメラとか、そういう脈々と続いてきたものに対する理解が、ほんの少し足りなかったのかなあというのが素直な気持ちだ。
これだけ作り込まれたデジカメに、なぜ違和感を感じてしまうのか。それは写真というものに対する愛情の差だと思うのだ。ある製品を世に送り出すメーカーは、ユーザーと同等か、それ以上の愛情を製品に対して持っていなければならないのではないか、と僕は思っている。
まず気になったのはAllegrettoというネーミングだ。趣味で写真を撮っている人たちはアレグレットと言われても「?」と思うしかない。カメラを想起しないのだ。この頃の東芝は、ノートPCの「libretto(リブレット)」とか、デスクトップPCの「BREZZA(ブレッザ)」とか、なぜかイタリアンなネーミングで統一されていた(Allegrettoはイタリア後で「軽快に、快速に」の意味)。
「いやそうじゃなくて、こんないいカメラにアレグレットでいいんですか」と誰かが言えなかったのか。例えば東芝の「T」をとって「T-1」とかだったらカメラマニアは納得しただろうに。ものすごく手の込んだエンブレムがなぜか悲しい。
もう1つの「?」は、多分これからも出てこないだろう「アルミダイキャストのボディ」だ。アルミダイキャストは古くから一眼レフのボディの素材として使われてきたが、それは軽量と高剛性を買われてカメラの骨組みとして採用されていた鋳物の金属だ。アルミはむしろチープな印象を与えるので、非常に扱いが難しい素材なのである。
それをあえて表面に露出させる意味がどうにも分からない。たぶん「アルミダイキャストボディ」とカタログに書きたかっただけなのではないかと勘繰りたくなる。
●それでも色あせない不思議な魅力
ではなぜ僕はAllegretto M70を手に入れて、こうしてニヤニヤしながら写真を撮影しているのか。欠点はたくさんある。けれど憎めないこのクラシックデジカメにやられてしまったのだ。
写真機材の世界は、もともと閉鎖的だった。光学機器、つまりレンズとカメラを作る技術は何か特別なものとして捉えられていた。そこに家電メーカーが参入するのはかなりハードルが高かった。
ところが写真がデジタルになった瞬間、家電メーカーが色めき立った。「あ、自分たちもカメラ作れるな」と。ソニーがデジタルビデオカメラの経験を生かして派手に製品を投入したが、東芝も負けてはいなかった。それがこのAllegretto M70なのだ。
Allegretto M70の魅力は、徹底したオリジナリティだ。ネーミングも、アルミダイキャストボディも、けなすのは簡単だが他にない個性だ。この時代に皆が採用したソニーのCCDだが、Allegretto M70だけはシャープの1/1.8型CCDを搭載している。この素子は発色がとてもやさしい。この色はたぶん他のメーカーでは出せない、とても日本人的な色だ。
僕はずっとカメラマンとして生きてきたから、カメラメーカーの主張で洗脳されていたのかもしれない。もっと家電メーカーからのアプローチも聞くべきだったのかもしれない。写真はできあがったものがすべてだから、その過程の機材などはどうでもいいことなのだ。
Allegretto M70の撮って出しのJPEG画像はなかなか心地よい絵だ(ときどき失敗するが)。広角側より近接撮影のほうが画質がよいようだ。
好きになったものは仕方がない、これからも多分ときどき取り出して、アルミの質感を愛(め)でながら撮影をするのだろうと思う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150629-00000011-it_camera-prod
ソニーがデジカメ新製品、4240万画素+4K動画のフルサイズ一眼など3機種
魅力的な仕様で新しいカメラをどんどん進化させるのは大変喜ばしいことです。
特に価格もアップルみたいにバカ高いではないところは評価すべきです。
ソニーは2015年6月26日、ミラーレス一眼や高級コンパクトデジカメの新製品を3機種発表した。いずれも既存モデルのマイナーチェンジモデルながら、新設計の撮像素子を搭載して撮影性能を高めたほか、新たに4K動画やスローモーション動画の撮影にも対応した。新製品の特徴や予想実売価格、発売日は以下の通り。
●フルサイズミラーレス一眼「α7R II」(ILCE-7RM2)
2013年11月に発売したフルサイズのミラーレス一眼「α7R」(ILCE-7R)の後継モデル。2014年11月発売の「α7 II」(ILCE-7M2)で評価の高い新デザインのボディーや5軸手ぶれ補正機構を盛り込みつつ、撮像素子を有効4240万画素の高画素タイプ(ローパスフィルターレス)に置き換えた高精細モデル。撮像素子は、高速データ読み出しが可能な高性能タイプで、4K動画やスローモーション動画の撮影にも新たに対応。像面位相差AFにも対応し、オートフォーカス性能も高めた。
●高級コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX100M4」
小型軽量ボディーに1型の撮像素子と明るいズームレンズを搭載した高級コンパクトで、2014年5月発売の「Cyber-shot DSC-RX100M3」の改良版モデル。新開発の積層型CMOSセンサー(有効2010万画素)を採用したのがポイント。データの読み出し速度を大幅に向上させ、1/32000秒の高速電子シャッターに対応。データの読み出しが早くなったことで、電子シャッター特有の像のゆがみ(ローリングシャッター現象)が大幅に抑えられ、動きのある被写体も忠実に撮れるようにした。4K動画やスローモーション動画にも対応するが、発熱などの問題もあって4K動画は記録時間が約5分にとどまる。
内蔵の電子ビューファインダーは、235万ドットの高精細タイプに置き換えるとともに、コーティングを追加して見やすさを向上した。レンズなどの基本装備はRX100M3と同じ。従来のRX100シリーズは、初代モデルを含め併売する。
●高倍率ズームの高級コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX10M2」
35mm判換算で24~200mm相当の高倍率ズームレンズと1型のCMOSセンサーを搭載する高画質モデル。RX100M4と同じく積層型CMOSセンサー(有効2010万画素)に置き換えたのが特徴で、1/32000秒の高速電子シャッターへの対応やゆがみの少ない撮影などの改良を図った。RX100M4と異なり、4K動画は約29分の長時間録画に対応する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150626-01065355-nkbp_tren-prod
2015年6月26日金曜日
「OM-D E-M5 Mark II Limited Edition Kit」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」などの発売日が決定
いくらLimitedとかプレミアムといっても、所詮マイクロフォーサードだからです。APS-Cやフルサイズのカメラに匹敵する何かウソを言っても、その通りにはならないです。
それに、お高いレンズを付けるのは、もったいなすぎます。
予算があり、値段を気にしなくて、コンパクトだけを究極的に追求したい人なら、買ってもいいでしょうけど。
オリンパスイメージングが6月16日、「OM-D E-M5 Mark II Limited Edition Kit」の発売日を発表した。6月26日から販売を開始する。最新のPROレンズやアクセサリーの発売日も6月26日に予定されている。
OM-D E-M5 Mark II Limited Edition Kitは、全世界で7000セット限定で販売するOM-D E-M5 Mark IIの特別モデル。ボディにフイルムの一眼レフカメラ「OM-3Ti」をイメージしたチタニウムカラーを採用し、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II(ブラック)をキットレンズとして組み合わせた。プレミアム本革ストラップ、プレミアム本革カードケースも付属する。限定7000台であることを証明するシリアル番号と、OMシリーズの開発者である米谷美久氏のメッセージを記したオーナーズカードもセットになったファン垂ぜんの一品だ。価格はオープンプライスだが、実売価格は18万円前後になる。
このほか、開発発表されていた超広角ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」や大口径魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」、防水レンズポートPRO-EP02などの関連製品も6月26日に販売を開始する(8mm F1.8 Fisheyeは受注販売)。
また、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの発売に合わせて、防水プロテクター「PT-EP13」「PT-EP12」「PT-EP10」の防水レンズポートを「PPO-EP02」タイプのポートに交換するサービスも6月26日から開始する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000086-it_camera-prod
ソニーがE20mm F2.8とE16mm F2.8用のコンバージョンレンズ2種を発表
ソニーは6月16日、Eマウント用のコンバージョンレンズ2種を発表した。フィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」とウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU2」で、発売は7月10日。価格はそれぞれ1万6000円と1万8000円(ともに税別)。対応レンズはEマウントのAPS-C用レンズ「SEL20F28」と「SEL16F28」で、ワンタッチで装着可能なバヨネット式を採用する。
なお、E16mm F2.8用のウルトラワイドコンバーター「VCL-ECU1」とフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF1」の外装はシルバーだったが、本モデルではブラックとなった。
「VCL-ECU2」は、超広角レンズのような遠近感のある写真を撮影できるウルトラワイドコンバーターで、レンズは3群3枚で構成される。焦点距離は、35ミリ換算時で18ミリ相当(SEL16F28装着時)、24ミリ相当(SEL20F28装着時)になる。
外形寸法は66×44ミリ、重量は約125グラムで、レンズフロントキャップとリヤキャップ、キャリングケースが付属する。
一方の「VCL-ECF2」はフィッシュアイコンバーターで、SEL16F28装着時の画角は180度(35ミリ換算で15ミリ相当)、SEL20F28装着時は133度(35ミリ換算で20ミリ相当)になる。レンズ構成は4群4枚だ。
外形寸法は66×44ミリ、重量は約150グラムで、レンズフロントキャップとリヤキャップ、キャリングケースが付属する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150616-00000084-it_camera-prod
2015年6月25日木曜日
シグマ、世界初のF2通し広角ズームレンズ「24-35mm F2 DG HSM」を発表
幸い最近50㎜ F1.4のArtだけを買うことにしただけでしたので、まだ予算との相談になることだけで済みます。
迷っていた35mmのArtを先に買ったら、とても悔しいことになりますね。まあ、予算が関係ない人にはない山見ですけど。
シグマが6月19日、35ミリフルサイズセンサー搭載カメラ向けの交換レンズ「24-35mm F2 DG HSM」を発表した。同社のArtラインの高性能単焦点レンズに迫る明るさと解像力を持つ大口径ズームレンズで、ズーム全域でF2を実現した世界初の製品だ。本機もArtラインの製品としてラインアップされる。発売日、価格は未定。シグマ用、キヤノン用、ニコン用の3種を発売予定だ。
「24mm F2」「28mm F2」「35mm F2」という高性能単焦点レンズをまとめて1本に集約したような高い機能性と利便性が特徴。最短撮影距離28センチ、最大倍率は1:4.4で、近接撮影や絞り開放付近でのボケを生かしたポートレート、絞り込んでのパンフォーカス的な風景写真などを、レンズを交換することなく楽しめる。絞りは9枚羽の円形絞り。
レンズ構成は13群18枚。大口径非球面レンズ、FLDガラス1枚、SLDガラス7枚(SLD非球面レンズ2枚含む)などをおごり、収差や湾曲を補正して高い光学性能を実現している。
インナーフォーカス・インナーズームを採用しており、ピント合わせやズーミングをしても全長が変化しない。動画撮影にも使い勝手がいい仕様だという。最大径87.6ミリ、長さは122.7ミリ、重さは940グラム。
「マウント交換サービス」に対応しており、購入後、別のマウントに仕様変更することも可能。「SIGMA USB DOCK」にも対応するので、レンズファームウェアのアップデートや合焦位置の調整なども行える。独自開発のMTF測定器「A1」で、全数検査をしてから出荷するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150622-00000007-it_camera-prod
キヤノン、大型センサと高倍率ズームを搭載したプレミアムコンパクトデジカメ
キヤノンは、大型センサと高倍率ズームレンズを備えたプレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G3 X」を6月25日に発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの税別価格は10万6800円。
35mmフィルム換算で24~600mm相当、F2.8~5.6の大口径光学25倍ズームレンズを搭載し、幅広い撮影領域に対応する。各収差を良好に補正するHi-UD(Hi-index Ultra Low Dispersion)レンズ1枚、UDレンズ2枚、非球面レンズ4枚を含む18枚構成で、ズーム全域での色収差を抑制する。また、凸レンズと凹レンズの組み合わせを3回用いた新6群ズームレンズ方式で全長を短縮し、約50倍のデジタルズーム領域でも高解像感を維持する「プログレッシブファインズーム」、スピーディーかつ静粛なズームが可能な「マイクロUSM II」を備える。
撮像素子には、1.0型で有効画素数約2020万画素の高感度CMOSセンサを採用するとともに、独自の映像エンジン「DIGIC 6」との連携によって高感度でもディテールを鮮明に表現できる「HS SYSTEM」を搭載し、最高ISO12800に対応する。さらに、露出目標値と高輝度側のコントラスト特性を、同社の従来のコンパクトカメラとは変更し、「EOSシリーズ」に近い階調特性を実現した。
本体は、ラバー素材の採用や、操作部材および外装カバーの合わせ部などのシーリング部材の組み合わせを強化によって、雨滴やホコリに強い防塵・防滴性能を備える。背面の液晶モニタは、上方向に約180°、下方向に約45°のチルト式で、多様なアングルでの撮影を可能にする。また、タッチパネル対応で、それぞれの撮影シーンに適した撮影スタイルを選べる。
操作系は、電子ダイヤル、露出補正ダイヤル、スムーズリングなど、「EOSシリーズ」と同等のユーザーインターフェースを搭載し、「EOS」ユーザーでも違和感なく操作できる。さらに、別売の約236万ドットの高精細液晶を採用した視野率約100%の外付け電子ビューファインダー「EVF-DC1」にも対応する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150622-00000005-bcn-prod
動画撮影機能では、フルHD撮影時のフレームレートを23.98fps/29.97fps/39.94fpsから選択することができ、撮影時に5種類のグリッドラインをライブビュー上に表示する「アスペクトマーカー」機能や、絞り/シャッタースピード/ISO感度などを手動で変更できる「マニュアル動画」モード、新たに「走り撮り」や「後ろ歩き撮り」などでの大きく速い揺れにも対応した5軸手ブレ補正などを備える。
対応メディアはSDXC/SDHC/SDカード。サイズは幅123.3×高さ76.5×奥行き105.3mmで、重さは約733g。
このほか、本体と「EVF-DC1」をセットにした「PowerShot G3 X EVF KIT」を5000台限定で発売する。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの税別価格は10万9800円。また、「SETでGET!キャッシュバックキャンペーン」の対象機種なので、フォト&ムービーストレージ「Connect Station CS100」とのセット購入によって7000円のキャッシュバックを受けられる。
2015年6月5日金曜日
「4Kフォト」モード搭載でより手軽に――ミラーレス一眼「LUMIX DMC-G7」を発表
シャッターチャンスを見逃さないための最高な逸品でしょう。
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パナソニックは6月5日、4Kサイズの映像を連写として撮影し、撮影後にベストショットを選び出せる撮影スタイル、「4K PHOTO」を活用するのに便利な機能を備えたミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-G7」を発表した。6月25日に発売予定で、価格はオープンプライス。実売予想価格はボディのみが8万4000円前後(税別)、「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」が付属するレンズキットが12万円前後(税別)。ボディカラーはブラックのみ。
4K PHOTOとは、パナソニックが推進する、4K動画の任意のポイントから静止画を切り出せる便利な機能。30コマ/秒で撮影した4K映像を、写真の連写ととらえ、映像のように撮りながらも、シャッターチャンスの静止画を後から選んで保存できる。スポーツシーンでの決定的瞬間、劇的な自然現象など、難度の高い一瞬を写真で残せるのがポイントだ。
DMC-G7では、「4K連写」「4K連写(S/S)」「4Kプリ連写」という3つの4Kフォトモードが用途に合わせて選べる。
4K連写は、シャッターボタンを押している間連写を続けるG7だけに用意されたモードで、シャッター音は撮影中に連続で鳴る。スポーツや乗り物など、動きの速い被写体をとらえたいときに役立つ。連続記録時間は29分59秒。4K連写(S/S)はシャッターボタンを押すと連写撮影を開始し、もう一度推すと終了するモード。動物や子供など、不意にシャッターチャンスがやってくる被写体を写すのに便利だ。G7だけでなく、GH4やFZ1000、LX100でも利用できる。最後の4Kプリ連写は、ベストなタイミングを選びたいときのモードで、シャッターボタンを押した瞬間の前後約1秒(約60コマ)を連写する。G7とCM1で利用できる。
ちなみに4Kフォトモードは、天面のドライブモードダイヤルから選択できるので、通常の連写やブラケットなどのモードと同様に簡単に切り替えられる。撮影後に写真を選択する画面は、スライドフォトセレクトで写真を1枚1枚確認しながらタッチ操作で選べるようリニューアルした。4Kフォトだけでなく、4K30p動画や、フルHD60p動画の撮影もサポートする。
撮像素子は、有効約1600万画素のLive MOSセンサーで、画像処理エンジンとしてヴィーナスエンジンを採用。マイクロフォーサーズ規格に準拠したレンスが利用可能だ。また精度の高い独自のコントラストAF、空間認識AFにより、AF合焦速度は約0.07秒を実現。被写体の動きを予測する機能を加え、追従性能がDMC-G6比で約2倍にに向上した「追尾AF」や、月明かりなどの暗い環境でもピントが合わせられる「ローライトAF」、夜空の星のような微小な光源でもピントを合わせる「星空AF」といった機能も用意する。
電子ビューファインダー(EVF)は約236万ピクセルの有機ELで、ファインダー倍率は約0.7倍(35mm判換算)、視野率は約100%を確保している。シャッターボタンと右手親指の位置にそれぞれダイヤルを備えた2ダイヤル方式のため、操作性もよい。背面には104万ピクセルの液晶モニターも搭載する。
外形寸法は124.9×86.2×77.4ミリ、重さは本体のみで約360グラム、キットレンズの14-140mmと本体、バッテリー、メモリーカードを合わせると約675グラム。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150605-00000014-it_camera-prod
2015年6月3日水曜日
「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」ニコンマウント版を6月12日に発売
ニコンの純製品とほぼ同じ仕様と値段ですので、残念ながらあまり魅力を感じられません。
因に、重量は「受領」と間違いました。
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ケンコー・トキナーが6月2日、フルサイズセンサー搭載のレンズ交換式デジタルカメラに対応するズームレンズ、トキナー「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」のニコンマウント版を、6月12日に発売すると発表した。希望小売価格は15万円。全国カメラ店および量販店で取り扱う。なおキヤノンマウント版は7月初旬の発売予定だ。
AT-X 24-70 F2.8 PRO FXは、ガラスモールド非球面レンズ3枚、調停文さんガラス3枚を含む11群15枚のレンズ構成を採用した、広角から標準域をカバーするズームレンズ。周辺部の解像度、 周辺光量、 ディストーションを補正し、コントラストの歩くっきりとした描写を実現したという。レンズ後群のうち、 凸レンズ3枚(G09/G10/G14)には超低分散ガラス(SDガラス)を配置し、色収差を補正している。
静穏性のあるSDMの採用により、 AF駆動モーター音は抑えている。またフォーカスクラッチ機構を採用したことで、あらゆる撮影シーンでAF/MFの切り替えが可能だ。
レンズの最大径は89.6ミリ、全長は107.5ミリ。受領は1010グラム。フィルターサイズは82ミリ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150603-00000078-it_camera-prod