2014年12月9日火曜日

DNA構造解明の米科学者、ノーベル賞メダルを5.7億円で売却

そもそも何のために売ったのかは謎ですね。

本当にお金に困っているのではないかとしか言いようがないですが。。。

しかし、人類って実に不思議な動物で、本来製造コストで言えば僅かな価値しかないものでも、物珍しさで、いくらでも大金を払いたくなるものです。

その裏は、当然計り知れない貪欲です。


【AFP=時事】米遺伝学者ジェームズ・ワトソン(James Watson)博士(86)がDNAの二重らせん構造を解明した功績で1962年に受賞したノーベル賞(Nobel Prize)のメダルが4日、米ニューヨーク(New York)で競売に掛けられ、予想を大きく上回る475万ドル(約5億7000万円)で落札された。

「メダルは穴に埋めます」、ノーベル賞の益川教授

 ノーベル賞受賞者が存命中にメダルを売るのは初めて。DNAの二重らせん構造の解明は、20世紀の科学史上最も重要な発見の1つといわれている。

 競売大手クリスティーズ(Christie's)が主催したオークションには、ワトソン博士がノーベル賞の晩餐会(Nobel Banquet)で行った演説用の5ページの直筆草稿や、ノーベル賞会議に参加した際の46ページの訂正入り原稿も出品され、それぞれ36万5000ドル(約4400万円)と24万5000ドル(約2900万円)で落札された。

 多くの著作でも知られるワトソン博士だが、黒人の知能を疑問視する発言(後に謝罪)をして以来、科学界からは距離を置かれた状態にある。今回の競売で得た収益の一部は、学生生活を送ったシカゴ大学(University of Chicago)と勤務したケンブリッジ大学クレアカレッジ(Clare College at the University of Cambridge)、長年会長を務めたコールド・スプリング・ハーバー研究所(Cold Spring Harbor Laboratory)に寄付する意向だ。

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