2010年5月24日月曜日

グーグルは動画圧縮技術WebMを無償公開

WebM(WebM Project)は高品質の動画圧縮技術であり、グーグルに買収されたON2の動画コーデックVP8をベースにしたものです。
グーグルのこうした動きは、現在インターネットで標準になりつつ同動画圧縮技術H.264の団体の有料化という決定によるものです。

これは、大いに感心させられてしまう事件です。

感心その1:「金にものを言わせる」
グーグルはIPOして以来、成長の勢いは止まりません。それは、自社の努力はもちろんのことで、数多い(無論賢い)企業買収は大きいな理由になります。ところで、「買収」といえば、やはり銭がないと、無理難題の話です。グーグルのような流動資金豊富な企業こそできる話でもあります。序にですが、動画圧縮技術関係はつい最近、Web音声・動画処理技術を手掛けるノルウェーのGlobal IP Solutions(GIPS)を買収することもありました。

関心その2:「企業努力」
グーグルは検索業界をほぼ独占している状態で、数年にわったって独り勝ちを実現してきました。しかし、だから怠慢そのもの全然見られません。常に業界を揺るがすような確信を行ってきました。結果的に、自社に大きいな成長と利益をもたらしただけではなく、社会にも大きくお貢献してきました。今回の行動も、最終的に当然自社のためにはなりますが、インターネット全体の成長にも大きく貢献できることにもなります。

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