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2025年4月9日水曜日
トランプ氏は米経済力の基礎に背を向けた……厄介なことになるかもしれない(コピー)
(これはあくまでも原ニュースのバックアップ目的で以下のリンクからコピーしたものです。
https://www.bbc.com/japanese/articles/cz95n40y0vpo)
【解説】トランプ氏は米経済力の基礎に背を向けた……厄介なことになるかもしれない
ファイサル・イスラムBBC経済編集長
ドナルド・トランプ米大統領はまたしても、新しい壁を作った。そして、その費用を払うのはアメリカ以外だと考えている。しかし、アメリカに入るほぼ全ての製品に少なくとも10%の関税を広く課すという決定は要するに、移民を締め出すためではなく、国内に仕事と雇用を留めておくために設計された壁だ。
この壁の高さは、歴史的な文脈で考える必要がある。保護主義という意味では、アメリカは約100年前に戻ることになる。この壁によって、アメリカは関税収入という意味では主要7カ国(G7)や主要20カ国(G20)諸国を一気に上回り、セネガル、モンゴル、キルギスと同水準になる。
今の事態は、アメリカが世界貿易戦争を始めたとか、株式市場の暴落を引き起こしたとか、そういう限られた事柄ではない。世界の超大国が、これまで自ら推進してきたグローバリゼーションのプロセスに、きっぱり背を向けたことを意味する。しかも、自分たちがもう何十年も、そのプロセスから多大な恩恵を得てきたにもかかわらず。
そして、ホワイトハウスのローズガーデンで大統領が大々的に掲げた各国への関税率と、その根拠となった方程式を通じて、アメリカ政府は従来の経済と外交の基本原則にもきっぱりと背を向けたのだ。
自由貿易の大論争
トランプ大統領は関税発表の中で、1913年をしきりに話題にした。1913年とは、アメリカが連邦所得税を創設し、関税を大幅に引き下げた転換点だった。
これ以前のアメリカ政府は建国当初から、主に関税で資金を調達していた。初代財務長官アレクサンダー・ハミルトンの戦略に基づいて、あからさまな保護主義政策をとり続けた。
今のホワイトハウスは、このことから基本的な学びをいくつか得ている。つまり、高関税がアメリカを作り、高関税が初めてアメリカを「偉大」にしたという学びを。そして、高関税を課す限り、連邦所得税は必要ないということを。
他方、大西洋のこちら側には、グローバリゼーションと自由貿易の根底として、19 世紀イギリスの経済学者デイヴィッド・リカードの理論がある。特に、1817 年の比較優位論だ。
比較優位論にも方程式はあるが、その基本はかなり明快だ。つまり、各国は自国の天然資源と国民の創意工夫に基づいたさまざまなものを作るのが上手だというのが、この理論の基本だ。
そして大まかに言えば、誰もが自分の得意分野に特化し、自由に貿易を行えば、世界全体と各国がより豊かになるというのが、リカードの理論だ。
ここイギリスでは、この理論こそが政治と経済を結びつける基礎であり続けている。世界の大半の国は今なお、比較優位を信じている。これこそが、グローバリゼーションの理論的な核心なのだ。
しかし、アメリカは当時から、この理論を完全には受け入れていなかった。比較優位論に対するアメリカの根本的な消極姿勢は、決して消えなかった。そしてその消極性は今回、ひとつの数式によって形になった。トランプ氏が掲げた大きなボードに並んだ関税率一覧の数字をはじき出すため、米国通商代表部(USTR)がひねり出した、想像力豊かな方程式のことだ。
「相互」関税を支える理屈
「相互」関税と呼ばれるものの論理的な背景を解明するのは、意味のあることだ。ホワイトハウスが示した関税率は、対象各国で公表されている関税率と、ほとんど似ても似つかないだけに。
ホワイトハウスは、官僚主義と通貨操作を考慮して税率を調整したのだと述べた。だが一見複雑そうに見えた数式を詳しく見てみると、単にその国の対米貿易黒字の規模を測るだけの式だと分かった。ホワイトハウスは、貿易赤字の額を輸入額で割っていたのだ。
記者会見の1時間前、ホワイトハウス高官は次のように率直に説明していた。
「関税率は国別に調整されていて、経済諮問委員会(CEA)が計算した。(中略)CEAが使った計算モデルは、この国の貿易赤字は不当な貿易慣行の総計、つまり(外国による)ずるの合計だという概念に基づいている」
これは本当に大事なことだ。ホワイトハウスによると、アメリカが外国にモノを売るより多くのものを、その国がアメリカに売ることは「ずる」で「不当」なのだ。なのでその国が、この不均衡を是正するために計算された関税を課されるのは仕方がないことだと。
人がめったに訪れないペンギンだらけの島々にアメリカが関税をかけるという現実離れした話は、だからこそ重要なのだ。これによって実際の手法が明らかになるからだ。
この関税政策を通じたトランプ政権の長期的目標は、1.2兆ドルの貿易赤字をゼロにすることだ。赤字総額の中で占める割合が特に大きい相手国との赤字をゼロにすることも目標にしている。そのため、税率を計算する方程式は単純に、アメリカに対して貿易黒字を持つ国々を狙い撃ちするよう作られていた。目にも明らかで、数量化できる貿易障壁を設けている国ではなく。そして、貧しい国、新興経済国、アメリカの貿易赤字削減に全く影響しないような小さい島も、その対象にされた。
この二つの要因は別物だ。重複するものの、同じではない。
一つの国がアメリカに対して貿易黒字になり、別の国が赤字になる理由はさまざまだ。そもそも、貿易収支がゼロになるべき理由はない。国が違えば作るのが得意な製品は違うし、天然資源や人的資源も国によって違う。これこそまさに、貿易の基本だ。
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このことをアメリカはもはや信じていないようだ。同じ話をサービス貿易に限ってするなら、アメリカは金融サービスやソーシャルメディア技術などの分野で2800億ドルもの黒字を抱えている。
しかしサービス貿易は、ホワイトハウスのあらゆる計算から除外されていた。
「チャイナ・ショック」と波及効果
ここにはもっと大きな何かがある。J・D・ヴァンス米副大統領が3月に演説したように、トランプ政権に言わせると、グローバリゼーションは失敗だったのだ。なぜなら、トランプ政権がグローバリゼーションに求めていたのは、「富裕国はますます付加価値の高いものを提供し続け、貧しい国は単純なものを作る」世界だったからだ。
しかし、現実はそうはならなかった。特に中国がそうだった。そのため、アメリカはきっぱりと、この世界から遠ざかろうとしている。
アメリカにとって大事なのはデイヴィッド・リカードではなく、「チャイナ・ショック」という表現を生んだ米マサチューセッツ工科大学(MIT)の経済学者デイヴィッド・オーター氏だ。
2001年、世界が9月11日の米同時多発攻撃の影響に気をとられている間に、中国は世界貿易機関(WTO)に加盟し、アメリカ市場への比較的自由なアクセスを獲得し、やがて世界経済を変革した。
アメリカの消費者向けに輸出品をますます安く作るため、中国の労働者は農村から沿岸部の工場へと移住した。そしてアメリカでは生活水準、経済成長率、利益、株式市場が急成長した。これは、「比較優位」がいかに機能するかの典型的な例だった。中国は何兆ドルもの資金を生み出し、その多くは米国債の形でアメリカに再投資され、金利を低く抑えるのに役立った。
誰もが勝者だった。まあ、必ずしもそうでもない。要するに、アメリカの消費者は全体として安価な商品で裕福になったが、その見返りとして、製造業のかなりの部分を東アジアにもっていかれた。
オーター氏の計算によると、この「チャイナ・ショック」のために、アメリカでは2011年までに製造業で100万人、全体では240万人分の雇用が失われた。この打撃は、地理的には米中西部から大西洋岸中部にわたる「ラストベルト(赤さび地帯)」と南部に集中していた。
失われた雇用と賃金に対する貿易ショックの影響は、驚くほど長続きした。
オーター氏は昨年、さらに分析を更新し、トランプ氏は大統領として第1期目にも関税保護を試したが、経済への実質的な影響はほとんどなかったと指摘した。しかし、影響を受けた地域では民主党の支持が弱まり、2020年大統領選挙では同じ地域でトランプ氏への支持が上昇していた。
そして、時間を今年4月2日へ早送りすると、自動車業界や石油・ガス業界の労働組合の労働者たちが、ホワイトハウスで関税を祝っていた。
つまり、そういう業界での雇用がラストベルトだけでなく、アメリカ全土に戻ってくると政府は約束しているわけだ。確かに、ある程度はそうなるだろう。大統領は外国企業に対して、工場をアメリカ国内に移転して関税を避けるよう、明確に通告している。ジョー・バイデン前大統領が差し出したアメとそれに続くトランプ氏のムチが確かに、この点に関しては特に、実質的な成果を生む可能性は十分にある。
しかし、トランプ大統領は過去半世紀の貿易自由化がアメリカを「強奪した」と発言した。たとえ自由貿易の拡大が、アメリカの特定の地域や産業部門や住民グループにとって良い結果をもたらさなかったのだとしても、アメリカが「強奪」され続けたというのは、明らかに全体的な実態を反映していない。
過去半世紀、アメリカのサービス部門は繁栄し、ウォール街やシリコンバレーから世界を圧倒した。アメリカの企業ブランドは、中国や東アジアにまでつながる実に効率的なサプライチェーンを活用し、憧れのアメリカ製品を世界中で販売し、莫大な利益を上げた。
アメリカ経済は過去半世紀、とても好調だったというのが本当のところだ。問題は単純に、その富がすべての部門に均等に分配されなかったことだ。アメリカに欠けていたのは、富を国全体に行き渡らせるための、多層的な再分配と適応の仕組みだった。これは、アメリカの政治的選択を反映している。
SNSで展開する初の貿易戦争
アメリカが今や、保護主義をいきなり強化して製造業を国内に回帰させようとする中、ほかの国は今後、アメリカを裕福にしてきた資本と貿易の流れを今後も維持するのかどうか、選ぶことができる。
世界中の消費者には、選択の余地があるのだ。
極めて効率的な東アジアのサプライチェーンを基盤に、モノを安く作り、魅力的な憧れのブランドの商品として世界中に売るという金もうけの仕組みを構築したアメリカの大手優良企業が、今では大きな問題に直面している。それは不思議でもなんでもないことだ。
トランプ大統領は、こうした各社のサプライチェーン戦略をぼろぼろにした。そればかりか、世界の消費者の間で各社のブランドイメージを大きく損なうリスクがある。だからこそ、アメリカの大手企業の株価が、特に打撃を受けているのだ。
結局のところ、これはソーシャルメディア時代に繰り広げられる初の貿易戦争だ。米電気自動車(EV)テスラの販売不振や、カナダ国民がアメリカ製品に強く反発するのを目にした経験は、他にも伝染する可能性がある。それは、どんな対抗関税にも匹敵するほどの威力を持つだろう。
アメリカの消費者のための工場になろうとする国々も、貿易について選ぶ余地がある。予測しづらい不安定なアメリカを排除しようとする国々は、新しい協力関係を作り、それを強化していくだろう。
トランプ大統領は、この点を重々承知している。そのことは、欧州連合(EU)とカナダが手を組んでアメリカに報復するならば、ますます関税を引き上げると脅したことからも明らかだ。これは悪夢のシナリオになる。
貿易戦争におけるゲーム理論では、信頼性が重要だ。アメリカには他に追随を許さない軍事力と技術力がある。それはアメリカを助ける。しかし、あまりにもあからさまに、ばかげた解につながる適当な公式を使って世界の貿易体制を一変させようとするなど、相手に抵抗してくれと頼んでいるようなものだ。そのばかげた解に、ペンギンがいようといまいと。
アメリカ以外の全世界が、トランプ大統領が持つ弾の入った銃は実は本人の足元に向いている考えている状況では、なおさらそうだ。株価がどこよりも急落したのはアメリカだった。インフレ率がどこよりも上がるのはアメリカになるだろう。アメリカで景気後退が起きる可能性は5割以上だと計算しているのは、今やウォール街なのだ。
本当の狙いはドル安を招き、アメリカの借入コストを下げることだという説には、もしかすると一理あるのかもしれない。
とりあえずアメリカは今のところ、自らが作り上げた世界貿易体制から脱退しようとしている。それがなくてもアメリカは続く。しかし離脱の移行期間は、実に面倒で厄介なものになずだ
2024年9月3日火曜日
Film Cameras
2024年8月25日日曜日
撮影データ
2024年7月29日月曜日
memo.of data
2024年1月20日土曜日
行ってみたいところ
埼玉県岩槻
人形生産地。爆盛グルメ。もっくもっく唐揚げ、焼き肉便当、キセキ食堂(カツ丼)、栄華・永楽(爆盛)、ファミリー酒蔵天国、関根製菓、ヨロ研野菜、阿彌陀軒(オランダ軒)、ほてい家(ウナギ)、大手門(豆腐ラーメン)、慶次ラーメン店、カスタムポスト、御当地マンホール
長崎
稲佐山(三大新夜景)
富山
八尾町(古い町並み)、諏訪町本通、あんばやし(開運グルメ)
青森県津軽鉄道津軽中里駅
2020年2月28日金曜日
デマはいつでも作られる
ここ数日、SNS上では「トイレットペーパー 品薄」といった言葉が目立つようになったが、「新型コロナウイルスの影響で、トイレットペーパーが不足する」という情報は誤りだ。SNSが盛んな耳朶だから、デマは単なる愉快犯ではなく、広告収入を狙う悪質な金稼ぎの手段になっているでしょう。
26日現在、ツイッターで「トイレットペーパー」という単語を検索すると「中国から原材料を輸入できなくなる」など、中国に関連する真偽不明の情報が飛び交っている。
もう一つの例です。
「チェーンメールも…新型コロナのデマ拡散「お湯で予防できる」 病院も困惑」によると、
新型コロナウイルスの感染予防対策として根拠のない情報が書かれ、他者に転送を促す「チェーンメール」が会員制交流サイト(SNS)などで拡散されていることが、西日本新聞「あなたの特命取材班」への複数の情報提供で分かった。中には、コンピューターウイルスが埋め込まれたものもあり、専門家は「安易に信じず、拡散しないで」と呼び掛けている。
2016年11月15日火曜日
動画のピントも後から合わせられる「レンズレスカメラ技術」
気になるのは、「画角」なんだろうか、「ズーム」できるのか、(似たようなことで)「画質」・「解像度」はどうでしょうかなどですね。
いずれにしても、早く実用化していただきたいところです。
次の日、朝日新聞デジタルのニュースでは、2年後の実用化を目指していると報じました。
動画のピントも後から合わせられる「レンズレスカメラ技術」、日立が開発
ITmedia ニュース 11/15(火) 14:33配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000060-zdn_n-sci
日立製作所は11月15日、写真や動画の撮影後に容易にピント調整できるレンズレスカメラ技術を開発したと発表した。レンズ部が不要なためカメラの薄型軽量化につながり、モバイル機器やロボットなどのデザイン性向上も見込めるという。
通常のカメラは被写体からの光をレンズを通して画像センサーに取り込むため、レンズを配置するスペースが必要となる。新開発のレンズレスカメラは、レンズの代わりに特殊な模様を印刷したフィルムを画像センサーの前に配置。模様を通して取り込んだ光に、画像処理を行うことで撮影画像が得られるという。
従来もレンズレスカメラの仕組みはあったが、画像処理に膨大な計算が必要という課題があった。新技術では、フィルムに同心円パターンを重ね合わせることによって生じる「モアレ縞」の原理を活用し、計算量を従来の300分の1に削減。実証実験では、標準的なノートPC程度の性能で、毎秒30フレームの動画撮影ができることを確認した。
画像処理の工夫により、写真や動画の撮影後にピントを合わせられる技術も同時に実現したという。撮影後にピント調整が可能な「ライトフィールドカメラ」はこれまでもあったが、レンズレス化で大幅な薄型軽量化が図れるとしている。
日立、「レンズなしカメラ」開発 2年後の実用化目指す
朝日新聞デジタル 11/15(火) 18:48配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000087-asahi-bus_all
日立製作所は15日、国内で初めてレンズを使わずに撮影ができる「レンズレスカメラ」の技術を開発したと発表した。特殊なフィルムを画像センサーに貼るだけの構造で、カメラを大幅に小さく、安くつくれるという。工場や公共施設などでの監視カメラ用に開発を続け、2年後の実用化を目指す。
普通のデジタルカメラは、レンズで外からの光を屈折させてモノや景色の像を結ばせ、画像センサーで読み取る。「レンズレスカメラ」は像を結んでいない光を読み取り、特殊なフィルムが起こす光の干渉の具合を元にパソコンの画像処理で像を再現する。画像処理によって、撮影後でも写真の焦点を自由に変えられるという。
日立によると、レンズを使わないことで、デジカメやスマートフォンのカメラの光を読み取る部分の厚みを、通常の数十分の一程度にできる。フィルターの価格もレンズより大幅に安く、量産しやすいという。
「レンズレスカメラ」の開発では米国の大学や企業に先行例があるが、日立とは別の画像処理方法を使う。日立の方式はそれよりも計算が数百倍速いといい、1秒間に約30コマの動画撮影もできるという。(清井聡)
2016年11月11日金曜日
APS-Cのミラーレス一眼「ライカTL」はいかが?
こてこてのライカファンなら躊躇なく購入に走っちゃうかもしれませんが、どうも魅力はいまいちです。
このニュースにも現れるように、しいて言えば、「卓越した画質」はその特徴でしょうか。
金欠がなければいいのに。。。。
[新製品]APS-Cのミラーレス一眼「ライカTL」、新色チタンカラーなど3色
BCN 11/10(木) 16:19配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161110-00000007-bcn-prod
ライカカメラジャパンは、APS-Cサイズの大型CMOSセンサを搭載し、卓越した画質を実現したレンズ交換式ミラーレス一眼カメラ「ライカTL」を11月に発売する。カラーは、シルバー、ブラック、チタンカラーの3色で、チタンカラーは12月発売予定。税込価格は23万7600円。
AF-Cモードでのオートフォーカス機能が向上するなど、2014年5月発売の「ライカT」からさらに進化した。有効1650万画素のCMOSセンサを搭載し、レンズマウントは「ライカTバヨネットマウント」を採用。ライカTLレンズ、光学手ぶれ補正機能(OIS)を備えたライカSLレンズに対応するほか、専用のマウントアダプタを使うことでライカMレンズやライカRレンズも使用できる。
アルミニウムの塊から削り出した質感の高いボディ背面には、タッチ操作対応の3.7インチ液晶モニタを装備。シルバーとブラックのデザインは従来モデルと同じで、新色のチタンカラーはトップカバーとボトムプレートに面取りを施している。
撮影した写真や動画は、無線LAN経由でスマートフォンやタブレット端末、PCへワイヤレス転送でき、専用アプリ「Leica TL app」を使えばスマートフォンやタブレット端末の画面を見ながらの撮影をはじめ、シャッタスピードや絞り値の設定、セルフタイマー代わりの利用や難しいアングルでの撮影といった、リモート操作にも対応する。「Leica TL app」は、これまでのiOSに加え、Androidでも利用できるようになった。
対応メディアはSDXC/SDHC/SDカードで、従来モデルの2倍の32GBの内蔵メモリを搭載する。サイズは幅134×高さ69×奥行き33mmで、重さは約384g。
ボディと標準ズームレンズ「ライカバリオ・エルマーTL f3.5-5.6/18-56mm ASPH.」をセットにした「ライカTL標準ズームセット」を、国内100セット限定で、シルバー/ブラックを11月に、チタンカラーを12月に発売する。税込価格は42万1200円。
2016年10月28日金曜日
チェキフィルムを使う「ライカ ゾフォート」登場
おもちゃにしては結構なお値段だし、ランニングコストも馬鹿になりませんが、アナログの世界はやはり独特な魅力がありますね。
チェキフィルムを使う「ライカ ゾフォート」登場
自撮りミラー装備のインスタントカメラ モノクロフィルムも
2016年9月15日 22:00 (デジカメWatch)
独ライカカメラAGは9月15日、カメラ新製品「ライカ ゾフォート」(Leica Sofort)を発表した。9月20日にドイツ・ケルンで開幕するフォトキナ2016で正式デビューし、11月の発売を予定している。日本での価格は税込3万4,560円。ボディカラーはホワイト、オレンジ、ミントの3色展開。
instax miniフィルムを使うインスタントカメラ。ファインダーの配置や搭載レンズの仕様に富士フイルムの「チェキ instax mini」シリーズに通じる部分が見られるが、横位置撮影を基本としたスタイリングや、ファッションに合わせて気軽に楽しめるというビビッドなカラーリングが特徴的。背面に「DESIGNED BY LEICA CAMERA GERMANY」の文字が入る。
撮影モードは自動のほかに「パーティー&人物」、「スポーツ&アクション」、「接写」といった基本モードと、「二重露光」、「長時間露光」のようなクリエイティブ撮影モードを搭載。セルフィーモード(自撮り用ミラーも装備)やセルフタイマーも備える。モードにより自動露出設定が行われる。±0.7段の露出補正も可能。
内蔵フラッシュを装備し、手動でのオン/オフが可能。ライカ ゾフォートの自動モードはなるべく内蔵フラッシュを使わず撮影するようになっているという。
搭載レンズは35mm判換算34mm相当となる60mm F12.7の「AUTOMATIK-HEKTOR」。電動式のゾーンフォーカスで、撮影距離を0.3〜0.6m/0.6〜3m/3m〜∞の3ゾーンから選択する。
ライカ ゾフォート用のフィルムは、カラーフィルムとともにモノクロフィルムを用意。ノスタルジックな雰囲気を演出するクリーム色のフレームだという。10枚1組のパックで、カラーフィルムは20枚分のダブルパックも用意する。ちなみに、富士フイルムがフォトキナ2016においてinstax mini用の新フィルム「モノクローム」を披露すると発表済み。
本体用アクセサリーには、3色から選べるカメラストラップ、ブラックとブラウンから選べるカメラケースを用意。
また、撮影した写真を飾るためのアクセサリーも用意されている。1つの作品に組み合わせられる3枚1組のポストカードや、フォトフレームのようにディスプレイできる「ライカ ゾフォート フォトディスプレイ」、フォトアルバム、アクセサリー類や写真を保管できる「ライカ ゾフォート ストレージボックス」も発売される。
sofortとはドイツ語で"すぐに"というような意味があり、instax miniフィルムが銀塩カメラとしてはすぐに撮影結果を見られる点を表現していると考えられる。
2016年10月13日木曜日
Laowa 24mm f/14 Relay 2x Macro Lens 離れた所からチョウなどの撮影に。アリクイの舌みたいに伸びるマクロレンズ
ePhotozineによると、カメラ機材の見本市「フォトキナ」で披露されたVenus Opticsのマクロレンズ「Laowa 24mm f/14 Relay 2x Macro Lens」は、「被写体からできるだけ離れる」ことをコンセプトに開発されました。例えばチョウや虫など、繊細な対象物には近寄らずに撮影をしたいですよね? そんな時、このマクロレンズのながーい鏡筒が役に立つのです。
マクロ撮影での拡大倍率は2倍で、カメラはキヤノンとニコンに対応。またレンズは部分的に伸縮式で、小さく折りたたむことができます。(Yahooニュース)
2016年8月5日金曜日
カシオ計算機、180°の全天周映像が撮れるアウトドア向けデジタルカメラ
しいて言えば、アプリか使い勝手でしょうか。
カシオ計算機、180°の全天周映像が撮れるアウトドア向けデジタルカメラ
BCN 8月5日(金)12時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160805-00000003-bcn-prod
カシオ計算機は、アウトドアアクティビティを記録可能なデジタルカメラ「エクシリム Outdoor Recorder」の新製品として、ワンシャッターで180°の全天周映像を記録できる「EX-FR200」と、カメラ部単体の「EX-FR100CA」と「EX-FR200CA」を9月中旬に発売する。価格はいずれもオープン。
「EX-FR200」は、円周魚眼レンズによって、周囲180°をカバーした全天周撮影、パノラマ撮影、超広角撮影など、シーンに応じた撮影を楽しめる。
全天周撮影モードでは、1回のシャッターで周囲の空間180°をまるごと撮影可能なので、画角を気にせず人物や景色などをまとめて撮影できる。撮影した映像は、専用スマートフォンアプリ「EXILIM ALBUM」を使ってさまざまな視点から分割表示することで、臨場感を味わえる。
パノラマ撮影モードでは、レンズを上向きにして撮影することによって、360°のパノラマ映像の生成を可能にする。カメラを動かすことなく、1回のシャッターで迫力のある映像が撮れる。
ほかにも、レンズの撮影範囲から中央部分をトリミングした対角208°の超広角撮影や、本体2台を使用した水平・垂直方向を360°の範囲で捉えた全天球映像の撮影ができる。
専用スマートフォンアプリ「EXILIM ALBUM」を使えば、全天周または全天球モードで撮影した映像を、静止画なら3か所、動画なら2か所の表示位置を自動で選択して、歪みを補正して分割表示する。スワイプ操作で表示エリアを動かして、全天周・全天球映像の全体を確認することも可能で、スマートフォンの向きや傾きに応じて表示エリアを移動や、自動で選んだ静止画・動画のBGM付きでの時系列表示など、多彩な機能を備える。
PC向けソフト「EXILIM 360 Viewer」は、全天周または全天球モードで撮影した静止画、動画の再生・編集をはじめ、YouTubeの「360°Video」形式への変換に対応する。
焦点距離は1.35mm(35mmフィルム換算で13.4mm相当)で、有効画素数は1195万画素。対応メディアはmicroSDXC/microSDHC/microSDカードで、約46MBの内蔵メモリも利用できる。サイズは幅60.9×高さ154.8×奥行き46.2mmで、重さは約238g。税込の実勢価格は6万5000円前後の見込み。
単体のカメラ部である「EX-FR100CA」と「EX-FR200CA」は、「EX-FR200」と組み合わせることで、1台のコントローラーから2台のカメラを操作可能で、異なる視点での同時撮影や、2台のカメラで撮影した静止画や動画の同時再生を実現する。また、アウトドア用リストデバイス「Smart Outdoor Watch WSD-F10」とも連携できる。
「EX-FR100CA」は、35mmフィルム換算で16mmの超広角レンズを搭載し、スマートフォンからの操作にも対応する。税込の実勢価格は3万5000円前後の見込み。
「EX-FR200CA」は、「EX-FR200」と同じレンズを備えており、「EX-FR200」と組み合わせれば360°の全天球撮影が可能。税込の実勢価格は5万円前後の見込み。
2016年7月29日金曜日
Appleのスマートウォッチは10月デビューか―2.5インチ曲面ディスプレイでワイヤレス充電
それでもという人なら、買っても良いでしょう。
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Reutersの記事によると、Appleは早ければ10月にスマートウォッチを発売する。これに備えて7月にも量産が開始される。このスマートウォッチのスクリーンは直径2.5インチ、やや角ばった形状で、バンドから少し浮き上がったアーチ型だという。またタッチ機能、ワイヤレス充電機能も備える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140620-00028947-techcr-sci
案の定、早速売れなくなったようです。
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腕時計端末、早くも失速=世界出荷32%減―4~6月期
時事通信 7月22日(金)6時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160722-00000008-jij-n_ame
【シリコンバレー時事】米調査会社IDCは21日、4~6月期の腕時計型端末(スマートウオッチ)の世界出荷台数が前年同期比32%減の350万台に落ち込んだと発表した。
調査を開始した13年1~3月期以降、前年割れは初めて。
米アップルのアップルウオッチは55%減の160万台。15年4月に発売されたが、新モデルの投入もなく販売は低迷した。
アップルウオッチ発売時に注目を集めた腕時計型端末だが、購入者の裾野が広がっていないもよう。IDCのアナリストは「どのメーカーもファッション性や機能性に関した課題に直面している」と指摘した。
(2016年7月29日更新)
悲鳴が続きます。
売れないApple Watch…このままスマートウォッチは消えるとの悲観論も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160728-00010008-giz-prod
ギズモード・ジャパン 7月28日(木)22時40分配信
まだ「Apple Watch 2」に期待してるんだけど…。
Appleは、昨年発売した「Apple Watch」の正確な販売台数を明らかにしてきませんでした。しかしながら、このほどIDCが独自に販売チャネルからのデータを集計してリリースした「IDC Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker」レポートによると、非常に厳しい失速ぶりが明かされていますよ。
同レポートは、サードパーティー製のアプリが動くスマートウォッチの販売台数を全世界で集計。2016年第2四半期(4~6月期)におけるスマートウォッチの総販売数は約350万台となりました。そのなかでもトップを占めたのは、Apple Watchで、全体の47%となる160万台を売り上げたとのことですね。
。。。 。。。
2016年7月10日日曜日
夢の若返り薬「NMN」がついに人体実験へ
人間はどこまで暴走を続けられるだろうか。。。
ーーー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160709-00010005-giz-prod
人類の夢、若返りの薬が本当に発明されそうです。
老化を防ぐ夢のような成分、NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)が発見され、マウス実験では、寿命も延びたことが実証されました。そしてお次は人体への試験です
。。。。。。
2016年7月8日金曜日
富士フイルム、高速レスポンスを可能にしたミラーレス一眼「X-T2」
[新製品]【速報】富士フイルム、高速レスポンスを可能にしたミラーレス一眼「X-T2」
BCN 7月7日(木)15時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160707-00000003-bcn-prod
富士フイルムは7月7日、ミラーレス一眼カメラ「Xシリーズ」の新製品「FUJIFILM X-T2」を9月に発売すると発表した。価格はオープンで、税別の実勢価格は、ボディ単体が17万円前後、レンズキット「FUJIFILM X-T2/XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が21万円前後の見込み。
「X-T2」は、独自開発した有効2430万画素、ローパスフィルターレス仕様のAPS-Cサイズの「X-Trans CMOS IIIセンサー」と高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」を搭載し、「Xシリーズ」最高画質を実現した。レスポンス性能も格段に向上し、起動時間0.3秒、シャッタータイムラグ0.045秒、撮影間隔0.17秒まで短縮。また、「Xシリーズ」初となる4K動画撮影機能も搭載し、3月に発売した「FUJIFILM X-Pro2」と並ぶ、フラグシップモデルに位置づける。
発表会の冒頭に登壇した高橋 通 取締役 常務執行役員は、現在のカメラ市場について触れ、「デジタルカメラ市場は年々減少傾向だが、ミラーレス市場はデジタルカメラ市場の28%まで構成比が増大しており、単価も従来の一眼レフカメラに比べて15%ほど高い。これはユーザーがミラーレス一眼に価値を見い出している表れではないか」と語った。
ボディには、すべてマグネシウム合金を採用し、小型・軽量ながら、高い堅牢性・耐久性を実現した。7月7日から「X-T2予約キャンペーン」も実施する。
ハッセルブラッド、手のひらサイズのミラーレス中判デジタルカメラ「X1D」
その代わり、予算さえあれば、是非入手したいカメラでもあります。
ハッセルブラッド、手のひらサイズのミラーレス中判デジタルカメラ「X1D」
BCN 7月8日(金)11時27分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160708-00000001-bcn-prod
ハッセルブラッド・ジャパンは、世界初のミラーレス中判デジタルカメラ「X1D」を9月上旬に発売する。価格はオープンで、ボディのみの税別の実勢価格は100万円前後の見込み。ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店では、すでに予約を受け付けている。
一般的な35mmフルサイズのカメラより小さい、軽量・コンパクトなミラーレス中判デジタルカメラ。5000万画素のCMOSセンサを搭載し、最大14ストップのダイナミックレンジを実現する。ISO感度は100から25600。
専用レンズとして、レンズシャッターを備え、2000分の1秒までのストロボ同調が可能な新しいオートフォーカス専用の「XCDレンズ」を採用。別売のアダプタを使用すれば、従来の「ハッセルブラッドHシステム」全12レンズやレンズアクセサリも使用できる。静止画撮影には、縦横比を変えて撮影できるマルチプルイメージフォーマットを採用し、HD動画の撮影にも対応する。
XGA解像度の電子ビューファインダー、タッチパネル対応背面ディスプレイを備え、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN機能、GPS、デュアルSDカードスロットを搭載する。サイズは幅150.4×高さ98.1×奥行き71.4mmで、重さは725g。
「XCDレンズ」は、45mmと90mmの2種類を用意しており、税別価格は45mmレンズが24万8000円、90mmレンズが29万8000円。45mmの「XCDレンズ」をセットにした発売記念限定キットも用意する。
2016年7月7日木曜日
SIGMA sd Quattroが発売された!
1.3900万画素相当?
メーカー仕様を見ると、SD Quattro HのJPEG出力は[21:9]でS-HIの場合、8,768×3,752=32,897,53画素です。つまり約3290万画素です。もしかしたら、数枚を撮ってさらに合成すると、少しばかり画素数の多い画像を作れることですか。
2.測距点の9点選択モード
これだけの高画質なのに、測距点たったの9点しかないのは寂しすぎます
3.フラッシュ同調速度 1/180秒以下で同調
通常1/250のものは多いが、やや物足りない
4.ISO感度(推奨露光指数) ISO 100-6400
大体メーカーが言うISO範囲はほとんどその半分くらいまでは実用的なものです。SIGMAさんの場合は同だろうか。3200とまりだろうか。それとももっと悪いでしょうか。
5.連写速度不明?
どうケーカー仕様ページには、連写速度の記載はまったくないです。もしかしたらぜんぜん不得意でしょうか。
6.接続機能が弱い
コストを抑えるためだろうが、今はやりのWiFiやBluetoothなどのワイヤレス接続機能はまったくありません。
3900万画素相当のセンサーで切り取る光景――「SIGMA sd Quattro」の魅力
ITmedia LifeStyle 7月7日(木)0時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160707-00000025-zdn_lp-prod
CP+ 2016で衝撃のデビューをしたシグマの「SIGMA sd Quattro」。独特のデザインと圧倒的な画質、それとボディのみ約8万円という驚きの価格がネット上でも大きな話題を呼んでいる。そのシグマ初のレンズ交換式ミラーレス一眼カメラが7月7日にいよいよ発売となる。この注目のカメラをこってりとインプレッションしたい。
SIGMA sd Quattroは、すでに販売されている同社のレンズ固定式コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp Quattro」シリーズのレンズ交換式バージョンだと思っていいだろう。高精細で深みのある描写で定評のある「Foveon X3 Quattro センサー」と、シャープな描写で世界的に評価が高い、シグマのグローバルビジョンレンズ群を撮影者が自由に組み合わせて撮影できるのだ。シャッター方式やサイズ感など差違はあるが、3900万画素相当の解像度を、さまざまな焦点距離と明るさのレンズで楽しめるのは嬉しい。
SIGMA sd Quattroは、SIGMA SD1/SD1 Merrill以来のレンズ交換式カメラとなる。今回からミラーレス構造となったが、一般的なコンパクトなミラーレス一眼カメラよりボディサイズは一回り大きい。これは前述のとおり、すでに流通しているシグマグローバルビジョンレンズ群を使えるようになっているためだ。フランジバックはそのままにミラーを取り去り、コントラストおよび像面位相差オートフォーカス機能を搭載し、EVFを採用したかたちになっている。
センサーは3900万画素相当の解像度を誇るFoveon X3 Quattro センサー。描写についてはSIGMA dp Quattroシリーズで撮影されたシャープで高精細な写真でおなじみだろう。あるがままの光を捉える三層構造とローパスフィルターレス構造とで、熱狂的なファンが多いことで知られる撮像素子だ。これに大きくホールドしやすいグリップ、そして素早い操作が可能な各種ダイヤルやボタン類を配置し、デュアル液晶モニターや同社初のEVFを配してパッケージしたミラーレス一眼カメラとなっている。
操作感はどうだろうか。SIGMA SD1/SD1 Merrillを使っている撮影者なら驚くのがフォーカスの精度だ。それら一眼レフの時代には、明るいレンズの開放域でピント合わせに苦労したものだが、このSIGMA sd Quattroはその苦い思い出を過去のものにしてくれる。F1.4やF1.8という開放域でキレキレで素晴らしい絵を捉えてくれるアートラインレンズでも、実に驚きの精度で薄いピントを合わせることが可能なのだ。速度は決して超高速ではないが、快適に撮影が楽しめるように進化している。往年のシグマファンは涙するに違いない(笑)
またバッテリーの持ちも驚きだ。公称約235枚撮影できる付属の「BP-61」だが、実写テストを行ったところ、なんと430枚も撮影できた。もちろん環境や使用法によって差が出るだろうが、「シグマのカメラはバッテリーが持たない」というイメージも過去のものにできそうである。また別売のパワーグリップ「PG-41」を装着すれば、ボディ内部と合わせて3本バッテリーを収納できるので、長時間の撮影でも安心感が高まる。
起動もまずまず速い。レンズマウント部横にある電源スイッチを入れると、デュアル液晶モニターにロゴを写し出した後に撮影可能となる。もしEVF撮影しかしないのであれば、接眼部横にある切替レバーを「・FINDER」にセットしておけばより早く撮影態勢に入れる。バッファーも大幅に増やされ、12コマまでストレスなく連続撮影ができるようになった。これにより、以前の機種よりメモリーカードへの書き込み待ちが減り、モデル撮影などでもテンポ良くシャッターが切れるようになったのは本当に嬉しい。
描写は4種のラインアップを誇るSIGMA dp Quattroシリーズと同様だと思っていい。Foveon X3 Quattro センサー独特の光の質と、緻密で細かい質感表現だ。気になる高感度もほぼ同様で、ISO400までは問題なく、それ以上の感度は使用サイズによって許容できるイメージでいるといいだろう。
また「SFDモード」という超高描写モードも搭載している。1回のシャッターレリーズで7枚の露出の異なる撮影を行い、それらを合成してディテール豊かでノイズが少ない画像を生成するモードである。このモードでは三脚が必須で、動かない被写体を撮影するのが条件となる。これらについては回を改めてインプレッションしたいと思う。
さて駆け足でSIGMA sd Quattroの魅力をお伝えしたが、一番のトピックはやはり価格であろう。ボディのみ約8万円という、言わばバーゲンプライスで、3900万画素相当の超高解像度の写真を手にできるのは単純にすごい。もちろんSAマウントのシグマグローバルビジョンレンズが必要となるが、どれも性能は折り紙付きだし、他のカメラメーカーのレンズと較べて明るくユニークな製品が多い。はじめてシグマのカメラにチャレンジする人でも踏ん切りがつく価格設定に感じる。
もしSIGMA sd Quattroに魅力を感じているのであれば、早めに決断した方がいい。なぜならば、「シグマ史上かつてないほどの予約が入っている」からだ。やはり約8万円という価格にグラグラと来た人が多いらしく、ここに来てオーダーがかなり入ってるとのこと。国内出荷のあとは海外向け出荷が予定されているらしく、一時的な品薄も考えられるかもしれない。
またボディ以上に深刻なのがレンズだ。SIGMA sd Quattroはレンズ交換式なのでレンズが必須である。この需要の高まりを受けて市中の在庫が一気に品薄になっているのだ。特に人気レンズはすでにソールドアウト状態で、中古でも探すのが難しくなっている。気になっている人は急いでカメラ店を覗いてみることをお勧めしたい。
SIGMA sd Quattroは独自のFoveon X3 Quattroセンサーで見たままの光景を忠実にメモリーカードに定着できる。それを現像ソフト「SIGMA Photo Pro」で自分のイメージに合うようにコントロール可能だ。シンプルで使いやすい操作体系は撮影しやすい。
人物、特に女性はその高精細な描写から撮影が難しいというイメージがあるが、SIGMA sd Quattroのポートレートモードと「SIGMA Photo Pro」のディテールモード「Smooth」を用いると好ましい印象に仕上げられる。
シグマのカメラは代々、金属や液体の描写が得意だ。このSIGMA sd Quattroも同様で、肉眼を軽く上回る克明な描写には舌を巻く。古いバスのメタルのボディ、ペイントの厚み、リベットの立体感に注目してほしい。
夏の富士山を風景モードで。低感度が得意なSIGMA sd Quattroはこれからの夏に大活躍するに違いない。風景からスナップ、旅行まで3900万画素相当で撮りまくろう。「TRUE III」という映像エンジン2基をぶん回すSIGMA sd Quattroは、熱対策として早めに温度警告表示が出るようになっている。回路保護のための表示だがちょっと心臓に悪い。もうちょっと遅く出ていいように思った。
キットレンズの「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」は優秀だ。同じ焦点距離を持つ「SIGMA dp2 Quattro」より2段明るく、フルサイズ版換算約45mm相当で使いやすいレンジを持つ。サイズ的にもSIGMA sd Quattroにピッタリで取り回しもいい。初めての一本に最適だろう。もし他のオススメレンズを挙げるとしたら、「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art」と「SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art」だろうか。
開放F2.8やF4のdp Quattroシリーズの描写も素晴らしいが、SIGMA sd Quattroではもっと明るいレンズやズームレンズをチョイスして撮影を楽しみたい。レンズ交換式カメラとしてのメリットを最大限に生かそう。SIGMA sd Quattroはボディのみと30mmとのレンズキットで販売される。
EVFは視野率約100%で見やすい。ややグリップ側にシフトして存在するので、初めは戸惑ったが、使っているうちに気にならなくなった。SIGMA sd Quattroはシャッターボタン横の「QS」ボタンでさまざまな設定変更が可能だ。モノクロームモードにして、防波堤の釣り人と波を狙ってシャッターを切った。
海から浜に上がるモデルの佐藤杏奈さんをF1.8絞り開放で。瞳にフォーカスしたが、シグマの以前のカメラではピントが合わず苦戦したシーンがコレだ。しかしSIGMA sd Quattroなら何の問題もなくスッと合焦する。開放から高性能で明るいアートラインレンズの絞りを安心して開けていける。
2016年6月15日水曜日
パナソニックが24mm F1.4の広角大口径レンズを発表
マイクロフォーサーズセンサーで満足していれば、投資の価値がある逸品でしょう。
パナソニックが24mm F1.4の広角大口径レンズを発表
アスキー 6月15日(水)14時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160615-00000010-ascii-sci
パナソニックがマイクロフォーサーズ用レンズを発表。35mm判換算で24mm、F1.4の高性能レンズだ
パナソニックは6月15日、同社ミラーレス一眼カメラ「LUMIX」用の単焦点交換レンズ「H-X012(LEICA DG SUMMILUX 12mm/F1.4 ASPH.)」を発表した。7月15日発売予定で、税別の希望小売価格は18万円前後。
35mm換算で24mmとなる広角レンズで、非球面レンズ2枚にEDレンズ2枚、UEDレンズを1枚を採用。周辺部に起こりがちなサジタルコマフレア(光の粒が尾を引いているようになる現象)を低減し、隅々まで高精細な写真を記録できる。
本体は防塵防滴仕様で、絞りリングやフォーカス切り替えスイッチなどを搭載。絞り羽根は9枚で、美しいボケ味の表現も可能だ。重量は約335g。
2016年6月3日金曜日
カシオ計算機のデジタルカメラセット「EX-SA10 GSET」
[新製品]カシオ、スマホと連動してスイング分析を行うゴルファー向けカメラ
BCN 6月3日(金)16時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000007-bcn-prod
カシオ計算機は、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新製品として、スマートフォンによるゴルフのスイング分析が可能なゴルファー向けのデジタルカメラセット「EX-SA10 GSET」を6月17日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は4万5000円前後の見込み。
スイング動作を近距離で撮影できる16mmの超広角レンズ、屋外での撮影に適した耐衝撃・防じん・防水性能を備えたゴルファー向けのハイスピードカメラ。カメラ本体「EX-SA10」と、ミニ三脚/一脚ポール/バーマウント/スマートフォンホルダーをセットにした。
Android/iOS対応のスマートフォン用アプリ「EXILIM Connect for GOLF」を使って、リモート操作によるスイング動画のハイスピードムービー撮影が可能で、撮影したスイング動画はアドレスからフィニッシュの部分を抽出して、スマートフォンに自動転送する。
スマートフォンに転送したスイング動画は、分析用アプリ「EXILIM Analyzer for GOLF」を使って、直感的な操作でラインを引いて、アドレス、トップ、インパクトなどのポジションを把握したり、角度表示でスイングのわずかな違いを数値で比較したりと、フォームの改善に役立つ分析ができる。また、過去の自分のスイングとの比較が可能な2画面同時再生機能にも対応する。
有効画素数は1020万画素で、対応メディアはmicroSDXC/microSDHC/microSDカード。対応無線通信はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth Smart。サイズは幅60.9×高さ69.3×奥行き38.7mmで、重さは約111g。