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2016年4月5日火曜日

パナソニックがローパスフィルターレス一眼「LUMIX DMC-GX7 Mark2」を5月発売

撮像素子のことを言っていないが、マイクロフォーサーズに違いないでしょう。
多分4Kフォトを含む高速撮影(最大約40コマ/秒!)に魅力を感じる人が多いでしょう。
価格は割安感があまりないので、他の機種とよく比較しないとすぐ決心しにくい商品でもあります。

パナソニックがローパスフィルターレス一眼「LUMIX DMC-GX7 Mark2」を5月発売
アスキー 4月5日(火)14時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000015-ascii-sci
パナソニックがローパスフィルターレスの撮像素子を採用したミラーレス一眼「LUMIX DMC-GX7 Mark2」を5月に発売すると発表。手ブレ補正もパワーアップ!

 パナソニックは4月5日、ミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-GX7 Mark2」を5月18日に発売すると発表した。ボディーのみの予想実売価格は9万円前後。
 
 新機種はローパスフィルターレスの有効1600万画素 LiveMOSセンサーを採用。画像処理エンジンには新ヴィーナスエンジンを採用し、解像感や質感を維持しながらノイズを抑える。「マルチプロセスNR」が利用可能となっている。
 
 連写速度はメカシャッター時で最大約40コマ/秒、感度設定はISO 25600まで設定可能だ。
 
 機能面では、従来のモノクロームモードに加えて、階調をアップさせることでフィルムカメラで撮影したような印象的なモノクロ表現を実現する「L.モノクローム」を搭載。
 
 また、ボディー内手ブレ補正はロール方向に対応し5軸となった。これに加えてレンズ内手ブレ補正(2軸)を連携させて強力に手ブレを補正する「Dual I.S.」が利用できる。
 
 4K(30p/24p)の動画撮影が可能なほか、4K解像度の静止画を後から取得できる「4Kフォト」モードや、4Kフォトを利用してフォーカスの合っている箇所を後から選べる「フォーカスセレクト」を搭載する。
 
 約276万画素のEVFと3型(104万画素)の背面モニターを搭載。本体サイズは、幅122×奥行き43.9×高さ70.6mm、本体のみの重量は約383g。
 
 レンズキットは、「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」が付属する「単焦点ライカDGレンズキット」(予想実売価格13万円前後)と、「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」が付属する「標準ズームレンズキット」(同10万円前後)を用意する。
 

2016年4月4日月曜日

レンズにゅーん。ソニーの「RX10 III」は25倍ズームに超強化

キャノンのG3 Xとほぼ同じ仕様ではあるが、最大な違いは600mm側の開放値がF44K動画です。

これはこれで、価格も半端ない高さで、17万円くらいです!

Canon G3Xを凌駕する ソニーのRX10III「24-600mm F2.4-4」が海外で発表!によると、おもな仕様は以下の通りです。

▼DSC-RX10M3(RX10III)
・センサー:2010万画素 1.0型 Exmore RS CMOSセンサー
・レンズ:Zeiss Vario-Sonner T* (13群18枚)9枚羽根
・焦点距離(F値):24-600mm(F2.4-4.0)25倍ズーム
・フォーカスレンジ:f=8.8?220 mm(35mmの 1/2.7)
・AF性能:ファストインテリジェントAF(AF速度0.09秒)
・フィルター径:72mm
・液晶モニター:3.0型(4:3)解像度122万ドット エクストラファイン液晶
・電子ビューファインダー(EVF):0.39型 解像度235万ドット
・光学式手ブレ補正
・ISO 100-12800(拡張:ISO 25600)
・電子シャッター:1/32000 ハイスピードシャッター
・4K動画記録(XAVC S 4K、30p、100Mbps)Full HD動画記録
・ハイフレームレート記録:HFR(960fps)
・NFC、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n、2.4GHz)
・寸法:132.5 x 94.0 x 127.4 mm
・質量:1,051g(約1kg)

レンズにゅーん。ソニーの「RX10 III」は25倍ズームに超強化
ギズモード・ジャパン 4月2日(土)23時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160402-00010005-giz-prod
伸びるね!

ソニーの1.0型センサーを搭載したカメラといえば「RX100シリーズ」が有名ですが、こちらも忘れてはいけません。米ソニーは3月29日、1.0型センサーを搭載した新型レンズ一体型カメラ「RX10 III」を発表しました。

RX10 IIIは上の画像からも想像できるとおり、25倍の高倍率ズームが特徴となっています。焦点距離は24-600mm(35mm版換算)で、普段のスナップから鳥や飛行機、スポーツの撮影までワイドにこなせる一台です。

一方高倍率ズームのトレードオフとして、前モデルのRX10 M2が24-200mmの全域でF値2.8を達成していたのに対し、RX10 IIIはF値2.4~4となっています。ただし、RX10 IIIは4.5段階分の光学手ブレ補正機能が望遠撮影をアシストしてくれます。

動画については4K解像度ビデオ撮影をサポートし、その他にも1080pで960fpsのスローモーション撮影も可能です。連射性能は最大14コマ/秒で、オートフォーカス利用時は5コマ/秒。ビューファインダーには235万画素の有機ELディスプレイを搭載し、背面ディスプレイは3インチ。この辺のスペックは前モデルと変わりません。

先日ニコンは1.0型センサーを搭載した高倍率ズームカメラ「DL24-500 f/2.8-5.6」を発表しましたが、RX10 IIIはそれにガッツリ競合するモデルです。どっちも4Kビデオが撮れるし、悩ましいな~。

RX10 IIIはアメリカにて、5月に約1,500ドル(約17万円)で販売予定。日本での販売予定は不明です。

ソニー サイバーショット「RX10 III」。24-600mm超望遠25倍ズーム採用の2,010万画素1.0型センサー搭載機
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160411-00010000-ssonline-prod
Stereo Sound ONLINE 4月11日(月)13時15分配信

 最大4.5段分の光学式手ブレ補正を備える

 ソニーより、サイバーショット「RX10 III」(DSC-RX10M3)が5月20日に発売される。想定市場価格は¥170,000前後。

 本機は、新開発の光学25倍(f=24-600mm、F2.4-4.0)のツァイス バリオ・ゾナーT*レンズを搭載した高倍率ズーム機だ。なお、昨年登場した光学8倍ズーム(f=24-200mmm、全域F2.8)を備えたRX10 IIは引き続き販売される。

 さらに、羽根円形絞りをRX10 IIの7枚から9枚に増やし、F2.4~F11で絞りの形状がほぼ円形になるよう設計。これによりやわらかく美しいボケ表現を可能にしたとのことだ。

ソニー サイバーショット「RX10 III」。24-600mm超望遠25倍ズーム採用の2,010万画素1.0型センサー搭載機
EVF(電子ビューファインダー)には約235万ドットの有機ELを採用。約122.9万ドット、3インチの液晶モニターは、上107度、下42度のチルトにも対応している
 画像処理エンジンはBIONZ Xを採用。CMOSイメージセンサーにはRX10 IIに引き続き、有効画素数2,010万のメモリー一体1.0インチ積層型Exmor RSを搭載している。センサーの信号処理スピードをExmor R比で5倍以上に高速化したことで、最高1/32,000秒の高速シャッターや、毎秒約14コマの連写を実現しているのもポイントだ。

 AF(オートフォーカス)には、約0.09秒で合焦できるファストインテリジェントAFを用いている。空間被写体検出アルゴリズムによりシャッターを切る前からカメラがピントを予測し、迷いのないフォーカシングができるという。最大4.5段分の光学式手ブレ補正機能と組み合わせて、600mmの超望遠領域でもシャッターチャンスを逃さないことを狙っている。

ソニー サイバーショット「RX10 III」。24-600mm超望遠25倍ズーム採用の2,010万画素1.0型センサー搭載機
RX10 II(左。W129×H88.1×D102.2mm/770g)とRX10 III(右)。グリップを握った感じもひと回り大きくなっている
 動画撮影は4K/30pに対応。映像コーデックはXAVC Sを採用し、4Kは100M/60Mbps、フルHD/60pは50Mbpsの高ビットレートで保存できる。加えて、秒間最大960コマで撮影できるスーパースローモーション機能も備えているなど、多彩な動画撮影が楽しめる。加えて、撮影した動画からの静止画切り出しにも対応した。

2015年12月14日月曜日

本格的な映像作品にも手が届く超高感度ミラーレス機――ソニー「α7S II」

 大きいサイズのプリントをしない、鳥撮等でトリミングしないなどの使い方をメインにしていない方には、一番理想的な機種でしょう。これで、まず手振れによる失敗はほとんどなくなり、夜景や暗い環境での撮影も思う存分できるようになります。
 その上に、動画づくりも最高な画質で行えます。
 これ以上ない贅沢な製品です!


 α7三兄弟の末っ子「α7S」もmark IIになり、「α7S II」として登場した。初代「α7」は2013年11月、高画素版の「α7R」も同じ日に発表された。翌2014年の6月には画素数を抑えて高感度に振ったα7Sが登場する。そして12月に「α7 II」、翌2015年8月に「α7R II」、10月に「α7S II」と一気に6兄弟に増えたのだ。もう、見た目も似てるので、これは「おそ松さん」かと思ってしまうレベル。ボディのデザインが共通化されているとはいえ、このハイエンドクラスのフルサイズ機をこれだけ立て続けに出すとは恐るべしである。

 α7S IIは他のmark IIシリーズ同様、ボディ内手ブレ補正の追加が行われたほか、動画機能が大幅に強化された。α7Sは4K動画対応とはいえ外付けのユニットが必要だったが、α7S IIは単体での撮影が可能になった。そのあたりを念頭に置きつつ、あれこれいじってみたのである。

●高感度もすごいがダイナミックレンジもいい

 α7Sといえば超高感度ミラーレス、という側面からはじめないとどうしようもないだろうということで、そこから。α7S IIのセンサーは35ミリフルサイズで約1220万画素。α7Sと同じで、ISO感度は100から最高で102400。さらに拡張感度設定を行うと最高でISO409600にまで上げられる。

 フルサイズで1200万画素なのはα7Sだけなのだ。他社を見てみると、ニコンは「D4S」や「Df」で約1600万画素、キヤノンは「EOS-1D X」で約1800万画素とハイエンド機、特にD4SやEOS-1D Xのようにスポーツ系に強いモデルで画素数を抑えてきてるのはその用途を考えると分かるのだが、α7Sはそういう系列のカメラじゃない。

 そこが面白い。センサーサイズに比べて画素数が少ないということは、高感度に強いだけじゃなく、理屈でいえばダイナミックレンジも広くなるわけで、より階調の豊かな写真が期待できるのだ。確かにハイライト部の飛び方が滑らかで不自然さがない。これはいい。こんな太陽が入るシーンでも階調がきれいに出てる。

 右上に黒い汚れがあるのは撮影時にセンサーの汚れに気付かなかった当方のミスなので気にしないよう。暗所ではどうかというと、これでISO20000。

 夜の街でポートレート。さすがにディテールはややつぶれてざらつきはあるが十分使えるレベル。

 α7Sからの進化点としてはα7 II系共通の5軸手ブレ補正がある。α7S系は高感度に強く、ISOオート時も比較的シャッタースピードを維持しつつ感度を上げていくので、ボディ内手ブレ補正の必要性は他のシリーズに比べて高くはないけれども、ISO感度をコントロールしたり、夜間に絞って手持ちで撮ったりと、撮り方に自由度が増すのは確か。手ブレ補正非搭載の単焦点レンズや、Aマウントのレンズ、さらにマウントアダプターを介した他社のレンズやオールドレンズでも手ブレ補正が効くのはすばらしい。特にAマウントのレンズ資産を持っている人に朗報だろう。

 またISOオートは低速限界をSlowerからFasterまで5段階で選べる。1段階遅くするとシャッタースピードの低速限界が1段遅くなる感じで、ざっと使ってみた感じ、レンズ内やボディ内手ブレ補正を考慮すると、1段分遅くしてもいいくらいだ。

●グリップ部が変更され、α7 IIよりも使いやすくなった

 ボディデザインはα7 II系デザインを踏襲。前モデルとはグリップ回りの構成が変わって、グリップしやすくシャッターも押しやすくなっているのが特徴だ。

 このマウント径でフルサイズセンサーを入れてなおかつボディ内手ブレ補正も実現しているというのがすごい。グリップ部のデザインがα7 IIから変更され、より使いやすくなった(何度か、前ダイヤルを回そうとして電源を切っちゃって焦ったけど)

 ファインダーは約235万ドットのEVFで、ファインダー倍率が約0.71から約0.78へと上がり、圧倒的に大きく見やすくなった。

 背面モニターは上下に動くチルト式で3.0型、約123万ドット。相変わらずタッチパネルは非搭載。

 個人的にはタッチパネルは測距点を感覚的に指定できて便利なのだが、どうなんだろう。タッチパネルがないのなら十字キーをダイレクトフォーカスポイント移動に割り当てられるなど、AF測拠点をさっと動かせる機能は欲しいところだ。

 フォーカスポイントを動かすにはまずフォーカスエリアモードにして前後のダイヤル(これは慣れれば便利)か十字キーを使うという2ステップが必要になる。これはちょっと不満。

 操作系はさすがハイエンド機。前後に電子ダイヤル、上面に露出補正ダイヤルがあり、さらに背面のホイールとC1~C4のカスタムボタンと中央ボタンには任意機能を割り当てられる。背面のホイールはデフォルトでは未設定だが不用意に回してしまいやすい場所だからだろう。

 AF関連だけでフォーカスセット、フォーカスモード、フォーカスエリア、顔検出、瞳AFとフォーカス系の機能が多くあるのでうまく割り当てたい。

 カメラ内でアプリを実行できる「PlayMemories Camera Apps」、オートフレーミング、DROやHDR、さまざまなシーンセレクションなどは他のαシリーズと同様だ。美肌機能もしっかり搭載している。

 あとでどのモードだか分からなくなるといけないので、メモと一緒に。思い切り逆光のシチュエーションで美肌をめいっぱいかけてみた

●本格的な動画撮影機能にも注目したい

 α7S IIが他のハイエンド機と異なるのは動画への比重かと思う。ほとんどのレンズ交換式カメラが動画に力を入れているが、多くても7:3とか6:4でスチルに重きを置いている。でもα7S IIはそれが5:5くらいになっていて、どちらでも同じくらいいけますという感じだ。

 動画については4K動画もフルHD動画も画素加算のない全画素読み出しに対応しており、クオリティを重視。Super 35mm相当のフォーマット(APS-C相当サイズの16:9のフォーマット)へも対応。記録方式はXAVC Sがメインと考えていいだろう。

 フルHDで120fpsのハイスピード撮影も可能だ。何より、ピクチャープロファイルやタイムコード、動画向けのガンマなど、映像作品を撮るための仕様が埋め込まれている。実際に映像作品用のカメラとしてどうなのかは、わたしの守備範囲を越えているので専門家の言を待ちたいところだけど、動画カメラとしてのクオリティはおそろしく高いと思う。

 ただ、動画撮影ボタンがかなり横についているのはちょっと押しづらい。他のボタンに動画機能を割り当てることができるので、手持ちで撮るときは、中央ボタンなど押しやすいところに割り当てるのがよいかと思う。

 もちろんスチルカメラとしてもこのクオリティは捨てがたい。高感度もいいが、大きな画素ピッチならではのダイナミックレンジの広さがたまらんのだ。このゆとりある滑らかな階調は魅力的である。操作系に好みは分かれるかもしれないが、映像も写真もやりたい人、高い解像感より階調の豊かさや暗所での撮影性能に心引かれる人によさげ。

 まあちょっと手を出しづらい価格にはなっているけれども、スタンダードなフルサイズミラーレス機が欲しいなら価格的にも手を出しやすいα7 II、特に高画素が欲しいとか高感度が欲しいとか4K動画を撮りたいとかそういう目的があるならα7R IIやα7S IIと選択肢が広がってるのがいい。

2015年12月1日火曜日

高速連写や4K動画が堪能できるRXの高倍率ズームモデル――ソニー「RX10 II」

 価格.comでは、2015年12月1日現在137,144で、価格も「高」が付きます。
 4Kなども確かに魅力的ですね。

 ソニーが誇る1型センサー搭載ハイエンドコンパクトのラインアップ中でも、Cyber-shot 「RX10(DSC-RX10)」は、明るく高倍率のズームレンズを持つのが特徴のモデルだ。コンパクトさがウリの「RX100(DSC-RX100)」の上位モデルに当たる。ファインダー部が少し膨らんだなで肩のフォルム、内蔵EVF、24-200ミリでF2.8という明るくて高倍率なズームレンズなどがポイントである一方、EVF内蔵ミラーレス一眼と変わらない重量感の大型コンデジとなっている。

 大型コンデジという言い方は変だな。一眼スタイルのレンズ一体型カメラ、という方が似合ってる。何しろ24~200ミリ相当で全域F2.8という大口径で優れたT*コーティングのレンズを持つのである。望遠だけならパナソニックの「LUMIX DMC-FZ1000」やキヤノンの「PowerShot G3 X」の方が上だが、200ミリ相当でF2.8となると他にはないアドバンテージだ。

 中央部が少し盛り上がり、太くてしっかり握ることができるグリップを持つため、大きいけれどもその分しっかり構えて撮れるのがよい。そんなRX10の後継機……ではなく上位モデルが登場した。「RX10 II」(DSC-RX10M2)である。見た目はほとんど変わらないが中身が大きく進化した。

 「Exmor RS」と名付けられた新開発のイメージセンサーは、メモリを一体化した積層型CMOSセンサー。その特徴は「速さ」。センサーが速くなると、どんないいことがあるか。実用的な電子シャッターや高速連写や4K動画やハイスピード動画(スーパースローモーション)が実現するのである。

●新型センサーの電子シャッターは素晴らしい

 RX10 IIのセンサーは1型で約2000万画素。初代機と同じだ。特に高感度に強くなったわけでもなく、最高ISO感度も12800だ。ただ、読み出しが速い。静止画の場合、読み出しの速さは電子シャッターに効いてくる。CMOSセンサーを電子シャッターで使うと、どうしても高速で動く被写体で「ローリングシャッターゆがみ」が発生するのだ。

 例えば、某社の電子シャッターを利用可能なデジタル一眼を使い、電子シャッターで列車を撮ってみたらこうなった。

 このカメラに限らず、CMOSセンサーで電子シャッターを使うカメラは大抵(一部、ゆがみが少ないミラーレス機もあるが)、こうなる。RX10 IIも、新たにシャッター方式を選ぶことで電子シャッターが可能になったので同じ電車を撮ってみよう。

 これで撮影したのがこちら。片方が急行で片方が各停ということはなく、同じ電車である。

 このくらい違う。予想以上に違って驚いたほど。被写体がもっと速かったりもっと近かったりするとゆがみは発生するので万能ではないが、これはすばらしい。ソニーはアンチディストーションシャッターと名付けてる。電子シャッターはメカ的な動きが不要なので、シャッタースピードや連写速度を上げられるメリットがある。

 メカシャッター時は絞り開放時のシャッタースピードの上限が1/1600秒だが(F8以上なら1/3200秒)、電子シャッターだと最高1/32000秒まで速度を上げられる。1/32000秒ともなるとそうそう使うもんじゃないが、1/8000秒くらいならよく使うし、晴天下で絞り開放で撮りたいときもNDフィルタをオンにしなくてすむ。

 連写速度も速度優先連写にすると最高秒14コマまでいける。このクオリティで撮れるなら、通常はシャッター方式をオートにしておけばいいだろう。

●最も強化されたのは動画機能。

 今回、新しいセンサーを最も生かしているのは動画だ。4K動画とHFR(ハイフレームレート。要するにハイスピード動画。再生時はスーパースローモーション)が可能になった。

 4K動画のフォーマットは「XAVC S」となる。なお4K動画時はSDXCカード必須。4K動画で100Mbpsの高ビットレートで記録したいときはUHC-I(U3)規格のカードじゃないとはねられる。ちょっとハードルは高いが、まあ、あらたに64GバイトクラスのSDXCカードを買えばOKな感じだ。

 4K動画は最長29分まで記録可能だ。

 フルHD動画なら、動画を撮りながら静止画を撮れる(デュアル記録ができる)わけだが、その際、1700万画素(要するに16:9時のフル画素)で静止画を記録できる。これは素晴らしい。また電子式手ブレ補正を加えた5軸補正で手ブレを軽減してくれる。

 続いてスーパースローモーション。撮影モードダイヤルにあるHFRはハイフレームレートの略。HFRモードにすると使える。

 RX10 IIが素晴らしいのは(RX100 IVも同じだが)、フルHDサイズでのスローモーションを撮影できること。ほとんどのカメラはハイフレームレート時はサイズが小さくなるため、他の素材と一緒には使えない。iPhoneなど一部のスマホが720pでのスローモーションをサポートしている程度だ。

 RX10 IIは240fps時はほぼフルHD、480fpsや960fps時は実サイズは小さくなるが、補完してフルHDサイズで記録してくれる。画質は劣化するがどのスピードで撮ってもフルHDサイズの絵を作ってくれるのは素晴らしい。


 それぞれ同じ位置から、フレームレートを変えながら撮影し、60pで再生するスローモーション動画。エンドトリガーを使って撮影。画角や画質、動きの遅さの違いを見てほしい。これはいろいろ撮って遊びたくなる。

 また画質優先と撮影時間優先があるが、クオリティを求めるなら画質優先がよいだろう。実サイズと書き出しサイズの違いはこの表を。

 HFR時はちょっと特殊な操作系になるのでそれだけは注意。まずフォーカスを合わせて、センターキーを押す。それでスタンバイ状態になるので、タイミングを合わせて動画ボタンを押せば撮影される。撮影時間は決まっているので(画質優先時は2秒)、タイミングが重要だ。

 録画タイミングには「スタートトリガー」と「エンドトリガー」の2種類が用意されている。「エンドトリガー」にすれば、ボタンを押すとその直前の動画を記録してくれるので、決定的瞬間を狙いたいのなら、エンドシャッターにしておくとよい。

 なお、スタンバイ時は常にバッファに高速で画像を記録しているので、スタンバイのままにしておくとバッテリーをかなり消費するので注意したい。細かなクセや制限はあるが、フルHDでハイスピード動画を撮れるのは実に素晴らしい。

●ハイエンドカメラとして魅力的なボディと操作性

 最後にカメラ自体の話。カメラとしては実にしっかり作られていて安心して使える。さすがハイエンド機、というのが印象だ。ボディが大きい分、グリップはしっかりしていて構えやすいし、操作系も(個人的にはタッチパネルがないのが不満だが)よい。EVFは前モデルより画素数が上がった235万ピクセル相当の有機ELを採用。ハイコントラストで見やすくなった。

 モニターは上下にチルトするタイプ。屋外だとちょっと見づらくなるが、そのときは屋外晴天モードに切り替えるとぐっと明るくなる。

 ズーミングはシャッターボタン回りのズームレバーか、鏡胴のリングで行う。リングはMF時はフォーカスリングとなる。レンズは24-200ミリ相当で望遠にするとレンズがぐぐっとせり出てくる。

 絞りは全域で開放がF2.8と優秀。鏡胴付け根の絞りリングでコントロールする。絞りリングのクリック感はオンオフできる。動画撮影時にクリック音を入れないで絞り値を変えたいときにクリックをオフにするとよい。

 露出補正は専用のダイヤルで行い、シャッタースピードは背面にあるダイヤルを親指で回す。

 カスタマイズは豊富だ。面白いのは動画ボタンを他のキーに割り当てられること。自分が押しやすいキーを録画ボタンにできる。

 AFはAF-S、AF-C、MFに加えてDMFも使える。

 通常、鏡胴のリングはズームに割り当てられているが、MF時はこれがフォーカスリングとなる。自動拡大機能もあり、MFは使いやすい。バッテリーはmicroUSBによるUSB充電が可能。これは素晴らしい。またバッテリーの持ちもCIPA規格で400枚相当とよくなっている。ただ、4K動画やHFS動画を多用すると消耗するので注意したい。でも通電しながらの撮影も可能なので、モバイルバッテリーとMicro USBケーブル(ただし充電専用ケーブル。通信用ケーブルだとUSB接続モードになってしまう)があればなんとかなる。これは注目すべき点だ。

 見た目はRX10と変わらないが、RX10 IIの方がずっと魅力的になった。AFが速くなって快適になったとかそういう全体のブラッシュアップもあるけれども、やはり「RX10 IIじゃないと撮れない絵がある」ことだと思う。電子シャッターでもゆがみが少ない絵で高速シャッターが可能になったとか、高速連写が可能になったのはこういう望遠系のカメラでは実に魅力だし、RX10 IIのような高倍率でじっくり構えてじっくり撮るカメラだからこそ、4K動画もHFR動画も三脚をもってこういう絵をこう撮ってみようという気になる。価格は少々高いが、動画作品を撮りたい人やこの電子シャッターに魅力を感じたなら、すごく魅力的なカメラだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151201-00000039-it_camera-prod